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更新日:2025年03月10日

履歴書の「現在に至る」の意味と書き方・使い方を徹底解説

履歴書の「現在に至る」の意味と書き方・使い方を徹底解説

この記事で分かること

  • 履歴書に記載する「現在に至る」は、在職中を意味する
  • 退職後に求職活動をおこなっている場合、「現在に至る」は記載しない
  • 「現在に至る」と記載する場合でも、「以上」は必ず記載する
  • 新卒入社の求人へ応募する場合は、「現在に至る」の記載は不要で、卒業予定日を記載する
  • 「現在に至る」の書き忘れのみを理由に不採用になる可能性は低いが、マイナスな印象を与える可能性がある

※この記事は4分で読めます。

「履歴書の「現在に至る」はどういう意味?」
「履歴書の「現在に至る」はどう使う?」
など、履歴書の「現在に至る」に関して疑問を持っている方もいるでしょう。

履歴書の「現在に至る」は、現在も在職中であることを意味するものです。

今回は、履歴書で使う「現在に至る」の意味や具体的な使い方、履歴書の「現在に至る」に関するQ&Aなどを解説します。この記事を読めば、履歴書で使う「現在に至る」の意味や使い方がわかり、履歴書をスムーズに作成できるでしょう。

1.履歴書の「現在に至る」の意味

履歴書に記載する「現在に至る」は、在職中を意味するものです。直前に記載している職場で現在も働いていることを示します。

例えば、「2024年 4月 株式会社○○ 入社」と記載した次の行に「現在に至る」と記載した場合、2024年4月に入社後、現在も株式会社○○で働いていることを伝えられます。

職歴がない場合や退職後に求職活動をしている場合、「現在に至る」は記載しません。

2.履歴書の「現在に至る」と「以上」の書き方・使い方

履歴書に「現在に至る」と記載する場合、セットで「以上」の記載も必要です。「以上」には、職歴についてこれ以上記載する情報がなく、書き忘れがないことを伝える意味があります。

「現在に至る」は在職中に記載する、「以上」は在職中か退職後かに関係なく記載すると覚えておきましょう。

ここからは、履歴書に記載する「現在に至る」と「以上」の書き方・使い方について、ケース別に詳しく解説します。

2-1.退職日がわからない場合

職歴
2024 4 株式会社○○ 入社
 営業部にて新規顧客開拓を担当
現在に至る
以上

退職日がわからない場合は、上記のように現在の職歴の下に「現在に至る」と記載し、その次の行に右寄せで「以上」を記載しましょう。

退職日がわかっていないため、記載が必要な情報は他にありません。

2-2.退職日が決まっている場合

職歴
2023 4 株式会社○○ 入社
 営業部にて新規顧客開拓を担当
現在に至る(2025年3月31日 退職予定)
以上

退職日が決まっている場合は、上記のように「現在に至る」の右横にカッコ書きで退職予定日を記載しましょう。

企業にとっては応募者がいつから就業可能かは重要な情報のため、退職日が決まっている場合は履歴書に記載しておくと親切です。

なお、職歴欄に記載せず、本人希望欄に「20XX年X月X日に退職予定。X月X日より就業可能です」と記載しても問題ありません。

2-3.退職済みの場合

職歴
2023 4 株式会社○○ 入社
 営業部にて新規顧客開拓を担当
2024 12 一身上の都合により退職
以上

直近で働いていた企業をすでに退職している場合、「現在に至る」は記載しません。退職時期と退職理由を記載した次の行に右寄せで「以上」のみを記載しましょう。

2-4.書く場所がない場合

職歴
2020 4 株式会社○○ 入社
 営業部にて新規顧客開拓を担当
2022 9 一身上の都合により退職
2022 10 ××株式会社 入社
 ××支社営業部にて既存顧客への企画・提案業務を担当
2024 3 一身上の都合により退職
2024 4 株式会社□□ 入社
 営業部にて営業事務を担当
現在に至る                以上

職歴が多く、書く場所がない場合は、「現在に至る」と「以上」を同じ行に記載してかまいません

すでに退職している場合は、「一身上の都合により退職」といった退職理由を記載した行に「以上」と記載しましょう。

なお、行が余らない場合は、最後の職歴に関する詳細を記載した行の右横に「現在に至る」「以上」と記載して問題ありません。

3.こんなときも「現在に至る」を使えるの?

ここでは、履歴書で「現在に至る」を使える特別なケースについて解説します。

3-1.退職日までの有給取得中

退職日まで有給休暇を取得し、出勤していない場合でも、職場に在籍していることにはなるため、「現在に至る」と記載しましょう。

先述の「退職日が決まっている場合」の例と同様、「現在に至る(2025年3月31日 退職予定)」のように退職予定日をカッコ書きする形で記載します。

なお、履歴書に有給休暇で休んでいる旨を記載する必要はありません。

3-2.アルバイト・パート、派遣社員の場合

アルバイトやパート、派遣社員などの非正規雇用であっても、在職中であれば「現在に至る」を記載しましょう。

例えば、「20XX年X月 株式会社○○ 入社 (アルバイト)」と記載した次の行に「現在に至る」と記載します。

なお、派遣社員の場合は職歴の書き方が以下のようになります。

職歴
2024 4 株式会社○○(派遣元)より××株式会社(派遣先)へ一般事務業務で派遣
現在に至る
以上

上記のように、派遣社員の場合は「入社」という表現を使わず、「(派遣元)より(派遣先)へ○○業務で派遣」と記載しましょう。「現在に至る」と「以上」の書き方は、他の雇用形態と同じです。

3-3.フリーランス・自営業の場合

フリーランスや自営業の場合でも、「現在に至る」は使えます

すでに廃業している場合は「以上」のみでかまいませんが、現在もフリーランスや自営業で活動中の場合は「現在に至る」を必ず記載しましょう。

4.履歴書の「現在に至る」に関するQ&A

ここでは、履歴書の「現在に至る」に関してよくある質問と回答をまとめました。

4-1.履歴書をパソコン・手書きのどちらで作成する場合も「現在に至る」や「以上」を書く場所は同じですか?

履歴書をパソコンと手書きのどちらで作成する場合も、「現在に至る」と「以上」を書く場所は同じです。

「現在に至る」は在職中の職歴を記載した次の行の左端、「以上」は「現在に至る」を記載した次の行の右端に記載します。なお、行が余っていない場合は「現在に至る」を記載した行の右端に記載可能です。

4-2.新卒入社の求人に応募する場合、学歴欄に「現在に至る」を書いたほうがいいですか?

新卒入社の求人に応募する場合は、学歴欄に「現在に至る」とは記載しません

一般的に「現在に至る」は職歴欄に使用するものです。新卒入社の求人に応募する場合は、「現在に至る」ではなく、在学中の学校の卒業予定日と「以上」を記載しましょう。

なお、職歴には正社員としての職歴を記載するため、在学中のアルバイト経験を職歴に書く必要もありません。新卒入社の求人に応募する場合の職歴欄は、基本的に「なし」と記載します。

4-3.履歴書に「現在に至る」を書き忘れてしまいました。不採用になるのでしょうか?

在職中にも関わらず「現在に至る」を書き忘れてしまった際、書き忘れだけを理由に不採用になる可能性は低いでしょう。

しかし、「現在に至る」を書き忘れたことで、「基本的なマナーを把握できていない」「丁寧さに欠ける」などの印象を与える可能性があります。

また、「現在に至る」が書かれていない場合、前職を退職済みですぐに就業可能であると採用担当者に誤解されるかもしれません。

このように、「現在に至る」を書き忘れてしまうと、マイナスな印象を与える可能性がある他、誤った情報を伝えることになります。そのため、「現在に至る」だけでなく、履歴書に書き間違いや書き漏れなどの不備がないか、提出前に確認することが大切です。

5.まとめ

履歴書に記載する「現在に至る」は、在職中を意味するものです。そのため、退職後に求職活動をおこなっている場合は、「現在に至る」と記載する必要はありません。

また、在職中で「現在に至る」と記載する場合、セットで「以上」を記載することも忘れないようにしましょう。

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