工場への就職
更新日:2025年02月27日

フォークリフト運転免許の履歴書への書き方と志望動機の例

フォークリフト運転免許の履歴書への書き方と志望動機の例

この記事で分かること

  • フォークリフトの関連資格には、「技能講習」「特別教育」「安全衛生教育」の3つがある
  • フォークリフトの資格を履歴書に記載する場合は、正式名称のあとに「取得」ではなく「修了」と記載する
  • フォークリフトの資格以外に関連する資格を保有していればすべて記載する
  • 免許・資格が履歴書の欄に収まらない場合は、職務経歴書で情報を補完するとよい

※この記事は5分で読めます。

「フォークリフトの資格を履歴書に書く方法は?」
「フォークリフトの資格の正式名称は?」
など、フォークリフトの資格を履歴書にどう記載するかで悩んでいる方もいるでしょう。

フォークリフトの資格を履歴書に記載する場合、資格の正式名称をもちいて、関連資格とともにアピールする必要があります。

今回は、フォークリフトの資格を履歴書にどう記載すればよいか、正式名称や記載する際のポイントなどとあわせて解説します。この記事を読めば、フォークリフトの資格を履歴書に記載する方法がわかり、履歴書のスムーズな作成につながるでしょう。

1.フォークリフトに関する資格の正式名称

フォークリフトに関する資格には、以下の3つがあります。

正式名称 概要
フォークリフト運転技能講習 最大荷重が1トン以上のフォークリフトを運転できる資格(※1、2)
フォークリフトの運転の業務に係る特別教育 最大荷重が1トン未満のフォークリフトを運転できる資格(※1、3、4)
フォークリフト運転業務従事者安全衛生教育 フォークリフト運転技能講習または特別教育修了後、おおむね5年が経過した方を対象とする教育(※5)

まず、フォークリフトを運転する資格は、フォークリフトの最大荷重によって「技能講習」と「特別教育」の2つに分かれています。

履歴書にフォークリフトの運転資格を記載する場合は、2つのうちどちらかを必ず記載することになります。

なお、フォークリフト運転業務従事者安全衛生教育は、最新のフォークリフトの特徴や取り扱い方法、実際に起こった事故と対策など、最新の知識を身につけるための教育です。

最新の知識を身につけた証明となるため、安全衛生教育を受けた場合は、技能講習や特別教育とあわせて記載するとよいでしょう。

※技能講習は第61条 第1項、特別教育は第59条 第3項に規定がある。

2.フォークリフト運転免許の履歴書への書き方

フォークリフトの資格を履歴書に記載する場合は、免許・資格欄に略称ではなく正式名称で記載しましょう。また、フォークリフトの資格は、講習や教育を受けることで、修了証が発行されるものです。そのため、「取得」ではなく「修了」と記載する必要があります。

具体的な記載方法の例は、以下のとおりです。

免許・資格
20XX XX フォークリフトの運転の業務に係る特別教育 修了
20XX XX フォークリフト運転技能講習 修了
20XX XX フォークリフト運転業務従事者安全衛生教育 修了

上記のように、フォークリフトに関する資格は、行を分けて修了した順番に正式名称を記載してください。

3.仕事に関連する資格は併記するのが良い

応募先の仕事内容に関連する免許や資格を保有していれば、フォークリフトの資格とあわせてすべて記載しましょう。仕事内容に関連する免許や資格を多く持っていることは、入社後に即戦力として働けるアピールになります。

フォークリフトを扱う製造・工場系の仕事であれば、以下のような免許・資格は評価のポイントとなる可能性があるため、記載することをおすすめします。

  • 小型特殊自動車免許
  • 大型特殊自動車免許
  • クレーン運転士免許
  • 倉庫管理主任者
  • 衛生管理者

なかでも、小型または大型特殊自動車免許は、公道でフォークリフトを運転する際に必要です。フォークリフトの資格とあわせて記載しておくと、倉庫内だけでなく幅広い現場で働けることを示せるため、評価が上がる可能性があります。

4.履歴書に免許や資格を書く際のポイント

ここでは、履歴書に免許や資格を記載する際に押さえておきたい3つのポイントを紹介します。

4-1.必ず正式名称で取得年月も記載する

フォークリフトの資格に限らず、資格や免許を記載する場合は、必ず正式名称を使いましょう。略称では、面接官に正しく伝わらない、ビジネスマナーが身についていない印象を与えるといった可能性があります。

また、履歴書の免許・資格欄には、取得年月を記載する欄も設けられているため、必ず埋めましょう。空白だと、本当に取得しているのか疑われたり、書き忘れととらえられたりするかもしれません。

なお、取得年月は免許証や修了証に記載されていることがほとんどです。わからない場合は、一度免許証や修了証を確認しましょう。

4-2.あらたに取得予定の免許や資格も記載する

あらたに取得予定の免許や資格があれば、あわせて記載することで、仕事に対する意欲や熱意をアピールできます。試験を受けて結果待ちのものだけでなく、受験に向けて勉強中のものも記載して問題ありません。

具体的な記載方法の例は、以下のとおりです。

免許・資格
20XX XX ○○検定1級 取得予定
××資格取得に向けて勉強中

上記のように、資格試験の結果が出る日程を把握できている場合は、取得予定年月を記載します。取得する具体的な日程がわかっていない状態であれば、取得年月は空白のまま、免許・資格名とともに「取得予定」「勉強中」などと記載しましょう。

ただし、受験の予定がなく勉強にも着手していない状態で記載し、面接の場でうまく答えられないと、虚偽ととらえられる可能性があります。履歴書はあくまでも公的な書類のため、虚偽の内容は記載しないようにしましょう

4-3.履歴書の枠内に書けないことは職務経歴書で補完する

保有する資格が多く、履歴書の枠内に記載しきれない場合は、履歴書と別に作成する職務経歴書で補完しましょう

一般的に転職活動では、履歴書とあわせて職務経歴書の提出を求められます。

職務経歴書とは、これまで経験してきた職務内容や、応募先で活かせる資格・スキルなどを自由形式で詳しく記載する書類です。免許・資格を活かした経験や成果などを具体的に記載できるため、自身のスキルをより詳しくアピールできます。

職務経歴書に免許・資格を詳しく記載して提出する場合、履歴書の免許・資格欄には「職務経歴書参照」と記載しても問題ありません。

ただし、仕事に関連する重要度の高い資格や応募条件に挙げられている資格は、履歴書にも記載しておくと親切です。

5.フォークリフトの資格を活かす志望動機の例

ここからは、フォークリフトの資格を活かす志望動機の例を、実務経験ありの場合となしの場合、それぞれ紹介します。

5-1.フォークリフトの実務経験ありの場合

これまでにフォークリフトを扱う仕事の経験がある場合、即戦力となれる可能性が高いため、採用の場面で有利に働きます。そのため、これまでの経験をふまえた志望動機にすることがポイントです。

フォークリフトの実務経験がある場合の志望動機例を紹介します。

私は、前職の家具を取り扱う物流企業にて、フォークリフトの運転に3年間従事してきました。この経験を通じて、大型家具を丁寧かつ時間内に運搬する技術を身につけました。

貴社では、前職で得られたスキルと経験を活かし、運搬や仕分けなどの業務で即戦力として貢献できると考え、応募いたしました。

このように、経験した業界や年数、具体的に何を運搬していたかなどを明確に記載することが大切です。志望動機に具体性があると、説得力が増し、採用の可能性を高められるでしょう。

5-2.フォークリフトの実務経験なしの場合

フォークリフトの資格を保有しているものの、実務経験がない場合は、資格を取得した理由や仕事への意欲を志望動機に記載することがポイントです。

フォークリフトの実務経験がない場合の志望動機例を紹介します。

以前、倉庫の梱包作業に携わっていた際、フォークリフトで商品をスムーズに運搬し、効率的に配置していく作業員の様子に感銘を受けたことをきっかけに、フォークリフトの資格を取得しました。

フォークリフトを運転する実務経験はまだありませんが、倉庫内での作業経験を活かしつつ、貴社の物流業務に貢献できると考えております。

上記の例では、資格取得を目指した理由が明確にされており、フォークリフトの運転業務は未経験でありながらも、仕事に対し前向きに取り組もうとする意欲が伝わります。

フォークリフトの運転業務ではなくても、同じ業界での経験がある場合は採用の場面で有利に働く可能性があるため、経験した業界も記載するとよいでしょう。

6.まとめ

フォークリフトの資格を保有している場合は、履歴書の免許・資格欄に正式名称を記載しましょう。現在取得していなくても、今後取得する予定の資格があれば、記載することで熱意をアピールできます。

また、フォークリフトの資格以外にも、仕事に関連する免許や資格を保有している場合は、すべて記載することが重要です。仕事に関連する免許や資格の保有者は、即戦力となりやすいため、採用される可能性が高まります。

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