工場勤務の契約・待遇
更新日:2022年06月01日

寮付きの工場の求人はおすすめ?5つのメリットと応募する際の注意点

寮付きの工場の求人はおすすめ?5つのメリットと応募する際の注意点

※この記事は5分30秒で読めます。

「寮付きの工場で働くメリットが知りたい」
「寮付きの工場での勤務ってどうなんだろう」
など、寮に入れる工場勤務の仕事に関して疑問を持っている人もいらっしゃるでしょう。

寮にはさまざまなタイプがあり、自分のスタイルに合った工場を選べば寮生活も仕事中も快適に過ごせます。

今回は、4つの寮タイプとそのメリット・デメリット、応募する際の注意点、よくある質問などを解説します。この記事を読めば、寮付きの工場求人について理解が深まり、実際に寮で暮らすイメージが持てるようになります。

1.寮付きの工場の求人が多い理由

工場を持つ企業が寮付きの求人を多く出すのは、工場の立地条件とそれに伴う人材確保の難しさに理由があります。

工場の設置には膨大な敷地を要するため、交通の便がよい市街部に建設することは企業として現実的な話ではありません。そのため、郊外に工場を保有している企業がほとんどです。

しかし、郊外で敷地を確保し工場を建設しても、そこで働く人材を確保できなければ、工場を稼働し生産活動をおこなうことは難しくなります。

企業は、多くの優秀な人材を集めるために寮を設け、今遠方に住んでる労働者でも働きやすい環境を整えているのです。

2.工場の寮の主な部屋のタイプ

工場で働く従業員が暮らす寮には、主に4つのタイプがあります。

  • ワンルームタイプ
  • 集合寮タイプ(個室)
  • 集合寮タイプ(ルームシェア)
  • ファミリー・カップル向けタイプ

寮付きの工場の求人へ応募する際には、応募先がどのタイプに該当するかあらかじめ確認するようにしましょう。

2-1.ワンルームタイプ

一人暮らし用のワンルームタイプを、企業がマンションごと所有していたり借り上げたりしているケースです。

一般的な賃貸マンションと造りは変わりないので、普通の一人暮らしと同じような感覚で暮らせます。

キッチンやお風呂、トイレなどは自室内に備え付けられているため、家族や友人を招きやすい環境です。

2-2.集合寮タイプ(個室)

集合寮タイプは、各従業員が生活するための個室は用意されているものの、キッチンやお風呂、トイレなどは共用となっています。

プライベートな空間を保ちつつ、他の作業員と日常的にコミュニケーションが取れるため、一人暮らし経験がない方でも安心です。

2-3.集合寮タイプ(ルームシェア)

集合寮タイプは、2~3人の少人数である程度広さの部屋を共用する形となります。同じ家で共同生活を送るルームシェアのようなイメージで、すべての設備は共用となります。

お互いの生活がよく見えるため、気の合う仲間同士ならもちろんのこと、そこまでではない関係でも距離感を縮めやすい環境です。

親しい間柄になれれば、毎日の生活が楽しくなるでしょう。間取りによっては、完全なプライベート空間を持てる場合もあるので、気になる方はあらかじめ担当者に確認しておきましょう。

2-4.ファミリー・カップル向けタイプ

工場の寮は、基本的に単身者を想定していますが、なかにはファミリーやカップルに対応している場合もあります。間取りとしては、1LDK~2DK程度の広さがある部屋で、家族やカップルだけで生活することが可能です。

家族やカップルで寮に住めば、毎月の固定費をぐっと抑えられるので、浮いたお金は育児や結婚の資金に充てることもできるでしょう。

しかし、企業によっては配偶者や恋人も一緒に工場で働くことが入居の条件とされるケースもあるため、事前に確認が必要です。

3.寮付きの工場で働く5つのメリット

寮付きの工場で働くと、以下の5つのメリットを得ることができます。

  • 家賃や光熱費が無料または格安で住める
  • 貯金や自由に使えるお金が増える
  • 家具・家電を買い揃える必要がない
  • 工場まで送迎付きの場合がある
  • 常に近くに職場の同僚がいる

それぞれのメリットについてお伝えします。

3-1.家賃や光熱費が無料または格安で住める

家賃や光熱費の支出を抑えられる点は、寮生活の最大のメリットです。金額は企業によってそれぞれですが、月1~2万円と格安な場合が多くなっています。

さらに、一般的な引越しでは必ずかかる敷金や礼金などの初期費用も請求されないことがほとんどです。自力で物件を探して契約するよりも断然お得に住めるので、金銭的な不安がある方におすすめです。

3-2.貯金や自由に使えるお金が増える

家賃や光熱費など月々の固定費をカットできるため、自由に使えるお金が増える点もメリットです。

浮いたお金を趣味や貯金などに回せるようになれば、仕事を頑張るモチベーションにもつながるでしょう。また、食堂付きの寮であれば、食費も格安に抑えられます。

3-3.家具・家電を買い揃える必要がない

引越しにおいて、初期費用と並び負担が大きい家具や家電の用意も、寮に住めば解決できます。

多くの寮ではあらかじめ家具や家電が用意されており、新たに買い揃える必要はありません。費用はもちろん、探したり購入したりする手間や時間もかかりません。

3-4.工場まで送迎付きの場合がある

寮から工場までの距離が遠い場合、バスで送迎してもらえる工場もあります。企業の専用バスなので、路線バスのように停留所ごとに停車することもなく、工場まで一気に到着します。

時間の節約になるのはもちろん、バスに乗り込みさえすれば工場まで連れて行ってくれるので、通勤で体力を消耗することもないでしょう。通勤のストレス要因が軽減されれば、工場での仕事により集中できるようにもなるはずです。

3-5.常に近くに職場の同僚がいる

寮で生活するということは、職場の同僚が常に近くにいるということです。そのため、勤務時間だけでなく、勤務後に寮に帰ってからも仕事の悩みなどを相談できます。

また、共通の趣味などがあれば交流関係が充実するメリットもあります。気軽に声をかけ合い、休日に一緒に外出することなどもしやすくなるでしょう。

4.寮付きの工場で働く3つのデメリット

寮付きの工場で働くことにはメリットがある一方、以下の3つのデメリットも存在します。

  • 自分で住む場所を選べない
  • 寮のルールや規則が設けられている
  • プライベートの時間を確保しづらい

メリットとのバランスを考えながら見ていきましょう。

4-1.自分で住む場所を選べない

寮付きの工場求人で入社するということは、住む場所の選択権が自分にはないということです。

寮は基本的に勤務地となる工場の近くに設けられていることが多いため、通勤の負担は軽減されます。

しかし、周辺環境によっては周囲にスーパーや飲食店などの店舗が少なかったり、パチンコ、ボーリング場、カラオケ、ゲームセンターなどの娯楽施設がなかったりして、寮生活にストレスを感じてしまう可能性があります。

4-2.寮のルールや規則が設けられている

企業が所有する寮である以上、秩序を保つためのルールや規則が設けられています。企業によって内容にかなり幅はありますが、通常の一人暮らしにはない縛りがあることを覚えておきましょう。

一例としては、清掃が当番制であること、自己判断による家具家電の買い換えが禁じられていること、門限があること、異性の立ち入りができないこと、お風呂の時間が制限されていることなどが考えられます。

共に寮生活を送る仲間たちに迷惑をかけないためにも、ルールや規則の遵守は絶対だと認識しましょう。

4-3.プライベートの時間を確保しづらい

多数の工場作業員と生活を共にする寮では、完全なプライベートの時間を確保することは難しい状況にあります。

もちろん、自分の個室にいる間は一人になれますが、食事や洗濯、トイレ、お風呂などが共用の場合は、先輩や同僚たちと頻繁に顔を合わせることになります。

本来リラックスできるはずの在宅時間にもかかわらず、職場と同じような緊張感やストレスを覚えてしまう可能性もあるでしょう。

5.寮付きの工場の求人に応募する際の注意点

寮付きの工場求人に応募する際には注意すべき点がいくつかあります。ここでは主な注意点を3つご紹介します。

  • 家賃や光熱費の負担額を確認する
  • 寮の周辺環境を確認する
  • 可能であれば寮を見学させてもらう

それぞれの注意点を確認していきましょう。

5-1.家賃や光熱費の負担額を確認する

寮付きの工場求人に応募する際は、入居にあたって家賃や光熱費の負担がどの程度になるか確認しておきましょう。

月々の固定費を把握することで、求人に記載されている給与額から差し引きいくら残るのか、そのなかから生活費や貯金にいくら回せるのかというシミュレーションができます。

寮は社員の暮らしをサポートするために企業が用意しているものなので、無料もしくは格安である場合が大半です。

企業によっては求人情報に「寮費を毎月○万円負担(光熱費込み)」といったような記述をしている場合もありますが、見当たらない場合は採用担当者に確認を取りましょう。

5-2.寮の周辺環境を確認する

寮の周辺環境についても、応募する際に確かめておきたいポイントです。寮から勤務先まで公共交通機関を使用する場合、駅やバス停までの距離は重要です。生活するうえで欠かせないスーパーやコンビニ、飲食店、銀行があるかもチェックしておきましょう。

また、万が一の体調不良に備え、内科や総合病院もあると安心です。これらが近くにない場合は、車やバイク、自転車などの移動手段を用意する必要が出てくるかもしれないので、必ず確認しましょう。

さらに、上記のような生活の利便性だけでなく、娯楽に通ずる施設があるかも注目です。自分が好きなものを売っているお店やカラオケ、ゲームセンターなど、自分のリフレッシュに役立つ環境があるかどうかも、長く働くうえでは欠かせない要素です。

5-3.可能であれば寮を見学させてもらう

通常の物件探しでも、契約の前には不動産会社の担当者と一緒に内見をする流れが一般的です。寮においても、採用担当者の許可をもらえれば、選考段階で一度寮を見学させてもらうことをおすすめします。

労働環境や業務内容も仕事を選ぶ基準としては重要ですが、寮付きの工場求人では「寮=自分の家」となりますので、入社の判断材料の一つとして事前に確認しておく必要性は大いにあります。

6.寮付きの工場の求人に関するよくある質問

寮付きの工場の求人に関して、多くの人が疑問に感じていることを4点ピックアップしました。以下を参考に、より具体的なイメージを描いていきましょう。

6-1.寮に備え付けられている家具や家電は何がある?

寮には入居時の時点である程度の家具や家電が備え付けられています。冷蔵庫や洗濯機、テレビなどの家電、テーブルやイス、ベッドといった家具などが挙げられます。

また、寮によっては入居者自身が好きな家具家電を選べるレンタルサービスを導入している場合もあり、一般的なレンタルサービスよりも格安で借りられます。備え付けの家具や家電に関しては、寮によって状況は異なるため事前に細かく確認しておくようにしましょう。

6-2.寮への引越し費用を負担してくれることもある?

寮への引越し費用に関しては、企業側が負担してくれるケースもあります。しかし、移動距離によって負担額が変動したり、赴任先までの交通費のみ支給されたりと、負担の範囲はさまざまです。

多くの場合は、一定の上限金額が設けられ、その範囲内での対応となるでしょう。

6-3.寮に入るときに初期費用はかからないの?

寮に入る際の初期費用は、基本的にかからない、もしくはかかっても少額です。

通常の賃貸物件の入居時には、敷金、礼金、仲介手数料、クリーニング費用、鍵交換費用などが請求されますが、寮はあくまで会社が用意したものなので、社員に対して請求することはほとんどありません。

ただ、何らかの名目で若干の費用負担があるかもしれないので、あらかじめ確認しておきましょう。

6-4.寮に入るときは保証人は必要?

寮に入る時に保証人を求められるケースはあまり見受けられません。ただし、何らかのトラブルがあったときに備えて、緊急連絡先の提出を求められることはあります。

その場合は、親や兄弟、親戚、親しい友人などの住所や携帯電話番号を申告しましょう。

7.まとめ

この記事では、寮付きの工場の求人についてお伝えしました。

寮付きの工場求人には魅力的なポイントがいくつもあります。家賃や光熱費が無料または格安で住めたり、家具や家電が備え付けられていたり、工場までの送迎が付いていたりなど、一般的な賃貸物件に住む場合と比べて、さまざまなメリットがあります。

特に、「叶えたい夢があって貯金を貯めたい」「一人暮らしが不安で同僚と一緒に暮らしながら働きたい」といった考えを持っているなら、寮に入ることはおすすめです。

弊社JOBPALでは、寮付きの工場の求人情報を数多く掲載しています。寮費全額補助の求人もあるので、気になる方はぜひご覧ください。

関連記事

閉じる

エリアから工場・製造業の
お仕事・派遣情報を探す

STEP1 エリアを選択

  • 北海道・東北
  • 関東
  • 甲信越・北陸
  • 東海
  • 関西
  • 中国
  • 四国
  • 九州・沖縄

< エリア選択に戻る

閉じる
© 2022 UT Group Co., Ltd. All Rights Reserved.