25歳スキルなしでも転職できる?やめておいたほうがよいケースや転職活動のコツを紹介
この記事で分かること
- 25歳スキルなしでの転職は遅いと考える方もいるが、決して遅くはない
- 25歳は転職市場で需要が高く、将来性を評価されて採用される可能性が高い
- 目的があいまいで、短期間で転職を繰り返している場合、転職はやめておいたほうが良い
- スケジュールをしっかり立てて、自己分析や企業分析をおこなうと、転職がスムーズに進むのでおすすめ
※この記事は6分30秒で読めます。
「25歳スキルなしの転職はやめたほうが良い?」
「25歳スキルなしで転職活動をおこなうコツは?」
など、25歳で転職することに関して疑問を持っている方もいるでしょう。
結論からお伝えすると、25歳はスキルなしでも転職できます。スキルや経験が不足している場合でも、これからの成長を期待して採用する企業が多いためです。
今回は、25歳で転職するのがおすすめのケース、転職しないほうが良いケース、転職活動のコツなどを解説します。この記事を読めば、自分が転職したほうが良いか、どうすれば転職活動がスムーズにおこなえるかがわかります。
エリアから工場・製造業のお仕事を探す
1.25歳スキルなしでも転職できる?
「25歳で転職するのは遅いのか」と不安に思う方もいますが、25歳スキルなしでも転職が遅すぎることはありません。
仕事への考え方がある程度定着している30代以上に比べると、企業としても25歳は育成しやすく、ポテンシャル採用される可能性が高いからです。
ポテンシャル採用とは、スキルや経験ではなく、将来発揮するであろう能力に期待して人材を採用することです。
また、製造業やサービス業、建設業など、さまざまな業種で人手不足のため、未経験でも転職できる求人が多くあります。
25歳はビジネスマナーなどが身についている場合も多いため、採用後には業務に直結する教育・研修に重点を置けることは企業にとって大きなメリットです。
そのため、25歳でスキルがなくても、転職のチャンスはつかみやすいといえます。
2.25歳で転職するのがおすすめのケース
25歳の転職を成功させるためには、そもそも今の状況から転職したほうが良いかどうかを慎重に見極める必要があります。
まず、25歳で転職するのがおすすめのケースは、以下のとおりです。
- 今の職場がブラック企業または近しい
- 今後やりたいことや目指したいことが明確になった
それぞれ詳しく紹介します。
2-1.今の職場がブラック企業または近しい
今の職場がブラック企業であったり、ブラック企業に近しい労働環境だったりする場合は、できるだけ早く転職を検討しましょう。
ブラック企業で勤務を続けてしまうと、心身ともに支障をきたす恐れがあったり、収入が増えなかったりするなど将来に悪影響を及ぼす可能性があるからです。
ブラック企業の主な特徴は、以下のとおりです。
- 1日あたり数時間以上などの長時間残業が続いている
- 残業代に未払いがある
- 安全対策が不十分な状況で作業をしている
- セクハラやパワハラが横行している
ブラック企業から転職することで、プライベートの時間が増えたり、仕事にやりがいを見つけてパフォーマンスが向上したりするなどメリットが多くあります。
今働いている職場がブラック企業である場合は、できるだけ早く転職することがおすすめです。
2-2.今後やりたいことや目指したいことが明確になった
今後やりたいことや目指したいことが明確な場合は、転職がおすすめのケースです。
20代はこれからやりたいことが新しく出てくる年代であり、新卒でなんとなく就職してから、やりたいことがはっきりする方もいます。
例えば、大学や高校の専門に応じて仕事を選んだものの、昔から好きだった分野の仕事がやりたくなった方もいるかもしれません。
もし今の職場で働き続けてもやりたいことが実現できないなら、他の企業に転職を検討するのも良いでしょう。
また、自分の方向性がはっきりすれば、自分にマッチした転職先を見つけやすく、より満足度の高い職場への転職に成功する可能性が高くなります。
3.25歳で転職しないほうが良いケース
25歳で転職しないほうが良いケースは以下の4つです。
- なんとなく転職したいと考えている
- 短期間で転職を繰り返している
- 転職したばかり
- 転職以外の解決方法がある
上記のケースに当てはまる状況で転職活動をおこなうと、不採用が続いてしまったり、今より職場環境が悪くなってしまったりする可能性があります。
3-1.なんとなく転職したいと考えている
曖昧な考えのまま面接に挑んでも、採用担当者を納得させられる志望動機を語れず、不採用になる可能性が高いです。
運よく採用されても、また「なんとなく転職をしたい」と考えてしまい、転職を繰り返してしまいます。
例えば、以下のような考えで転職を考えている場合が挙げられます。
- 周りが転職に成功しているから
- 給与が高い仕事を見つけたから
- 今の仕事に飽きたから
- ただ、なんとなく転職したいから
上記に当てはまっている方は、本当に転職したほうが良いのか深く考えることが重要です。
3-2.短期間で転職を繰り返している
短期間で転職を繰り返している場合、企業側から転職理由を細かく聞かれるだけでなく、長く働き続けられない人材ではないかとネガティブにみられる危険性が高いからです。
例えば、在籍期間が半年程度を繰り返している方などは、採用担当者から「飽きっぽくてすぐ辞めるかもしれない」という印象をもたれてしまいます。
退職理由が会社都合であればやむを得ないものの、短期間で転職を繰り返すのはなるべく控えることがおすすめです。
3-3.転職したばかり
転職したばかりで「もうやめたい」と悩んでいる場合、ある程度働いて様子を見ることも大切です。
企業独自の仕事の進め方や人間関係に馴染めていない可能性があります。その場合、新しい環境に順応するまでの時間が経てば、自然と悩みが解消することがあります。
まずは半年間働いてみるなど、自分なりに目標期間を立てたうえで、それでも改善しなければ転職を検討するのも良いでしょう。
3-4.転職以外の解決方法がある
もし転職したい理由となっている問題が今の職場でも解決できそうなら、すぐに転職することはおすすめできません。
例えば、給与や待遇に不満がある場合は、給与交渉をおこなうことで問題が解決する可能性があります。
具体的な実績などの根拠を示しながら交渉することで、説得力が増して改善されやすいでしょう。
また、人間関係に悩みがある場合は、上司や同僚など信頼できる相手に相談してみることで解決策が出てくるかもしれません。場合によっては配置転換などの対応をしてもらえることもあります。
問題の解決に手を尽くしてみても改善しない場合は、転職を検討しましょう。
4.25歳で転職するメリット
25歳で転職する主なメリットは、以下の3つです。
- 転職市場で需要が高い
- ポテンシャルを評価してもらえる
- 転職に失敗してもやり直しがききやすい
それぞれ詳しく解説します。
4-1.転職市場で需要が高い
25歳はまだ若く、転職市場において需要が高い年代です。
若い世代はスキルの習得や新しい環境への適応が早く、将来に期待している企業が積極的に採用しています。
実際に、厚生労働省の「令和5年雇用動向調査結果の概況」によると、転職入職率は以下のようになっています。
年齢 | 男性 | 女性 |
---|---|---|
全年齢 | 9.4% | 11.6% |
20~24歳 | 14.6% | 16.5% |
25~29歳 | 15.6% | 19.1% |
転職入職率は、労働者数全体に対して直近1年間で企業を転職した方がどれくらいいるか割合を示したもので、25歳を含む20代の転職が活発であるとわかります。
未経験の仕事や異業種への転職でも、成長意欲があれば成功するチャンスを得やすいでしょう。
-
参照:厚生労働省「令和5年雇用動向調査結果の概況」
https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/koyou/doukou/24-2/dl/gaikyou.pdf
4-2.ポテンシャルを評価してもらえる
25歳はスキルや経験よりも、将来的な成長性や潜在能力といったポテンシャルを評価してもらえる傾向の高い時期です。
企業は将来性や成長意欲を重視するため、スキルや経験がない若い世代を積極的に採用する可能性があります。
ポテンシャル採用では、社内教育やキャリア支援など成長をサポートする体制を整えている企業が多いため、経験を積みながら成長できる環境が整っています。
25歳でポテンシャル採用をおこなう企業に転職することで、キャリアの幅を広げられるでしょう。
4-3.転職に失敗してもやり直しがききやすい
25歳はまだ若いため、もし転職に失敗しても、やり直しがききやすいこともメリットの一つです。
30代・40代以降になると、転職先の選択肢が限られてきて、失敗した場合のやり直しが難しくなってきます。
年齢が上がり家族が増えてきたら、安定した収入を確保し続ける必要も出てきます。
20代であれば、転職先の候補が見つけやすく、もし失敗しても経験として次に活かすこともできるでしょう。
5.25歳で転職するデメリット
25歳で転職するデメリットは、仕事が長続きしない方だというネガティブな印象をもたれる可能性があることです。
企業にとって、新しい社員を採用して研修をおこなうには時間と費用がかかります。すぐに辞められると時間と費用が無駄になるため、長続きしない人材の採用はできるだけ避ける可能性が高いです。
そのため、転職活動をおこなっても、希望の企業に採用されない可能性があります。
しかし、年齢や転職の頻度を問題にせず、20代のポテンシャル採用を積極的におこなっている企業も多くあります。
面接で転職理由を明確に伝えて、採用担当者に前向きな印象を抱かせることが重要です。
6.25歳から始める転職活動のコツ
25歳から始める転職活動のコツは、以下の6つです。
- 転職するまでのスケジュールを立てる
- なぜ転職したいのか理由を明確にする
- 自己分析や企業分析をおこなう
- 転職サイトなどを活用する
- キャリアカウンセリングなどを活用する
- 働きながら転職先を決める
転職活動のコツをおさえておくことで、スムーズに転職先を見つけられたり、採用が決まったりするので、チェックしておきましょう。
6-1.転職するまでのスケジュールを立てる
転職活動は、ただ漠然と始めるのではなく、採用されるゴールから逆算してスケジュールを立てることが重要です。いつまでに何をすべきか明確になり、準備にメリハリを付けやすくなるからです。
転職活動には大きく分けて以下の3ステップがあります。それぞれのステップを参考にして、スケジュールを立てると良いでしょう。
項目 | 内容 |
---|---|
1.転職活動の準備 |
|
2.応募・内定 |
|
3.退職手続き・入社 |
|
転職活動にかかる期間は1ヵ月〜6ヵ月程度を目安として、スケジュールを立ててみましょう。
実際、厚生労働省の「令和2年転職者実態調査の概況」によると、25歳から29歳の方が転職活動を始めてから直前の勤め先を離職するまでの期間は、以下のとおりでした。
期間 | 割合 |
---|---|
1ヵ月以上〜3ヵ月未満 | 29.6% |
3ヵ月以上~6ヵ月未満 | 18.5% |
1ヵ月未満 | 17.7% |
※上位3つのみを記載
また、同調査では、直前の勤め先を離職してから現在の勤め先に就職するまでの期間も調査しており、結果は以下のとおりです。
期間 | 割合 |
---|---|
1ヵ月未満 | 30.6% |
離職期間なし | 21.5% |
2ヵ月以上~4ヵ月未満 | 18.1% |
※上位3つのみを記載
ただし、スキルや経験、資格の有無などによって、必要な期間や選べる求人の数が異なるため、あくまで計画を立てる際の目安として参考にしてください。
-
参照:厚生労働省「令和2年転職者実態調査の概況|3.転職について」
https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/dl/6-18c-r02-2-03.pdf
6-2.なぜ転職したいのか理由を明確にする
なぜ転職したいのか理由を明確にすることで、企業や仕事選びの軸がブレることがなくなり、転職先が見つけやすくなります。
転職する理由はさまざまですが、よくある理由を紹介します。
- 労働時間や休日などの条件が合わなかった
- 職場の人間関係が悪かった
- 給与が少なかった
- 仕事に興味を持ち続けられなかった
自分にとって重要な転職理由を明確にして、それをもとに転職先を選ぶようにしましょう。
6-3.自己分析や企業分析をおこなう
25歳からの転職活動をスムーズに進めるためには、自己分析や企業分析をおこなうことも重要です。
自己分析により自分の強みや弱み、価値観が明確になるため、面接で的確なアピールができたり、自分にマッチした企業を探したりできるようになります。
自己分析では、自分のキャリアを振り返り、以下の項目を書き出してみると良いでしょう。
- 仕事で活かせる強み
- 仕事で感じた弱み
- 携わってきた仕事
- 得られたスキル
スキルは専門的なものがなかったとしても、わかりやすく説明する力など広く通用するものも含めて洗い出します。
また、業界研究をすることで、働きたい業界や企業を見つけやすくなったり、求められる人材が自分に合っているか確認できたりします。
一方、希望の業界がすでに決まっている場合は、企業の情報を詳しく調べて、自分に合った企業があるかどうかを見極める企業分析がおすすめです。
6-4.転職サイトなどを活用する
転職先の求人を探す際は、転職サイトやハローワーク、企業のホームページなどを活用しましょう。
厚生労働省の「令和2年転職者実態調査の概況」によると、25歳〜29歳が転職活動の方法として利用していたのは、以下のとおりです。
項目 | 割合(複数回答可) |
---|---|
求人サイトや求人専門情報誌 | 48.9% |
ハローワークなどの公的機関 | 32.3% |
企業のホームページ | 23.2% |
民間の職業紹介機関 | 21.4% |
-
参照:厚生労働省「令和2年転職者実態調査の概況|3.転職について」
https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/dl/6-18c-r02-2-03.pdf
それぞれの特徴を次の表にまとめたので、参考にしてください。
転職活動の方法 | 特徴 |
---|---|
求人サイトや求人専門情報誌 |
|
ハローワークなどの公的機関 |
|
企業のホームページ |
|
民間の職業紹介機関 |
|
自分が活用しやすい方法を組み合わせながら、転職活動を進めましょう。
また、JOBPALの面談では、希望の業界や職種、条件などを聞き取り、マッチした求人の紹介をおこなっています。気になる方は、ぜひ活用してください。
6-5.キャリアカウンセリングなどを活用する
キャリアカウンセリングにより、自己理解が深まり、転職活動の方向性を明確にできるメリットがあります。
厚生労働省の「令和2年転職者実態調査の概況」によると、25歳〜29歳のうち、転職活動の準備として就職ガイダンスや適正・適職診断などを受けた方は25.8%、キャリアコンサルティングを受けた方は22.8%です。
転職活動をおこなう前に、キャリアカウンセリングや適職診断などの利用を検討してみましょう。
JOBPALでは、気軽な転職相談ができる面談サービスをおこなっています。ぜひご活用ください。
-
参照:厚生労働省「令和2年転職者実態調査の概況|3.転職について」
https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/dl/6-18c-r02-2-03.pdf
6-6.働きながら転職先を決める
離職してからではなく、働きながら転職先を決めるのも、25歳から転職活動を始めるコツの一つです。
離職してからすぐに次の仕事が決まる保証はなく、求人の状況によっては転職活動が長期にわたってしまうリスクがあるからです。
特に貯金が少ない方は、転職活動が長期になると貯金が尽きてしまい、生活に支障が出る可能性もあります。
今の職場がどうしても耐えられないなど、特別な事情がない限りは、働きながら転職先を決めるようにしましょう。
もし次の仕事をすぐに決めたいなら、転職サイトで急募の求人を探すか、紹介をしてもらう方法もあります。
JOBPALでも、早めに働きたい方向けの求人を紹介しているので、ぜひご覧ください。
7.まとめ
転職市場での需要が高く、ポテンシャルを評価してもらえるため、25歳スキルなしでも転職は可能です。
やりたいことや目指したいことが明確に決まっていて、今の職場ではそれが叶わない場合は転職活動を検討しましょう。
ただし、なんとなく転職したいと考えたり、短期間で転職を繰り返したりしている方は、転職がうまくいかない傾向がみられます。
その場合は、自己分析をおこなったり、キャリアカウンセリングを受けたりして、転職をしたい理由を明確にすることからはじめましょう。
転職活動では、求人を簡単に検索や比較ができる転職サイトの活用がおすすめです。JOBPALでは、未経験者歓迎や20代活躍中の求人も掲載していますので、ぜひご覧ください。
関連記事
人気ランキング
工場・製造業の職種図鑑
以下の条件から求人を探す
都道府県からお仕事を探す
職種からお仕事を探す