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更新日:2024年01月10日

転職初日・入社初日の過ごし方と心構えは?当日の流れや持ち物、挨拶や自己紹介例、よくあるQ&Aまとめ

転職初日・入社初日の過ごし方と心構えは?当日の流れや持ち物、挨拶や自己紹介例、よくあるQ&Aまとめ

※この記事は5分30秒で読めます。

「転職初日って何をするの?」
「初日を迎える心構えや持ち物が知りたい」
など、転職初日の過ごし方に関して疑問を持っている方もいるでしょう。

転職初日は、周囲への挨拶や入社手続き、引き継ぎなど、事務的な対応が主となり、通常業務は翌日以降からとなるのが一般的です。

今回は、入社初日の主な仕事の流れ、初日の心構え、持ち物、転職者が抱きやすい疑問とその回答などを解説します。この記事を読めば、転職初日の流れや必要な準備がよくわかり、入社初日のイメージを持つことができます。

1.転職初日の一般的な流れ

転職初日の流れは、一般的に以下のとおりです。流れを詳しく確認していきましょう。

  • 出社
  • 配属先に移動
  • 入社の挨拶
  • 入社手続き
  • 業務の準備
  • 引き継ぎ

1-1.①出社

就業時間に合わせて出社します。会社によっては、「入社日は○時○分までに出社してください」とあらかじめ案内されるケースがあります。特段指定されず不安な場合は、あらかじめ担当者に確認しておいても良いでしょう。

遅刻は絶対に避けるべきですが、あまりに早い時間に出社してしまうと人事担当者や配属先の責任者が不在の場合があるので注意が必要です。

1-2.②配属先に移動

人事担当者や上司から指示を受け、配属先に移動します。全体に向けた挨拶の前に、身近にいる上司や先輩たちに率先して挨拶しましょう。

早い段階で職場になじむためには、周囲に与える第一印象が重要です。

1-3.③入社の挨拶

上司から指示を受けたら、全体に向けた入社の挨拶をおこないます。この段階で、その場にいる全員があなたの存在や役割を認識することになるので、ハキハキとわかりやすく挨拶するようにしましょう。

「緊張して頭が真っ白」とならないよう、あらかじめ話す内容は考えておくことをおすすめします。

1-4.④入社手続き

入社手続きでは、入社にあたり必要な書類を記入・提出します。書類は事前に配布され、入社日に記入済みのものを持参するように指示される場合もあるでしょう。

加えて、企業理念や沿革などの全社的な説明や、就業規則、契約関連など、働くうえで必要となるさまざまな説明を受けることになります。貸与品の受け取り、設備や施設の説明などもこのタイミングでおこなわれるでしょう。

1-5.⑤業務の準備

自席で業務の準備に入ります。使用するパソコンやツールの設定などを主におこないます。配布されたメールアドレスは、メモ帳などにも控えておきましょう。

また、ID・パスワード類は外部に漏れないよう注意して取り扱う必要があります。

1-6.⑥引き継ぎ

既存社員の業務を分担したり、退職予定の社員がまだ在籍していたりする場合は、引き継ぎを受けます。直接指導を受けられる絶好のタイミングなので、不明点・疑問点は遠慮なく質問しておきましょう。遠慮していると、いずれ一人で業務を進める際に困ることになります。

上記が、転職初日の一般的な流れです。ただし、企業や配属部署、そのときの社内の状況によって動き方は異なるため、あくまでも一つの参考として理解しておきましょう。

2.転職初日の心構え

企業や部署によって職場環境はさまざまであり、自分でコントロールできるものではないのが実情です。しかし、初日の振る舞いによって周囲に好印象を与えられれば、良好な人間関係を構築しやすくなります。そこで、転職初日の心構えを5つご紹介します。

2-1.挨拶はしっかりとおこなう

転職初日は、笑顔で明るくハキハキと挨拶しましょう。同じ部署の上司や先輩はもちろんですが、社内で顔を合わせた人には積極的に挨拶することをおすすめします。直近で関わりがなくても、いつ接点ができるかわからないので、なるべく多くの人に自分の顔を覚えておいてもらって損はありません。

また、挨拶した相手から自己紹介を受けた場合は、忘れないうちにメモに残しておきましょう。後日、初対面のような対応をしてしまうのは失礼にあたるので、注意が必要です。

2-2.自己紹介は簡潔にまとめる

転職初日は、多くのケースで自己紹介を求められることになるでしょう。その際、緊張したり熱意が入りすぎたりすると、つい関係のない話をしがちですが、長々と話さず簡潔にまとめるよう心がけましょう。イメージとしては、以下のような形です。

「おはようございます。本日付で入社いたしました、○○○○です。このたび、ご縁をいただき入社させていただきました。

前職では同じく法人営業に従事していましたが、異業界からの転職となります。気持ちを新たに、1日でも早く成果を出せるよう精進して参ります。

慣れるまではご迷惑をおかけすることもあるかもしれませんが、皆様どうぞよろしくお願いいたします。」

2-3.服装や身だしなみは清潔感を大切にする

転職活動でもいわれることですが、服装や身だしなみの清潔感は社会人としてしっかり気を配らなくてはいけません。特に転職初日は多くの人の注目を浴びることになるので、より一層配慮しましょう。

見た目の第一印象で、その人の人柄やビジネスパーソンとしてのレベルを判断されるケースもあります。スーツやオフィスカジュアルなど、規定のドレスコードから選択するのはもちろんですが、シワや汚れがないかのチェックも欠かさずおこないましょう。

2-4.遅刻しないように注意する

社会人としてごく当たり前のことですが、遅刻は厳禁です。出社時間は始業時間の20~30分前が目安です。遅くとも15分前には社内にいるようにして、出社してくる上司や先輩に挨拶するようにしましょう。

2-5.企業理解を深めておく

転職初日までに企業理解を深めておく努力も必要です。転職活動時に業界や企業分析をおこなっているはずですが、社員としての視点で振り返ると、新たな気付きや学びがあるかもしれません。

上司や先輩に話を振られた際にも、十分な理解ができていれば的確な回答が可能となり、「ちゃんと勉強しているんだな」と好印象を与えられるはずです。ただし、決して「わかっているふり」はしないようにしましょう。わからないことを質問する素直さも、ビジネスパーソンとして必要なスキルです。

3.転職初日の持ち物一覧

転職初日は通常時とは異なる持ち物が発生します。初日から忘れ物をして人事担当者や上司の心証を損なわないようにしましょう。

3-1.必須の持ち物

転職初日に必ず持参するものは以下のとおりです。

  • 入社手続き書類(会社から事前配布された書類・年金手帳・通帳・住民票記載事項証明書・個人番号(マイナンバー)が分かるものなど)
  • 前職から受け取った書類(源泉徴収票・雇用保険被保険者証・健康診断書など)
  • 印鑑
  • メモ帳やノート
  • シャープペンシルやボールペン
  • クリアファイル(配布された資料を収納する)
  • その他、会社から指定されたもの

持ち物の用意は、会社から内容を聞いてからすぐに進めるようにしましょう。持ち物の一部を持ち合わせていなかったり紛失したりしている場合、転職初日までに準備が間に合わなくなる場合があります。

3-2.菓子折りは必要?

「転職初日だし、菓子折りを持参したほうが良いのでは」と思う人もいるかもしれません。しかし、基本的に持参する必要はないでしょう。お菓子を配るのが社風にマッチしない場合や、全員に行き渡らない可能性もあるので、あえてリスクを背負う必要はありません。

ただし、転職初日の新入社員の心意気は上司や先輩社員も理解してくれるはずなので、コミュニケーションのきっかけにしたいという場合は持参しても良いでしょう。

4.転職初日に関するQ&A

最後に、転職初日に関して多くの人が抱く疑問とその回答をご紹介します。

4-1.明日は転職1日目です。とても不安なのですが、対処法はありますか?

転職に限らず、新しい環境に飛び込むときや初めての取り組みに挑むときは多かれ少なかれ不安や緊張を抱くものです。大きな不安を感じると一刻も早く抜け出したいと思いがちですが、焦る必要はありません。

不安があるからこそ、自分を律することができたり、仕事のモチベーションを実感できたりします。不安と共存しながら物事がうまくいったときには大きな喜びや達成感が味わえます。

ただし、眠れなくなったり体調不良に陥ったりするほど不安を感じている場合は、翌日の転職初日に悪影響がおよぶ可能性があります。そんな場合は、不安に感じることを紙やノートに書き出して感情を整理したり、初日の挨拶で話す内容をメモに書いて準備したり、今の自分にできることを整えておくようにしましょう。

不安な気持ちを払拭しきれなくても、やるべきことを淡々とこなせるようになるはずです。

4-2.転職初日に残業があるのは一般的ですか?

転職初日に残業がある場合もあるかもしれません。例えば欠員にともなう採用の場合、1日も早く即戦力となってもらうためにタイトなスケジュールで指導されるケースも考えられます。

また、転職初日の業務終了後に歓迎会が開かれる場合もあるでしょう。

4-3.お昼休憩は周りとあわせたほうがいいですか?

昼休憩を取る時間や場所は、指示がなければ無理に周囲に合わせる必要はありません。ただし、周囲の人とコミュニケーションを図っておいたほうが円滑に業務を進められるでしょうから、転職して間もない頃はなるべく先輩と一緒の時間を過ごすのもおすすめです。

また、誘われたもののあまり気乗りしない場合は、角が立たない形でお断りするようにしましょう。例えば、「お弁当をもってきてしまったので、また今度ご一緒させてください」「済ましておかなければならない用事があるので今日はすみません」などといった断り方が考えられます。

4-4.転職初日なのにほとんど声をかけてもらえませんでした。

中途採用の入社では、「思いのほか周囲の人に声をかけてもらえず戸惑った」というケースが少なからず見受けられます。

原因としては、「ちょうど忙しい時期・タイミングで、気にはなっているもののなかなか声かけまでできなかった」「入社の手続きなどで忙しいだろうと思われていた」といったことが考えられます。

しかし、いずれにしても決してネガティブな原因で声をかけてもらえなかったわけではないはずです。翌日以降は待ちの姿勢ではなく、自分から積極的に声をかけてみましょう。周囲の人も、徐々に話しかけてくれるようになるでしょう。

4-5.転職初日なのにもう辞めたくなりました。転職先を見つけてもいいでしょうか?

上司や先輩とのやりとりや職場の雰囲気に触れて「自分には合わない」「続けられないかも」と感じ、初日から「辞めたい」と思ってしまう人も少なくはありません。

しかし、衝動的に決断するのは危険です。まずは「辞めたい」と感じた原因を突き止め、退職するに値するものなのか、改善の余地があるものなのかを見極めましょう。転職初日だけでは判断できないケースがほとんどのはずです。

会社側の対処で改善されるものであれば、上司に相談するのも一つの方法です。検討や相談を重ね、それでも状況の改善が見込めないなら、辞める決断をしてみいいかもしれません。心身の健康を損なうことがないよう、無理に働き続けることがないようにしましょう。

5.まとめ

転職初日はすべてが初めてのことですから、わからないことばかりで当然です。不安を感じる人もいると思いますが、やるべき準備を整えたら、あとは当日の流れに適応していくだけです。上司や先輩への礼儀や社会人としてのマナーを守るのはもちろんですが、最初で最後の入社初日の空気感を楽しむくらいの心持ちで挑みましょう。

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