パート・アルバイトの悩み
更新日:2025年01月30日

パートの履歴書の書き方を項目別のポイントに分けて詳しく解説

パートの履歴書の書き方を項目別のポイントに分けて詳しく解説

この記事で分かること

  • パートの履歴書は「空欄を作らない」「間違えたら一からやり直す」「嘘の内容を書かない」が基本
  • パートの履歴書の志望動機欄や自己PR欄は、自分をアピールする重要な部分
  • パートの履歴書を提出する前には、必ず間違いがないかを確認することが大切

※この記事は6分30秒で読めます。

「パートの履歴書ってどう書くの?」
「パートの履歴書はどう書けば印象が良い?」
など、パートの履歴書の書き方で悩んでいる方もいるでしょう。

履歴書は、パートの仕事へ応募する際に必須の書類です。書き方によって、相手が受け取る印象は異なります。

今回は、パートの履歴書の基本的な書き方から項目別に押さえておきたいポイント、履歴書を提出する前に確認したいことなどを解説します。この記事を読めば、パートの履歴書の書き方がわかり、スムーズな作成につながるでしょう。

1.パートの履歴書の基本的な書き方

パートの履歴書の基本的な書き方を紹介します。

1-1.空欄を作らずすべての欄を埋める

履歴書は空欄を作らず、すべての欄を埋めましょう。空欄があると書き忘れと誤解される可能性があります。書くことがない場合は「特になし」「該当なし」などと記入し、書き忘れではないことをアピールしましょう。

1-2.間違えたら一から書き直す

手書きで履歴書を作成する場合、一文字でも誤字や脱字があれば、一から書き直すのがマナーです。履歴書に誤字や脱字があると「ミスが多い人」「雑な人」といった悪い印象を与える恐れがあります。

また、間違いを修正液で消したり斜線を引いたりして訂正するのはマナー違反です。良い印象を与えるためには、履歴書に間違いがないよう作成することが大切です。

1-3.手書きでもパソコンでも良い

履歴書は手書きとパソコンのどちらで作成しても問題ありません。履歴書は何で作成するかより、書いている内容と読みやすさのほうが重要です。

手書きの場合は「文字は丁寧に読みやすい大きさで書く」「シャーペンや消えるボールペンではなく黒のボールペンを使う」の2点に注意しましょう。パソコンの場合は、読みやすいフォントと大きさにすることが大切です。

また、手書きとパソコンのどちらで作成するにしても、誤字や脱字はないようにしましょう。

1-4.学歴や職歴で嘘を書かない

学歴や職歴で嘘を書くことは絶対にやめましょう。例えば「半年しか勤めていないのに1年勤めたことにする」「高卒なのに大卒と書く」などが挙げられます。

嘘を書いた履歴書で採用されても、のちに嘘が発覚した場合は、内定取り消しや解雇になる可能性があります。そのため、自分の学歴や職歴は、正直に書きましょう。

2.【項目別】パートの履歴書の書き方のポイント

パートの履歴書の書き方について、項目別に押さえておきたいポイントを紹介します。

2-1.基本情報欄

基本情報欄

基本情報欄の書き方について詳しくみていきましょう。

2-1-1.日付

日付は履歴書を作成した日ではなく、履歴書を提出する日の日付を書きましょう。面接時に履歴書を持参する場合は面接の日、事前に郵送する場合は投函する日、メールで送付する場合はメールを送信する日です。

また、西暦と和暦は履歴書内でどちらかに統一しましょう。生年月日や学歴・職歴を記載する欄とも合わせます。和暦の場合は、「S」「H」などと略さず、「昭和」「平成」などの正式名称で記入しましょう。

2-1-2.氏名

氏名は姓と名のあいだにスペースを空け、正式な漢字で書きましょう。ふりがなは、「ふりがな」と書いてある場合はひらがなで、「フリガナ」と書いてある場合はカタカナで記入するのが基本です。

2-1-3.押印

押印は認印を使いましょう。朱肉不要のシャチハタは履歴書の押印には向きません。また、押印はかすれや欠け、斜めになることがないよう注意しましょう。

最近の履歴書には、押印欄がない場合もあります。押印欄がない場合は、押印なしで問題ありません。

2-1-4.生年月日

生年月日は日付欄に記入した西暦もしくは和暦と統一して記入しましょう。和暦の場合は、日付欄と同様「S」「H」などの略称ではなく、「昭和」「平成」といった正式名称で記入します。

また、年齢は日付欄に記入した日付時点の満年齢で記載します。例えば「年度でいえば30歳になる年齢だけど、まだ誕生日を迎えてなくて29歳」といった場合の満年齢は29歳です。

2-1-5.現住所

現住所は都道府県名から書きましょう。番地は「1-2-3」ではなく、「1丁目2番地3号」というように漢字で記入します。アパートやマンション名も省略せずに記入しましょう。

現住所のふりがなは、市区町村まで記入し、「さいたま市」のように地名がひらがな・カタカナであっても省略しないことが基本です。番地の数字や部屋番号には、ふりがなを記入する必要はありません。

また、住民票の住所と現在住んでいる住所が異なる場合は、現在住んでいる住所を現住所として記入しましょう。

2-1-6.電話番号・メールアドレス

履歴書に電話番号しか記入せず提出する方も多いですが、電話番号とメールアドレスは基本的に両方を記入しておきましょう。なぜなら、面接日の日程調整や採用通知をメールで送る場合があるためです。

電話番号は自宅か携帯のつながりやすいほうを記入します。また、メールアドレスを手書きで記入する場合は、アルファベット・数字・記号が見分けられるよう丁寧に書きましょう。

2-1-7.連絡先

すでに記入した現住所・電話番号・メールアドレス宛てに連絡を希望する場合は「同上」と記入して問題ありません。希望する連絡先が異なる場合は、必要に応じて記入しましょう。

2-1-8.顔写真

顔写真は必ず貼付しましょう。顔写真欄があるにもかかわらず、顔写真を貼付せずに履歴書を提出するのはマナー違反です。

顔写真は履歴書用紙の規格に合ったサイズを選びましょう。一般的に履歴書に貼付する顔写真のサイズは「タテ40mm×ヨコ30mm」です。

また、顔写真は「明るい表情」「ジャケット+ワイシャツなどの服装」で撮影することで、相手に「きちっとしている」と好印象を与えられます。

2-2.学歴欄

学歴欄

学歴欄は、まず1行目の中央に「学歴」と記載し、2行目以降で実際の学歴を書いていきます。

学歴は、最終学歴より1つ前の学歴の卒業から記入しましょう。高校が最終学歴であれば中学校卒業から、大学が最終学歴であれば高校卒業から記入します。

学校名や学部・学科名は省略せず、正式名称で記入しましょう。また、入学と卒業は分けて記入します。年は、日付欄や生年月日欄に書いた西暦もしくは和暦のどちらかに統一しましょう。

2-3.職歴欄

職歴欄

職歴欄は、学歴を記入したあとに1行空けて、中央に「職歴」と記載し、その次の行以降で実際の職歴を書いていきます。職歴は、入社した年月と退社した年月の両方を記入しましょう。職歴がない方は、中央に「なし」と記載して問題ありません。

また、契約社員や派遣社員、アルバイト、パートなどの雇用形態もあわせて記載します。自分の職務内容や役職も簡潔に記載しますが、これまでの経歴が多くて書ききれない場合は、職務経歴書を別途作成して提出しましょう。

仕事をしていない期間がある場合、採用担当者が「この空白期間何をしていたんだろう」と疑問に感じることがあります。「○年○月~○年○月:出産・育児に専念」「○年○月~○年○月:家族の介護に専念」など、空白期間の理由が伝わる内容を記載しましょう。

2-4.資格欄

資格欄

資格欄には、正式な資格名で、取得した年月を記入します。複数の資格を持っている場合は、取得年月が古いものから記入するのが基本です。

ただし、資格必須の職種や専門職など、応募先によってはその職種に関連する資格から優先的に書きましょう。そうすることで、自分の専門性やスキルをアピールすることにつながります。

2-5.志望動機・自己PR欄

志望動機・自己PR欄

志望動機や自己PR欄は、自分の強みや応募先への意欲をアピールする重要な部分です。

志望動機は、単に「働きたい」という気持ちではなく、具体的な理由を述べることで働く意欲を伝えられます。

志望動機の記入例は以下のとおりです。

子どもが小学生になり、時間に余裕ができたタイミングで家計のためにパートで働きたいと考えていたところ、貴店の求人を拝見しました。接客業の経験があるため、貴店であれば経験を活かせると思い、応募いたしました。

また、自宅からは徒歩圏内で通いやすいため、長く働けると考えております。

このように、「自宅から近く通いやすい」といった動機も、他の理由とあわせて記載することで、長期的に働けるというアピールになります。

自己PRは、自分の特性やスキル、経験を整理し、パートの業務に関連するものを選んで記入しましょう。具体的なエピソードを交えることで、信憑性を高められます。自己PR欄の記入例は以下のとおりです。

以前、スーパーで3年間ほどパート勤務をしていたため、レジ打ちや品出し、清掃など、一通りの業務経験がございます。そのため、貴店でも早くに仕事を覚え、即戦力になれると考えております。

このように、どのような経験がパートの業務で活かせるかがわかるような内容にすることで、相手が採用するメリットを具体的に想像しやすくなります。

2-6.趣味・特技欄

趣味・特技欄

趣味・特技欄は、個性や人間性をアピールする部分です。日常的におこなっている活動や楽しんでいること、他の人に比べて得意なことなど、具体的な内容を交えながら書きましょう。

接客業のパートであれば「人と話すことが好き」、工場勤務のパートであれば「細かい作業が得意」など、応募先と関連付けられる趣味や特技があれば、積極的に記入します。

具体的な記入例は以下のとおりです。

特技はピアノです。幼い頃にピアノを始め、現在も毎日○時間以上ピアノを弾くようにしています。そのため、手元を使う細かい作業には自信があります。

2-7.本人希望欄

趣味・特技欄

本人希望欄は、勤務時間帯や勤務日数などの希望を伝える重要な部分です。事前に希望を伝えておくことで、採用後に希望に合わせてシフトを調整してもらいやすくなります。そのため、希望があれば具体的な内容を記載しておきましょう。

本人希望欄の記入例は以下のとおりです。

毎週火曜日・木曜日は子どもの習い事の送迎があるため、月曜日・水曜日・金曜日の週3回の勤務を希望します。

保育園のお迎えがあるため、10時から16時のあいだでシフトを調整していただければと思っております。

3.パートの履歴書を提出する前に見直すべきこと

パートの履歴書が完成したら、提出前に書き方や書いている内容に間違いがないかを見直しましょう。パートの履歴書を提出する前に見直すポイントは以下のとおりです。

  • 誤字・脱字はないか
  • 空欄はないか
  • 学校名や会社名は正式名称で書けているか
  • 入学や入社などの年月に間違いはないか
  • 伝えたいことを簡潔にまとめられているか
  • 適切な顔写真を貼れているか
  • 応募先から指示がある場合は、指示通りに作成できているか

応募先から指示される内容の例としては、「本人希望欄に希望の勤務時間帯を記載すること」「履歴書はパソコンで作成しPDF形式でメール送付すること」などが挙げられます。

指示通りに作成できていないと、「仕事も指示通りにできないのでは?」と悪い印象を与えてしまう恐れがあるため注意しましょう。

4.パートの履歴書に関するよくある質問

ここでは、パートの履歴書に関してよくある質問にお答えします。

4-1.これまで働いた経験が少ない場合、どうすればいい?

職歴が少ない場合でも、これまでの経験を具体的に書くことが大切です。

一般的に職歴欄は正社員や契約・派遣社員として働いた経験を書きます。

しかし、アルバイトやパートの経験を書いてはいけないというルールはありません。そのため、働いた経験が少ない方は、アルバイト・パートの経験を記載してもよいでしょう。

長期にわたって一つのアルバイトやパートを継続していた場合、好印象にもなりえます。また、短期間のアルバイトやパートであっても、記入しておくことで仕事に取り組んだ経験が伝わります。

4-2.何も希望がない場合、本人希望欄はどう書けばいい?

希望が何もない場合は、無理に書く必要はありません。ただし、空欄や「特になし」「なし」だけを記載することは、丁寧さに欠ける印象を与える可能性があります。そのため、「特にありません。貴社の規定に従います。」と記載しましょう。

4-3.履歴書に扶養の範囲内で働きたいことを記載してもいい?

扶養範囲内での勤務希望がある場合は、本人希望欄にその旨を記載して問題ありません。事前に希望を伝えておくことで、採用されたあとも希望に合わせてシフトを調整してもらいやすくなります。

記入する際は以下の例をぜひ参考にしてください。

扶養範囲内での勤務を希望します。週3日、1日4時間程度で調整していただければと思っております。

このように、扶養範囲内で働きたい旨とあわせて、具体的にどの程度シフトに入れるかも記載しておくと希望が伝わりやすいでしょう。

4-4.パートの履歴書でも顔写真は必ず貼る必要がある?

原則として、履歴書には顔写真を貼りましょう。ただし、応募先が「写真不要」と明記している場合は、貼る必要はありません。顔写真は証明写真で、背景は無地、スーツなど清潔感のある服装で撮影したものを使用しましょう。

5.まとめ

パートの履歴書は、空欄を作らずすべての欄を埋めることが基本です。履歴書に間違いがあると「仕事が雑な人」という悪い印象を与えかねないため、間違いがあった場合は一から作り直し、提出前にも間違いがないかを確認しましょう。

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