職務経歴書にアルバイト経験は書くべき?書かないほうがよいものや書く際のポイントを解説

この記事で分かること
- 3ヵ月以上のアルバイト経験は職務経歴書に記載する
- 応募先企業の業務と関係がない、または短期間で終了したアルバイトは職務経歴書に記載しなくてよい
- アルバイト経験を職務経歴書に書く際は、働いた理由や具体的な業務内容を記載する
※この記事は4分30秒で読めます。
「職務経歴書にアルバイト経験は書くべき?」
「職務経歴書に書かないほうがよい内容は?」
など、職務経歴書に関して疑問を持っている方もいるでしょう。
アルバイト経験は正社員経験と比べてアピールしづらいと感じる方も多いですが、工夫次第でスキルや経験を効果的に伝えられます。
今回は、アルバイト経験は職務経歴書に書くべきか、職務経歴書に書かないほうがよい内容と書く際のポイント、よくあるQ&Aなどを解説します。この記事を読めば、アルバイト経験を魅力的にアピールする方法がわかり、自信を持って応募書類を作成できるでしょう。
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1.アルバイト経験は職務経歴書に書くべき?
職務経歴書は基本的に正社員としての経験を記載する書類です。アルバイト経験を記載する必要はありませんが、正社員並みの働きをしていたり応募先企業で役立つスキルや経験を持っていたりする場合は、記載すると有利になる可能性があります。
正社員並みの働きとは、責任ある役割を担いリーダーシップを発揮したり、売り上げ管理や新人教育をおこなったりした場合です。また、勤務時間が長く社会保険に加入していた場合は、正社員と同様の働き方をしていたと判断されます。
応募先で活かせるスキルがあれば明確に記載しましょう。例えば、接客業のアルバイトで培った顧客対応力やチーム運営の経験は、多くの企業で評価されます。
2.職務経歴書に書かないほうがよいアルバイト経験
職務経歴書に書かないほうがよいアルバイト経験を2つ紹介します。
2-1.応募先の職種や業務と関係がないもの
応募先企業の業務と関係がないアルバイト経験は、職務経歴書に記載する必要はありません。
採用担当者が職務経歴書で確認したいのは、今回の募集内容にどれだけ適しているかです。関係のない経験を記載すると、自社にマッチしないと判断される可能性があります。
例えば、事務職を募集している企業に対して、飲食業のホールスタッフの経験だけを記載するのは不適切です。募集内容と異なる経験をやみくもにアピールするのは逆効果です。
職務経歴書に記載する内容は、応募先企業の業務や求めるスキルと関連があるものに絞りましょう。
2-2.働いた期間が短いもの
短期間で終了したアルバイト経験は、職務経歴書には記載しないのが無難です。特に数日から1ヵ月程度のアルバイトを複数記載すると、安定性がないと見なされる可能性があります。
記載するか迷う場合は、3ヵ月以上の勤務を基準とするとよいでしょう。たとえ短期間のアルバイトが職歴の空白期間に該当しても、面接時に「生計を立てるための仕事だった」と説明すれば問題ありません。
3.アルバイト経験を職務経歴書に書く際のポイント
アルバイト経験を職務経歴書に書く際のポイントを3つ紹介します。
3-1.アルバイトをしていた理由を書く
アルバイト経験を記載する際は、正社員ではなくアルバイトを選んだ理由を説明する必要があります。特に正社員の経歴がある中でアルバイトをしていた場合、採用担当者がなぜその選択をしたのかを理解できるように説明すれば、納得してもらいやすくなるでしょう。
例えば、資格取得を目指して勉強に専念していた場合は、以下のように説明できます。
「資格取得に専念するためにアルバイトとして働いていました。無事に資格を取得できたため、今後は正社員として貢献したいと考えています。」
また、新卒時の就職活動がうまくいかず、アルバイト経験しかない場合は以下のように記載すると、前向きな姿勢をアピールできるでしょう。
「就職活動の結果が振るわず、スキル向上のため自己啓発を続けながらアルバイトで経験を積みました。」
3-2.アルバイトで担当していた業務内容を書く
アルバイト経験をアピールする際、担当した業務内容を具体的に記載すると採用担当者が応募者のスキルや経験をイメージしやすくなります。
例えば、「飲食店で働いていました」とだけ記載した場合、業務の詳細や応募者の貢献度が不明です。「接客、売り上げ管理、新人スタッフの教育を担当しました」と記載すれば、どのような役割を担っていたのかを理解できます。
また、業務内容に加えて、取り組む際に意識した点や成果についても記載すると効果的です。
例えば、以下のように記載するとどのような業務をおこなったかだけでなく、業務を通じてどのような結果を出したのかをアピールできます。
「顧客満足度を向上させるため個別の要望に迅速に対応し、リピーター率の向上に貢献しました。」
3-3.応募先で活かせるスキルを書く
アルバイトで培ったスキルが応募先の業務に役立つ場合、スキルをどのように活かせるか具体的に記載すると採用担当者によい印象を与えられます。
採用担当者は職務経歴書を通して応募者が自社でどのように活躍できるかを判断するため、スキルを明確に伝えましょう。
例えば、飲食店アルバイトから営業職に応募する場合は、以下のように記載すると対人スキルを活かして自社に貢献してもらえるイメージが湧きやすくなります。
「飲食店での接客業務を通じて得たコミュニケーションスキルを活かして、お客様の信頼を築き、長期的な関係構築に貢献したいと考えています。」
4.職務経歴書にアルバイト経験を書く際のよくあるQ&A
職務経歴書にアルバイト経験を書く際のよくあるQ&Aを、3つ紹介します。
4-1.アルバイトと記載したくないのですが、正社員で勤務していたと書いても問題ないですか?
アルバイト経験を正社員と偽装して記載するのはNGです。偽装すると意図的に事実を隠そうとしていると判断され、印象が悪くなります。
たとえ正社員経験がなくても、アルバイトで培ったスキルや経験を記載すれば十分アピールが可能です。アルバイト経験は必ず明記し、正しい記載を心がけましょう。
4-2.これまでの経歴がアルバイトしかありませんが、今回正社員に応募しようと思っています。この場合、職務経歴書の提出は必要ですか?
正社員に応募する場合、職務経歴書の提出が必要です。職務経歴書は、これまでの仕事で身につけたスキルや経験をアピールするための重要な書類です。ただし、3ヵ月未満のアルバイト経験であれば、記載を控えても問題ありません。
3ヵ月以上働いたアルバイト経験のみ記載し、応募先企業の関連性の高いスキルや自己啓発の取り組みを伝えるとよいでしょう。
4-3.応募するにあたって自分に不足しているスキルがあることがわかりました。応募先企業に伝えておくべきですか?
応募するにあたって不足しているスキルがある場合は、今後学ぶ姿勢や現在の取り組みを記載しましょう。特に自分のスキルや経験よりも上のランクの仕事に応募する際、スキル不足が気になるケースはよくあります。
しかし、スキル不足を隠すのではなく成長意欲を具体的に示すと採用担当者にポジティブな印象を与えられます。
例えば、マーケティング職に応募する場合は、以下のように記載をすると意欲が伝わるでしょう。
「現在、業務に必要なデータ分析スキルを学ぶために、基本情報処理技術者試験に関する勉強をしています。さらに実践的なスキルを磨くためオンライン講座を受講し、資格取得を目指しています。」
5.まとめ
アルバイト経験は基本的に職務経歴書に記載する必要はありません。しかし、応募先企業で活かせるスキルや経験がある場合は、積極的に記載するとアピールにつながります。
一方で、応募職種に無関係な経験や短期間のアルバイトは、記載を避けたほうが無難です。
職務経歴書を作成する際は、アルバイトをしていた理由や具体的な業務内容、応募先で活かせるスキルを明確に記載しましょう。また、不足しているスキルについては学ぶ姿勢を伝えると成長意欲をアピールできます。
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