面接対策
更新日:2024年11月01日

Web面接はスマートフォンで受けても大丈夫?準備や置き方、失敗例を紹介

Web面接はスマートフォンで受けても大丈夫?準備や置き方、失敗例を紹介

この記事で分かること

  • 企業側からデバイスの指定がなければ、スマートフォンでもWeb面接を受けられる
  • 使用するアプリのダウンロードや電波状況のチェックなど、事前準備をしっかりおこなう
  • Web面接の当日には、スタンド・三脚の使用やマナーモードの設定をするのが望ましい
  • よくあるWeb面接の失敗例を知り、自分の面接に活かすことが大切

※この記事は6分30秒で読めます。

「スマートフォンでもWeb面接を受けられる?」
「Web面接を受けるときの注意点は?」
など、スマートフォンでのWeb面接に関して疑問を持っている方もいるでしょう。

企業側から特別な指定がない場合は、スマートフォンでもWeb面接を受けられます。ただし、面接をスムーズに終えるためには、スマートフォンならではの注意点を押さえることが重要です。

今回は、Web面接をスマートフォンで受けるときの準備や気をつけるべきこと、よくある失敗例などを解説します。この記事を読めば、スマートフォンによるWeb面接に万全な体制で臨めるようになるでしょう。

1.Web面接はスマートフォンで受けても大丈夫?

Web面接はスマートフォンでも受けられます。ただし、企業側から「パソコンで受けてください」といった指示がある場合は従う必要があります。

基本的にはスマートフォンでも問題ありませんが、スマートフォンで受ける際は以下のような注意点を押さえる必要があります。

  • どのデバイスを使うかより内容が大事
  • パソコンがあれば使用するほうが無難

それぞれ詳しく説明します。

1-1.どのデバイスを使うかより内容が大切

Web面接は、どのデバイスで受けるかよりも面接の内容のほうが大切です。

そもそも面接の内容はWebでも対面でも変わりません。採用担当者は数十分という限られた時間の中で、応募者の見た目の第一印象や受け答えの仕方、コミュニケーション能力などを判断します。

よって、スマートフォンかパソコンかといったデバイスに気を取られるのではなく、自信を持ってWeb面接に臨めるよう、事前準備をしっかりすることが重要です。

1-2.パソコンがあれば使用するほうが無難

自宅にパソコンがあるなら、パソコンで受けたほうが無難です。なぜなら、Web面接に使うシステムやWeb会議アプリが自分のスマートフォンに対応しておらず、スマートフォンだとスムーズに面接を受けられない可能性があるからです。

また、パソコンのほうがスマートフォンより画面が大きいため、採用担当者の表情がよく見えるというメリットもあります。

相手の表情がよく見えたほうが、採用担当者の反応がわかってコミュニケーションが取りやすく、結果として伝えたいことをうまく話せる可能性が高いです。

2.スマートフォンを使ってWeb面接を受ける際の準備

自宅にパソコンがなく、スマートフォンでWeb面接を受ける際に必要な事前準備は、以下のとおりです。

  • 使用するアプリをダウンロードする
  • Wi-Fiや電波の状況を確認しておく
  • 事前にスマートフォンを充電しておく
  • 静かで明るい部屋を確保する
  • 緊急連絡先を確認しておく

それぞれ詳しく説明します。

2-1.使用するアプリをダウンロードする

企業側から指定されたアプリがスマートフォンに入っていない場合は、まずはアプリをダウンロードしましょう。一般的にはZoomやMicrosoft Teams、Google MeetなどがWeb面接に用いられます。

会議アプリをダウンロードしたら、必要に応じてアカウントを作成し、ログイン情報を取得します。

カメラとマイクなどの設定は、ダウンロードした段階と、Web面接の直前の2回確認しておくと安心です。設定したつもりでも抜けていることがありますし、面接前にも確認する癖をつけておくことで、気持ちに余裕を持って面接に臨めます。

2-2.Wi-Fiや電波の状況を確認しておく

安定したネットワーク環境でWeb面接をおこなうために、Wi-Fiや電波の状況が良好かどうかも確認 しておきましょう。

Web面接の途中で通信が途切れてしまったり、通信状態が重く画面が動かなくなったりすると、気持ちが動揺して満足のいく状態で面接を終えられないかもしれません。

自宅でWeb面接を受けるときは、Wi-Fiルーターに近い部屋で受けるなど少しでも電波状況が良い環境にするのがおすすめです。

2-3.事前にスマートフォンを充電しておく

面接の途中でスマートフォンの充電がなくなることがないよう、事前に充電もしっかりしておきましょう。

スマートフォンを充電しつつ面接を受けることも可能ですが、充電中のスマートフォンは有線のイヤホンを挿せなくなったり、コンセントの位置やケーブルの長さの関係で、画角の調整がしづらくなったりすることもあります。

また、面接の途中で充電が切れそうになると、気持ちが焦ってその後の受け答えにも影響しかねないので、完全に充電しておくことがおすすめです。

2-4.静かで明るい部屋を確保する

Web面接を受けるときは、静かで明るく、背景がシンプルな部屋を確保することが重要です。

暗い部屋だとこちらの表情がよく見えなかったり、表情まで暗く見えたりする可能性があります。また、テレビの音などが聞こえる騒々しい部屋だと、採用担当者からの質問が聞こえない危険性もあります。

時間帯によっても異なりますが、日中であれば日の光が差し込む部屋、夜間であれば照明などが明るい部屋を選ぶと良いでしょう。さらに、シンプルな背景であれば、採用担当者に余計な情報が伝わらなくなります。

なお、家族がいる場合は事前に面接の時間を伝えて、その時間帯は静かにしてもらう、外に出てもらうなどの対処が必要です。

2-5.緊急連絡先を確認しておく

万全に準備していても、アプリが正常に動作しなかったり、スマートフォンの電源が落ちてしまったりなど、Web面接当日にトラブルが発生する可能性はゼロではありません。

せっかくのWeb面接の機会を無駄にしないためにも、事前に企業側の緊急連絡先を確認しておきましょう。万が一トラブルが発生した場合は、面接の時刻よりも前に現状報告と謝罪の連絡を入れるように心がけます。

トラブルが起きてもその後の対応次第で、面接の機会を再び設けてもらえたり、開始時刻を遅らせてもらえたりすることもあります。

また、問題が起きた際に採用担当者の理解を得やすくなるよう、事前のメールなどでのやりとりにおいて、スマートフォンを使って面接を受けることを伝えておくのもおすすめです。

3.Web面接を受ける際のスマートフォンの置き方

Web面接を受ける際のスマートフォンの置き方のポイントは、以下のとおりです。

  • スタンドや三脚を使う
  • 横向きで置く
  • 自分の顔の高さに合わせる

それぞれ詳しく説明します。

3-1.スタンドや三脚を使う

スマートフォン用のスタンドや三脚を使って、スマートフォンを固定して面接を受けるのがおすすめです。

固定せずに手でスマートフォンを持って面接を受けると、画面がブレるだけでなく、手がふさがっているためメモを取るのも難しくなります。

また、ブックタイプのカバーをしていればある程度固定できますが、何かの振動で本体がズレたり、パタンと閉じてしまったりして不安定です。

スタンドや三脚は、Web面接だけでなく、就業中やプライベートでも使用する可能性があるため、ぜひ一台用意しましょう。

3-2.横向きで置く

採用担当者の多くはパソコンを使って、Web面接をおこないます。そのため、自分の映る画面が広くなり、採用担当者から見たときの違和感を少なくできるよう、横向きでスマートフォンを置くのがおすすめです。

また、スマートフォンを横向きで置くと画面が横に広くなる分、身振り手振りも伝わりやすくなるメリットもあります。

横向きでスマートフォンを固定するためには、単に壁などに立てかけるのではなく、スタンドや三脚の使用がおすすめです。

3-3.自分の顔の高さに合わせる

スマートフォンを自分の顔と同じ高さに置くことで、採用担当者と違和感なく目線を合わせられます。

顔よりも低い位置にスマートフォンがあると、採用担当者を見下ろすような姿勢になってしまい、また顔よりも高い位置だと上目遣いになってしまって相手の顔が見づらいです。

目線が自然に合っていた方が相手に変な印象を与えていないか気にしなくて済み、面接に集中できます。

4.スマートフォンでWeb面接を受ける際には音に気をつける

スマートフォンでWeb面接を受けるときには、映り方だけでなく、音にも注意する必要があります。チェックポイントとしては、以下のとおりです。

  • 雑音が入らないようイヤホンを使う
  • マナーモードにしておく
  • ネットカフェを利用するのも手

それぞれ詳しく説明します。

4-1.雑音が入らないようイヤホンを使う

面接中はスマートフォンのスピーカー機能を使って会話することもできますが、外部の雑音が入りやすいため、マイク付きのイヤホンを使うのがおすすめです。

外からの雑音が入ると、採用担当者からの仕事の説明や質問を聞き取りづらくなり、適切な受け答えができなくなる可能性があります。

また、マイク付きであれば、採用担当者に自分の声をより鮮明に伝えやすくなるのがメリットです。

4-2.マナーモードにしておく

面接中に着信や通知音が鳴らないよう、必ず事前にスマートフォンをマナーモードにしておきましょう。

面接中に着信が入ると面接が中断してしまう場合もあり、またLINEなどアプリの通知音が何度も鳴るとお互い気になってしまいます。採用担当者への配慮ができない応募者と見なされ、面接結果に影響する可能性もあります。

採用担当者に迷惑をかけないよう、また余計なリスクを負わずに済むよう、必ず面接前にマナーモードやアプリの通知の設定を確認してください。

4-3.ネットカフェを利用するのも手

自宅だと雑音が気になったり、家族がいて落ち着かなかったりする場合はネットカフェを利用するのも一つの手です。

大勢の利用者がいるネットカフェでも、個室のあるところであればWeb面接を受けられるでしょう。最近ではWeb面接に使えるカメラやヘッドセットの貸し出しが可能なところや、Web面接専用ルームが用意されているところもあります。

5.Web面接でよくある失敗の例

事前準備の詰めが甘かったせいで、Web面接に失敗することは避けたいものです。Web面接によくある失敗例としては、以下のようなものが挙げられます。

  • アプリが重く入室できない
  • 面接中に家族が映り込む
  • 用意したメモに視線が行き過ぎる
  • プライベート感があるアイコン
  • 上はスーツ、下はスウェット

それぞれについて詳しく説明します。

5-1.アプリが重く入室できない

スマートフォンのアプリが重くてなかなか起動せず、入室に時間がかかることがあります。指定された面接時間ちょうどに入ろうとした場合、接続がうまくいかないと採用担当者を待たせることになってしまいます。

また、なかなか入室できないことで焦ってしまうと、うまく接続されたとしても、その後のメンタルに影響を与えかねません。

Web面接を受けるときは余裕を持ってアプリを立ち上げておき、遅くとも面接開始時間の5分前には入室するよう心がけましょう。早く入っておいて採用担当者を待つくらいが適切です。

5-2.面接中に家族が映り込む

自宅でのWeb面接の場合、家族が映り込んでしまうこともあります。

まずは面接を受ける時間を家族に伝えておくほうが良いですが、忘れてしまうこともあるため、面接中は部屋に鍵をかけるといった対応が必要です。

また、鍵がかかっていると家族が不思議に思い、声掛けやノックをしてくる可能性もあるため、事前に部屋のドアに張り紙を貼っておくと安心です。

5-3.用意したメモに視線が行き過ぎる

対面の面接と違って、Web面接の場合は手元に事前に用意したメモを置いて話せます。しかし、採用担当者は応募者の表情を見ながら面接をおこなうため、目線が下にばかり行くと違和感を与えてしまいます。

メモを用意すること自体は良いですが、話すことはなるべく覚えておいて、あくまでも何を話すか忘れてしまったときに見るもの、という役割に留めておくのが無難です。

なお、臨機応変な受け答えが可能かどうかも採用担当者はチェックしているため、メモの内容そのままではなく、質問に合わせて表現を変える癖をつけると良いでしょう。

5-4.プライベート感があるアイコン

普段から使っているアプリやツールでWeb面接を受ける際、設定しているアイコンにプライベート感が出過ぎて稚拙な印象を与えてしまう場合があります。

恋人との写真、ペット、好きなキャラクターやアイドルなどのアイコンになっている場合は、証明写真のようなビジネスシーンにふさわしいアイコンにすることがおすすめです。

各アプリのヘルプページなどにある手順を参考にして、事前にアイコンを変更しておきましょう。

5-5.上はスーツ、下はスウェット

スーツで働く仕事に応募した場合は、Web面接であっても、企業側から指定がなければスーツを着て面接を受けるのが無難です。

よくある失敗として、上だけスーツを着て、下はスウェットを履き、面接終わりに画面を切り忘れ、立ち上がった瞬間にスウェットが映ってしまうことがあります。面接中、画角を調整した際にスウェットが映り込んでしまうパターンもあるでしょう。

スウェットが映り込むと、採用担当者に対して、真剣に面接を受けていないといった誤解を与えてしまう可能性があります。画面に映らないからといって油断せずに、スーツをしっかり着用して面接に臨みましょう。

6.まとめ

面接において重要なのはあくまで内容であり、企業側からデバイスの指定がなければ、スマートフォンでもWeb面接を受けられます。

事前の準備として、Web面接に必要なアプリやツールのダウンロードや、電波状況の確認といった対応をしっかりとおこなうことが重要です。

また、面接当日には、スタンドや三脚を使ってスマートフォンが動かないように固定したり、雑音が入らないようイヤホンを使ったりといった工夫が必要です。

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