中卒でも住み込みで働ける?仕事の例と求人を選ぶときの確認事項
※この記事は5分で読めます。
「中卒で住み込みの仕事はできる?」
「住み込みできる仕事内容やメリットが知りたい」
など、中卒の方の住み込みの仕事に関して、疑問を持っている方もいるでしょう。
中卒でもできる住み込みの仕事の種類は幅広く、正社員として長く働くことも十分可能です。
今回は、中卒でも住み込みでできる仕事の種類、メリット、仕事選びの確認事項、意識すべき点などについて解説します。この記事を読めば、中卒が住み込みで働ける職種がわかり、後悔しない仕事選びができます。
エリアから工場・製造業のお仕事を探す
1.中卒で住み込みの仕事をすることは可能?
そもそも、中卒で住み込みの仕事に就くことは可能です。一般的な通勤をともなう仕事だけでなく、寮付きや住み込みの求人でも、中卒で働ける求人はあります。
ただし、高卒者や大卒者に比べて求人数はかなり少ないため、選べる仕事の種類は少ない点は覚悟が必要です。
「とにかく住み込みで働ければそれほど仕事内容にはこだわらない」といった気持ちを持っている方であれば、たとえ中卒でも比較的早く仕事を決められるでしょう。
2.中卒でも住み込みで働ける仕事の例
実際に中卒が住み込みで働ける仕事の例を6つご紹介します。
- 工場勤務
- 工事現場
- 新聞配達
- ホテル・旅館
- 農業・酪農
- スキー場・海の家
それぞれの仕事について詳しくお伝えします。
2-1.工場勤務
製造業の製造工程や倉庫内作業などを担う工場勤務は、中卒が住み込みで働ける仕事の一つです。
自動車部品やオーディオ製品の組み立て、食品加工や検品のライン作業、ピッキング作業など、力仕事や細かい作業まで、さまざまな役割を担う人材が働いています。
工場勤務のなかでも、特に中卒の方におすすめなのが期間工です。一定期間、自動車メーカーの工場で車体や部品の製造業務に従事します。住み込みとして働けるうえ学歴を問わず高年収が得られることから、人気の職種です。
工場勤務全般や期間工の詳細は以下の記事でも解説しています。
2-2.工事現場
男性をメインに幅広い年齢層が働く工事現場の仕事も、中卒が住み込みで働きやすい仕事です。建設現場での土木作業などを担い、屋外での肉体労働が大半となるため、体力がある方に適しています。
重機を扱うためには資格が必要となるため、スキルアップも目指せる環境です。建設会社は従業員寮を完備しているケースもあり、遠方からの就職も歓迎されるでしょう。
2-3.新聞配達
新聞配達は、バイクや自転車で朝刊と夕刊を配達する仕事です。学歴重視の選考ではなく、健康な心身と体力の有無が重視されます。朝刊の配達員は、早朝3時前後には出勤し、チラシ入れをおこなった後に担当にエリアに配達に出かけます。
朝刊の配達は6時〜7時ごろには終わり、夕刊の配達が始まる14時ごろまでは休憩時間です。不規則な勤務時間ということもあり、多くの新聞販売店では寮を完備し、配達員が住み込みで働いています。
また、配達だけでなく、集金業務も担当すれば、より収入をアップさせることができます。
2-4.ホテル・旅館
ホテルや旅館の仕事も、中卒が住み込みで働ける仕事の定番です。フロントや客室業務、宴会、キッチン、清掃など、さまざまな役割のスタッフが働いています。
お客様をおもてなしできる気配りやコミュニケーション能力が重視されるため、学歴は関係なく、中卒でも問題ありません。勤務場所によっては、ホテルや旅館にある温泉に入り放題の場合もあります。
2-5.農業・酪農
都会を離れた自然のなかで営まれる農家や酪農の仕事も、中卒が住み込みで働ける仕事です。農業は米や野菜、果物などの農作物を栽培し、酪農は牛乳や乳製品を生産する牛や羊の世話をします。
学歴は求められず、農業や酪農に関する知識は働きながら学んでいけるので、中卒でも住み込みで仕事が可能です。
2-6.スキー場・海の家
スキー場や海の家での仕事も、中卒の住み込みのスタッフを歓迎している職場が多いです。非日常体験のなかで働ける点では刺激や思い出になるでしょう。
ただ、これらはいわゆる「リゾートバイト」といわれており、季節限定の短期バイトや派遣での仕事が大半です。そもそもスキー場は冬のみ、海の家は夏のみ運営しているところが多いので、正社員として長く働くことは基本的に難しい仕事です。
3.中卒で住み込みの仕事をするメリット
中卒で住み込みの仕事をするメリットは主に以下の3点です。
- お金を貯められる
- 通勤時間が短い
- 同僚と仲良くなれる
それぞれのメリットについてお伝えします。
3-1.お金を貯められる
住み込みであれば、家賃が無料または格安のため、お金を貯めやすい点は大きなメリットです。
寮には家具や家電も備え付けられているケースが大半なので、自分で購入する必要がありません。通常の一人暮らしに必要な初期費用がほぼかからないため、大幅に出費を抑えて新生活をスタートできます。
3-2.通勤時間が短い
住み込みする寮は、職場の敷地内や徒歩圏内に設けられているケースがほとんどです。そのため、通勤時間が非常に短くなります。
朝はゆっくり起きられるため精神的に余裕が生まれ、夜は疲れていてもすぐに帰宅できるので、体力的にも通勤による負担がかかりません。
3-3.同僚と仲良くなれる
同じように住み込みで働く同僚と、仲良くなりやすいメリットもあります。
同じ家から同じ職場に通い、一緒に過ごす時間が多くなることから、必然的に仲が深まっていくでしょう。中卒で住み込みの仕事に就くのが不安な方でも、仕事でもプライベートでも信頼できる良き仲間ができる可能性があります。
4.中卒で住み込みの仕事の求人を選ぶときの確認事項
中卒の住み込みの仕事を探す際には、求人情報を検索することになります。その際には以下の確認事項を必ずチェックするようにしましょう。
- 家賃はいくらか
- 水道光熱費はいくらか
- 一人部屋か相部屋か
- 備え付け家具・家電はあるか
- 門限はあるか
- 周辺にお店や娯楽施設はあるか
住み込みで仕事を始めるとなると、これまでの暮らしからすべてが一変します。そのため、中卒で働ける仕事を探す際には、業務内容だけでなく、生活に不満や不自由に感じる要素がないかも要チェックです。
不満や不自由な要素が多いとストレスが溜まり、長く働き続けることが難しくなります。面接時に担当者に住環境の質問をしたり、自分でリサーチしたりして、問題なく仕事をしながら過ごしていける環境かを見極めるようにしましょう。
5.中卒から住み込みで働くときに意識すべきこと
自分の学歴にコンプレックスを感じている中卒の方もいるかもしれません。ただ、内定を獲得し住み込みで働くことが決まったら、その思いは脇に置き「自分は周りの人と変わらない、一人の社会人なんだ」という自覚をもつことが大切です。
多様性といわれる現代でも、いまだに学歴で相手を判断する方は一定数おり、職場の方から未熟だと判断される場面があるかもしれません。
しかし、与えられた目の前の仕事に真摯に取り組んでいけば、評価してくれる上司や同僚は必ずいます。成果がともなえば、より責任ある難易度の高い仕事を任せてもらえたり、昇給したりする可能性もあります。
自分の行動で周りからの見方が変えられることが実感できれば、学歴が気にならなくなり、自信を持って仕事と向き合えるようになるでしょう。
6.住み込みの仕事に関するよくある質問
住み込みの仕事に関して、多くの中卒の方が疑問を抱くポイントについて解説します。
6-1.応募してから住むまでの期間はどれくらい?
応募してから住み込みがスタートするまでの期間は、早ければ翌日です。
面接を受けて即日採用された場合、スムーズにいけば翌日から入居・仕事が始まるケースもあります。空き部屋がない場合は、入居できるまで待つ必要がありますが、基本的には求職者側の意思に合わせてもらえるでしょう。
6-2.中卒の女性でも住み込みの仕事はできる?
中卒の女性の場合も、問題なく住み込みの仕事はできます。
最近は、普通のマンションと変わらないきれいな寮を用意していたり、企業によっては女性専用寮を設けていたりするケースもあります。女性だからといって、特段ためらうような要因はありません。
6-3.住み込みの仕事で地方から上京できる?
東京に拠点を持つ住み込み求人に採用されれば、地方からの上京も可能です。
企業が住む場所を用意してくれているため、慣れない土地でゼロから部屋探しをする必要もありません。通常の賃貸住まいより、家賃をかなり抑えられるので、少ない負担で新生活をスタートできます。
オンライン面接を導入する企業も増えているので、選考段階での上京が不要なケースも多いです。
7.まとめ
今回は、中卒でもできる住み込みの仕事についてお伝えしました。
中卒であることに学歴コンプレックスを抱いたり、理不尽な思いをしたりしてきた方もいるかもしれません。しかし、学歴は関係なく、人柄やる気、体力面などを重視して採用する仕事も多くあります。
大切なのは、これからあなたが仕事を通してどのように成長し、会社に貢献できるかという点です。企業の選考を受ける際には、あなたの魅力や考えをしっかりアピールできるようにしましょう。
住み込みで働ける仕事を探している方は、弊社JOBPALをご覧ください。即入寮OKや社宅・寮費全額補助など、住み込みで働ける求人情報を数多く掲載しています。少しでも気になる求人があれば、お気軽にご応募・お問い合わせください。
関連記事
人気ランキング
工場・製造業の職種図鑑
以下の条件から求人を探す
都道府県からお仕事を探す
職種からお仕事を探す