正社員勤務の悩み
更新日:2023年10月12日

仕事のやる気が出ない原因6選|危険性と対処法を解説

仕事のやる気が出ない原因6選|危険性と対処法を解説

※この記事は5分30秒で読めます。

「仕事のやる気が出ず、毎日嫌々会社に行っている」
「やるべき仕事はたくさんあるけど、やる気が出てこない」
など、仕事に対するモチベーションに悩んでいる方もいるでしょう。

仕事に対するやる気が出ない原因には、仕事内容や人間関係、職場環境など、いくつかの問題が考えられます。

今回は、仕事のやる気が出ない原因、危険性や対処法などを解説します。この記事を読めば、仕事に対するやる気が出ない原因や対処法がわかり、気分を変えて仕事と向き合えるようになるでしょう。

1.仕事のやる気が出ない主な原因6選

仕事のやる気が出ない原因は、主に以下の6つが考えられます。

  • 仕事のやりがいを見出せない
  • 職場の人間関係が悪い
  • 正当な評価や給料を受け取れない
  • 仕事で得られる刺激が少ない
  • プライベートで問題を抱えている
  • 心身ともに疲れている

それぞれの原因についてお伝えします。

1-1.仕事のやりがいを見出せない

仕事のやりがいは、モチベーションに直結します。やりがいを感じないまま仕事を続けていても、次第にモチベーションが失われ、やる気も出ないでしょう。

自分に合っていない仕事、面白みを感じられない仕事では、モチベーションを高く保つことが難しいため、成果も出しづらいです。無理に仕事を続けても、ますますやる気が低下するという悪循環に陥る可能性もあります。

1-2.職場の人間関係が悪い

職場の人間関係が悪い場合も、仕事のやる気を下げる大きな要因になります。

フルタイム勤務の場合、職場は一日の大半を過ごす場所です。人間関係が悪い場所で一日の大半を過ごすと考えると、なかなかやる気も出ないでしょう。

上司からのパワハラやモラハラ、性格が合わない同僚など、人間関係が悪い職場の原因はさまざまです。職場環境に対するストレスを感じていると、仕事に対する熱意を維持することも難しいでしょう。

1-3.正当な評価や給料を受け取れない

正当な評価や成果に見合う報酬は、仕事のやる気の維持につながる重要な要素です。

いくら仕事を頑張っても適切に評価されず、昇給や昇格もなければ、仕事に対するやる気も出なくなるでしょう。

成果に対する評価や報酬に関しては、ときには自ら上司に交渉することも必要ですが、何かと不信感が募り、働く意欲を失うきっかけになるものです。

1-4.仕事で得られる刺激が少ない

同じ仕事を続けていると、良い意味でも悪い意味でも、業務や環境にだんだんと慣れていくものです。

慣れ切った環境では、新たな刺激を感じられず日々の生活がマンネリ化し、仕事に対するやる気が出なくなることもあります。

仕事のやる気を継続するには、適度な刺激や変化、緊張感も必要です。少しでも刺激を感じられるように、上司と相談して新しい業務に挑戦するのも良いでしょう。

1-5.プライベートで問題を抱えている

プライベートの問題も、仕事に少なからず影響をおよぼします。例えば、パートナーとの関係性の悪化や子どもの教育に関する悩みなどです。

プライベートで問題が起こると仕事中もそのことが気になってしまい、仕事が手につかない、やる気が出ない状態に陥ることもあります。

仕事とプライベートの切り替えがうまくできず、仕事の生産性までも低下してしまうかもしれません。

1-6.心身ともに疲れている

心や体が疲れている状態では、仕事に対して前向きになれず、やる気が出にくくなります。

体力に自信がある方でも、長時間労働が続いていて休みが取れない状況では疲弊してしまうでしょう。

プライベートを楽しむ余裕までなくなると、「なんのためにこんなに必死に働いているのだろう」と疑問が生じ、やる気を保ちにくくなる場合があります。

2.やる気が出ないまま仕事をする危険性

やる気が出ないまま仕事を続けることには危険性があります。以下の3つのことにつながる可能性があることを理解しておきましょう。

  • 仕事のミスが増える
  • 精神的な負担が大きくなる
  • 社内評価が上がりにくくなる

それぞれについてお伝えします。

2-1.仕事のミスが増える

やる気が出ないまま仕事を続けた場合、注意力が散漫になりミスが増えることがあります。

特に疲弊した状態だと集中力を保てず、仕事へのパフォーマンスも低下します。手順の間違いや資料の誤字脱字など、普段はしないケアレスミスも起きやすくなるでしょう。

ミスを上司から注意されて自信を失うと、さらにやる気が下がるといった悪循環にも陥りかねません。

2-2.精神的な負担が大きくなる

やる気が出ない状態で仕事を続けてしまうと、「仕事をやらされている」という気持ちが強まります。結果的に、前向きに仕事に取り組むのが難しくなり、精神的な負担も徐々に大きくなってしまいます。

仕事への意欲がなくなり、さらに食欲が出ない、眠れないなど体の不調が現れたときには要注意です。

しっかりと休息をとっても状況が改善しない場合には、一度病院に行って体の不調について相談してみることをおすすめします。

2-3.社内評価が上がりにくくなる

やる気が出ないまま仕事を続けてしまうと、仕事に対する積極性がなくなり、成長意欲も低下しやすくなります。後ろ向きの姿勢では、社内評価は上がりにくいでしょう。

また、やる気が出ないことが原因で仕事が雑になったり、遅刻が増えたりすると、勤務態度に問題があるとしてマイナス評価を下される可能性もあります。

さらにチームで働く場合には、仲間からの信頼も損なわれ、円滑に仕事が進まなくなるかもしれません。

3.仕事のやる気が出ない場合の対処法

仕事のやる気が出ないときに無理をしてしまうと、心身に大きな負担がかかるおそれがあります。やる気が出ないときには、原因に応じて次の6つの対処法を試してみましょう。

  • 仕事から離れて休んでみる
  • 苦手な方との距離を置く
  • プライベートを充実させる
  • 評価や給料の交渉をしてみる
  • 将来のキャリアについて考える
  • 転職を検討してみる

それぞれの対処法について詳しく解説します。

3-1.仕事から離れて休んでみる

やる気が出ない場合、仕事について考えるのを一度やめて、休んでみることも大切です。休むことで気持ちがリセットされ、再び仕事に対して前向きに取り組めるようになることもあります。

業務時間外にも、つい仕事のことを考えてしまう方もいるでしょう。その場合は、1週間のなかで仕事のことをまったく考えずに休む日を決めておくことをおすすめします。

仕事が忙しく、丸一日有給休暇を取るのが難しい場合、半日休むだけでも一定のリフレッシュ効果は見込めます。

3-2.苦手な方との距離を置く

やる気が出ない原因が人間関係にある場合には、苦手な方との距離を置くのも方法の一つです。

面と向かってやり取りする機会を最小限にすれば、ストレスも減るため、やる気も出てくるかもしれません。

しかし、相手が直属の上司だったり、人数が少ない職場だったりして、仕事上どうしても距離を置けないケースもなかにはあるでしょう。苦手な方との関わりを避けられない場合には、思い切って部署異動を願い出るのも方法です。

3-3.プライベートを充実させる

仕事でやる気が出ないのは、プライベートに不満があったり、問題を抱えていたりすることが原因である場合も少なくありません。

趣味や友人との時間を充実させる、プライベートの問題を解決することで、仕事に向き合う気持ちに余裕が生まれ、やる気が出てくるかもしれません。

また、プライベートが充実すれば、仕事以外での楽しみを糧に、前向きな気持ちで仕事を頑張れることもあるでしょう。

3-4.評価や給料の交渉をしてみる

正当な評価を受けられない環境では、仕事に対するやる気を維持するのは難しいものです。

評価や給料に悩みを抱えている方は、人事や上司に交渉してみても良いかもしれません。適切な評価によって待遇が改善すれば、仕事に対するモチベーションが上がり、やる気にもつながるでしょう。

ただし、希望する条件を引き出すためには、根拠となる成果をアピールする必要があります。これまでの実績を整理し、会社への貢献度を明確にできれば、待遇を改善してもらえる可能性も高まります。

3-5.将来のキャリアについて考える

将来積み上げていくキャリアの道筋や、具体的な見通しのことを「キャリアプラン」と呼びます。

自分の理想のキャリアプランについて考えることで、具体的にどのような経験を積み、どのようなスキルを獲得すべきなのかが明確になります。

中長期的な目標を設定して、達成に必要なアクションを洗い出せれば、仕事へのモチベーションにつながるでしょう。

3-6.転職を検討してみる

上記の対処法を試しても、仕事の環境や人間関係などがどうしても改善できない場合には、転職を検討することも一つの手です。

特に、パワハラや人間関係の問題は、社風や労働環境に左右される部分も多く、個人の努力では解決しづらい問題です。心機一転、新しい仕事に就くと、本来のやる気が戻ってくることもあります。

ただし、次の職場でも同じような状況に陥らないためには、十分な時間をかけて自己分析をおこない、転職先を慎重に選ぶことが大切です。何が原因で仕事のやる気を感じられないのか、自身が求める条件は何なのかを、転職前にしっかりと確認しましょう。

4.転職を検討する際の注意点

転職は人生の大きな転機です。転職後に後悔しないためには、次の2つの点に注意する必要があります。

  • 本当に転職すべきか考える
  • 事前に転職までの計画を立てる

それぞれの注意点を見ていきましょう。

4-1.本当に転職すべきか考える

やる気が出ないからといって、今の仕事から逃げるように焦って転職しないようにしましょう。転職先でも同じような不満を抱えたり、前職のほうが良かったと後悔したりするかもしれません。

自分にとって、本当に転職がベストな選択肢なのか、冷静に考えることが大切です。

そのため、今の職場への不満や転職で実現したいことを整理したうえで、条件に合う転職先を探してみてください。

4-2.事前に転職までの計画を立てる

転職することを決めたら、事前に退職や新しい会社で働き始めるまでのスケジュールを立て、準備の時間を十分確保すると転職活動がスムーズになります。

転職するにあたって、企業研究や応募書類の作成、面接の練習など、やることはたくさんあります。また、今担当している仕事の後任が決まっている場合には、引き継ぎの期間も必要です。

退職時期は、賞与や退職金が支払われるタイミングを考えて選ぶと良いでしょう。ただし、企業によって支給規定は異なりますので、必ず事前に就業規則などを確認しておくことをおすすめします。

5.新しい仕事にチャレンジする場合の仕事の探し方

なかには転職を機に、新しい業界や職種にチャレンジしたい方もいるでしょう。そこで最後に、新しい仕事にチャレンジする際の探し方のコツを紹介します。

5-1.やる気が出ない要因を考える

まずは、今の仕事でやる気が出ない要因を明確にし、同じ状況に陥らない仕事を選ぶことが大切です。

例えば、人間関係の悩みでやる気が出なかった場合、人とコミュニケーションを交わす機会が少ない職場だと、仕事上のストレスを減らせるかもしれません。

職種にもよりますが、工場などの製造業は、主に一人の作業時間が長く、人とのやり取りが少ないなどの特徴があるためおすすめです。

5-2.将来のキャリアパスを明確にする

キャリアパスとは、理想とするキャリアプランを一つひとつ実現するための具体的なプロセスのことを指します。

何歳までにどういった能力やスキルを身につければ、目標とするキャリアに到達できるかを考えましょう。目標達成に必要な仕事を選ぶと、その職に就く意義が生まれます。

キャリアパスが明確になれば、モチベーションも高まるため、やりがいも見出せるでしょう。おのずと仕事に対するスタンスや行動も変わっていくはずです。

5-3.性格や能力に合う仕事から探す

やりたい仕事と向いている仕事が、必ずしも一致しているとは限りません。

適職を選ぶためには、十分な自己分析をおこない、自分の性格や長所などを把握することが大切です。「真面目」「忍耐力がある」「集中力が高い」など、自分の強みを言語化しましょう。

分析した情報をもとに仕事選びをすると、転職後のミスマッチを減らすことができるのはもちろん、仕事の充実感も得やすいでしょう。

6.まとめ

「どうも仕事のやる気が出ない」といった悩みは、誰にでもあるものです。しかし、一時的ではなくやる気が出ない状態が続くときには、原因を探り、対策を施す必要があります。

まずは今回紹介した対処法をもとに、自分で行動して状況を変えられないか、試してみてください。それでも状況を打破できない場合は、転職を検討しましょう。

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