自動車製造業の仕事内容とは?年収の目安、働く魅力、きつさをわかりやすく解説
この記事で分かること
- 自動車製造業には部品を組み立てて自動車の形にする完成車メーカーと、部品を製造する部品メーカーがある
- 平均年収は正社員で450万円前後、契約社員で400万円前後、派遣社員で時給1,500円前後が目安
- 安定した環境でのマニュアル化された作業がメインのため、未経験でも働きやすいのが魅力
- 立ち仕事がメイン、三交替制で勤務時間が不規則、変化やコミュニケーションが少ないなどのきつさもある
- 自動車が好きな方はもちろん、体力に自信がある方や丁寧に仕事ができる方も向いている
※この記事は6分30秒で読めます。
「自動車製造業っていったいどんな仕事?」
「年収はどのくらい?」
など、自動車製造業で働きたいと思っている方なら、やはり気になりますよね。
自動車製造業は文字通り車を製造する仕事で、車が好きな方からの人気が高く、福利厚生が充実している、安定した環境で働けるなどの特徴があります。
今回は、自動車製造業の概要や仕事内容、年収の目安、活かせる資格、魅力、自動車製造業に向いている人の特徴などを解説します。この記事を読めば、自動車製造業のことがよくわかり、自分に向いている仕事なのかを判断することができます。
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1.自動車製造業の工場にある仕事内容
自動車の製造は、小さな部品から車まですべてを一つの工場で製造しているわけではなく、工程を細分化して未経験でも製造できるような仕組みになっています。そのため、自動車工場の作業内容は組立や加工、検査など、車にまつわるたくさんの仕事があるのです。
実際の作業は、1人で黙々と作業をすることが多いのですが、全体を見るとライン作業といえるので、チームで作業することもあります。
また、主に男性が働いているイメージの強い自動車製造業ですが、女性の従業員もたくさん活躍しています。
たしかに重いものを持ち運んだり、体力を必要としたりする仕事は男性がメインとなってしまいますが、細かな作業であれば女性でも簡単に作業することができるため、未経験でも安心して働くことができます。
ただし、基本的には立ちっぱなしの作業となってしまいますので、最低限の体力は必要です。
自動車工場の作業内容について簡単に紹介します。
1-1.【プレス】車体のフレームなどのパーツを作る
最初の工程であるプレスでは、金型に鋼板をセットしてプレス機で目的の形状に作っていきます。 プレスで作られるものは、自動車のボディや骨組みといった自動車の骨格部分です。
プレス機は使い方を誤ると非常に危険な機械ですので、しっかりとした安全管理が必要となってきます。
プレス機で型取りができたら仕上げの工程に移り、研磨してきれいに磨きあげていきます。一般的に磨きあげることがプレス工程の最終仕上げとなりますが、メッキ加工までをおこなう工場もあるようです。
1-2.【溶接】金属パーツを組み合わせる
次の工程では、プレス成形した金属を溶接でくっつけていきます。
溶接と聞くと熟練の職人さんがするイメージがありますが、自動車製造業での溶接は機械ですることがほとんどで、作業員は機械のオペレーターをすることが主な仕事内容になります。
とはいえ、まれに手作業で溶接する工場もありますので、事前に確認しておくとよいでしょう。
また、溶接工程の中には溶接した箇所の検査も含まれています。自動車で溶接する箇所は2,000箇所以上ありますので、確認作業の項目が非常に多く、コツコツと作業ができる方向けの工程ともいえるでしょう。
1-3.【塗装】フレームに塗料を塗る
塗装工程では、自動車の本体部分を塗装していきます。塗料を入れた大きなプールに、ロボットアームを使って自動車を沈めて一気に塗装します。
そうすることでムラなくきれいに仕上げることができますが、どうしても塗りきれていない部分が出てきますので、その部分を手作業で仕上げていきます。
車体の塗装が終わったら検査をし、色ムラの確認をしていきます。万が一、色ムラを発見した場合には、その部分を研磨してムラなく仕上げていきます。
細かい部分まで確認する必要があるため、細部まで気を使うことができる方に向いた作業になっています。
1-4.【エンジン製造】車の心臓部を作る
エンジン製造では自動車の心臓部分にあたるエンジンをロボットによって製造・組み立てしていきます。作業員の仕事は機械のオペレーターが中心です。
ただし、できあがったエンジンの検査は目視でおこないます。少しでもエンジンに不具合があれば、人命に関わる大事故になりかねません。そのため、エンジンの検査は非常に重要な工程になっています。
エンジンの性能検査もこの工程でおこなわれ、試運転をクリアしたものだけが商品として出荷されます。
1-5.【組立】ライン生産
組立の工程では、ここまでの工程で製造した部品を組み立てていきます。
大きな部品やガラスの貼り付けなどは機械により組み立てられますが、細かな部分はベルトコンベアで流れてくる部品を人の手で組み立てていく作業になります。
そのため、作業中はずっと立ちっぱなしとなり、きつい部分はあるかもしれませんが、一人ひとりに割り当てられた部分だけを組み立てていきますので、特殊な技術がなくても作業することができます。
一人ですべてを組み立てていくのではなく、グループで連携しながら組み立てていきます。
この組立作業では、実際に自動車が完成するところを体験することができるので、もっとも達成感のある工程になっていて、物作りが好きな方に向いている工程になっています。
1-6.【検査】安全性や性能をチェックする
最後の工程として検査がおこなわれます。自動車本体はもちろん、タイヤやカメラ、エンジン音、ハンドリングに至るまで、100項目以上の細部を徹底的に点検します。
走行テストや安全性確認を含めた厳格な審査を経て、商品として販売できるかの最終チェックを行います。
検査は人命に関わる大切な工程なので、責任感が強く細かい点まで気にかけることができる方に向いた仕事となっています。
車好きな方におすすめの仕事についてもっと知りたい場合はこちらもご覧ください。
2.どこで働く?完成車メーカーと部品メーカーの違い
自動車製造業は、「完成車メーカー」と「部品メーカー」に大きく分けられます。どちらで働くかによって仕事内容や待遇、職場環境が変わるので、ご自身に合った職場を選べるよう、2つのメーカーの違いを知っておきましょう。
2-1.完成車メーカー
完成車メーカーとは、部品を組み立てて最終的に自動車の形にする企業のことです。一般的に自動車メーカーといわれる企業は、こちらの完成車メーカーのことを指します。
完成車メーカーの仕事は、部品メーカーで製造された部品を組み合わせ、自動車を完成させることです。具体的にはプレスや溶接、塗装、エンジン製造、組立の工程を経て、最後には検査まで実施します。これらの作業を、基本的にはライン作業でおこないます。
完成車メーカーは大手が多いことから、待遇や福利厚生がとても充実している傾向にあります。基本給の他に資格手当や住宅手当などの手当が支給されたり、社員寮や社内食堂を利用できたりするので、働きやすい職場といえるでしょう。
労働環境に関しては、早番、遅番、夜勤の三交替制であるケースが多く、企業によっては自分に合ったライフスタイルで働くことができます。
ライン作業における業務進行のスピードが非常に早いので集中力と体力が必要ですが、どのシフトでも共通して適度な休憩時間が設けられているケースが多いです。
忙しく体力的な負担はあるものの、誰もが知る大手企業の充実した環境で働いているという状況は心に余裕を持たせてくれます。このため完成車メーカーは、安定性ややりがいを感じながら仕事に打ち込みたい方に向いています。
2-2.部品メーカー(サプライヤー)
部品メーカーとは、自動車を構成する部品を専門に製造する企業のことです。自動車は1台あたり約3万個もの部品でできており、完成車メーカーと部品メーカーが、協力してこれらの部品を製造しています。
3万個の部品のうち、部品メーカーはシートやタイヤ、ハンドル、ガラス、ヘッドランプ、メーターなどの製造を担当しています。
部品メーカーの工場は、
- エンジン部品の工場
- 内装部品の工場
- ブレーキ・サスペンションの工場
のように、工場ごとに製造するものが明確に分かれているのが一般的です。このため、どの部品の製造を担当するかは働く工場によって変わります。
各工場の作業内容も、
- 金属部品を作るためのプレス
- 図面どおりに部品を接合する組立
- 完成した部品の品質をチェックする検査
など多岐にわたります。
また、部品メーカーはTier1、Tier2、Tier3…と階層構造になっており、若い数字の企業ほど優れた品質が求められる部品の製造を担当します。
どの工場で作られる部品も重要なものには違いありませんが、Tier1サプライヤー(一次下請け)は完成車メーカーに部品を直接納品することから、ボーナスや福利厚生も含めて完成車メーカーに近い待遇の工場が多いといわれています。
Tier2サプライヤー(二次下請け)、Tier3サプライヤー(三次下請け)の工場は、Tier1サプライヤーに比べると給与の水準が低めの傾向にあるものの、担当する分野や技術力によっては、Tier1サプライヤーと同等の収入をえられるケースもあるようです。
集中力が求められる完成車メーカーとは作業ペースが異なる現場が多いこと、イレギュラーな対応がほとんどないことから、よりストレスが少ない労働環境で働きたい方には部品メーカーが向いています。
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参考:トヨタ自動車株式会社 公式企業サイト「1台のクルマはいくつの部品からできているの?」
https://global.toyota/jp/kids/faq/parts/001.html
3.自動車製造業の仕事の年収の目安
自動車製造業では大きく分けて正社員・契約社員・派遣社員の3つの働き方が選べ、働き方によって年収も目安も異なってきます。
まず正社員ですが、正社員であれば平均年収で450万円前後稼ぐことができ、大手の自動車メーカーであればボーナスを含めて700万円を超える方も少なくありません。
初心者の場合、まずは仕事を覚える必要がありますが、その後一人で仕事を任されるようになると、現場の責任者やスタッフの管理を任されるようになり、徐々に役職が上がることで、収入も増えていきます。
契約社員の場合であれば、年収が400万円前後ではありますが、寮や食堂を利用することができるので、無駄な出費もなく貯金しやすい環境となっています。
派遣社員の場合、自動車製造業は人気もあり多くの求人が募集されていますが、その多くが時給1,500円前後になっています。契約社員同様に寮や食堂を利用することができますので、年収400万円前後だとしても、十分に貯金できるでしょう。
ただし、ここで紹介したのは平均年収ですので、勤務先の工場によって年収は前後するので会社ごとに確認が必要です。
4.自動車製造業の仕事に活かせる資格
自動車製造業は特別な資格が不要な仕事もあるので、誰もが始めやすいという魅力があります。
一方で、仕事に活かせる有利な資格もたくさんあります。資格手当で収入がアップしたり、キャリアアップにつながったりするので、自動車製造業で長く働きたいと考えている方は、まずは一つ、取得を目指してみてはいかがでしょうか?
以下では自動車製造業の仕事で活かせる資格の中から特におすすめのものを5つ、ピックアップしてご紹介いたします。
4-1.プレス金型取替作業者
動力プレスの金型やシャーの刃などの取付け・取外し、調整業務をおこなうための国家資格です。
動力プレスは圧力を利用して金属加工をする機械のことで、自動車工場では、例えば自動車のボディやフレームを成形する際に使われます。
安全性の観点から定期的なメンテナンスが必要であり、メンテナンスの一環として金型の交換をすることがある動力プレスですが、金型は非常に重く危険なので、交換作業は資格を持つ方しかできません。
シャーも同様に、刃の取付け・取外しには危険がともなうため、専門的な知識が必要です。
このように、プレス金型取替作業者の資格を持っていると、自動車工場に欠かせない動力プレスやシャーのメンテナンスという専門性の高い作業を請け負うことができるようになります。
また、プレス金型取替作業者の資格を足がかりにして、プレス機械による作業に5年以上従事すれば、より高位である「プレス機械作業主任者」の資格を目指すことができ、現場でのキャリアアップを狙えます。
4-2.フォークリフト運転技能講習
荷物の運搬・積み下ろしをする特殊な車両であるフォークリフトの運転に必要な資格(免許)です。
自動車工場では、ライン作業に必要な部品を常に供給し続けなければなりません。倉庫から生産ラインに運搬したり、万が一部品が不足した場合に補充したりする際、人の手ではあまりにも時間がかかってしまうため、フォークリフトが不可欠です。
フォークリフトは資格がないと運転できないことから、資格を取得していると、ライン作業での組立以外に部品供給や倉庫管理の仕事などを任される可能性が上がります。
またフォークリフト運転技能者は、自動車工場に限らず、あらゆる製造業の工場・倉庫で役立つ資格である点も大きな特徴です。
製造業における最強の資格の一つであり、一生モノの武器になるため、製造業で長く働き続けたい方はぜひ取得しておきたい資格といえます。
4-3.クレーン・玉掛け
自動車工場では、金型をプレス機にセットしたり、車体フレームや大型部品を移動させたりする際にクレーンを使用します。このクレーンを操作するには、「クレーン・デリック運転士免許」や「移動式クレーン運転士免許」など専用の資格が必要です。
さらに、クレーンで荷物を吊り上げる際にワイヤーロープをかける、あるいは外す玉掛けという作業をするにも資格が必要です。
クレーンの操縦と玉掛け作業はどちらも資格保有者しかできない専門業務であることから、クレーンと玉掛けの資格は実質セットで取得しておくことが推奨されます。
クレーンと玉掛けの資格を取得しておくと、プレス工程や車体の組立のような、自動車製造業において中核を担う作業で活躍することができます。専門的なスキルを身につけ、収入アップやキャリアアップを目指す方におすすめの資格です。
4-4.有機溶剤作業主任者
有機溶剤作業主任者は、二日間の講習を受け試験に合格することで取得できる資格です。
有機溶剤作業主任者は、有機溶剤を取り扱う現場において指揮・監督をおこなう専門家のことです。有機溶剤は使用方法を誤ると健康を害する危険性が高いため、専門知識を持った主任者の選任が義務付けられています。
有機溶剤作業主任者の資格を得ていると、単純作業をするだけではなく、現場の安全管理や指揮・監督のような責任のある仕事を任される立場になります。
資格手当の対象になる可能性がある他、現場リーダーへのキャリアアップのチャンスも得られます。
自動車工場での活躍の場がさらに広がる資格であり、「危険物取扱者」や「塗装技能士」とともに取得しておくのがおすすめです。
4-5.危険物取扱者
危険物取扱者は、有機溶剤やガソリンなど、消防法で火災の危険性のあるものとして指定された危険物を取り扱うための資格です。
甲種、乙種、丙種の3種類の資格があり、中でも乙種の第4類(乙4)は、ガソリンやオイルなど、自動車工場と縁が深い危険物の取り扱いに関して認定するものとなっています。
それだけではなく、危険物の約8割を取り扱えるようになる資格でもあるため、フォークリフトと並んで汎用性が高い資格であり、持っていると配属先の選択肢が格段に広がります。
塗装、組立、検査、工場の保全・管理部門など、自動車工場の多彩な部署で活躍する機会を得られ、同時に雇用側からも重宝される傾向にあります。
化学工場、ガソリンスタンド、ビルメンテナンスなど、自動車工場以外の業界でも活かせるので、製造業における一生モノの資格の一つといえます。製造業で働くのならば取得しておいて損はないでしょう。
5.自動車製造業の仕事の魅力
車好きの人にとっては願ってもない職場ですが、そうではない人にとっても自動車製造業の仕事は魅力がある仕事です。その魅力を3つご紹介します。
5-1.仕事がマニュアル化されている
組立や塗装、機械オペレーターなど、自動車製造工場の仕事はほとんどの業務がマニュアル化されています。そのため、未経験者でも仕事がしやすい環境が整っているといえるでしょう。
資格がなく経験もない場合、最初は単純作業を担当することになる可能性が高いですが、しっかりマニュアル通りに丁寧に仕事を続ければ、いずれキャリアアップや待遇の向上が期待できます。
5-2.福利厚生が充実している
自動車製造工場に限らず、一般的に製造業の仕事は福利厚生が充実している傾向にあります。
寮や社員食堂が完備されていたり、入社祝い金や赴任旅費支給といった制度が充実したりしているため、制度を利用して真面目に働けば短期間で大きく貯金を増やすこともできるでしょう。
5-3.業界の需要が安定している
自動車の需要は常に一定数あるため、ある日突然仕事が減ったり、将来的に働けなくなったりする可能性が低い業界です。
期間社員(期間工)や派遣社員の契約期間が終了してしまったあとも、比較的すぐに次の自動車製造業の仕事が見つかります。派遣社員だけでなく正社員として採用されるのを目標にすることもできます。
6.自動車製造業の仕事はきついの?
工場勤務の中でも、「自動車製造業は特にきつい」という噂を耳にしたことがある方は多いのではないでしょうか。
本当にきついと感じるのかどうか、自分に務まりそうかを判断するために、以下では自動車製造業の「きつい」と思われやすい部分をご紹介します。
6-1.体力的なきつさ
自動車工場でのライン作業はほとんど立ち仕事です。加えてずっと動き続けなければならず、デスクワークに比べるとどうしても体力を使います。
また、慣れないうちは無理な姿勢をとったり、重い物を持ったりすることで体に負担がかかり、筋肉痛などに悩まされることもあります。
加えて夏場の暑さや夜勤による不規則な生活も、人によってはきついと感じます。いずれにしても体力が必要な仕事です。
しかし、体は徐々に慣れていくものなので、働き続けるうちに体力がつき、きついと感じることは少なくなっていくでしょう。体を動かすことが得意な方で、かつ根気強い方は合っているかもしれません。
6-2.勤務形態のきつさ
自動車工場の仕事は多くの場合、三交替制です。三交替制とは早番、遅番、夜勤の3つの勤務時間をシフトで回す勤務形態を指します。
三交替制の勤務形態は昼夜が逆転し、生活習慣が乱れやすいのが難点です。遅番や夜勤は家族、友人と時間を合わせて予定を立てにくいという面もあります。規則正しく健康的な生活習慣を意識している方や、人間関係を大事にしている方はきついと感じるかもしれません。
一方で、不規則な勤務時間で心身に負担がかかるからこそ、交替勤務手当や深夜手当がつくというメリットもあるので、とにかく稼ぎたい方には向いているといえるでしょう。
6-3.精神的なきつさ
自動車工場に限りませんが、ライン作業は基本的に同じ作業の繰り返しです。変化が少なく、また他人とのコミュニケーションも少ない傾向にあります。
その中でも自動車工場は、危険な作業が多いことや作業の一つひとつが購入者の命に関わることから、独特の緊張感があります。
このため飽きっぽい方や他人と関わりながら仕事がしたい方、プレッシャーに弱い方などは、働いていて精神的にきついと感じることが多いかもしれません。
一方で、作業内容や勤務時間によっては手当がもらえたり、社員寮や社内食堂を利用できるなどの福利厚生が充実していたりするため、収入面や労働環境は決して悪くありません。
コミュニケーションを取ることが苦手な方にとっては、淡々と仕事に集中できて働きやすい環境といえるでしょう。
7.自動車製造業の仕事に向いている人
ここでは、自動車製造業の仕事に向いている方について解説します。自分にあてはまる項目があるか考えながら読んでみてください。
7-1.自動車が好きな人
自動車が好きな方にとっては、好きなものを一から作り上げる仕事ですので、やりがいを持って楽しく働けます。実際に、自動車が好きだからといった理由で自動車製造業の仕事に就いている方も数多くいます。
自分が製造に携わった自動車がさまざまな工程を経て完成していくのを見るのは非常にやりがいのあるもので、車への愛情がさらに深まります。
7-2.体力に自信がある人
自動車製造業の仕事は基本的に一日中立ちっぱなしで仕事をします。足腰に負担がかかる場面もあるので、ある程度の体力は必要と考えておいたほうがよいでしょう。
また、重い部品や工具を持ち上げたり運んだりすることもあるので、パワーも必要です。体を鍛えている方や力持ちといわれることが多い方にはうってつけの仕事といえます。
7-3.丁寧に仕事ができる人
工場の仕事内容自体はマニュアル化されているので、作業をしているうちにすぐに慣れることができますが、集中力を持って丁寧に仕事をしていく必要があります。
担当する仕事によっては毎日同じことをコツコツと繰り返すだけの単純作業になりますが、たとえ単調に思えても、手を抜いたり些細なミスが起こったりすると、後々の工程に響いたり、クレームやリコールの対象となってしまったりします。
単純作業でも気を抜かず、責任感を持って仕事ができる方が求められます。
8.自動車製造業の工場は未経験から働ける?
自動車製造業未経験の方には工場の製造ラインがおすすめです。製造ラインではすべての作業がマニュアル化されているため、いきなり難しい作業をしなくてはいけないなどの心配もいりません。
マニュアルや先輩の指示通りに作業をしていくだけで仕事を覚えられるので、未経験者の方でも安心して働けます。
同じ仕事を繰り返す作業になるので、飽き性の方には向いていないかもしれません。また、体力的に厳しく感じることもあるかもしれませんが、残業や夜勤で収入が増えるので、収入を重視する方に向いています。
工場の近くに寮を完備している求人もあり、中には寮費を全額会社が負担してくれることもありますので、浮いた家賃分を貯金や遊ぶことに回すことも可能です。そのうえ入社時に入社祝い金を貰えることもあるため、アルバイトよりも多くの収入が得られるメリットがあります。
未経験からの就職や転職が不安な場合は、まずはお気軽にご相談ください。貯まるワーク(旧JOBPAL)では、転職の相談を随時おこなっています。
9.まとめ
自動車製造業には、やりがいを感じられる完成車メーカーと完成車メーカーとは作業ペースが異なる部品メーカーの2つがあり、自分に合った職場を選択しやすくなっています。
また、工場勤務の中では年収が高めの傾向にあることから、収入を重視する方にもおすすめの仕事となっています。
福利厚生が充実している安定した環境で働ける一方、立ち仕事で変化が少なく、勤務形態の関係で生活習慣が乱れやすいというきつさもあります。
自動車製造業で働くことに興味がある方は、このようなきつさもふまえたうえで、ご自身に合っているかどうかを考えてみてください。
そして、もし自分に向いていると感じるのであれば、ぜひ自動車製造業での仕事を検討されてみてはいかがでしょうか。






















