無職でいることに不安を感じたら?やるべきことや求人に応募する際の心得

この記事で分かること
- 無職期間は不安を感じやすい
- 無職の不安を解消するにはできることから行動を起こすことが大切
- 現在無職で、無職期間が長い場合でも再就職は可能
※この記事は6分30秒で読めます。
「無職を抜け出せるかが不安……」
「無職から抜け出すには何から始めればいいの?」
など、無職であることに不安を感じている方もいるでしょう。
無職期間は将来に対する不安を感じやすい傾向があります。無職の不安を解消するには、できることから少しずつでも行動を起こすことが大切です。
今回は、無職でいると感じやすい6つの不安やそのような気持ちを感じたときに取り組みたいこと、求人へ応募する際の心得などを解説します。この記事を読めば、無職で感じていた不安がやわらぎ、無職から抜け出すための行動を起こせるようになります。
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1.無職でいると感じる不安6つ
無職でいると感じやすい6つの不安について、それぞれ詳しくみていきましょう。
1-1.収入がこのまま途絶えるかもしれない
無職では収入がなく、貯金を切り崩す生活が続きます。しかし、生活するうえでは、税金や保険料などを支払う必要があり、何もしていなくてもお金が減っていきます。一人暮らしであれば、家賃や光熱費なども必要です。
そのため、「このまま貯金もなくなり、生活できなくなるかもしれない」と不安に感じる方は多い傾向にあります。
また、生活費を支払うことが精いっぱいの状況では、以下のような不安やストレスも感じられるかもしれません。
- 将来に向けた貯金ができない
- 欲しいものを買えない
- 万一のとき病院に行けないかもしれない
このように、無職期間には「収入が途絶えるかもしれない」と不安やストレスを抱える方が多いようです。
1-2.家族がいなくなったときどうしたらいいのかわからない
一人暮らしではなく、家族と同居している方で、家族がいなくなったときのことを考えて不安になる方も多い傾向にあります。
例えば、料理や掃除、家計の管理などをすべて家族がしてくれていた場合、自分1人になったときにどうすればいいかがわからないといったことが挙げられます。
また、家族との日常会話や相談などが精神的な支えになっている場合、「急に家族がいなくなったら周りに相談する人がいなくなってしまう」と不安を感じる方も多いようです。
1-3.家族に迷惑をかけているかもしれない
「自分が無職のせいで家族に迷惑をかけているかもしれない」と不安に感じる方もいます。
例えば、親族や家族の友人など、周囲の人から何か言われていないか、経済面で支えてくれている場合は、家族が無理をしていないかなどの不安が挙げられます。
また、「今自分が家族に迷惑をかけているせいで、この先家族に見放されるかもしれない」「本当は早く働いて欲しいと思われているかもしれない」と考えてしまうこともあるようです。
1-4.自分を知っている人に会うのが恥ずかしい
無職期間は「友人は昇格して活躍しているのに自分は……」と周りと自分を比較して、自信を失いがちです。
そのため、学生時代の友人や前の職場の同僚など、自分を知っている人に「無職の状態では会いたくない」「会うことが恥ずかしい」と不安になる傾向があります。
また、一般的に無職は「自立できない人」「社会性に欠けた人」などのネガティブなイメージを持たれることもあります。
そのため、実際に言われていなくても責められている気分になり、無職であることを知られないよう、あえて知り合いに会わないこともあるようです。
1-5.もう仕事ができないかもしれない
無職期間が長くなると、その間に働くことに対する気力がうすれたり、年齢とともに体力が落ちたりします。
そのうえ、一般的に無職期間は短いほうが良いとされているため、無職期間が長くなると「もう仕事ができないかもしれない」と不安になる方もいます。
また、仕事の経験がある方は、「また同じ理由やトラブルで仕事が続かないかもしれない」と不安になることもあるようです。
例えば、前職で人間関係がうまくいかずに退職した場合、「次の会社でも人間関係がうまくいかないかもしれない」と不安になることが挙げられます。
1-6.どこも採用してくれないかもしれない
無職期間は、社会と関わる機会が減ったり、周りと自分を比較したりすることで、自信を失いがちです。そのため、無職を抜け出すために頑張って応募しようと思ったものの、「どこも採用してくれないのでは?」と不安になる方もいます。
また、無職期間があると、転職活動をする際に「無職期間は何をしていたのか」「なぜ無職期間が長いのか」などを聞かれることがほとんどです。しかし、意味もなく無職期間が長くなると、説明が難しくなります。
そのため、実際に応募してみても、無職期間の理由をうまく説明できずに内定をもらえなかった場合、「もうこのままどこにも採用されないんだ……」と不安になることもあります。
2.無職でいることに不安を感じたときにやるべきこと
無職でいることに不安を感じたとき、取り組みたいことを6つ紹介します。できそうなことから、少しずつ始めてみましょう。
2-1.規則正しい生活をしてみよう
まずは規則正しい生活に戻すところから始めてみましょう。無職期間中は、昼夜逆転生活になったり起きる時間が日によって違ったりすることがあります。
なかには、自分は働いている人と違う生活をしていると不安な気持ちが増す方もいるでしょう。
そこで、まずは働いている人と同じような時間に動いてみることが大切です。規則正しい生活をすることで、気持ちが前向きになったり不安が軽減したりと、心身の健康を保てるようになります。
以下の段階を踏みながら規則正しい生活を目指しましょう。
- STEP1:夜更かしをしない
- STEP2:毎日同じ時間に起きる
- STEP3:1日3食ご飯を食べる
- STEP4:軽い運動を取り入れる
体内時計をリセットするには、朝起きたときに朝日を浴びることも大切です。
また、日光を浴びると脳内ではセロトニンが分泌されます。セロトニンは、ストレスを軽減させる効果があるため、無職の不安を軽減することにもつながります。
2-2.信頼できる人にどうなりたいかを相談してみよう
無職を抜け出したい気持ちがあることや、今後自分がどうなりたいかなど、抱えている不安や悩みを信頼できる家族や友人に相談してみましょう。
不安な気持ちは、1人でいるときほど感じやすい傾向があります。そのため、人と話すだけでも、不安な気持ちが軽くなるかもしれません。
また、1人で考えても答えが出ないこともあります。信頼できる人に客観的な意見を求めることで、自分にはなかった考え方や答えに出会えるかもしれません。
2-3.自分について整理してみよう
自分の強み・弱みは何なのか、自分について整理してみましょう。自分の強み・弱みがわかれば、仕事の向き・不向きが判断しやすくなり、行きたい企業を選びやすくなります。
また、同じ価値観を持った企業であれば、長続きする可能性も高まります。
自分について整理する簡単な方法は、以下のとおりです。
- 家族や友人に自分の性格を聞く
- 自己分析のアプリやツールを試す
家族や友人に自分の性格を聞くことで、自分が周りからどう見えているかを把握できます。
「自己分析」と検索すると、自己分析ができるアプリやツールが見つかります。無料で利用できるものから試してみるとよいでしょう。
以下の記事では、転職活動時の自己分析の方法について解説しています。より詳しく自己分析をおこないたい方は、ぜひ参考にご覧ください。
2-4.さまざまな求人情報を見てみよう
転職サイトや求人情報誌、地域情報誌、ハローワークなどで、さまざまな求人情報を見てみましょう。ハローワークの求人情報は、インターネットでの閲覧も可能です。
さまざまな求人情報を見ていると、気になる求人や「これやってみたい!」という気持ちが出てくる可能性があります。
また、無職期間が長い場合や未経験の場合でも、応募できる求人は意外とあるものです。自分に応募できそうな求人を見つけられると、「仕事に復帰できるかもしれない!」といった安心感につながる可能性もあります。
2-5.応募書類を作ってみよう
履歴書や職務経歴書などの応募書類を作ってみましょう。「1歩を踏み出せた」といった安心感や心の整理がつくことにもつながります。
また、無職期間があっても応募書類でごまかしたり嘘をついたりする必要はありません。なぜなら、本当のことがわかったときに信用を失うリスクがあり、最悪の場合は経歴詐称として内定を取り消される可能性があるからです。
無職期間がマイナスにとらえられることもありますが、採用担当者は基本的に「我が社の役に立ってくれるか」「入社後何ができるか」といった視点で応募書類を読みます。そのため、無職期間があるだけで不採用になることはありません。
ただし、無職期間が長いと多くの場合は理由を聞かれるため、答えられるようにしておくことが大切です。
2-6.気になる求人に応募してみよう
気になる求人があれば、とにかく応募してみましょう。複数の求人に応募することで、応募書類の作成や面接に慣れてきて、納得のいく転職活動につながりやすくなります。
また、同時期に複数の求人に応募すれば、複数の企業から内定をもらった場合、より良い条件の企業を選択できます。
なお、無職期間の有無に関係なく、1回の応募で内定をもらえる確率は高くありません。1回の応募で内定をもらえなくとも、「そういうものだ」と割り切って、とにかく応募しチャンスをつかみましょう。
3.無職で不安を感じたときに求人に応募する際の心得
無職の期間を経て、求人に応募する際に覚えておきたい心得を5つ紹介します。転職活動の参考にしてみてください。
3-1.無職期間の理由を考えておこう
面談・面接時のために、無職期間の理由を考えておきましょう。無職期間があると多くの場合は理由を聞かれます。
「無職期間中に資格勉強をしていた」など、無職期間に何をしていたかによっては、プラスに評価されることもあります。
以下に挙げた無職期間の理由ごとに例文を紹介しますので、ぜひ面談・面接時の参考にしてみてください。
【転職活動がうまくいかなかった場合】
ブランク期間中は転職活動をおこなっておりました。時間がかかったとしても、前職の経験を活かせる場所、自分の強みを発揮できる場所へ転職したいと考えたため、情報収集や応募までに時間がかかってしまいました。
そのため、今回御社に面接の機会を設けていただいたことに感激しております。
【資格勉強をしていた場合】
ブランク期間中に自分の将来について考えた際、○○業界へいくことが自分の目標であることに気付きました。しかし、同時に○○業界で活躍するには、××の資格が必要であると知ったため、ブランク期間中は資格取得に向けて勉強しておりました。
【個人事業主として働いていた場合】
前職の経験からブランク期間中は個人事業主として活動しておりました。○○に関する仕事を任せていただき、実際に××という結果に貢献することができました。このような経験を活かし、御社にも貢献できると考えております。
【体調不良だった場合】
在職中、自己管理が行き届かず体調を崩してしまい、療養期間が必要になりました。ただ、スキルアップをするべく療養期間中も○○に関する情報収集をおこなうなど、日々努力を続けてまいりました。
現在は体調も回復し、今後の業務に支障をきたすことはございません。
【妊娠・出産・育児をしていた場合】
育児のためにブランク期間を設けましたが、子どもの保育園入園が決まったため、再就職したいと考えております。家族と話し合いを重ね、仕事に専念できる環境も整えました。
以前は○○業界に3年間勤務し、××という実績もございますので、御社でもこの経験を活かせると考えております。
【何もしていなかった場合】
ブランク期間中は、もともと興味があった本を読んだり、行きたかった場所へ行ったりと、自分がやってみたいことに没頭する時間を設けました。
この期間を通して、リフレッシュができた他、自分が本当にやりたいことは○○であると気付きを得ることができました。
3-2.転職スケジュールを立ててから進めよう
転職活動はいきあたりばったりで進めても、うまくいかないことがあります。いつまでに働き始めたいのか、ゴールから逆算し、スケジュールを立ててから進めると効率よく動けます。
具体的なスケジュールの立て方とそれぞれにかかる期間の目安は以下のとおりです。
- 転職活動に必要なもの(スーツや応募書類など)を準備する:1週間以内
- 自己分析をする:1日~1週間程度
- 気になる求人を探す:3日~2週間程度
- 応募書類を作成する:1日~1週間程度
- エントリーする:1日~1週間程度
- 面接対策をおこなう:3日~2週間程度
「自己分析に時間がかかる」「応募書類の作成が苦手」など、人によってかかる時間が異なります。そのため、「時間がない!」と焦らないためには、スケジュールにゆとりを持っておくことが大切です。
3-3.求人への応募は複数おこなおう
求人への応募は1社だけではなく、複数おこないましょう。複数の求人へ応募しておけば、1社落ちても別の1社で内定をもらえる可能性があり、短期間で転職活動を終えられます。
また、複数の企業から内定をもらえれば、企業を比較し、より良い条件の転職先を選べます。
なお、派遣会社や転職サイトなどへの登録も同じです。取り扱っている仕事や求人は、派遣会社や転職サイトによって異なります。そのため、複数の派遣会社・転職サイトに登録することで、応募できる仕事・求人の幅を広げられる可能性があります。
3-4.自分だけで進めず転職のプロに相談してみよう
自分だけで進めると効率が悪かったり、なかなか良い求人に出会えなかったりします。この場合、転職相談を活用して、自分に合った仕事を紹介してもらうことがおすすめです。
JOBPALでは、キャリアパートナーへの相談ができます。対面やオンラインでの面談だけでなく、メールやLINEでの相談も可能なため、気軽に相談できる点が特徴です。
「転職活動がうまくいくかが不安」「どのような企業が自分に合っているかがわからない」など、仕事選びなどに関する悩みがある方は、お気軽にJOBPALまでご相談ください。
3-5.焦る必要なし!徐々に慣れてく気持ちでいこう
無職から急に正社員になるのは怖いと不安を抱えている方もいます。この場合は、時短勤務だったり、アルバイトやパートで週1、2回の頻度で働いてみたりなど、自分のできる範囲で仕事を始めてみましょう。
また、仕事を探し始めたけれど、なかなかうまくいかない方も焦る必要はありません。
無職期間の有無に関係なく、1回の応募でうまくいくことはそう多くありません。複数の求人に応募すれば、応募書類の作成や面接にも徐々に慣れ、落ち着いた受け答えができるようになるでしょう。
このように、無職期間が長い場合や転職活動がうまくいかない場合は焦ってしまいがちですが、徐々に慣れていく気持ちを持っておきましょう。
4.まとめ
無職期間中は、周りと自分を比較したり自分を責めてしまったりすることで、不安を感じやすい傾向があります。無職でいることに不安を感じたときは、できることから少しずつ行動を起こしてみましょう。
また、現在無職であっても仕事に復帰することは可能です。今回紹介した求人へ応募する際の心得を参考に、気になる求人があれば応募してみましょう。
JOBPALでは無職期間がある方や未経験の方でも応募可能な求人を掲載しております。「無職から抜け出したい」「転職活動を始めてみようかな」といった方は、ぜひJOBPALで気になる求人を探してみてください。
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