中卒でも働ける仕事11選!仕事探し・履歴書作成のコツや就職率を徹底解説
※この記事は6分30秒で読めます。
「中卒だとできる仕事や雇ってくれる会社がないのでは?」
「中卒で仕事がない状態を打開する方法が知りたい」
など、中卒での就職に関して疑問や不安を持っている方もいるでしょう。
仕事がない状態の中卒の方でも、適切な方法で就職活動をおこなえば安定した仕事に就くことは可能です。
この記事では、中卒でもできるおすすめの職業11選、仕事探しのコツ、履歴書の書き方などを解説します。この記事を読めば、中卒でも働ける仕事の種類がわかり、安定的な就職を目指すことができます。
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1.中卒でもできる仕事はある!知っておくべき就職率
中卒の方のなかには、「学歴のせいでどこの会社も雇ってくれない!」と思っている方も多いのではないでしょうか。
求人を見ると、「大卒以上」「高卒以上」と書かれていることがあります。こうした縛りのため中卒の人が応募できる求人が少ないという意味で、「中卒には仕事がない」としばしばいわれます。
しかし、厚生労働省が公表したデータによると、中卒の就職内定率は84.7%となっており、多くの中卒の人が就職を果たしています。この数字を見る限り、中卒だからといって仕事が見つからないということはないといえます。
1-1.中卒なら学歴不問の仕事を探そう
中卒で仕事を探すときには、学歴という壁があります。例えば、銀行や証券会社などの高度な分析力が求められる業種や専門的な知識や技術を必要とする業種では、採用時に学歴が重視されやすい傾向があります。
しかし近年では、学歴ではなく人柄やポテンシャルを重視して採用を検討する企業も増加傾向にあります。もちろん、応募者の能力と企業の採用ニーズが合わなければ学歴を問わず不採用になりますが、「中卒だから」「高校を中退したから」などと最終学歴を気にするのではなく、自分の可能性を広げてチャレンジしてみることが大切です。
中卒の方が求人を探す際は「学歴不問」の記載を探してみましょう。JOBPALでも学歴不問の求人を取り扱っています。気軽な転職相談もできますので、ぜひご活用ください。
学歴不問については、以下の記事でも詳しく解説しています。
1-2.中卒の男性には体力仕事が人気
中卒の男性には、体力仕事が人気です。具体的には、工場勤務や建設業、運転手などが挙げられます。
特に建設業などの技術職は、働いていくなかでスキルや技術を習得しキャリアアップを目指すことも可能です。若くて体力があることや体力仕事は実力主義であることから、学歴を気にする必要なく活躍できる人気の仕事となっています。
1-3.中卒の女性にはサービス業が人気
中卒の女性には、飲食業やアパレル販売員などのサービス業が人気です。普段の生活のなかで身近にあるものが多く親近感をもちやすいことや、サービス業は学歴不問となっているケースが多いことから特に女性に人気の職業となっています。
また、女性比率が高い職場であれば、妊娠や育児などライフイベントへの理解も期待できるでしょう。
2.中卒でもできるおすすめの仕事11選
それでは、実際に中卒でも働くことができる仕事11選を紹介します。
- 工場勤務
- 公務員
- 介護職
- 建設業
- 飲食業
- 販売員(アパレルや携帯電話販売など)
- 営業職
- 運転手(トラック・タクシー)
- オペレータースタッフ
- 警備員
- ITエンジニア
それぞれの仕事について詳しく解説します。
2-1.工場勤務
体力勝負の代表といえば、工場勤務ではないでしょうか。工場勤務では学歴の必要はなく、どれだけ真剣に仕事に取り組めるかが重要です。
また、勤務内容は細かくマニュアル化されている場合が多いので、比較的簡単に仕事を覚えやすい傾向があります。
なんとなくこなすのではなく、効率化など常に考えながら作業をしていくことで、自身のキャリアアップにもつながる仕事といえます。
2-2.公務員
中卒におすすめしたい職業に公務員があります。公務員と聞くと、中卒では就職できないと思われがちですが、公務員になるのに学歴は関係ありません。
公務員になるための制限は年齢制限だけで、中卒であっても試験に合格することができれば、公務員になることができます。
ただし、試験の難易度は高いのでしっかり勉強しなければ合格することは難しくなっています。
2-3.介護職
介護職は専門的な知識や技術が必要と感じてしまいがちですが、中卒であってもチャレンジしやすい職業です。
人手不足に陥っている職場が多く、学歴不問や未経験歓迎としている求人も多い傾向があります。人と関わることが好きな人や、ある程度体力に自信のある人におすすめです。
介護職は、働きながら実務経験を重ね必要な条件を満たすことで、国家資格である介護福祉士の受験資格を取得できるなど、中卒であってもキャリアアップを目指せる仕事でもあります。
2-4.建設業
建築士は高卒以上の学歴が求められますが、工事現場や建設現場の作業員や塗装作業、とび職などの仕事は学歴に関係なく就職できます。
建設業は体力仕事かつ実力主義の仕事であるため、体力に自信があれば中卒であっても学歴を気にする必要もなく、おすすめの仕事です。
また、未経験で採用してくれる会社も多く、頑張り次第ではキャリアアップや高収入を目指していくことも可能です。
2-5.飲食業
飲食業界は慢性的に人手不足であり、学歴ではなく実力主義でもあるため、中卒でもキャリアアップを目指せます。
また、飲食業には調理スタッフやホールスタッフなどさまざまな種類の仕事があるため、自分の得意分野を活かせる仕事です。
そのなかでも、最初はホールスタッフがおすすめです。表情や態度、言葉遣いなどの最低限の一般常識を、仕事を通して身につけることができます。
調理スタッフとしてのキャリアアップを目指すうえでは、国家資格である調理師免許をぜひ取得しておきたいものです。調理師免許を取得するには、都道府県が指定する調理師学校(養成施設)を卒業するか、飲食店などで2年以上調理の実務経験を積み調理師試験に合格するかの2種類の方法があります。
2-6.販売員(アパレルや携帯電話販売など)
アパレルや携帯電話ショップでも、中卒を採用している企業は多くあります。
これらの業種が求めるスキルは、コミュニケーション能力や販売している商品の知識などです。学歴に大きく左右されるものではなく、中卒であっても高卒や大卒と同じように活躍できる職業といえます。
人と関わることが好きな人にとっては、自身の学歴を悲観的に捉えることなく、商品の知識を深めたりコーディネートのセンスを磨いたり、自分の興味関心のある分野を深く学んでいくことができる業種です。
2-7.営業職
営業職も、中卒でも十分に活躍できる仕事です。
営業職の顧客は各企業によって異なりますが、大まかに法人と個人の2種類に分けられます。法人向けの営業では株式会社や財団法人などが対象となり、ハイレベルな知識が求められる場合があります。
一方、個人向けの営業は、不動産や旅行などのサービスを提供する営業職だというとイメージしやすいでしょう。社交性がより重視され、中卒であってもチャレンジしやすい仕事です。
法人向けの営業を行っている大企業では「大卒以上」などの募集条件があることが多いですが、個人向け営業もおこなっている中小企業などで長年キャリアを重ねていくことで、転職も視野に入れたキャリアアップを目指すことができます。
また給料も歩合制になっていることが多く、頑張れば頑張るほど稼ぐことができる仕事でもあります。
2-8.運転手(トラック・タクシー)
中卒でも、必要な運転免許を取得できればトラックやタクシーの運転手として活躍できます。
タクシー運転手になるためには「第二種運転免許」の取得が必須であり、地域によっては追加の試験に合格しなければいけません。
トラック運転手は小型、中型、大型など、トラックの大きさによってそれぞれ運転に必要な免許が異なります。希望する会社が扱うトラックの種類や必要な免許を確認しておきましょう。
タクシー運転手やトラック運転手は私たちの生活の中で欠かすことのできない仕事ですが、深刻な人手不足に陥っています。そのため未経験歓迎の求人も多く、免許取得に向けた補助金の支給や、研修などを通して人材育成に力を入れている企業も少なくありません。
運転が好きな人や体力に自信のある人にとっては、チャレンジしやすい職種の一つといえるでしょう。
2-9.オペレータースタッフ
オペレーターの仕事内容は、一般的に「受信業務(インバウンド)」と「発信業務(アウトバウンド)」の2つに分けられます。
「受信業務(インバウンド)」は、お客様からかかってくる電話を受ける仕事です。商品やサービスの注文対応のほか、「お客様窓口」への問い合わせなどに対応するなど、業務の幅も広いため、応募の際には業務内容をしっかりと確認しておきましょう。
一方「発信業務(アウトバウンド)」は、お客様に電話をかける仕事です。商談などのアポイントをとるテレフォンアポインターと呼ばれる仕事や、商品やサービスの満足度調査をおこなうテレマーケティングと呼ばれる仕事があります。
基本的には座って電話対応をおこなうため、体力に自信のない人でも挑戦しやすい仕事でしょう。なかにはクレーム対応が求められる場合もあるため、精神的な疲弊には注意が必要です。
2-10.警備員
学歴や年齢制限がない仕事といえば、警備員もおすすめです。
警備員にも交通誘導や巡回警備など数々の種類があり、交通誘導は季節などによっては非常に過酷な仕事になってしまいますが、巡回警備であれば比較的楽な仕事になっています。
ただし、巡回警備は主に夜間の仕事になりますので、昼夜逆転することから体調管理には注意が必要です。
2-11.ITエンジニア
ITエンジニアとはIT(情報技術)技術者の総称であり、具体的には「システムエンジニア(SE)」「プログラマー」「ネットワークエンジニア」などの職業を指します。
エンジニアという言葉から専門的な知識が求められる仕事だと思われがちですが、未経験であっても知識やスキルを身につけていくことで希望職への就職を目指すことができる分野でもあります。
ITエンジニアはコンピューターの操作や知識に優れていることだけでなく、コミュニケーション能力や集中力、文章力などのスキルなども必要とされており、必ずしも理系課程を修めた人だけが向いている仕事ではありません。
求められる知識やスキルの高さゆえに容易なことではありませんが、ITが好き、最先端の技術に興味があるなど、コンピューターへの興味や熱意があれば、中卒であってもITエンジニアを目指すことはできます。
「学歴不問」「未経験歓迎」としている求人を探し、場合によってはアルバイトから経験を重ねて正社員登用を目指すのも一つの方法でしょう。
3.中卒の仕事探しで成功するための5つのコツ
中卒の仕事探しで成功するためには、どのように動けば良いのでしょうか。そのコツを5つご紹介します。
- 仕事について情報収集する
- 徹底的に自己分析をする
- 正社員以外の雇用形態も検討する
- 知人や友人に仕事を紹介してもらう
- 高校卒業認定資格を取る
それぞれのコツについて詳しくお伝えします。
3-1.仕事について情報収集する
仕事探しにあたって、自分の希望する業界や職種に関する情報を収集することは非常に大切です。「興味があるから」「何でもいいから仕事がしたい」という理由だけでは、なかなか内定に結び付きません。
希望する業界や職種に関する知識を深めたうえで面接に臨むことで、その仕事に対する自分の強みや具体的にやりたいことなどを面接官にしっかりアピールできます。
中卒の場合は「何か問題があって中卒になったのではないか」などの偏見を持たれがちです。しかし、希望する仕事についてしっかりと情報収集をすることでやる気や熱意を伝えることができ、内定に結び付きやすくなるかもしれません。
就職・転職活動は個人で取り組むことも可能ですが、実際に一人で業界の情報収集や面接対策をするのは大変なことでしょう。転職サポートなどへ相談してみることも一つの方法です。
JOBPALでは、UTグループのキャリアパートナーが仕事に関するお悩みをサポートします。対面面談のほか、オンライン面談やLINE相談など、さまざまな方法で気軽に相談できます。
3-2.徹底的に自己分析をする
普段の生活のなかで自己分析をすることはあまりないかもしれませんが、仕事探しのタイミングでは自己分析は非常に重要です。自分はどのような性格で、何が好きで、何ができるのか、自分の強みや弱みは何かを理解することで、強みを活かす方法や弱みをカバーする方法を認識できます。
まずは、自分が今までたどってきたキャリアを振り返るところから始めましょう。これまでの仕事内容や身に付いたスキルなどを振り返ります。そのあと、自分が何をやりたいかを考えます。
仕事は単にお金を稼ぐためだけのものではなく、なりたい自分や未来を実現する手段でもあるので、自問自答は必要な工程です。
自分のやりたいことが明確になった後は、自分にできることについて自己分析を進めましょう。今の自分の能力でできることや自分のスキルが活かせる仕事は何かを考えます。自分にできることは自分の強みでもあるため、大切なアピールポイントの一つともいえるでしょう。
最後は、企業が自分に求めていることを把握するための自己分析を行います。企業が求める人物像に自分が近づけるかを考えましょう。もし企業の求める人物像と自分の実力にギャップがある場合は、すぐに諦めてしまうのではなく、解消する方法を検討してみることも大切です。
中卒はどうしても学歴や職歴でアピールすることが難しくなりがちです。そのため、学歴以外の自分のアピールポイントをしっかりと認識し、効果的なアピールをすることが重要です。ミスマッチを防ぎ自分に合った仕事探しを成功させるために、ぜひ一度自己分析に取り組んでみましょう。
自己分析については、以下の記事でも詳しく解説しています。
3-3.正社員以外の雇用形態も検討する
とりあえず正社員を目指す人も多いと思いますが、正社員以外の雇用形態で働くのも一つの方法です。
アルバイトや派遣社員でも、正社員登用制度のある会社なら、頑張り次第で正社員を目指すことができます。正社員登用制度のメリットは、ある程度仕事内容を理解してから正社員になれることです。
一般的にアルバイトや派遣社員は、正社員よりも採用のハードルは低いため、まずはアルバイトや契約社員で経験を積み、高い評価を受けることができれば、同じ仕事内容のまま正社員になることができます。
3-4.知人や友人に仕事を紹介してもらう
もし周りに仕事を紹介してくれそうな知人や友人がいる場合には、頼るのも良いでしょう。
知人や友人は、初対面の面接官とは違い、あなたのことをよく知っているはずです。お互いに信頼があるので、顔見知りがいない企業よりも採用される可能性が高くなる可能性があります。
自分の周りの人だけでなく、身内の知人にも人材募集をおこなっている企業がないかを聞いてみましょう。
3-5.高校卒業認定資格を取る
高校卒業認定資格を取れる環境であれば、積極的に受けてみましょう。学歴が高卒になるものではありませんが、高卒の人と同等の学力があることを証明できる国家資格です。
高校卒業認定資格を取得すれば、応募できる求人の幅がグッと広がります。
4.中卒で仕事探しをするときの履歴書の書き方
求人に応募する際には履歴書の提出が求められます。ここでは履歴書の書き方を解説します。
4-1.基本の書き方
履歴書は応募者の第一印象を左右する大切な書類であり、いわば最初のアピールポイントでもあります。簡潔にすっきりまとめ、誰が見ても読みやすい履歴書を目指しましょう。
字が汚い、下書きが消えずに残っている、などといった履歴書では「本当に就職したいのか」と就業意欲を疑われてしまう恐れがあります。履歴書を書く際は、字を丁寧に書く、文字の大きさを揃える、誤字脱字がないか確認することをら意識してみましょう。
4-1-1.学歴欄
中学校卒業後進学していない場合も高校を中退した場合も、最終学歴は「中卒」です。先程紹介した高校卒業認定資格を取得していても、最終学歴は「中卒」です。
中学校卒業後の進学の有無によって学歴欄の記載方法が異なりますので、それぞれ見ていきましょう。
【記載例:中学校卒業後進学していない場合】
2018年3月 ◯◯市立◯◯中学校 卒業
以上
【記載例:高校中退の場合】
2018年3月 ◯◯市立◯◯中学校 卒業
2018年4月 △△県立△△高等学校 入学
2019年5月 △△県立△△高等学校 中途退学(家庭の経済的事情のため)
以上
学歴欄は中学校卒業から記載します。中学校までは義務教育のため小学校の記載は不要です。学校名を記載する際には略称ではなく正式名称を記載しましょう。
また、年号の表記については応募先からの指定がなければ和暦、西暦どちらで記載しても構いません。その際、職歴欄と表記を合わせるようにします。
高校中退の場合、理由が明確であれば履歴書に書いておくのがおすすめです。書かなくても問題はありませんが、面接官から聞かれることがほとんどのため、経済的な事情や病気などやむを得ない理由での中退の場合は、誤解をされないよう履歴書に記載しておいたほうが無難でしょう。
最終学歴については、以下の記事で詳しく解説しています。
4-1-2.職歴欄
職歴欄には正社員経験を書くことが一般的であるため、正社員経験がなければ空欄でも構いません。しかし、企業へのアピール不足や学歴に対する不安を感じる場合は、アルバイト経歴についても書いておいたほうが良い場合もあります。
アルバイト期間はマイナス評価につながると考えられがちですが、そうとも限りません。例えば中学卒業後にフリーターとしてアルバイトをしていた場合、長期間勤務した事実やアルバイトで得たスキルを入社後に活かせるなど、評価につながる場合もあります。
自分にどのくらいの経験とスキルがあるかを知ってもらうためにも、正社員経験のみの記載ではアピールしにくい場合、アルバイト経歴も書くようにしましょう。
【記載例:正社員の場合】
2019年7月 株式会社○○工務店 入社
2022年10月 株式会社○○工務店 一身上の都合により退職
以上
【記載例:アルバイトの場合】
2019年7月 株式会社○○ 入社(アルバイト)
2020年8月 株式会社○○ 会社都合により退職
2020年9月 株式会社△△ 入社(アルバイト)
現在に至る
以上
会社名は正式名称を記載し、アルバイトであっても「入社」「退職」と表記します。退職理由が自己都合の場合は「一身上の都合により退職」、会社都合の場合は「会社都合により退職」と記載します。
4-1-3.志望動機欄
履歴書のなかでも、特に重要視されるのが志望動機欄です。志望動機欄で、いかに企業へ熱意や本気度をアピールできるかで採用が決まるといっても過言ではありません。
志望動機を記載する際には、いきなり文章にまとめるのではなく、「なぜこの企業を志望しているのか」「入社後に自分は何をしたいのか」などを整理することが大切です。
ずらずらと文章が続いていると「簡潔にまとめることができない人」といったマイナスイメージにつながってしまう恐れがあるので注意しましょう。志望動機を書く際には、以下のような構成で書くと読み手に伝わりやすく、すっきりとした文章になります。
- 志望理由
- 前職の業務内容
- 転職のきっかけ
- 入社後の意気込みや取り組みたいこと
以上を踏まえた記載例をご紹介します。
【記載例】
私は人と関わることが好きで、飲食店で接客業に携わってまいりました。
飲食店にはさまざまなお客さまがご来店されるため、一人ひとりに寄り添った接客やサービスを意識しております。例えば、ご高齢のお客様に対しては食べやすい大きさにカットしたり、座敷ではなくテーブル席を優先してご案内したりと、お客様に楽しいひと時を過ごしていただけるよう心掛けてまいりました。
自分の接客に対し、お客様が「ありがとう」と言ってくださったときには非常にやりがいを感じ、もっと人のために働きたいという気持ちが強くなりました。
介護職は未経験ではありますが、これまでの仕事で培った接客スキルやコミュニケーション能力を活かして利用者様に寄り添いながら、一日でも早く戦力になれるよう努めてまいります。
志望動機の書き方については、以下の記事でも詳しく解説しています。
4-1-4.本人希望欄
本人希望欄に書かれていることは絶対的な条件としてとらえられやすいため、絶対に譲れない条件がない限りは「貴社の規定に準じます」と書くのが無難です。
求人で複数の職種が募集されていた場合、自分が希望する職種を本人希望欄に書くようにしましょう。希望がない場合も「貴社規定でお願いいたします」などと記入し、空欄にはしないようにしましょう。
【記載例】
営業職を希望いたします。
勤務地、待遇面などについては貴社の規定に準じます。
4-2.履歴書作成の注意点
履歴書を作成する際、嘘の学歴を書いてはいけません。中卒であるにも関わらず、高卒や大卒など嘘の学歴を記載するのは「学歴詐称」にあたり、罪に問われる可能性がありますので絶対にやめましょう。
なかには、自分の学歴に対してコンプレックスを抱えていたり、「学歴の欄に中学卒業しか書くことがない」と不安に感じたりするかもしれませんが、嘘をつくよりも正直に伝えることが大切です。
履歴書には、志望動機欄など自己アピールできる項目があります。学歴をネガティブにとらえるのではなく、志望理由や自分の強みを採用担当者に理解してもらえるよう履歴書を作成しましょう。
履歴書の書き方については、以下の記事で詳しく解説しています。
5.中卒でもできる仕事のなかでも特に工場勤務はおすすめ!
ここまでさまざまな職業を紹介してきましたが、中卒の人向けに特におすすめしたいのが工場勤務です。ここでは、工場勤務をおすすめする理由について、詳しく解説していきたいと思います。
5-1.10代から稼げる可能性が高い
工場勤務では、夜勤などで働く場合があるだけでなく、工場によっては就職祝い金などをもらえることもあります。
そのため、他の10代と比較してみても、より多くの金額を稼げる可能性が高くなっています。
5-2.未経験・学歴不問な工場が多い
工場勤務は学歴不問の企業が多く、学歴よりも仕事がきちんとできるかが重要視される傾向にあります。
未経験者歓迎の工場の多くは、はじめは軽作業から段階を踏んでステップアップしていく業務であるため、ハードルの高さを感じる必要はありません。「未経験だから」「中卒だから」と気後れしてしまうのではなく、経験を重ねていくことでゆくゆくは職人や管理職になれる可能性があるということにモチベーションを感じ、積極的に取り組んでいきましょう。
工場の未経験求人については、以下の記事で詳しく解説しています。
5-3.技術や資格を身につけることができる
工場勤務のなかには、専門的な知識や技術を必要とする企業もあります。
工場勤務は実力主義であるため、経験を重ねていくことで自身のスキルアップにつながり、資格取得に向けた土台づくりもできます。
また、工場勤務は基本的には無資格であっても働くことはできますが、昇給や仕事の幅が広がるなど、持っていたほうが有利な資格も多く存在します。資格取得のための支援をしている企業もあるため、働きながらさらなるスキルアップを目指せます。
中卒で取得できる資格については、以下の記事で詳しく解説しています。
5-4.寮などがあるので貯金がしやすい
工場勤務の求人には、寮や社宅が完備された求人が多くみられます。
工場によって寮費無料や家賃補助など条件はさまざまですが、いずれにせよ生活費の大半を占める家賃を節約できるため、貯金がしやすい環境になることは大きなメリットです。
また一人暮らしをしたくても十分な費用がなく、仕方なく一人暮らしを諦めている人にとっては自立のチャンスともいえるでしょう。
寮付き求人については、以下の記事で詳しく解説しています。
5-5.大手企業での安定した勤務
工場はさまざまな企業が経営しており、なかには大手企業が経営している工場もあります。
大手企業での工場勤務のメリットは、中小企業の工場勤務よりも高年収が見込めることや、休日が多いことなどがあげられます。また、大手企業では福利厚生が充実している工場も多く、安定した収入を得ることが可能です。
工場勤務と聞くと夜勤なども多く、不規則な生活になりがちであることから体力面に不安を感じる人もいるでしょう。しかし、夜勤は手当がつくため日勤と比べて給料が高くなることや、平日の昼間を自由に過ごせるなどのメリットもあります。
夜勤手当については、以下の記事で詳しく解説しています。
5-6.転籍制度あり
工場勤務では、最初は派遣社員からスタートする場合もあります。
しかし、転籍制度もあり、自身が努力することで正社員として働くことができるだけでなく、大手企業への転籍制度を利用して、有名企業に就職できる可能性もあります。
6.中卒者におすすめの工場勤務の主な仕事内容
工場勤務をすることのメリットについて紹介してきましたが、実際に工場勤務ではどのような仕事をするのかわからないという人も多いと思います。ここでは、工場勤務の仕事内容について解説します。
6-1.検品・検査
検品・検査は、工場で製造された商品に不具合がないのかなどを検査します。
細かい点まで目が行き届く人に向いている仕事内容で、飽き性の人には向かない傾向があります。
工場勤務のなかでも座ってできる数少ない作業ですので、体力に自信がない人でもできる仕事です。
6-2.組立・組付け・加工
組立・組付け・加工は、製造された部品を組み立てて商品を完成させる仕事です。
自動車などの大きな部材を扱う工場では、機械で作業をおこなうこともありますが、細かい部品などは人の手によって組み立てられていきます。細かい作業もありますので、電子部品などは手先が器用な方が向いている仕事になっています。
6-3.機械操作・マシンオペレーター
機械操作・マシンオペレーターは、工場内で稼働する機械を操作する仕事です。
ある程度慣れるまでは難しい作業ではありますが、機械操作の方法さえ覚えてしまえば比較的楽な作業になります。
6-4.軽作業・物流・運搬
軽作業・物流・運搬は、荷物を運んだりシールを貼ったりとさまざまな作業をこなします。
作業のなかには体力を必要とするものもありますが、仕事内容を選べば男性でも女性でも問題なく仕事をこなせます。
工場の仕事全般については、以下の記事をご覧ください。
6-5.フォークリフト運転手
フォークリフトとは、工場や市場などで利用されている荷物を運ぶための車両です。人力では持ち上げられないような重い荷物や大量の荷物を一度にたくさん移動させることができ、安全性と作業の効率化につながります。
フォークリフト運転手になるには資格や免許が必要です。工場では必ずといっていいほどフォークリフトの使用が必要になってきますので、免許をもっていると重宝されます。自身のキャリアアップのためにも、働きながら免許取得を目指すと良いでしょう。
フォークリフト運転手については、以下の記事で詳しく解説しています。
7.中卒の仕事探しに関するよくある質問
中卒で仕事探しをしていると、いろいろと疑問が出てくることがあるかと思います。ここでは、高卒で仕事がない状態をなくすために有効なポイントをご紹介します。
7-1.中卒の基本給は少ない?
中卒の基本給は高卒や大卒に比べると少ない傾向にあります。資格を取得し給料を上げるなどの方法もありますが、収入をすぐに上げるのが難しい場合は節約を考えるのも一つの方法です。
例えば、住み込みの仕事などを選べば家賃が無料であったり補助がでたりするため、生活費を抑えて貯金がしやすい環境をつくれます。
住み込みについては以下の記事で詳しく解説しています。
7-2.中卒だからこその面接のコツはある?
中卒であることに限らず、面接ではやる気や熱意を伝えることが重要です。
中卒であることに対して「何か問題があるのではないか」「すぐに辞めてしまうのではないか」などの不信感を抱いている企業は少なからずあります。そのため面接では「なぜ中卒なのか」という質問が多くなりがちです。それらの質問に対して素直に答え、真面目に仕事に取り組めることをアピールすれば、内定を勝ち取れる可能性は高くなります。
面接では質問に対する受け答えだけでなく、さまざまな面が評価の対象となります。服装や言葉遣い、態度なども見られていますので、第一印象を良くするために日頃から自分の言動などに気を付けて生活するようにしましょう。
面接の流れやマナーは前もって勉強しておけるので、以下を参考にしてください。
7-3.中卒は企業からどう思われる?
企業は、採用した人に対して長く働いてほしいと考えています。現代の日本では、中学校を卒業したら高校に進学する人が大半です。
そのため、「受験勉強や高校生活が続かなかった人が、長く働くことは難しいのではないか」と思われてしまいがちです。すべての企業がそう思うわけではありませんが、少なからず中卒に対してはネガティブなイメージを持っている可能性もあります。そんなイメージを払拭する場は面接しかありません。
これまでの経験を交えながら、入社後は精一杯真面目に働くことをしっかりと伝える必要があります。
7-4.応募する勇気が出ないときは?
中卒であっても働ける仕事はありますが、学歴にコンプレックスを感じてしまいなかなか応募する勇気が出せない人もいるでしょう。
また、中卒であるがゆえに仕事に対して壁を感じることもあるかもしれませんが、企業は「一緒に働き続けられる人材かどうか」を見ています。
近年では学歴ではなく人となりを重視する企業も増えていることから、気になる求人があればどんどん応募し、面接では堂々と自分のアピールポイントを伝えましょう。
JOBPALでは対面面談やオンライン面談など、仕事について気軽に相談できます。あなたに合った仕事があれば案内もできますので、ぜひをご活用ください。
8.まとめ
中卒の方は仕事探しの際に学歴の壁を感じてしまい、「どうせ中卒だから」と悲観的になってしまいがちですが、中卒でも働ける仕事はあります。体力仕事やサービス業など、学歴ではなく実力主義の仕事を選ぶことで、中卒でも十分キャリアアップを目指せます。
特に工場勤務では学歴不問や未経験歓迎の求人も多く、働きながら知識や技術を身につけ、資格取得を目指すことで、より安定した就職を実現することも可能です。
仕事探しの際は自己分析をおこなって学歴以外の自分の強みを認識し、堂々と企業にアピールしましょう。
JOBPALでは多くの求人を取り扱っていますので、気になる求人があればどんどん応募してみましょう。
また、JOBPALではキャリアパートナーが仕事に関するお悩みをサポートします。対面面談のほかにオンライン面談やLINE相談など、さまざまな方法で相談できますので、まずはお気軽にご応募ください。
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