正社員になる方法
更新日:2024年12月27日

40代無職から抜け出す方法と就職を目指せる仕事を紹介

40代無職から抜け出す方法と就職を目指せる仕事を紹介

この記事で分かること

  • 40代無職でいることの危険性として、社会から孤立する、社会保険や年金に影響するなどが挙げられる
  • 規則正しい生活習慣を送ることや、転職相談を利用することで、40代無職を抜け出せる可能性がある
  • 工場作業員やトラックドライバー、清掃員、介護職などへの就職・転職は、40代無職でも目指しやすい
  • 40代無職で面接を通過するには、無職の理由を明確にすることや正社員にこだわらないなどの点に気をつける

※この記事は6分30秒で読めます。

「40代無職から抜け出したい」
「40代無職でもできる仕事はある?」
など、40代無職の仕事探しに関して疑問を持つ方もいるでしょう。

40代無職から抜け出すためには、規則正しい生活習慣を取り入れる、自分の長所を理解する、応募できる求人を探してみるなど、具体的な行動を起こすことが重要です。

今回は、40代無職から抜け出す方法、就職を目指しやすい仕事例、面接を通過するポイントなどを解説します。この記事を読めば、40代無職から就職を目指す方法がよくわかり、就職活動に向けて具体的に動き出すことができます。

1.40代無職のままでいる危険性

40代無職のままでいると、いくつかの危険性があります。主な危険性として、以下の3つが挙げられます。

  • 社会から孤立してしまう
  • 親の支援を受けられなくなる
  • 社会保険や年金に影響が出る

それぞれの項目について、詳しく見ていきましょう。

1-1.社会から孤立してしまう

無職の状態が長期化し、人との交流が少なくなると、社会から孤立してしまう危険性が高まります。

家族以外の方とのコミュニケーションを取る機会が減少し、一日のほとんどを自宅だけで過ごす生活が日常化すると、人によってはひきこもり状態が深刻化してしまうこともあるでしょう。

社会から孤立した状態が慢性化すると、将来的に働きたいと思った際も、自身が望む仕事を見つけることが困難になる場合もあります。

1-2.親の支援を受けられなくなる

40代無職の方の中には、親の支援に頼って生活している方も多く見られます。しかし、親が高齢になり仕事を退職すると、これまでのように養ってもらうことはできません。

また、場合によっては親の介護が必要となるケースもあり、生活費や介護費用を現在の貯蓄から負担しなければならない可能性もあります。

たとえ介護状態にならなかったとしても、一般的に高齢になるほど病気のリスクが上がるため、親の通院費や薬代などの支払いがかさみ、次第に金銭面での苦労が増す可能性が考えられます。

1-3.社会保険や年金に影響が出る

無職でいる期間が長期化することによって、社会保険や年金に悪影響が出る可能性があります。

40代無職で扶養に入っていない場合、国民健康保険料と介護保険料、国民年金保険料の全額を自身で支払わなければならず、収入がないにも関わらず経済的な負担が増します。

また、無職期間中に社会保険や年金のかけ金が減少することで、将来的に受け取れる年金額が減ってしまう可能性も考えられます。

もし保険料の納付が困難な状態に陥り、支払いをしなかったり保険料免除制度を利用したりした場合は、受け取れる年金額はさらに減少してしまうでしょう。

2.40代無職から抜け出す方法

ここでは、40代無職から抜け出す方法を紹介します。無職を脱却する主な方法は、以下の5つです。

  • 規則正しい生活習慣を取り入れる
  • 人とのコミュニケーションの頻度を増やす
  • 自分の得意なことや長所を見つける
  • 自分が応募できる求人を見てみる
  • 転職相談を利用する

それぞれについて、詳しく解説します。

2-1.規則正しい生活習慣を取り入れる

無職の方は会社員のように決められた時間に起きる必要がないため、生活リズムが崩れがちな方が多い傾向にあります。現在生活リズムが乱れている方は、具体的に就職・転職活動に向けて動き出す前に、まずは生活習慣を正すことを目指しましょう。

昼夜逆転生活が続いている方の場合、すぐに生活リズムを取り戻すことは難しいかもしれませんが、「今週は30分早く起きる」など小さな目標を立て、少しずつ生活リズムの調整を試みてください。

また、散歩やランニングなど、適度な運動習慣を取り入れることもおすすめです。運動によって心身がリフレッシュすると、気持ちも前向きになり、労働意欲が湧きやすくなるでしょう。

2-2.人とのコミュニケーションの頻度を増やす

40代で無職から抜け出すためには、人とのコミュニケーションを取る頻度を増やすことが大切です。まずは人との交流に慣れるため、友人と久しぶりに会ってみる、趣味のイベントに参加するなど、気軽に外出できる機会を積極的に作ってみましょう。

たとえ人と話す機会が少ない仕事に就こうと思っても、挨拶や業務報告など、人と最低限のコミュニケーションを取ることは、働くうえで欠かせない要素です。

また、実際に就職・転職活動が始まると、ほとんどの企業で採用面接がおこなわれます。

面接では応募者がコミュニケーションを適切に取れているかも重視するため、事前に家族以外の方との交流頻度を増やしておくことで、面接時にもうろたえることなく受け答えができるようになるでしょう。

2-3.自分の得意なことや長所を見つける

無職状態から抜け出すために就職活動をするには、自分の強みを知ることが大切です。自分のアピールポイントを把握するためにも、自分の得意なことや長所をピックアップしてみましょう。

強みが明確になっていると、就職活動で応募書類を作成する際や、面接で質問に回答する際に、自身の魅力をアピールしやすくなります。

また、自分の強みを理解することで、自分に向いている仕事を探しやすくなり、転職活動をスムーズに進めやすくなるでしょう。

自分に合った仕事の探し方や、具体的な自己分析方法がわからない方は、下記の記事なども参考にして、自分に合った方法で自己理解を深めてみてください。

2-4.自分が応募できる求人を見てみる

無職から抜け出すためには、求人サイトなどで実際に求人を見て、自分が応募できる仕事にはどのようなものがあるかを確認する方法も有効です。

その際は闇雲に求人を見るのではなく、条件を絞り、40代以降でも働ける仕事や未経験者を積極的に募集している仕事などを探すと良いでしょう。

また、求人情報や会社のホームページ、実際に働いている方の声などもチェックして、自分が働く姿を具体的にイメージしてみることも大切なポイントです。無理なく働く姿を思い浮かべられる仕事であれば、長く続けられる可能性が高いといえるでしょう。

2-5.転職相談を利用する

求人サイトなどで利用できる転職相談を活用することも、無職状態から脱却するためにおすすめの方法です。

転職相談では、応募書類の作成方法や面接対策、仕事の選び方など、求職者が就職活動を成功させるためのさまざまな支援をおこなっています。

転職に関する専門知識が豊富なプロからのアドバイスを受けられるため、転職相談をうまく利用すれば、初めて働く方や仕事にブランクがある方でも、安心して就職・転職活動を進められるでしょう。

JOBPALの面談応募では、企業の選び方や面接対策など、就職・転職に関するあらゆる相談を受けつけています。仕事に関して不安や疑問を抱えている方は、ぜひ面談応募のご利用をご検討ください。

3.40代無職から就職を目指せる仕事例

ここでは、40代無職からの就職を目指しやすい仕事例を紹介します。今回は、以下7つの仕事について詳しく解説します。

  • 工場作業員
  • 警備員
  • タクシードライバー
  • トラックドライバー
  • 清掃員
  • 介護職
  • 営業職

それぞれの仕事の概要や、おすすめポイントについて見ていきましょう。

3-1.工場作業員

工場内で製品や部品を製造するために、さまざまな作業をおこなうのが工場作業員の仕事です。具体的な作業内容として、以下のようなものが挙げられます。

  • ライン作業
  • ピッキング
  • 検品・検査
  • 品質管理
  • 生産管理

工場の仕事は安定的に求人数があり、年齢や経験を問わずに応募できる仕事も多くあるため、40代無職の方でも比較的採用のハードルが低い傾向にあります。

企業によって具体的な仕事内容は異なりますが、基本的にはマニュアルに沿っておこなう単純作業の業務が多いため、未経験者やブランクのある方でも仕事を覚えやすく、無理なく働くことができるでしょう。

3-2.警備員

警備員は、オフィスビルや工場、学校、商業施設などを巡回し、安全を守ることが主な仕事です。また、交通誘導やイベント会場の警備などを担当する場合もあります。

警備員は、年齢不問の求人や未経験者でも応募できる求人が多いため、40代無職の方でも挑戦しやすい仕事といえるでしょう。

また、施設警備員や交通誘導の仕事を受け持つ場合は、現場を一人で担当することも多く、業務中に人と接する機会があまりありません。そのため、コミュニケーションに不安がある方でも、警備員の仕事であれば問題なく業務を遂行できるでしょう。

3-3.タクシードライバー

タクシードライバーの仕事は、タクシーで乗客を指定された場所まで送り届けることです。運転だけでなく、車両の運行前点検や洗浄なども担当します。

タクシードライバーとして働くためには、普通第二種運転免許証が必要です。

しかし、企業によっては第一種免許の保有者を採用し、入社後に第二種免許取得のための養成訓練をおこなうところもあるため、必ずしも入社前に普通第二種運転免許証を取得しておく必要があるわけではありません。

上記のような理由から、第一種運転免許を保有している方にとっては、タクシードライバーは比較的挑戦しやすい仕事といえるでしょう。

また、タクシードライバーは運転スキルさえ問題なければ、年齢をあまり重要視されないケースが多く見られます。そのため、40代無職の方でも、比較的気軽に応募できるでしょう。

3-4.トラックドライバー

トラックドライバーは、トラックやトレーラーなどを運転して貨物を運搬することが主な仕事です。

決められた場所に決められたルートで荷物を配置する「ルート配送ドライバー」や、片道300km以上を運転して目的地まで荷物を届ける「長距離ドライバー」など、さまざまな働き方があります。

年齢の上限があまりなく、未経験でも応募できる求人が多くあるため、運転免許を取得していれば、40代無職からでも始めやすい仕事といえるでしょう。

ただし、運転する車両によっては、準中型・中型・大型などの免許が求められる場合があるため、応募前に求人要領をしっかり確認しておきましょう。

3-5.清掃員

オフィスビルやホテル、病院など、さまざまな建物の清掃をおこなうのが清掃員の役割です。外壁や窓ガラスなどの室外の清掃や、床や壁などの室内の清掃など、清掃する場所は多岐にわたります。

特に学歴や資格などは必要なく、年齢不問の求人も多い傾向にあるため、40代無職からでも就職のハードルは低いといえるでしょう。

また、清掃員の仕事は業務中に人とコミュニケーションを取る機会はあまり多くありません。そのため、一人で淡々と作業したい方や、人とコミュニケーションを取ることに苦手意識のある方の場合、ストレスなく清掃員の仕事に従事できるでしょう。

3-6.介護職

介護職は、高齢者や障害のある方などの生活をサポートすることが主な仕事です。老人ホームやデイサービスセンター、病院や障害者施設など、仕事内容によって勤務場所はさまざまです。

介護業界は慢性的に人手不足である他、近年の少子高齢化の進行によって、今後はより一層働き手の需要が高まることが予想されます。学歴や年齢、経験を問わずに人材を募集している企業は多くあるため、40代無職からでも挑戦しやすいでしょう。

3-7.営業職

営業職は、顧客に自社の商品やサービスをアピールし、購入や契約につなげることが仕事です。顧客が企業か個人かによって、「法人営業」「個人営業」と、具体的な呼び名が分けられることもあります。

業界によって差異はありますが、営業職が人手不足な状態にある企業は多い傾向にあります。資格や経験を問わずに求人を出している企業も複数あるため、40代で無職の方でも、条件が合えば無理なく応募できるでしょう。

また、営業職は営業成績がダイレクトに収入に反映されることも多いため、未経験者やブランクのある方でも、自身の頑張り次第で高収入を目指すことができます。

4.40代無職の方が面接を通過するポイント

ここでは、40代無職の方が面接を通過するポイントを紹介します。主なポイントは、以下の4つです。

  • 無職になった理由を明確にする
  • 企業が求めていることを理解する
  • 履歴書や職務経歴書を丁寧に書く
  • 正社員にこだわらない

それぞれについて、詳しく見ていきましょう。

4-1.無職になった理由を明確にする

40代無職の方が採用面接を受けた場合、「なぜ無職になったのか」「無職の間に何をしていたのか」などの質問を、高確率でされることが想定されます。

そのため、無職になった理由や、その間に何をして過ごしたかについて、企業が納得できる明確な回答を用意しておくことが重要です。

「勤めていた企業の業績が傾きリストラされた」「長時間勤務によって心身の不調をきたした」など、無職になった理由をわかりやすく伝えることができれば、面接官にマイナスな印象を与えにくくなるでしょう。

4-2.企業が求めていることを理解する

選考を通過するためには、企業が応募者に何を求めているのかを理解することが重要です。事前に求人情報や企業のホームページなどを細かくチェックして、企業がどのような人材を求めているかを想定してみましょう。

企業が求める人物像をイメージするには、企業が以下の項目において応募者に何を求めているかを深堀りすることが大切です。

  • 人柄
  • 価値観
  • 意欲や熱意
  • 経験

上記について自分なりの考えをまとめておくことで、自身が企業に何をアピールするべきか、自分と企業との相性はどうなのかなどの理解が深まり、採用確率を高められるかもしれません。

4-3.履歴書や職務経歴書を丁寧に書く

40代無職の方が書類選考を突破するためには、履歴書や職務経歴書などの応募書類を丁寧に作成することが必要不可欠です。

現在無職の方でも、過去に働いていた経験がある場合は、当時得たスキルや経験などを振り返り、積極的にアピールポイントを記入しましょう。

また、正社員経験がない方でも、応募する企業の仕事に近い職種で働いた経験があれば、アルバイトや派遣社員としての経験も評価につながる可能性があります。

履歴書や職務経歴書を書く際は、過去の仕事を振り返り、応募する企業の仕事に活かせそうな項目がないかを深掘りしてみましょう。

4-4.正社員にこだわらない

40代無職の方が就職を目指す場合は、必ずしも正社員にこだわる必要はありません。

アルバイトや派遣社員、契約社員などの雇用形態であれば、正社員よりも比較的採用のハードルが低く、ブランクのある方でも採用されやすい傾向にあります。

また、企業によっては、アルバイトや契約社員などの非正規雇用者を正社員雇用に切り替える「正社員登用制度」を取り入れている場合もあります。そのため、まずは非正規雇用の形で働き、経験を積んでから正社員を目指す方法の選択肢の一つです。

5.40代無職の方の仕事に関するよくある質問

最後に、40代無職の方の仕事に関するよくある質問を、Q&A形式で紹介します。

5-1.働くために資格や免許をとったほうがいいですか?

希望する仕事に就くために必要な資格や免許がある場合は、応募前に取得したほうが良いでしょう。しかし、仕事に関係のない資格・免許は、取得しても働くうえでのメリットはほとんどありません。

そのため、闇雲に何となく資格を取得しようと勉強している場合は、そこに時間を割くよりも、就職・転職活動を優先させて、早いうちに仕事に就くことを目標にすることをおすすめします。

5-2.長期間無職だと再就職に不利になる?

無職期間が長かったとしても、再就職に不利になるとは一概にはいえません。企業にとっては、無職期間の長さよりも、その時間を使って応募者が何をしていたのかが重要です。

例えば、無職期間中も資格取得に向けた勉強やスキルアップのための学習をおこなっていた場合は、無職期間が長かったとしても、それが選考時に不利に働くことはあまりないでしょう。

このほか、無職期間中にボランティア活動などに参加した経験があるのであれば、そこも選考時のアピールポイントにつながります。

5-3.40代でも未経験の職種で働ける?

40代でも未経験の職種で働ける可能性はあります。ただし、未経験者の場合は、何も対策や工夫をせずに、簡単に採用されるわけではありません。

未経験から採用されるには、これまでの経験やスキルをどのように仕事に活かせるかなど、選考で自分をアピールする準備を入念におこなっておくことが重要です。

また、上述したように、工場作業員や清掃員などの仕事は未経験からでも挑戦しやすい傾向にあるため、そのような求人に応募するのも選択肢の一つです。

6.まとめ

40代無職の方が社会復帰するためには、規則正しい生活習慣を取り入れる、自己分析で得意なことを把握するなど、少しずつ具体的な行動を起こす必要があります。

一人で就職活動を進めることが不安な場合は、求人サイトなどの転職相談を利用し、プロの力を借りて応募書類作成や面接対策などをおこなってみましょう。

また、工場作業員や清掃員など、40代無職からでも就職しやすい仕事にはさまざまなものがあります。日頃から求人サイトをこまめにチェックして、自分が応募できそうな仕事がないかを確認してみましょう。

JOBPALでは、工場や製造業を中心に、40代でも応募可能な求人を多く扱っています。無職の状態から抜け出し、自分に適した仕事を始めてみたい方は、ぜひ求人情報をご覧ください。

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