上司と合わないと感じる7つの理由と対処法を解説
※この記事は6分で読めます。
「今の上司と性格が合わない」
「上司の悪いところばかりに目が行き、仕事がやりづらい」
など、上司と合わないことに悩んでいる方もいるでしょう。
苦手な上司と一緒に仕事をすることになれば、何かと苦痛を感じる場面が出てくるものです。
今回は、上司と合わないことを我慢すべきか、合わないと感じる理由、対処法などを解説します。この記事を読むことで、合わない上司に対してどう接すれば良いか、正しい方法がわかり今の悩みが少し楽になるでしょう。
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1.上司と合わないことは我慢しない方がいい?
「上司と合わないことは仕方がない」「我慢して働くしかない」そんなふうに考えている方もいると思います。
しかし、上司と合わないことを我慢し続けると、以下のように自分の心や身体、そして仕事に影響が出る可能性があります。
- ストレスが溜まり心身の不調が出てくる
- 仕事に集中できず成果が出なくなる
- 苦手意識が相手にも伝わり正当な評価をされなくなる
モチベーションの低下はもちろん、仕事のパフォーマンスにも関わってくることなので、我慢し続けず、この記事でお伝えするような正しい対処をするようにしましょう。
2.上司と合わないと感じる主な7つの理由
対処法を解説する前に、まずはなぜ上司と合わないと感じるのか、その理由をまとめました。
- 部下の意見を聞いてくれない
- 自分のやり方を押し付けてくる
- 感情的で気軽に話しかけられない
- 部下の手柄を自分のものにしている
- 問題が起きても対処してくれない
- 管理者としての能力が足りない
- 単純に性格が合わない
それぞれの理由を見ていきましょう。
2-1.部下の意見を聞いてくれない
自分の考えだけを話し、意見を聞いてくれない方が上司であるときのパターンです。
このような上司だと、部下が不安に思っていることをなかなか伝えることができず、上司に対して不満が募っていきます。
言いたいことを言っても、聞いてもらえないため、会議の場でも積極的に意見が飛び交うことがなくなってしまうでしょう。
2-2.自分のやり方を押し付けてくる
多くの上司は仕事の進め方について、細かく指導をしてくれます。
それ自体はありがたい部分もありますが、進め方が非効率的な自己流のやり方であるときは、むしろありがた迷惑に感じます。
仕事のやり方・進め方は人それぞれ異なり、合う合わないもあるため、上司に教えられたやり方ではかえって時間がかかったり、ストレスを感じたりして作業が遅くなることもあるでしょう。
そんなときに納得してくれるような上司なら良いのですが、そうではない場合、合わないと感じる原因になるでしょう。
2-3.感情的で気軽に話しかけられない
常にイライラしていたり、無愛想であったりして、何かと感情的になりやすい上司は、部下にとって威圧感を感じるものです。
上司が感情的になって不機嫌な状態だと、相談したいことがあっても話しかけづらい、報告をしに行きたいけど怒られそうなど、仕事にも影響が出ます。
職場全体の雰囲気も悪くなり、そんな上司に対して合わないと感じてしまうでしょう。
2-4.部下の手柄を自分のものにしている
部下が仕事で上げた成果を自分のものにしてしまう上司もいます。上司のさらに上司に報告するときに、まるで自分がやった仕事かのように伝えてしまうのです。
出世欲が高い上司にありがちですが、このような行為は周囲への思いやりに欠けているため、部下からすると尊敬できる存在とは言えません。
部下としても、努力によってあげた成果が奪われることで仕事へのモチベーションが低下したり、大きなストレスを抱えたりすることにつながってしまうでしょう。
2-5.問題が起きても対処してくれない
トラブルが起きたとき、上司は部下を守るために先頭に立って問題を解決し、職場を守るのが役割です。
しかし、上司によっては部下に問題の解決を丸投げし、指示すら出さない場合もあります。
このような上司は、問題が解決しなかったときに、部下のせいにするのも特徴です。いざという時に頼りにならないため、信頼もできないと感じる方が多いでしょう。
2-6.管理者としての能力が足りない
管理者としての能力が足りていない上司だと、尊敬の気持ちを持つことが難しいでしょう。
仕事をこなすことはもちろん、コミュニケーション能力などは、部下以上に求められるのが上司です。
実際、実力で管理職になった方ではなく、年功序列の社風があり、長く勤めているという理由だけで管理職になった方のなかには、能力不足が垣間見えるときもあるかもしれません。
そのような上司に対しては、いまいち尊敬の気持ちを持てず、むしろ合わないというマイナスな感情を持ってしまうことが多いです。
2-7.単純に性格が合わない
人と人には相性があります。仕事中の態度や進め方に特に問題がなくても、単純に性格が合わない上司である可能性もあります。
例えば、一人で集中して仕事をしたい方なら、やたらと話しかけてくる上司や、職場のグループLINEで頻繁にみんなにメッセージを送ってくる上司などは、合わないと感じやすいでしょう。
こうした密なコミュニケーションは、新人時代などは気遣いに感じてありがたいと思いますが、毎日だとありがた迷惑に感じて、ストレスにつながることがあります。
3.上司と合わないと感じたときの5つの対処法
上司と合わないと感じたときは、以下の5つの対処法をお試しください。
- 仕事上の関係だと割り切る
- 反面教師として教訓にする
- 上司の良い面を探してみる
- いち早く成果を出して出世する
- 上司の上司に相談してみる
それぞれの対処法についてお伝えします。
3-1.仕事上の関係だと割り切る
合わない上司は、基本的にプライベートで関わりがある方ではありません。あくまでも上司は、給料が発生する仕事上での関係だと割り切ることが大切です。
「職場でしか会わない人」「休日は関係のない人」と割り切って、プライベートでは上司のことを考えないでいると、少しだけストレスが和らぐ可能性があります。
3-2.反面教師として教訓にする
上司の姿を見て、「自分はそうならないでおこう」と反面教師にしてみるのもおすすめです。
もし自分が上司の立場になったときに、同じように部下に不安や不満を募らせないため、今のうちに上司のダメなところを見て学んでおきましょう。
成長の機会だと思えれば、合わない上司でも耐えられるかもしれません。
3-3.上司の良い面を探してみる
合わないと感じている相手だと、何かと悪い部分ばかりに目が行きがちですが、人間だれしも何らかの良さは持っているものです。
視点を変えると「意外とミスは少ない」「自分の長所に合う仕事を任せてもらえる」など、良い部分が見えてくる可能性があります。
良い部分が見えると、多少合わないと感じていても許容できるようになり、上司に対する人間関係の悩みも少し解消できるかもしれません。
3-4.いち早く成果を出して出世する
成果を出して出世すれば、上司の指示に従うのではなく、自分の考えで仕事を進めることができるようになるかもしれません。
合わない上司とではなく、気の合う部下と仕事をする機会が増える可能性も考えられます。
成果を出すこと、出世することは決して簡単ではありませんが、自分の成長にもつながるので、仕事を精一杯頑張ってみるのも対処法の一つです。
3-5.上司の上司に相談してみる
上司のさらに上司に相談することで、適切な対処法を教えてもらえる可能性があります。
明らかに上司側に問題がある場合などは、日頃の上司の態度について相談することで、改めるよう上の人から注意してくれることもあるでしょう。
人事部のような専用の部署に相談するのもおすすめです。
4.上司と合わないのは自分に原因がある?
上司と合わないと感じている場合、自分に原因はないか、一度振り返ってみることも大切です。
例えば、「毎日のように怒られる」「機嫌悪く見える」と上司に対して感じている場合、自分にも以下のような問題がある可能性が考えられます。
- 何度も同じようなミスをしている
- 注意されたことを忘れてしまっている
- ミスしてもきちんと謝罪をしていない
上司も人間なので、部下の仕事の進め方や態度に問題があるとストレスを感じ、それが表に出てしまっているのかもしれません。
一つでも思い当たる場合、仕事の進め方や態度などを改めることで、上司との関係性が良くなる可能性があるため、一度自分に原因がないかを考えてみましょう。
5.苦手な上司と接するときに意識すべきこと
合わないと苦手意識を感じている上司には、以下の点を意識して接することで、ストレスが和らぐ可能性があります。
- 人を変えることは難しい
- 話を受け流すことも大切
それぞれについてお伝えします。
5-1.人を変えることは難しい
どれだけ頑張っても、人の性格を変えることは難しく、思い通りにすることはできません。
そのため、相手を変えようとするよりも、自分が変わるよう努力することが、人付き合いでは大切です。
自分自身が変わることで視野が広がり、仕事がやりやすくなったり、新しいスキルが身についたりする可能性があります。努力することは、今後の自分が良い方向に進むことにつながるでしょう。
5-2.話を受け流すことも大切
上司の話を聞いていると不満やストレスが募る...そんなときは、適度に話を受け流すスキルを身につけることで、適切な距離感を保てる場合があります。
仕事にあまり関係のない話には、うまく相槌を打って受け流してみましょう。
また、上司の話に対して無理に同意しないほうが良いこと、むやみに相談に行く必要がない場合などもあります。こうしたケースを見極められるようになれば、ストレスを溜めることが少なくなるはずです。
6.どうしても今の上司と合わないときには
ここまで、上司と合わないと感じる場合のさまざまな対処法を紹介してきました。
しかし、なかには対処法を実践しても「効果を実感できない」「上司への苦手意識が消えない」と悩んでしまう方もいます。
どうしても今の上司と合わないときには、以下のような解決方法があります。
- 部署異動を検討する
- 転職を検討する
それぞれの方法についてお伝えします。
6-1.部署異動を検討する
希望を出せるのであれば、部署異動を申請してみましょう。
部署異動ができれば、今の上司から離れて別の上司のもとで働けます。部署異動が積極的な企業で働いているなら、希望を出せるタイミングで一度申請してみることをおすすめします。
6-2.転職を検討する
部署異動ができない場合は、転職するのも一つの手段です。近年は、理由次第では転職の経験が前向きに捉えられるようになっています。
無理して合わない上司のもとで働き続けたり、人間関係のトラブルに対処できない会社に居続けると心の健康を害する可能性があるため、居心地の良い別の職場を探してみましょう。
JOBPALならば、面談を通してあなたの悩みを解決し、希望に最大限マッチするような求人を紹介することができます。
明るい気持ちで前向きに働ける職場をご紹介しますので、ぜひお気軽にご相談ください。
7.上司と部下の関係を悪化させないための注意点
上司と合わないからといって、関係が悪化してしまったら仕事がやりづらくなってしまいます。上司との関係性が悪化することを防ぐために、以下の点にご注意ください。
- 上司に反抗的な態度を取らない
- 無理してコミュニケーションを取らない
- 上司の不満や愚痴を同僚に言わない
- 上司と合わないことを我慢し続けない
各注意点についてお伝えします。
7-1.上司に反抗的な態度を取らない
上司と合わないからといって、上司からの指示を無視する、上司の意見に食ってかかるといった反抗的な態度を取るのはやめましょう。
このような態度を取ると上司との関係はもちろん、職場全体の雰囲気も悪くしてしまいます。
あなたに対する社内の評判も悪くなる可能性があるため、感情的にならず、大人の対応を心がけてください。
7-2.無理してコミュニケーションを取らない
上司と合わないと感じている方のなかには、コミュニケーションを取って関係を改善させようと努力する方もいます。
関係の改善を目指すのは良いことですが、合わない相手と無理にコミュニケーションを取ることで、かえってネガティブな感情を抱いてしまったり、ストレスを感じてしまったりします。
仕事上、コミュニケーションを取らなければならないときはありますが、それ以外のコミュニケーションは必須ではありません。無理のないよう、最低限にしておくことも自分を守る手段です。
7-3.上司の不満や愚痴を同僚に言わない
上司に不満があるとき、それを誰かに話したい気持ちは分かります。しかし、職場で上司の愚痴を話してしまうと、上司の耳に入ってしまう可能性があります。
万が一、愚痴が上司の耳に入ると余計に関係が悪化してしまうため、信頼できる相手だとしても職場で愚痴を話すのは控えておくべきです。
7-4.上司と合わないことを我慢し続けない
お伝えしたとおり、上司と合わないと感じている場合、あなたが我慢し続ける必要はありません。
毎日つらい思いをしながら、それでも無理に働いていると、心身の不調につながる可能性があります。仕事と向き合うためには、まず自分の身体を大切にしなければなりません。
ぜひ今回お伝えした対処法を試してみて、どうしても解決できない場合は上司から離れるため、転職を検討してみましょう。
転職をご検討の際は、JOBPALまでお気軽にご相談ください。
8.まとめ
職場に合わない上司がいると、仕事に対するモチベーションが下がる、仕事のパフォーマンスが落ちるなどの心配があります。
関係を改善できるのがベストですが、無理にコミュニケーションをとることで、自分の心身の不調を招きかねません。
上司がどうしても苦手だと感じている場合は、適度な距離を保ち、あくまで仕事上の付き合いだと割り切って関わることが大切です。
距離をとろうとしても難しい、仕事に悪影響が出てるなどの場合は、思い切って転職を検討するのも解決手段の一つです。
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