ニートにおすすめの仕事とは?働きやすい職種や応募・面接のポイント

※この記事は6分30秒で読めます。
「ニートにはどんな仕事がおすすめ?」
「ニートでも働ける仕事の種類が知りたい」
など、ニートができる仕事に関して疑問を持っている方もいるでしょう。
ニートは職歴や経験がないぶん、一般的には面接を通過するのは難しいとされていますが、人員不足の仕事や自分の強みを発揮できる仕事なら正社員として働くことも不可能ではありません。
今回は、ニートの概要、ニートにおすすめの仕事、ニートでも仕事がしやすい職種、仕事を始める前に知っておきたいポイントなどを解説します。この記事を読めば、ニートができる仕事のことがよくわかり、今後の仕事探しの参考にすることができます。
エリアから工場・製造業のお仕事を探す
1.ニートとは?
ニートはイギリスで生まれた言葉で、「Not in Education, Employment or Training」の頭文字を取り、NEATと呼ばれています。
本来は、16~19歳のうち学生でもなく働いてもいない、職業訓練も受けていない方を指していましたが、日本の定義では年齢が15~34歳とより幅広くなっています。
ニートでいる期間は社会人としての経験や仕事のスキルを積むことができず、友人や同僚がどんどん出世していくなかで取り残される不安を覚えることが多いでしょう。働かない限りは貯金が減り続けるため、ずっとニートの状態でいると生活にも影響が生じます。
ニートから社会復帰を目指して仕事を探すなら、できるだけ早いほうがおすすめです。年齢が若いほど「ポテンシャルがある」とみなされ、採用される可能性が高くなります。貯金が残っていて精神的にも余裕がある状態であれば、落ち着いて自分にあった仕事を探せます。
以下の記事では、ニートに似た存在である「フリーター」との違いについて解説しています。
2.ニートにおすすめなのはどんな仕事?
ニートは「面接で評価されない」「正社員として働けない」というイメージがありますが、以下のような特徴のある仕事なら、ニートの状態から就職することも可能です。
2-1.未経験可の仕事
ニートの状態から就職する場合、未経験可の仕事から選ぶのが一般的です。ニートになる前に正社員として働いた経験があれば、過去と同じ業界を選ぶこともできますが、未経験可の業界なら卒業後すぐニートになった方でも働ける可能性があります。
例えば、工場作業員、配送ドライバーなど、作業のマニュアルが完備された職場なら、未経験者が働くことも可能です。
2-2.学歴・資格・年齢不問の仕事
学歴に自信がない方や特にアピールできる資格がない方、また一定の年齢に達している方は、学歴・資格・年齢不問の仕事がおすすめです。前述の未経験可と併せることで、応募できる仕事の幅が広がるでしょう。
介護職や清掃員など、シニア層が多く働いている職場では年齢が不問であることが多く、学歴や資格がなくても働ける場合があります。
2-3.オープニングスタッフの仕事
オープニングスタッフは、小売店や飲食店において開業前の準備段階から働くスタッフのことです。未経験可の求人も多く、ほかのスタッフも同じスタートラインに立つため、経験のなさに引け目を感じずに応募できるでしょう。
オープニングスタッフとして募集がかかるのは飲食店や小売店が多いですが、介護施設や工場の軽作業で求人が見つかることもあります。
2-4.自分のペースでできる仕事
マイペースな生活の居心地が良すぎてニートを続けてしまっている方の場合、いきなり会社中心の生活をするのは難しいかもしれません。
しかし、自分のペースで働ける仕事なら、周囲に合わせて行動しなければいけない仕事より応募しやすいでしょう。
例えば、清掃員や配送ドライバーは、納期やこなさなければならない仕事量は決まっていますが、一人で黙々と進められるという意味ではマイペースに仕事ができる傾向があります。
2-5.人材不足の仕事
人材不足の業界では未経験者が採用されることも多く、ニートの方でも採用される可能性があります。現在ではさまざまな業界で人手不足が叫ばれているため、選択の幅も広がっています。
介護やドライバーなどは特に人材不足とされているため、採用される可能性は高いでしょう。
2-6.自分の好き・得意を活かせる仕事
自分の好きなことや趣味を大切にしたい方は、好きなことや趣味に関する分野で働くのがおすすめです。ニートのあいだに打ち込んだ好きなこと、得意なことを活かせる仕事を選ぶことで、長く働ける可能性があります。
マンガが好きならマンガ喫茶や書店、ゲームが好きなら新作ゲームのデバッガー(開発中のゲームをプレイして不具合を発見・報告する職種)という仕事も候補になるでしょう。
2-7.休日をしっかり取得できる仕事
学校卒業直後からニートとなり社会人経験がない方はもちろん、以前に正社員を経験したことがあるニートの方も、働いていないと自分が思っている以上に体力が落ちています。
できるだけ休みを希望どおりに取得でき、しっかりと体力を回復させることができる仕事を選ぶことがおすすめです。
例えばライターやITエンジニアなど、在宅が可能な仕事であれば、通勤時間にかける体力を温存できます。通勤の仕事の場合は「年間休日が多いか」「残業は月におよそ何時間か」といったことをチェックし、体力を回復させやすい仕事を探してみましょう。
工場作業員などカレンダーどおりに休める仕事であれば、急な出勤の可能性が少なく休みやすいでしょう。
3.ニートが仕事しやすい職種
前述の「ニートにおすすめの仕事」の条件にマッチするなかで、ニートでも仕事がしやすいおすすめの職種をご紹介します。
3-1.事務職
事務職は、会社の経理や電話応対、データ入力などの事務作業を担当する仕事です。机に座りながらの作業であり、データ入力などのルーティンワークが中心なので、ニートの方でも始めやすいでしょう。
WordやExcelなどの簡単なパソコンスキルは求められますが、ハローワークの職業訓練や民間のパソコンスクールでスキルを獲得できます。
事務職を探すなら、WordやExcelのスキルの証明になるMOS(Microsoft Office Specialist)や日商簿記検定などの資格を取得するのがおすすめです。
以下の記事では、事務職の仕事についてより詳しく解説しています。
3-2.工場作業員
工場作業員は、工場のラインで製品を加工したり、加工した製品の出荷準備をしたりする仕事のことです。
マニュアルが完備されており、未経験でも始めることができます。特に出荷作業や検品などの「軽作業」は簡単であることが多く、覚えやすい仕事です。
ただし、工場によっては金属製の重い製品を扱うこともあるため、体力に自信がない方はどのような製品を扱うかを事前に確認しておきましょう。
工場の仕事を探すなら、普通自動車運転免許やフォークリフト免許を取得しておくことをおすすめします。出荷場の軽作業で活躍できる資格であり、面接で高評価を得られるでしょう。
以下の記事では、工場の仕事についてより詳しく解説しています。
3-3.配送ドライバー
配送ドライバーは、個人宅や店舗に商品を配送する仕事です。小型トラックを使い、比較的近距離で荷物を運びます。
決まった時間までに荷物を届けることができれば、配送中は一人で黙々と運転できる点がメリットです。人との関わりを最小限に抑えて仕事をしたい方におすすめといえます。
配送ドライバーは普通自動車免許があれば仕事はできますが、ほかにも、高速道路を利用し長時間かけて長距離を移動するドライバーの仕事もあります。
中型・大型免許も取得し、より大型のトラックを任されるようになれば、給与アップも期待できます。
関連記事以下の記事では、配送ドライバーについてより詳しく解説しています。
3-4.新聞配達員
早朝と夕方に、新聞を各家庭に届ける仕事です。新聞を各家庭のポストに入れていくだけの単純な仕事であり、未経験のニートの方でも採用される可能性があります。
現場に出てしまえば一人で配達をするため、自分だけでコツコツと仕事を進めたい方におすすめです。
必要な資格は原付免許のみで、基本的にそれ以外の資格は必要ありません。
3-5.清掃員
清掃員は、オフィスビルや駅、公共施設などの掃除をおこなうスタッフのことです。個人宅に訪問して掃除をおこなう「ハウスクリーニング」も清掃員に含まれます。
割り振られた場所で時間内に掃除を終わらせることが仕事であり、未経験でも早く独り立ちできるでしょう。基本的に、清掃中は一人で黙々と仕事ができるため、できるだけ人に関わらずに仕事がしたいと考えている方にも向いています。
無資格でも仕事ができますが、オフィスビルの掃除に活かせる資格として「ビルクリーニング技能士」という資格もあります。
以下の記事では、清掃員の仕事についてより詳しく解説しています。
3-6.警備員
警備員は、商業施設で盗難や事故防止のための見回りをしたり、工事現場で誘導業務をおこなったりする仕事のことです。
社会全体のセキュリティ意識が向上している昨今では警備員の人材が不足しており、未経験でも学歴に自信がなくても採用される可能性があります。
夜型生活になっているニートの方であれば、夜勤業務も問題なくこなせるでしょう。一人で作業することも多く、コミュニケーション能力に自信がない方でも働くことができます。
ただし、現場によっては待機期間が長くなる点に注意が必要です。
警備員は資格がなくてもチャレンジできますが、施設警備業務検定、交通誘導警備業務検定といった資格を取得しておくと、面接での高評価につながるでしょう。
3-7.介護職員
社会貢献をしたい方やコミュニケーションが好きな方は、介護職も有力な選択肢の一つです。
介護施設内でサービスを提供する場合と、利用者宅に訪問してサービスを提供する場合があります。食事や入浴、トイレの介助やレクリエーションなどを通じて高齢者の生活をサポートする仕事です。
介護業界は慢性的に人材が不足している業界として知られており、仕事内容によっては無資格・未経験でも働けます。資格制度も整っており、無資格で始めても仕事をしながら資格取得・スキルアップが可能です。
無資格の方は、介護職人初任者研修が最初に目指す資格になるでしょう。経験を積むことで、介護福祉士実務者研修、介護福祉士とステップアップしていくこともできます。
3-8.ゲームデバッガー
ゲームデバッガーは、開発中のゲームのバグを見つける仕事です。
開発中や発表前のゲームのテストをおこないバグを見つけるゲームテスター、ゲーム画面をモニタリングして不具合をチェックするゲームモニタリング、ゲームテスターからの情報をもとにプレイしてバグを探すテストプレイなどの種類があります。
ゲーム開発に携わることができるため、ゲーム好きなニートの方に向いている仕事です。デバッガーとして必要な資格は特にありません。
3-9.デザイナー・イラストレーター
デザイナーは、さまざまなものをデザインするクリエイティブな仕事です。ホームページなどWeb関連のデザインをおこなうWebデザイナーという職業もあります。イラストレーターはイラストを作成する仕事のことです。
デザインやイラスト作成にはスキルが求められるため、専門学校などで勉強する必要はありますが、未経験から先輩のアシスタントとして働くことも可能です。
実力があれば学歴や職歴に関係なく仕事を受注でき、ゆくゆくはフリーランスとして独立もできるでしょう。
必ずしも資格は必要ありませんが、Webデザイナー検定などを取得しておくと、基礎的な知識を持っていることを客観的に証明できます。
3-10.ITエンジニア・プログラマー
ITエンジニアは、ITに関する技術やスキルを活用してインフラを構築・保守する仕事、プログラマーはプログラミング言語を使ってアプリケーションやゲームを作る仕事です。
プログラミングなどの高度なパソコンスキルが必要ですが、研修制度が充実した企業に入社してイチからスキルを身につけることも可能です。
座りっぱなしでパソコン作業をすることになりますが、ニートの期間中に1日中パソコンを触っていたような方であればストレスを感じることなく仕事ができるでしょう。
3-11.ライター
ライターは、依頼された構成内容にしたがって記事を作成する仕事です。取材して得た内容を記事にする取材ライターもいますが、在宅でWeb記事を専門に作成するWebライターという仕事もあります。
パソコンとWordなどの文字入力ソフトさえあれば仕事ができるため初期費用がかからず、無資格・未経験でも始めることができます。
Webライターは在宅で打ち合わせ、仕事の受注、記事制作、納品までをこなすことができるので、できるだけ人と会わずに仕事をしたいと考えている方にもおすすめです。
ライターになるのに特に必要な資格はありませんが、例えばお金に関する記事ならファイナンシャルプランナーの資格を取るなど、記事のジャンルに合う資格を取得することで記事の正確性が向上します。
4.ニートが仕事をはじめる前のポイント
ニートの状態を脱して「仕事をしよう」と決意したなら、まずはこれからご紹介するポイントを守って就職活動をしてみてください。
4-1.自信を持って行動する
ニート歴が長いと後ろめたさを感じたり、面接でのマイナス評価を気にしたりして、自信をもって行動できない方もいるかもしれません。転職活動の面接で空白期間の説明の仕方に迷ってしまう方もいるでしょう。
たしかに面接で空白期間を聞かれることはありますが、ニートだから何もできないということではありません。就職すると決めたなら、今までのことを気にしすぎず、自信をもって行動してみましょう。
すぐに内定を受け取れなかったとしても、全力で頑張ることで何らかの成果を得ることができ、ネクストステップにつながります。
4-2.応募先企業を探す前に自己分析をする
自己分析とは、これまでの自分の経験を振り返り、自分の特徴や強みを見つける手段のことです。自己分析をおこなうことで得られるメリットは、以下のとおりです。
- 自分の強みや特徴を具体的に言語化できる
- 就職のミスマッチを防げる
自己分析を通じて自分の強みを具体的に棚卸しできれば、その強みや特徴を言語化することで志望動機や自己PRに活用できます。
また、自分自身が興味を持っている分野や強みがわかれば、それが就職活動の軸になり、自分に合った会社をみつけやすくなるでしょう。
自己分析は、以下の4つのステップでおこないます。
- 自分のこれまでのキャリアの振り返り
- 自分が何をやりたいかを考える
- 自分に何ができるのかを考える
- 自分に何が求められているのかを考える
自己分析の具体的な進め方は以下の記事で詳しく解説しているので、これから本格的に転職や就職活動を始めるならぜひチェックしてみてください。
4-3.少しでも早く就職活動をはじめる
ニートを脱し正社員を目指すのであれば、少しでも早く就職活動を始めましょう。ニート期間が長くなればなるほど「仕事への意欲が低いのでは?」と疑われ、選考で不利に働きやすくなる可能性があります。
20代のうちは未経験でもポテンシャルで採用される可能性があります。しかし、30代以降は求職者にスキルや実務経験を持つ方が多くなることや、即戦力を求められる年代のため、どうしても採用難易度が高くなる傾向があります。
5.ニートが仕事に応募する際のポイント
ニートの方が初めて正社員求人を探す場合、どのように進めていけば良いのかわからない場合も多いでしょう。
ここでは、ニートが仕事に応募する際に知っておきたいコツ・ポイントについてご紹介します。
5-1.とりあえず応募してみる
「ニートの自分でも仕事ができるだろうか」「採用してもらえなかったらどうしよう」などと不安になり、応募できずに手が止まってしまうこともあるかもしれません。
しかし、応募しようか迷っているうちに、時間はどんどん過ぎてしまいます。まずは気軽に応募してみましょう。
応募の段階で無理だと感じれば面接を辞退することもでき、職歴に傷がつくことはありません。また、特に面接は本番の雰囲気に慣れることも重要です。経験を積まないと不慣れなまま本命の会社の面接をすることになってしまい、上手に受け答えができない可能性があります。
とりあえず応募だけでも良いので行動し、人事担当者とやりとりをして、選考の基本的な流れを知ることから始めてみましょう。第一歩を踏み出してみると、意外とすんなり面接や採用まで進むこともあるかもしれません。
5-2.応募書類を丁寧に作成する
就活の面接では、主に以下の2種類の書類を提出することになります。
- 氏名や学歴、職歴などのプロフィールを伝える「履歴書」
- 業務経験や知識・資格などから仕事に活かせるスキルを伝える「職務経歴書」
履歴書や職務経歴書には正しい書き方があるため、間違いのないように丁寧に記載することが重要です。使う筆記用具は黒のボールペンが基本で、間違った際は修正せずにイチから書き直すのがマナーです。
記入漏れがあったり誤字・脱字があったりすると「注意力がない」といった低評価につながることもあるため、提出前にミスがないことを必ず確認しましょう。
JOBPALでは、履歴書の作成について役立つ記事を公開しています。ぜひ以下のリンクよりチェックしてみてください。
5-3.志望動機を充実させる
ニートの就職に限らず、面接試験で特に重要視される項目が「志望動機」です。
書き方によって応募者の熱意や本気度が伝わるため、「なぜその会社を選んだのか」という部分は特に力を入れて書く必要があります。ニートの場合、スキルや職務経歴などでアピールすることはできません。そのぶん、志望動機では「絶対に貴社で働きたい」という意欲を示す必要があります。
主語を変えればどの企業でも通用するような志望動機ではなく、その企業だからこそ書ける志望動機を熱意を持って書きましょう。
関連記事以下の記事では、志望動機の書き方について詳しく解説しています。
6.ニートが面接を受ける際のポイント
ニートの方のなかには、「面接を受けるのは高校(大学)の入試以来」という方もいるのではないでしょうか。
そんな方のために、社会人として初めて面接を受ける場合のコツ・ポイントをご紹介します。
6-1.自分の得意なことをアピールする
面接の場では、「志望動機」「長所・短所」「入社してからやりたいこと」などの質問に答える際に、自分にできることや得意なことをアピールできます。
ニートの場合はスキルや経験がないぶん、この限られた時間で熱意や得意なことをいかに伝えられるかが重要です。
以下の例文を参考に、自身の得意なことや仕事の熱意の高さをアピールする文章を考えてみてください。
【得意なことをアピールする志望動機】
私の長所は、一つのことに粘り強く最後まで取り組めることです。学生時代、工場のライン作業でアルバイトをした経験があり、長時間ライン作業をしていてもまったく苦になりませんでした。
私は、小さい頃から食卓に並んでいた貴社の食品を加工する仕事に強い関心を抱いています。私の工場勤務経験と粘り強く働ける強みを活かし、貴社のライン業務においても任された仕事を確実にこなすことで貢献したいと思っています。
【意欲の高さをアピールする志望動機】
私は多くの人と関わり、お客様にも社内の仲間にも貢献できる仕事がしたいと考えており、このたび貴社の事務職に応募いたしました。前職では営業事務を経験しており、接客応対と電話応対に関しては自信があります。専門的な事務に携わるべく、最近日商簿記2級を取得しました。今後もスキルや資格を身につける勉強を続けていく所存です。
以下の記事では、自己PRの作り方について詳しく解説しています。
6-2.堂々とした態度で受け答えをする
面接のときは背筋を伸ばし、堂々とした受け答えを心がけましょう。ニートの方が職務経験のあるライバルに勝ち、内定を得るためには、熱意と誠実さで職歴や経験のなさをカバーするしかありません。
ニートで職務経験がないからと自信がない不安な表情をしていると、かえって審査担当者に悪い印象を与えることになります。
経験やスキルの有無に関係なく、面接官のことをお客様だと思って、笑顔や堂々とした受け答えを意識して話しましょう。ハッキリした態度で話すことで「ニートだった過去に負い目はない」「これからは真面目に働く熱意がある」ということをアピールできます。
6-3.清潔感のある身なりをする
面接を受ける際には、清潔感のある身だしなみを心がけてください。身だしなみは社会人のマナーの一つであり、面接での評価の第一歩となります。
熱意をもってハキハキとした受け答えができても、髪がボサボサのままだったりシャツやスーツがシワだらけだったりすると、印象が悪くなってしまう可能性があります。
身なりはその人を表す鏡ともいわれます。清潔感を大切にして面接を受けることを心がけましょう。
以下の記事では、面接におけるマナーについて詳しく解説しています。
6-4.経歴や資格で嘘をつかない
自分をよく見せようとして履歴書や面接で嘘をついてしまうのは絶対にNGです。嘘をついたまま話を続けても、どこかで必ず話のつじつまが合わなくなってしまいます。一つの嘘を隠すためにさらに嘘を上塗りすることになりますし、いつかは必ずバレてしまうかもしれません。
自信がなくて職歴に嘘を書きたくなるかもしれませんが、正直に空白期間について説明しましょう。正直に話すことで、あなたに合ったポジションに配属される可能性もあるのです。
例えば、「ストレスを抱えてしまって仕事ができなくなった」「やりたい仕事が見つからなかった」などと正直に話したうえで、以下のことを説明してみましょう。
- ニートだった現実を受け止め新しいスタートを切ろうとしていること
- これからどうしていきたいかのビジョンを持っていること
- なぜその会社で働きたいかが明確になっていること
面接官にもよりますが、「正直に話していること」に好感をもってくれる可能性もあります。
7.まとめ
ニートの期間はアルバイトと違って職歴や強みとして評価されることがなく、長引けば長引くほど、社会人として働いている方と比べて就職活動で不利になります。
現在は働き方の多様化と人手不足によってニートでも正社員として働くチャンスは十分にあります。働きたいと感じたら少しでも早く行動に移しましょう。
JOBPALでは、早めに働きたい方に向けた求人情報を多数掲載しています。職務経験が少なくても働ける仕事もありますので、ぜひ参考にしてください。
関連記事
人気ランキング
工場・製造業の職種図鑑
以下の条件から求人を探す
都道府県からお仕事を探す
職種からお仕事を探す