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更新日:2025年07月01日

シフト制とは?種類やメリット・デメリット、向いている人を徹底解説

シフト制とは?種類やメリット・デメリット、向いている人を徹底解説

この記事で分かること

  • シフト制とは、一定期間ごとに作られる勤務シフトで労働日や労働時間が確定する働き方
  • 固定シフト制、完全シフト制、自由シフト制の3種類があり、それぞれ特徴が異なる
  • シフト制には、深夜帯勤務なら手当により収入が上がる、平日に休暇を取れるなどのメリットがある
  • 連休を取りにくい場合がある、家族や友人と予定を合わせにくいなどのデメリットに注意が必要
  • ライフスタイルに合わせて働きたい人や、働けるスケジュールが変わりやすい人に向いている

※この記事は6分30秒で読めます。

「シフト制の働き方について知りたい」
「シフト制で働くメリットやデメリットを知りたい」
など、シフト制の働き方に関して疑問を持っている人もいるでしょう。

シフト制は、勤務日数や勤務時間を自分の予定に合わせられるため、仕事とプライベートを両立しながら働きやすい勤務形態です。ただし、デメリットもあるため、向いている人とそうでない人にわかれることもあります。

今回は、シフト制の概要や種類、シフト制で働くメリット・デメリット、向いている人の特徴などを解説します。この記事を読めば、シフト制の働き方が理解でき、自分に合っているのか判断できるようになります。

目次

  1. 1.シフト制とは?
    1. 1-1.フレックスタイム制との違い
  2. 2.シフト制の種類
    1. 2-1.固定シフト制
    2. 2-2.完全シフト制
    3. 2-3.自由(希望)シフト制
  3. 3.シフト制で働くメリット
    1. 3-1.ライフスタイルに合わせやすい
    2. 3-2.平日に休みが取りやすい
    3. 3-3.深夜帯勤務なら手当がもらえる
    4. 3-4.ダブルワーク・副業もしやすい
    5. 3-5.人間関係の悩みが少なくなる可能性がある
    6. 3-6.出勤時間によっては満員電車を避けやすい
  4. 4.シフト制で働くデメリット
    1. 4-1.希望どおりのシフトにならないこともある
    2. 4-2.連休を取りづらいこともある
    3. 4-3.家族や友人と休みが合わないこともある
  5. 5.シフト制の仕事がおすすめの人
    1. 5-1.ライフスタイルに合わせて働きたい
    2. 5-2.働けるスケジュールが変わりやすい
    3. 5-3.副業・ダブルワークをしたい
    4. 5-4.深夜手当が出る仕事をしたい
  6. 6.シフト制に関するよくあるQ&A
    1. 6-1.シフト制で働けるのはどのような職場ですか?
    2. 6-2.シフト制で働く前に確認すべきことはありますか?
    3. 6-3.土日や長期休みにシフトを入れなくても大丈夫ですか?
    4. 6-4.シフトはいつ提出するのですか?
    5. 6-5.シフトどおりに出勤できない場合はどうしたらよいですか?
    6. 6-6.シフト制は1日何時間まで働けますか?休憩はありますか?
    7. 6-7.シフト制でも有給休暇はもらえますか?
    8. 6-8.慣れてきたらシフトを増やせますか?
    9. 6-9.子どもの急な発熱などでの呼び出しで休むことは可能ですか?
  7. 7.まとめ

1.シフト制とは?

シフト制とは、一定期間ごとに作成される勤務シフトで具体的な労働日や勤務時間が確定する働き方のことです。勤務シフトが組まれる期間は、1週間や1ヵ月など、職場によって異なります。

シフト制が採用されている職場の具体例は、以下のとおりです。

  • 営業時間が長いスーパーや飲食店
  • 土日や祝日に関係なく24時間稼働している工場や病院、介護施設

シフト制を活用することで、各従業員が働く時間帯をずらせるため、稼働時間が長い職場で導入されていることが多いです。

また、正社員やアルバイト、契約社員、派遣社員など幅広い雇用形態で採用されています。

1-1.フレックスタイム制との違い

フレックスタイム制とは、労働者が仕事の開始時刻・終了時刻や1日の勤務時間帯を自由に決めて働ける制度です。自分の予定に合わせて仕事の時間を調整できるため、プライベートと仕事を両立させやすい働き方といえます。

シフト制とフレックスタイム制は、勤務時間帯の決定権を持つ人が異なります。シフト制は職場が勤務時間帯を決定しますが、フレックスタイム制では勤務時間帯を決めるのは労働者です。

また、シフト制とフレックスタイム制は、時間外労働のとらえ方にも違いがあります。

シフト制では、1日8時間・1週間で40時間(法定労働時間)を超える労働が時間外労働となり、割増賃金が支払われます。

一方で、フレックスタイム制では、1ヵ月単位などで決められた働くべき時間の合計(総労働時間)を超えて勤務したぶんが、時間外労働とみなされる点が違いです。

2.シフト制の種類

シフト制には以下の3種類があります。

  • 固定シフト制
  • 完全シフト制
  • 自由(希望)シフト制

それぞれ詳しく解説します。

2-1.固定シフト制

固定シフト制とは、勤務する曜日や時間があらかじめ固定されている働き方のことです。顧客からの問い合わせ時間が決まっているコールセンターや、毎週授業の時間が一定の塾などで導入されています。

例えば、毎週月曜日は午前11時~午後3時、木曜日は午後3時~午後7時まで働くといった勤務形態です。

シフトが決まると、基本的に同じ曜日・時間帯で働くため、予定を立てやすくなります。生活リズムも安定しやすく、趣味や家庭などと仕事を両立したい人も働きやすいでしょう。

また、働きたいのにシフトに入れないことも少ないため、収入も安定しやすくなります。

ただし、固定シフト制は出勤日に休みにくいという特徴があります。前もって予定がわかっている場合は、調整してもらえるよう上司などへの早めの相談が必要です。

2-2.完全シフト制

完全シフト制とは、あらかじめ用意されている複数の勤務パターンからどのシフトに入るか選んで働く勤務形態のことです。24時間稼働の工場や病院、介護施設などで採用されています。

例として、早番の日には午前7時~午後3時、遅番の日には午後7時~午前3時に働く、などです。早番や遅番を交互に担当することもあります。

完全シフト制は異なる時間帯で働けるため、勤務時間によって別の業務を経験できる可能性があります。

例えば、介護施設で働く場合、日中はレクリエーションの実施や食事といった身の回りの世話などが仕事です。夜間は、出勤者が少ない状況での入所者の体調不良といったトラブルへの対応を求められます。

なお、完全シフト制は生活リズムが不規則になりやすく、体調を崩しやすい側面もあります。睡眠時間を十分に確保するよう心がけ、できるだけ身体を休めることが重要です。

2-3.自由(希望)シフト制

自由(希望)シフト制とは、労働者が希望する働きたい日時に応じてシフトが組まれる働き方のことです。コンビニやドラッグストア、居酒屋などの幅広い職場で採用されています。

例えば、月曜日は午後5時~午後9時まで、金曜日は午前10時~午後2時まで働きたいといった従業員の希望を考慮しながら、勤務先の担当者がシフトを組んでいきます。

自由(希望)シフト制は、生活の状況に合わせて勤務日時の希望を出せるため、学生や育児中の人なども働きやすいでしょう。長期休暇など、働く時間を確保しやすい期間にシフト数を増やすことも可能です。

ただし、他の従業員との兼ね合いで希望よりも少ない出勤日数となったり、人手が足りないときに出勤するよう頼まれたりする場合があります。

3.シフト制で働くメリット

シフト制で働くメリットは、以下の6つです。

  • ライフスタイルに合わせやすい
  • 平日に休みが取りやすい
  • 深夜帯勤務なら手当がもらえる
  • ダブルワーク・副業もしやすい
  • 人間関係の悩みが少なくなる可能性がある
  • 出勤時間によっては満員電車を避けやすい

それぞれ解説します。

3-1.ライフスタイルに合わせやすい

シフト制は、働く曜日や時間をある程度自分で調整できるため、家庭やプライベートと両立しやすい働き方です。

例えば、子育て中の人なら、子どもの学校行事や習い事と重ならないようにシフトを組むことができます。介護をしている人であれば、介護サービスの利用日に合わせて勤務日を調整することも可能です。

3-2.平日に休みが取りやすい

シフト制では、勤務する曜日の選び方によっては、平日に休みを取れます。平日に休めるメリットの例は、以下のとおりです。

  • 観光地やレジャー施設が空いていて快適に楽しめる
  • 銀行や役所の手続きがスムーズにできる
  • 病院や美容院、映画館などの予約が取りやすい
  • 平日限定のお得な旅行プランやランチを楽しめる

など、ゆったりとした時間の使い方ができるのがメリットです。

なお、土日に働くシフトでも、事前に希望を出せば土日の休みをもらえることもあります。予定があるときは、なるべく早めに相談しておくと安心です。

3-3.深夜帯勤務なら手当がもらえる

シフト制では、勤務時間帯が深夜になる場合があり、深夜手当が支給されます

労働基準法第37条(※)により、午後10時~午前5時までの深夜帯で勤務すると、深夜手当として賃金が25%以上割り増しとなるため、昼間のみ働く仕事よりも収入が増えやすくなります。

そのため、少しでも多く稼ぎたい、しっかり貯金をしたいという人には、深夜帯勤務を含むシフト制の働き方がおすすめです。

なお、企業によっては深夜手当とは別に「夜勤手当」が支給されることもあります。夜勤手当には支払い義務はありませんが、支給される職場であればさらに収入アップが期待できます。

3-4.ダブルワーク・副業もしやすい

シフト制は時間の融通が利きやすく、ダブルワークや副業を考えている人に大きなメリットがあります。

固定時間勤務では始業時刻と終業時刻が決まっており、その間はダブルワークや副業ができません。また、平日は仕事で土日祝日が休みなどカレンダーどおりの働き方になることが多く、平日にダブルワーク・副業をするのは難しいでしょう。

その点、シフト制の仕事なら休日や出勤時間帯を調整しやすく、空いた時間で柔軟にダブルワークや副業の仕事を持つことができます

シフトの出勤日以外のすきま時間で別の仕事を持てば、収入アップが見込めます。ただし、過労にならないよう、休憩時間や睡眠時間をしっかり確保する必要があります。

以下の記事では、ダブルワークについてより詳しく解説しています。

3-5.人間関係の悩みが少なくなる可能性がある

固定時間で働く職場では、毎日同じメンバーと顔を合わせることが多く、苦手な人がいるとストレスに感じることもあるかもしれません。

その点、シフト制の仕事では日によって出勤メンバーが変わるため、特定の人といつも一緒という状況になりにくいのが特徴です。日勤と夜勤の交替制がある職場なら、出勤時間がずれることで顔を合わせる機会がさらに少なくなることもあります。

このように、シフト制は人間関係の悩みが少なくなる可能性があるため、人と適度な距離感を保ちながら働きたい、一人で集中して仕事に取り組みたいと考えている人にぴったりの働き方といえるでしょう。

3-6.出勤時間によっては満員電車を避けやすい

シフト制勤務では、固定時間勤務と比較して満員電車を避けやすいメリットがあります。

会社員の多くは8:00~9:00頃に出勤して17:00~18:00頃に退勤するのが一般的で、多くの人が同じ時間帯に通勤するために電車やバスが人でいっぱいになってしまいます。

一方、シフト制なら、昼頃から出勤する中番や夕方前に出勤する遅番などがあり、朝夕の通勤ラッシュを避けて出勤が可能です。早番でも、多くの会社員や学生が休みとなる土日祝日の出勤であれば、満員電車を避けて出勤できます。

人の少ない電車で座って通勤できれば体力が温存でき、精神的な疲れも軽減して、仕事に集中しやすくなるでしょう。混雑を避けて通勤するオフピーク通勤などの必要もなく、出勤時間の短縮にもつながります。

4.シフト制で働くデメリット

自由度が高く仕事とプライベートを両立させやすいシフト制ですが、以下のようなデメリットもあります。

  • 希望どおりのシフトにならないこともある
  • 連休を取りづらいこともある
  • 家族や友人と休みが合わないこともある

それぞれ解説します。

4-1.希望どおりのシフトにならないこともある

シフト制では、必ず希望どおりのシフトになるとは限りません。他の従業員と希望が重なり、出勤したくてもシフトに入れなかったり、繁忙期のため人手が足りず休めなかったりする場合があるためです。

特に自由(希望)シフト制では、希望どおりのシフトになるかは勤務シフトが確定するまでわからず、予定が立てにくい可能性があります。

4-2.連休を取りづらいこともある

シフト制で働くと、連休を取りづらいことがあります。職場全体として、平日に仕事をし、土日・祝日に休むという勤務形態になっていないためです。

特に、サービス業のシフト制は、連休を取るのが難しい傾向があります。平日はもちろん、土日や大型連休にも利用客がいるため休みにくく、連休を取ると他の従業員に負担がかかってしまうからです。

職場にはよるものの、まとまった休みを取りたい人は注意する必要があります。

4-3.家族や友人と休みが合わないこともある

シフト制で働くと、家族や友人との時間が取りにくくなることもあります。

例えば、家族や友人が土日休みで自分が平日休みのシフト制で働いている場合、休みが合わず一緒に過ごす時間が少なくなりやすいです。学校も基本的には土日や祝日が休みのため、子どもと過ごす時間の確保が難しくなることもあるでしょう。

また、家族が日中に働き自分は深夜に働く場合は、勤務時間帯の違いから家族と過ごす時間が取りにくくなる可能性があります。

自分一人のプライベートを大切にしたい人には問題ありませんが、家族や友人との時間を多く確保したい人は、働く前に自分に合っているかをしっかり確認しましょう

5.シフト制の仕事がおすすめの人

シフト制で働くときは、メリットもデメリットもあるので、向いている人とそうでない人がいます。

シフト制の仕事が特におすすめなのは、以下のような人です。

  • ライフスタイルに合わせて働きたい
  • 働けるスケジュールが変わりやすい
  • 副業・ダブルワークをしたい
  • 深夜手当が出る仕事をしたい

それぞれのポイントをわかりやすく解説します。

5-1.ライフスタイルに合わせて働きたい

ライフスタイルに合わせて柔軟に出勤日や出勤時間を決めたい人には、シフト制の仕事がおすすめです。

例えば、子育て世帯では、子どもの学校や習い事の送迎があったり、子どもが急に体調を崩したりすることがあります。固定時間の仕事では平日昼間に子どもの面倒を見ることが難しいですが、シフト制なら育児や通院の都合に合わせて柔軟な働き方が可能です。

また、定期的に平日の通院が必要な人や、平日に習い事をしたい方など、自身の都合に合わせた出勤日を実現したい方にもシフト制の仕事が向いているでしょう。

5-2.働けるスケジュールが変わりやすい

学生やフリーターのほか、子育て中や介護中の人なども、毎日の予定が変わりやすく働ける時間帯が安定しないことがあります。

例えば、学生なら授業やゼミの時間が曜日ごとに違うことが多く、子育て中の場合は子どもの学校行事や体調によって予定が変わりがちですし、介護中の方も介護する家族の体調やサービス利用日に合わせて予定が変わりやすいです。

そんな人には、働く日時を調整しやすいシフト制の仕事がぴったりです。ライフスタイルに合わせて無理なく働けるので、収入を得ながら自分のペースを大切にできます

5-3.副業・ダブルワークをしたい

副業やダブルワークをしたい人にとっても、シフト制の仕事はおすすめです。固定時間の仕事の場合、平日は朝から夕方まで仕事といったように勤務時間帯が決まっており、その間は副業やダブルワークができません。

しかし、シフト制なら、シフトが入ってない時間に副業することが可能です

5-4.深夜手当が出る仕事をしたい

二交替や三交替、遅番などのシフト制の仕事の場合、出勤するタイミングによっては、労働基準法で定められた深夜手当が受け取れます。

深夜手当の対象時間は午後10時~午前5時で、この時間帯に働くと基礎賃金の25%分の深夜手当が受け取れるため、昼間の仕事よりも多くの収入が得られます

なお、厚生労働大臣が必要であると認める場合においては、その定める地域または期間によって午後11:00~午前6:00の場合もあります。就業先の規約を確認しておきましょう。

深夜に起きて働くことが苦痛でない人は、夜勤ありのシフト制の仕事をすることで、短期間で効率的に高い収入が得られます。

6.シフト制に関するよくあるQ&A

最後に、シフト制に関するよくある質問と回答をまとめました。

6-1.シフト制で働けるのはどのような職場ですか?

基本的に、1日のうち稼働している時間が長い職場ではシフト制が採用される傾向にあります。シフト制で働ける職場の具体例は以下のとおりです。

  • 飲食店
  • コンビニ
  • スーパー
  • ドラッグストア
  • コールセンター
  • 工場
  • 倉庫
  • 病院
  • 介護施設
  • 配送ドライバー

飲食店やコンビニなどの営業時間が長い職場は、シフト制によって勤務時間をずらし、複数のスタッフが交代で対応します。

また、病院や介護施設などは24時間体制で患者さんや入所者さんをケアするため、常にスタッフがいるようにシフト制が導入されています。

6-2.シフト制で働く前に確認すべきことはありますか?

シフト制で働く前に、自分のライフスタイルに合った働き方ができるか確認しておきましょう。自分の生活習慣と勤務時間・日数が合っていない場合、働き続けるのが難しくなる可能性があります。

ライフスタイルに合っているシフト制か判断するために、以下のポイントを確認しましょう。

  • 勤務日時はいつか
  • シフトの希望は通りやすいか
  • シフト変更に柔軟に対応してもらえるか

例えば子どもがいる場合、学校に通っている間に働けるシフトなら、育児と両立しながら働きやすくなります。学校行事の日などに休めるよう、希望の通りやすさも確認しておくとよいでしょう。

また、そもそもシフト制の働き方が自身に合っているかも事前によく考えておきましょう。特に二交替や三交替の職場では、日勤と夜勤を繰り返すうちに生活リズムが崩れることも考えられます。

生活リズムが崩れると、日常の子育てや子どもの送迎、炊事などのための時間を確保しにくくなるだけでなく、夜勤が体質的に合わず体調を崩す可能性も考えられます。

6-3.土日や長期休みにシフトを入れなくても大丈夫ですか?

シフト制の仕事でも、職場によって土日や長期の休みの取りやすさは異なります。

一般的に小売業や飲食業は土日や夏休み・冬休みの時期と繁忙期が重なることが多く、採用面接時に「土日祝日には優先して出勤してほしい」と依頼される可能性があります。

一方、最近は、人材確保などを目的に「土日休み希望OK」を積極的にうたう求人もあります。本当に休めるかは他の人のシフトや店舗の忙しさで変わるため確実ではありませんが、希望をまったく出せない職場よりは休みを取りやすいでしょう。

土日や長期休みの時期に休みが取れるかは、求人の募集内容に記載されていることもあるため、よく確認してから応募しましょう。

6-4.シフトはいつ提出するのですか?

シフトの提出日は企業によって異なるため、面接時や働く前に確認しておきましょう。確認する際は提出日だけでなく、以下についても聞いておくと安心です。

  • シフトを提出するタイミング
  • 勤務希望の伝え方
  • 勤務希望を提出する相手
  • シフトが確定するタイミング
  • 必ず入らなければならないシフトの有無

なお、固定シフト制などで、通常のシフトとは異なる休みが欲しい場合は、早めに上司などへ相談しておくと調整してもらいやすいでしょう。

6-5.シフトどおりに出勤できない場合はどうしたらよいですか?

できるだけシフトどおりに出勤するのが望ましいですが、休むときは代わりに出勤してくれる人を探す必要がある職場もあります。その場合は、他のスタッフに連絡し代わってもらうか、上司に相談して代わりの人を探してもらいましょう

急に休むと、代わりの人が見つからない場合もあります。緊急時以外は、できれば前々日くらいまでに上司へ休みの連絡を入れておくことがおすすめです。

6-6.シフト制は1日何時間まで働けますか?休憩はありますか?

労働基準法第32条により、労働時間は原則1日8時間・1週間で40時間以内と決まっています。(※1)シフト制で働く場合も、上記の条件が適用されます。

労働時間が1日8時間・1週間で40時間以内を超える場合は、36協定(さぶろくきょうてい)の締結が必要です。

36協定とは、時間外労働や休日労働の条件について、労働者と使用者の間で結ぶ協定のことです。(※2)労働基準法第36条が根拠となるため、36協定と呼ばれています。(※3)

また、休憩については、労働基準法第34条により以下のとおりに決められています。(※4)

  • 1日の労働時間が6時間を超える場合は45分以上
  • 1日の労働時間が8時間を超える場合は1時間以上

シフト制で働く場合も、労働時間が6時間を超えるなら休憩を取らなければなりません。

6-7.シフト制でも有給休暇はもらえますか?

労働基準法第39条により、シフト制でも、以下の条件を満たせば有給休暇をもらえます。(※1)

  • 入社後、6ヵ月間継続して勤務している
  • シフトで決められた労働日の8割以上出勤している

また、有休の付与日数は労働日数などにより変わります。(※2)

例えば、週の勤務日が4日以下で、かつ労働時間が1週間で30時間未満の場合、有給休暇の付与日数は以下のとおりです。なお、いずれも入社後に6ヵ月間働いた時点の付与日数です。

1週間の勤務日数 1年間の勤務日数(※) 有給休暇の付与日数
4日 169~216日 7日
3日 121~168日 5日
2日 73~120日 3日
1日 48~72日 1日
(※)週ではなく月や年などで勤務日数が決められている場合

表からもわかるように、1週間の勤務日数が1日のシフト制であっても、6ヵ月間継続して働いている人は有給休暇をもらえます。

6-8.慣れてきたらシフトを増やせますか?

シフト制勤務の場合、入社当初は自身が希望する日数や時間の出勤ができないこともありますが、仕事に慣れることでシフトを増やすことも可能です。

また、職場にもよりますが、仕事のスキルが身についてパート社員やアルバイトを教育する立場(パートリーダー・バイトリーダー)になると、一般のパート社員より時給が上がるだけでなく、1日の出勤時間が長くなって更なる収入アップができる場合もあります。

ただし、実際にシフトを増やせるかどうかは就業先の規約によっても異なるため、求人に応募する際に面接担当者に確認しましょう。

6-9.子どもの急な発熱などでの呼び出しで休むことは可能ですか?

子どもの急な発熱などで学校から呼び出しがあったときに休めるかは、職場の社員が子育てに理解があるかによって変わることがあります。

以下のいずれかに該当する場合は、子育てに理解のある職場の可能性があります。

  • 求人情報の業務内容に「シフト相談可」「家庭の事情に配慮」などの記載がある
  • 子育て世代の比率が高い職場である
  • シフトを細かく調整する流れができている

子育てに理解のある職場なら、急な休みに対応してくれる可能性もあります。子育て世代の比率が高い職場なら、「お互い様」として子どもの体調不良時に早退しやすいことが考えられます。

企業によっては公式サイトでパート社員の働きやすさについてアピールしている場合があるため、事前に確認してから申し込むことをおすすめします。

7.まとめ

シフト制とは、一定期間ごとに作成される勤務シフトで具体的な勤務日時が確定する働き方です。シフト制には固定シフト制・完全シフト制・自由(希望)シフト制の3種類があり、それぞれ特徴が異なります

シフト制で働くメリットは、深夜帯勤務なら深夜手当がもらえたり、自分の予定に合わせて働けたりする点です。一方、連休が取りにくいなどのデメリットもあるため、シフト制が自分のライフスタイルに合う働き方か事前に確認しておくことが重要です。

ライフスタイルに合わせて働きたい人や、ダブルワーク・副業と両立させたい人、深夜手当をもらって稼ぎたい人は、シフト制の仕事を積極的に探してみてはいかがでしょうか。

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