就職・転職活動での企業選び、失敗しないための3STEP
※この記事は6分で読めます。
「転職したいけれど、どんな会社を選ぶべき?」
「就職活動で失敗しない企業選びのポイントが知りたい」
など、就職・転職活動での企業選びに関して疑問を持っている方もいるでしょう。
就職・転職活動での企業選びでは、企業選びにおける重要な前提と、企業を見極めるための要素を知る必要があります。
そこで今回は、企業選びで重要な3つのSTEP、選ぶ際の5つのチェックポイント、失敗しやすい人の特徴などを解説します。この記事を読めば、正しい企業選びのことがよくわかり、自分にぴったりな企業への就職・転職が実現します。
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1.就職・転職活動での企業選びで重要な3つのSTEP
就職・転職活動での企業選びで失敗しないためには、知っておきたい重要な3つのSTEPがあります。やみくもに企業選びをすると後悔する結果を招きかねないため、以下の3点について思考を深めるところから始めましょう。
1-1.【STEP1】就職・転職活動の軸を定める
まずは、就職・転職活動の「軸」を定めることが重要です。
就職・転職活動における「軸」とは、仕事に対して自分が何を大切にしたいか、どのような企業・環境で働きたいかという点を指します。はじめに軸を定めておけば進むべき方向性も明確化されるので、後々活動していくなかで選択に迷うことも少なくなります。
例えば、高年収を稼ぎたいという目標がある場合、「実力に応じた評価制度を導入している企業を選ぶ」ことが、就職・転職活動の軸となります。もし悩んだときには、この段階に立ち返ることで自分の思想の軸を思い出せるので、考えがブレず、スムーズな企業選びが実現するでしょう。
転職準備に関しては、以下の記事も併せてご覧ください。
1-2.【STEP2】求める条件の優先順位を決める
就職・転職活動の軸が定まったら、次は企業選びの具体的な条件と向き合うフェーズとなります。
自分が望むすべての条件を満たした企業を見つけ出すのは至難の業です。したがって、より大切にしたい条件を実現すべく、優先順位を定めていきましょう。同時に、優先度の高い条件を実現するために、妥協できる部分を明確化しましょう。
例えば、高年収の仕事にこだわる場合、「給与額・賞与額・昇給昇格制度を重視する、その代わり勤務形態はこだわらない」などです。
的確に優先順位を見極めるためには、まず条件を徹底的に洗い出す必要があります。まずは制限を設けずに、思いのままに理想の条件を書き出してみる作業をおこないましょう。
転職の条件については、以下の記事も併せてご覧ください。
1-3.【STEP3】企業の情報を収集する
企業選びに求める条件が定まったら、実際に求人情報を検索し、企業情報を集めていきましょう。いきなり1~2社に絞り込もうとせず、まずは幅広くさまざまな企業を見ていくと企業選びのコツも身についていくはずです。
万が一、転職サイトで自分の条件に合致した企業が見つからなかった場合は、優先順位を見直したり条件を検討し直したりして、理想の企業を見つけていきましょう。
応募したい企業が見つかった場合は、転職サイトの募集要項だけでなく、企業の公式Webサイトやサービス・製品の口コミ情報などをインターネットで検索してみましょう。自社視点だけでなく、第三者による客観的視点の情報が得られます。
また最近では、元社員が職場環境や待遇などについて書き込みできる口コミサイトもいくつか確認できます。社風や働きやすさについて、転職サイトや公式Webサイトでは絶対に手に入らない、よりリアルな情報を集めることも可能です。ただし、書き込みはあくまで書き込んだ人の主観であるため、参考程度にとらえておきましょう。
2.応募企業を選ぶときの5つのチェックポイント
ここからは、応募企業を選ぶ際の5つのチェックポイントをご紹介します。慣れれば自然にこなせるようになりますが、はじめのうちは一つずつ意識していきましょう。
2-1.経営方針と事業内容をチェックする
まずは経営方針と事業内容を確認しましょう。企業が何を掲げて経営をおこない、どのような目的達成のために事業展開をしているのかを知ることは、就職・転職活動の企業選びにおいて非常に重要なポイントです。
事業内容が同じ企業が2つあった場合、第三者からは一見同じような企業に見えるでしょう。しかし社内の実態は、社風や労働環境、行動指針、営業方針、顧客対応方針などが大きく異なることが想定され、働くうえでは大きなギャップとなってしまう可能性があります。
経営方針や事業内容についての理解を深めることは、納得できる企業選びの実現には必要不可欠なのです
【経営方針や事業内容のチェックポイント】
- 掲げている経営方針・企業理念は何か
- 現在展開している事業は何か
- 提供しているサービスや商品は何か
- サービスや商品のターゲットは誰か
- 顧客への販売方法や提供方法は何か
- 今後作ろうとしている新規事業はあるか
2-2.業界内でのポジションをチェックする
応募を検討する企業が業界内でどのようなポジションに位置しているかのチェックも重要です。「他社には真似のできない唯一無二のユニークなサービスを展開している企業で働きたい」と望むなら、単に大企業を選べば良いというわけではなくなります。
企業選びにおいては、ただ一つの条件に偏ってしまうと後悔を招くリスクが高まります。応募候補の企業が業界内でどのようなポジションにいるかを知ることは、多角的な視点を持つきっかけにもなるので、ぜひ意識してみましょう。
【業界内でのポジションのチェックポイント】
- 業界内でのシェアをチェックする
- 競合他社より優れている点をチェックする
- なぜ今のポジションなのかをチェックする
- なぜその企業のサービスや商品が選ばれているのかをチェックする
2-3.企業の成長性や将来性をチェックする
企業の成長性や将来性の見極めも、就職・転職活動の企業選びでは重要です。どんなに魅力的に映る企業でも、成長性や将来性に欠けていては長く勤めることが難しくなってしまいます。
経営方針やビジョンも重要ですが、ここではあくまでも具体的な数値を参考にするのが確実です。
- 社員数
- 正社員や契約社員、アルバイトなどの比率
- 営業拠点数
- 過去数年の年間売上高の推移
- 上記それぞれの増加幅の見込み
2-4.社風や企業文化をチェックする
長く働くうえでは、社風や企業文化が自分にマッチしているかも確認しておきたいところです。例えば、ベンチャーのように活気のある雰囲気のなかで働きたい人には、昔ながらの日本の大企業のような雰囲気は向かないでしょう。
ただし、社風や企業文化のようなコアな情報は、求人情報からはなかなか読み取れません。面接時に直接質問したり、職場見学をさせてもらったりして、できる限り社員の生の声を集めるのが確実です。
【社風や企業文化のチェックポイント】
- 社内に活発な雰囲気があるか
- 働く環境はどんなところか
- 働いている社員の年齢層、男女比率
- 企業がどんな人材を求めているか
- 社内行事やイベントはあるか
2-5.福利厚生や待遇をチェックする
企業選びの条件に福利厚生や待遇面を挙げる人は数多くいるでしょう。優先順位も踏まえながら、自分の条件に近い企業であるかどうかをチェックしてみてください。
すべて理想通りの企業と出会うのは難しいかもしれませんが、「ここまでなら妥協できる」というラインが自分のなかにあるはずなので、条件と合わせて妥協ラインも明確にしておきましょう。
例えば、しっかり休暇を取りたいという場合は、働く時間が抑えられるぶん、他社の同年代よりも年収が低くなる可能性もあります。十分な休暇の取得の代わりに年収を妥協できるかという点が重要になってくるので、自分なりのラインを把握しておきましょう。
【福利厚生や待遇のチェックポイント】
- 給与はいくら貰えるのか
- 残業代は出るのか
- 賞与は出るのか
- 休日は年間何日あるのか
- 有給休暇取得率は高いか
- 出産や育児への支援はあるか
- 研修制度はあるか
- 副業は禁止されていないか
3.企業選びで失敗しやすい人の特徴
最後に、企業選びで失敗しやすい人の特徴をご紹介します。自分が以下3点のいずれかに該当する場合、現時点では企業選びの失敗を招くリスクが高いので、意識して改善を試みましょう。
3-1.給与や年収だけを見て企業を選ぶ人
給与や年収額だけを基準に企業選びをしている人は、企業選びで失敗しやすい人の典型例です。
高収入には相応の理由があることを理解しなければなりません。高度な専門スキルが必要、長時間労働や休日出勤が多い、営業ノルマが厳しいなど、何らかの理由があるはずです。
高収入である理由に対してストレスやプレッシャーを感じない場合は良いですが、そうでない場合は常に悩みや不安に苛まれ、苦しい精神状態で働き続けなければなりません。
高収入はたしかに魅力的ですが、その理由にも目を向けて冷静な判断を心がけましょう。
3-2.業界や職種を絞りすぎている人
狙っている業界や職種が限定的過ぎる人も、後々企業選びの失敗を自覚する可能性があります。企業の選択肢が狭まることになるので、本当に自分にマッチした企業を逃してしまう可能性があるといえます。「業界や職種を絞り込むことで、より早く確実に自分に合った企業選びができるのでは」と思っている人もいるかもしれませんが、実は逆だと理解しましょう。
まずは広い視野で企業を探していくことが、就職・転職活動においては重要です。絞り込みは最終段階でおこない、自分で自分のチャンスを奪わないよう心がけましょう。
3-3.制度の取得率を把握していない人
企業が用意している各種制度の取得率を事前に把握できていない人も、企業選びの失敗を招くリスクが高い人です。制度として用意されていても実際は名ばかりで、「過去取得した人は誰もいない」という実態も良くある話です。
新たな制度を導入しても、職場環境的に利用しにくい雰囲気だったり、社内制度の利用になかなか首を縦に振らない上司がいたりすると、取得率は向上しません。しかし、社内規定で設けられている制度であれば、周囲の反応に関わらず取得して問題ないはずです。
「気にせず取得を申請できる」という意思を持っている人なら良いですが、実際に働き始めないとわからない状況もあるのが実際のところでしょう。したがって、制度の有無だけでなく、取得率がどの程度かも確認しておく必要があります。
4.就職・転職活動の企業選びに「転職サポート」がおすすめな理由
就職・転職の企業選びで失敗したくない、より自分にマッチした企業を選びたいという人は、「転職サポート」の利用がおすすめです。
転職サポートとは、転職サイトや転職エージェントが提供する無料のサービスです。求職者一人ひとりの希望を踏まえ、最適な企業の紹介が受けられます。また、就職・転職活動で生じる困り事に対してのサポート体制も万全なので、相談も随時可能です。
さらに、企業選び・求人紹介・面接対策・面接日程の調整など、通常なら一人でこなさなければならない作業も、すべて転職サポートが代行してくれます。
JOBPALでも、随時無料面談を受け付けています。少しでも就職・転職活動の企業選びに不安や迷いがある場合は、以下ページから無料相談へお申し込みください。
5.まとめ
就職・転職活動における企業選びとは、数ヵ月後、数年後も満足感をもちながら働いていくために非常に重要な工程です。つい盲目的になってしまう瞬間もあるかもしれませんが、自分に軸をもちブレずに活動を進めていけば、自分にふさわしい企業選びが実現します。
時間が惜しい、面倒などと思わずに、ぜひこの記事でご紹介した内容を一つずつこなしてみましょう。
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