正社員勤務の悩み
更新日:2025年01月30日

当日欠勤するときに使える仕事を休む理由とマナーを解説

当日欠勤するときに使える仕事を休む理由とマナーを解説

この記事で分かること

  • 有給休暇を取得する場合に理由を言う必要はないが、急な休みの場合は具体的な理由を丁寧に報告すべき
  • 当日・前日欠勤が認められる無難な理由には「体調不良」「通院」「身内の不幸」などが挙げられる
  • 無断欠勤や偽りの欠勤理由を報告することは、のちに大きなトラブルになりかねないため避けたほうが良い
  • 当日や前日に欠勤する際は、その日の締めのタスクの有無を確認したうえで、直属の上司に報告するのがマナー

※この記事は5分30秒で読めます。

「仕事を休むのに、そもそも理由を伝える必要があるの?」
「当日欠勤の理由は、どのようなものがある?」
など、仕事を休む際に使える理由や、上手な伝え方を知りたいと思う方は多いでしょう。

仕事を休む際、できれば当日欠勤は避けるべきですが、どうしても必要な場合は正直かつ具体的な理由を報告することが大切です。

今回は、仕事を休むときの理由の必要性や、当日・前日欠勤する場合に使える具体的な理由、急に休む場合に気をつけるべきマナーなどを解説します。この記事を読めば、仕事を休む際の伝え方のポイントがよくわかり、良識的な社会人としてのマナーが身に付きます。

1.仕事を休むときは理由が必要?

一般的には、有給休暇を取得する場合、休む理由を会社側に伝える必要はありません。ただし、当日や前日などに急遽休みを申請する場合は、具体的な理由をきちんと伝えたほうが良いでしょう。

当日の朝に理由もなく休むことを伝えた場合、上司や同僚から不信感を抱かれてしまうかもしれません。また、勤務先によっては有給取得申請が通らないこともあるでしょう。

仕事を休むことは決して悪いことではなく、有給休暇取得は労働者に認められている当然の権利です。

しかし、急な休みは少なからず周囲に迷惑をかける恐れがあるため、休む場合は自身の業務をフォローしてくれる周囲の人々へ感謝しつつ、欠勤理由を伝えることがマナーといえます。

2.当日欠勤する際に使える理由5つ

ここでは、当日欠勤する際に使える理由を5つ紹介します。各理由ごとに簡単な例文も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

2-1.体調不良

昨晩から高熱が出て、頭痛と吐き気がひどいため、本日は病院を受診するためにお休みをいただきたいです。

体調不良でお休みをもらう場合は、発熱や頭痛、嘔吐や腹痛など、具体的に症状を伝えることで、上司や同僚にも状況を理解してもらいやすくなるでしょう。

ただし、インフルエンザや新型コロナウイルスなどの感染症にかかった場合は注意が必要です。感染症の種類によっては、医師からの診断書や治癒証明書の提出が求められることもあります。

感染したかどうかわからない状態で「インフルエンザで休みます」などと言い切ってしまうと、のちに証明書を提出できずに困る恐れがあるため、注意しましょう。

2-2.生理痛による体調不良

今朝から生理痛がひどく、腰痛と腹痛で動けない状態です。今日は通常どおりの業務が難しそうなので、申し訳ございませんが安静にするためお休みさせてください。

女性の場合、生理痛による体調不良も当日欠勤の理由として挙げられますが、生理痛を理由に当日欠勤する場合は、伝え方に注意が必要です。

生理痛は個人差が大きいので、伝える相手によっては具体的なつらさを理解してもらえない場合があります。

「生理痛がひどいためお休みさせてください」だけでは体調不良の程度が正しく伝わらない可能性があるため、例文のように具体的な症状をしっかりと述べることが大切です。

また、直属の上司が男性で生理休暇の申請をすることに抵抗がある場合は、状況に応じて「腹痛がひどい」「体調不良で動けない」など、欠勤理由の伝え方も工夫するのも良いでしょう。

2-3.事故などのトラブル

今朝、通勤途中で交通事故に巻き込まれてしまいました。幸い大事にはいたっていませんが、警察での事情聴取や保険会社との調整で、午前中は出社が難しい状況です。そのため、申し訳ございませんが本日は午前休を取らせてください。

自動車での通勤中に軽い接触事故や物損事故を起こしてしまった場合は、状況によっては半休を取るだけで問題ないこともあります。

深刻な状況でなければ手続きが終わり次第出社可能ですが、予想外に手続きが長引きそうな場合や、怪我をともなう事故に巻き込まれた場合は、無理せず1日休暇を取得しましょう。

また、通院が必要なレベルの事故にあった場合は、上司に怪我の程度や回復の進捗具合をこまめに報告する必要があります。

2-4.家族の体調不良やトラブル

子どもが朝から高熱を出していて、病院に連れて行く必要があります。今日は看病のため、休ませていただけないでしょうか。

家族の体調不良は、当日欠席する際によくある理由です。特に小さな子どもが体調を崩したり怪我をしたりした場合は、通院後も親の看病が必要なため、周囲に事情を説明したうえで1日休みを取得して問題ないでしょう。

また、夫や妻、両親などが事故にあった場合は、怪我の程度や入院の有無によって、半休と1日休暇どちらを取るべきか判断しましょう。

この他、ペットの体調不良や怪我を理由に当日欠勤する場合は、伝え方に注意が必要です。飼い主にとってペットは家族同然の存在ですが、職場で同様の理解が得られるかはわかりません。

なかにはペットに対する理解が乏しい職場もあるので、その場合は自身の体調不良など、あえて別の理由を伝えた方が当日欠勤しやすいケースもあります。

2-5.緊急トラブルの対応

今朝、家の窓ガラスが割れているのを発見しました。警察への通報と修理の手配で、現在出社が難しい状況です。いったん午前中を休みにしてもよろしいでしょうか。

緊急トラブルの対応もよくある理由の一つですが、トラブルの内容や規模によっては1日休むのは難しいかもしれません。

例えば「財布を紛失してしまい、クレジットカードの停止手続きや再発行の手配で休みたい」という理由では、丸1日休むのは難しいでしょう。

たしかに緊急トラブルは迅速な対応が必要なこともありますが、内容によっては半休や早退をすればどうにかなる事象もあるので、その都度状況に合った判断をすることが大切です。

3.前日に休むことを伝える際に使える理由2つ

ここでは、前日に休むことを伝える際に使える具体的な理由を2つ紹介します。例文も一緒に紹介するので、ぜひ参考にしてください。

3-1.通院

昨日から胃の調子が悪い状態が続いています。明日は病院を受診後自宅で療養したいので、一日休暇を取らせてください。

前日から体調が優れず、病院に行く必要がある場合は、通院や療養を理由に休みを取ることができます。

ただし、持病の定期的な通院や、怪我の経過観察のための通院の場合は、もう少し早い段階で日程がわかっているはずです。その場合、前日に急に申し出るのではなく、日程がわかった時点で休暇申請をするようにしましょう。

この他、精神的なことを理由に病院を受診する場合は、周囲に言いづらいと思う方もいるかもしれません。しかし、職場での人間関係が築けているのであれば、直属の上司にはできるだけ正直に現状を伝えることをおすすめします。

自身の不調を事前に伝えておくことで、その後の業務にも支障が生じにくくなるでしょう。

3-2.葬儀や通夜に参列

祖父が亡くなり、明日は通夜に参列することになりました。翌日の葬儀にも出席するため、2日間休暇を取らせてください。

親族の通夜や葬儀への参列が急遽決まった場合は、前日に休みを申請しても問題ありません。葬儀は通常、通夜の翌日におこなわれるため、両方に参列する場合は2日連続で休む必要があります。

企業によっては「配偶者が亡くなった場合は10日」「祖父母の場合は3日」など、故人との関係性に応じて慶弔休暇の具体的な日数を定めています。

故人をしっかり見送るためにも、訃報を受けたあとは取得可能な休暇日数を事前に確認しておきましょう。

4.仕事を休む連絡を前日や当日にするときのマナー

ここでは、前日や当日に仕事を休むときの基本的なマナーを4つ紹介します。それぞれについて、詳しく見ていきましょう。

4-1.無断欠勤はNG

前日か当日かに関わらず、仕事を休む際はいかなる理由があっても無断欠勤をしてはいけません。たとえ急な体調不良や予期せぬトラブルが発生したとしても、休む際は必ず職場に連絡を入れるのが社会人としての最低限のルールです。

無断欠勤が続いた場合、職場の人からの信用を失うだけでなく、最悪の場合は解雇される 可能性もあります。

体調によっては朝どうしても起きられず、連絡ができないまま始業時間を迎えることもあるでしょう。しかし、そのような場合も必ず職場へ一報入れ、休む理由を伝えることが大切です。

4-2.できるだけ当日欠勤は避ける

急な体調不良やトラブルなど、やむをえない理由がない限り、当日欠勤はできるだけ避けた方が無難です。急な欠勤は仕事の調整が不十分になりやすく、業務のフォローに回ってくれる上司や同僚に負担をかけてしまう可能性があります。

当日に休まざるをえない事態は誰にでも起こることですが、当日欠勤が続く場合、周囲からのイメージが悪くなってしまうこともあるでしょう。

自己管理ができる人間であることを職場に理解してもらうためにも、緊急時以外の当日欠勤は極力避け、事前に休みが必要なことがわかっている場合は、早い段階で休暇申請をおこなうことが社会人としてのマナーです。

4-3.直属の上司に連絡をする

前日や当日に仕事を休む際は、直属の上司に連絡をするのが一般的なマナーです。

「同僚に伝えたから大丈夫」と思って上司への連絡を怠ると、場合によっては休暇連絡が正しく伝わっていないこともあるため気をつけましょう。

また、休む場合の連絡方法は会社ごとに異なります。電話連絡が必須の会社もあれば、チャットやメールでの連絡が主流の会社もあるでしょう。

前日や当日に仕事を休む連絡をする際は、自社のルールを確認したうえで、直属の上司に確実に連絡を入れることが大切です。

4-4.その日締めのタスクがないようにする

前日や当日に仕事を休む場合、その日中に対応しなければならない自身の業務がないかを必ず確認しましょう。

その日締めのタスクを抱えた状態で急遽欠勤する場合、職場の人々に大きな負担をかけてしまいます。

どうしてもその日に休まざるをえない状況であるならば、上司や同僚にしっかりと引き継ぎをしてから休みましょう。業務の進捗具合や誰に引き継いでもらうのかなどを明確に提示しておくことで、上司や同僚がフォローに入りやすくなります。

5.仕事を休む理由を考えるときの注意点

仕事を休む理由を職場にどう伝えるか悩んでいる場合、真実でない限り、身内の不幸を休む理由に使うのは避けましょう。

多くの企業では慶弔休暇制度が用意されている他、場合によっては弔慰金(ちょういきん)が支給されることもあります。

職場によっては、香典や弔問などの対応をすることもあるため、万が一嘘がばれたら取り返しのつかない事態に陥ってしまいます。

周囲に迷惑をかけずに、自分自身も安心して仕事を休むためには、正直な対応を心がけることが必要不可欠です。休みたいからといって、身内の不幸を偽ることは絶対に避けましょう。

6.まとめ

仕事を急遽休む場合は、体調不良や緊急トラブルなど、正直かつ具体的な理由を、直属の上司に丁寧に報告しましょう。また、その日締めの仕事がある場合は、きちんと引き継ぎをすることも重要なポイントです。

無断欠勤したり、「身内の不幸」と嘘をついたりするのは、絶対に避けましょう。職場からの信頼を失うだけでなく、最悪の場合は解雇されてしまう可能性もあります。

もし現状の仕事が合わないことが原因で仕事を休みがちになっているのであれば、今の職場での部署異動の相談や、自分に合った新たな職場を探すことも検討してみてください。

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