産後でも働きやすい仕事って？おすすめの仕事例や探す際のポイントを解説

• # 仕事内容
• # 就職
• # 転職

※この記事は6分で読めます。

「産後でも働きやすい仕事って？」
「産後でも働きやすい仕事の探し方が知りたい」
など、産後の働き方について不安を持っている方もいるでしょう。

産後でも働きやすい仕事には、勤務時間や休日を調整させやすい、周囲に理解者が多いなどの特徴があります。また、柔軟な働き方ができる企業や、育休・産休の取得実績がある企業などは、育児と仕事の両立がしやすい環境が整っている可能性が高いです。

今回は、産後でも働きやすい仕事の見極め方やおすすめの仕事例、産後でも働きやすい仕事を探す際のポイントなどについて詳しく解説します。この記事を読めば、産後でも働きやすい仕事の具体例がよくわかり、自分に合った働き方がイメージできます。

1.産後でも働きやすい仕事って？

産後でも働きやすい仕事にはさまざまなものがありますが、具体的な働きやすさの程度は、会社の制度や職場環境によって大きく異なります。

以下のような条件が整っている職場は、産後の女性でも比較的働きやすい環境であるといえるでしょう。

• 時短勤務ができる
• 土日祝日が休み、または休日の希望が出せる
• 実際に産後復帰して働いている先輩ママがいる
• 業務のサポート体制が充実している

また、産後でも働きやすい仕事に就くには、仕事内容だけでなく、雇用形態ごとの特徴についてもしっかり理解しておく必要があります。

例えば、フルタイムの正社員として働く場合も、企業によっては在宅勤務やフレックス制度を利用できます。そのような制度をうまく活用すれば、子どもの急な体調不良や、保育園や学校の行事などにも柔軟に対応できるでしょう。

また、アルバイトやパートで働く場合は、正社員よりも勤務時間や休日の自由度が高いため、より仕事と育児を両立させやすい傾向にあります。

以下の記事では、産後の仕事復帰の時期や、復帰後の具体的な働き方について詳しく解説しています。産後の仕事復帰に不安を抱えている方は、ぜひ参考にしてください。

2.産後でも働きやすい仕事の見極め方

産後でも働きやすい仕事かどうかを見極める方法として、以下の3つが挙げられます。

• 勤務形態を確認する
• 残業の有無を確認する
• 育休や産休を使った人の有無を確認する

それぞれについて、詳しく解説します。

2-1.勤務形態を確認する

産後でも働きやすい仕事かどうかを見極めるためには、職場がどのような勤務形態を採用しているかを事前にしっかりと確認することが大切です。

企業によっては時短勤務ができる期間が限定的であったり、在宅勤務を認めていないところもあります。

フレックス制度やリモートワークを導入しているなど、勤務形態が柔軟な企業ほど、産後でも働きやすい仕事ができる可能性が高いでしょう。

2-2.残業の有無を確認する

残業があるかないかで、産後の働きやすさは大きく異なります。産後でも働きやすい仕事であるかを判断するには、職場の残業の有無についてよく確認しておきましょう。

残業が頻発する職場で働くと、保育園のお迎え時間に間に合わず、段々と仕事と育児の両立が困難になってしまう可能性があります。

産前の職場に復帰する場合は、残業を考慮してもらえるか、復帰前に上司に確認しておくことをおすすめします。また、あらたに仕事に就くことを検討している場合は、選考の段階で具体的な月の残業時間を企業側に詳しく聞いておきましょう。

2-3.育休や産休を使った人の有無を確認する

産後でも働きやすい仕事かを見極めるには、過去に育休や産休を利用して職場復帰した方がいるかを確認することも大切です。

育休・産休の取得実績が高く、産後仕事復帰した方が多くいる職場は、産後の女性の働き方に対する理解があり、長期的に働き続けられる環境が整っている可能性が高いです。

実際に職場の上司や先輩が育休・産休制度を利用していた経験があれば、復帰後の働き方についての相談もしやすいでしょう。

現在産休・育休中の方で、育児と仕事の両立が難しそうな職場に在籍している方は、休暇中に転職に向けて動き出すのも選択肢の一つです。

以下の記事では、産休や育休中の転職事情について詳しく解説しているので、気になる方はぜひ参考にしてください。

3.産後でも働きやすいおすすめの仕事例

産後でも働きやすいおすすめの仕事として、以下の6つが挙げられます。

• 事務などのデスクワーク
• Web関連の仕事
• 販売スタッフ
• 工場の軽作業スタッフ
• 介護スタッフ
• コールセンタースタッフ

それぞれについて、詳しく解説します。

3-1.事務などのデスクワーク

事務などのデスクワークは体への負担が少なく、残業やノルマが発生しないケースが多いため、産後の女性でも比較的働きやすい仕事といえます。

また、一般事務の仕事は通年をとおして一定の求人数があり、未経験者の応募を受け付けている企業が多く見られます。そのため、産後しばらくブランクがある方でも、あまり採用のハードルが高くないといえるでしょう。

以下の記事では、事務職のやりがいや仕事内容について詳しく説明しています。気になる方は、ぜひ参考にしてください。

3-2.Web関連の仕事

パソコンさえあれば業務を進められるWeb関連の仕事は、働く時間や場所の自由度が高い職種が多いため、産後の女性でも無理なく働くことができるでしょう。

具体的な仕事例として、以下のようなものが挙げられます。

• Webライター：インターネット上に掲載する記事やコラムを執筆する
• Webデザイナー：製品や書籍の表紙、衣服など、さまざまな商用品をデザインする
• プログラマー：プログラム言語を用いてプログラムを組み、システムやソフトウエアを作る
• ITエンジニア：システムの設計や開発などをおこなう
• Webマーケター：市場の動向をリサーチし、商品やサービスが継続的に売れるための仕組みを作る
• データ入力：指定されたフォーマットにデータを正確に入力する

3-3.販売スタッフ

スーパーやアパレルなどの販売スタッフは、シフト勤務で働くことが多いため、子どもの予定に合わせた働き方を実現しやすいです。

特にアルバイトやパートで販売スタッフとして働く場合は、勤務時間の都合をつけやすいため、工夫次第で育児と仕事のバランスを取りながら効率良く働けるでしょう。

また、販売スタッフの仕事は特別な資格や経験がなくても応募できる求人が多く、産後しばらく仕事から離れていた方でも応募しやすい点がメリットといえます。

JOBPALでは、サービス系の小売・接客の求人を紹介しています。未経験者歓迎の求人もあるので、ぜひ参考にしてください。

3-4.工場の軽作業スタッフ

工場の軽作業スタッフは、パートや派遣社員などさまざまな雇用形態があり、産後の女性が活躍している現場も多く見られます。

働き方もシフト勤務であるケースが多く、育児と仕事を無理なく両立させられるでしょう。

また、工場の軽作業は複雑な業務が少ないため、マニュアルに沿って仕事を進めれば未経験者でもすぐに即戦力として活躍できる点が魅力です。

なお、以下の記事では軽作業に関する具体的な仕事内容や求人の特徴について解説しています。軽作業に向いている方の特徴にも触れているので、ぜひ参考にしてください。

3-5.介護スタッフ

介護スタッフは時短勤務OKの求人も多いことから、育児を優先したスケジュールを立てやすく、産後の女性でも無理なく働きやすい仕事といえるでしょう。

また、介護の仕事は研修やサポート体制が整っている職場が多く、未経験でも応募しやすいという特徴があります。本格的に仕事を頑張りたい方は、資格取得やスキルアップを図ることで、年収アップを狙うこともできるでしょう。

なお、JOBPALでは介護福祉に関する求人を紹介しています。未経験者歓迎や短時間勤務可の求人も扱っているので、ぜひ参考にしてください。

3-6.コールセンタースタッフ

座りながら仕事をおこなうコールセンタースタッフは、体への負担も少なく、ブランクがあっても取り組みやすい業務が多いことから、産後でも比較的働きやすい仕事といえます。

コールセンターの仕事は大半がマニュアル化されており、細かな受け答えについても台本が用意されていることが多いので、未経験の方も安心して取り組めるでしょう。特に話すことが好きな方であれば、楽しみを見出しながら働けるはずです。

残業なしの求人もあるため、子どもの急な体調不良や行事などにも柔軟に対応できるでしょう。

以下の記事では、コールセンターの仕事内容ややりがいについて詳しく解説しています。コールセンターの仕事に興味がある方は、ぜひ参考にしてください。

4.産後でも働きやすい仕事を探す際のポイント

産後でも働きやすい仕事を探す際のポイントとして、以下の3つが挙げられます。

• 転職サイトなどを活用する
• 支援制度などを活用する
• 会社の再雇用制度を利用する

それぞれについて、詳しく解説します。

4-1.転職サイトなどを活用する

産後でも働きやすい仕事を探すには、転職サイトなどを活用する方法がおすすめです。

産後は育児に忙しく、思うように外出する時間も取りにくいですが、転職サイトを活用すれば、自宅にいながら効率的に自分に合った仕事探しができます。

もし求人を見ても自分に向いている仕事がわからない場合は、転職サイトの面談サービスを利用するのもおすすめです。

JOBPALでは、転職のプロによる面談サービスを実施しています。オンラインで手軽に利用できるので、産後でも働きやすい仕事はあるのかなどお仕事に関するお悩みを抱えている方は、ぜひお気軽にご相談ください。

4-2.支援制度などを活用する

国が運営している産後の女性向けの仕事支援制度などを活用することで、産後に働きやすい仕事が見つけられるかもしれません。

具体的な支援制度として、以下のようなものが挙げられます。

• 仕事と育児カムバック支援サイト
• マザーズハローワーク

「仕事と育児カムバック支援サイト」は、厚生労働省の委託事業の一環として、育休・産休取得後に再就職を目指している女性を支援するサイトです。

再就職支援情報や近隣の保育所情報が閲覧できるだけでなく、託児所付きのセミナーやイベントなどの情報も豊富に掲載されています。

一方「マザーズハローワーク」は、子育てしながら就職したいという産後の女性に向けて、就職支援をおこなう施設を指します。

子ども連れで仕事の相談ができるため、子どもの預け先が見つからない方でも安心して利用できるでしょう。また、時短勤務や急な休みにも対応可能な求人を中心に紹介してもらえるので、子育てと仕事の両立がしやすい仕事を効率的に見つけられる可能性があります。

• 参照：厚生労働省「仕事と育児カムバック支援サイト」

  https://comeback-shien.mhlw.go.jp/

• 参照：厚生労働省「マザーズハローワーク事業」

  https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_21046.html

4-3.会社の育児再雇用制度を利用する

出産や育児などをきっかけに離職した方は、退職した会社の育児再雇用制度を利用する方法もあります。

育児再雇用制度とは、以前勤めていた会社に再雇用してもらうための制度です。近年では、人材不足を解消するための取り組みとして導入する企業も増えています。

育児再雇用制度を利用すれば、退職前に培ったスキルを活かしながら働くことができる他、就職後は即戦力として活躍できるかもしれません。

しかし、育児再雇用制度の基準は企業ごとに異なります。また、企業によっては育児再雇用制度を導入していないこともあるため、まずは事前に制度の有無や詳細について確認しましょう。

• 参照：厚生労働省「女性の再就職・再雇用　出産・育児等を機に離職しても女性が活躍できる社会に向けて」

  https://comeback-shien.mhlw.go.jp/sp/source/pdf/woman.pdf

5.まとめ

産後でも働きやすい仕事にはさまざまなものがありますが、時短勤務やフレックス制度を導入している職場であれば、産後の女性でもあまり無理をせずに仕事に取り組むことができるでしょう。

これからあらたに仕事を始めようと考えている方は、求人サイトや国の支援制度などをうまく活用し、自分のライフスタイルに合った働き方が実現できる仕事を探しましょう。

JOBPALでは、産後の女性でも働きやすい事務職の仕事を多数取り扱っています。また、土日休み・福利厚生が充実した求人も豊富に扱っているため、気になる求人があればぜひお気軽に応募してください。