中卒でもできる仕事10選|就職率や仕事探しのコツを徹底解説

※この記事は6分で読めます。
「仕事がない高卒はどうしたら良いのか」
「高卒で仕事がない状態を打開する方法が知りたい」
など、高卒で就職する方法に関して、疑問を持っている方もいるでしょう。
仕事がない状態の高卒の人でも、適切な方法で就職活動を行えば、安定した仕事に就くことは可能です。
今回は、高卒で仕事がないといわれる理由、就職先として有力な業界、就職できる仕事の特徴などについて解説します。この記事を読めば、高卒で仕事がない状況を脱し、安定的に働けるようになります。
1.中卒でもできる仕事はある!知っておくべき就職率
中卒の人のなかには、「学歴のせいでどこの会社も雇ってくれない!」と思っている人も多いのではないでしょうか。
求人を見ると、「大卒以上」「高卒以上」と書かれていることがよくあります。こうした縛りのため中卒の人が応募できる求人が少ないという意味で、「中卒には仕事がない」としばしば言われます。
しかし、厚生労働省が公表したデータによると、中卒の就職内定率は84.7%となっており、多くの中卒の人が就職を果たしています。
この数字を見る限り、中卒だからといって仕事が見つからないということはないといえます。
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参照:厚生労働省「令和2年度 高校・中学新卒者のハローワーク求人に係る求人・求職・就職内定状況」
https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000184815_00020.html
1-1.中卒なら学歴不問の仕事を探そう
中卒が仕事を探すときや、転職をするときは、学歴という大きな壁があります。
中卒の方は、募集要項の「学歴不問」を探してみてください。ちなみに、UTグループは学歴不問です。中卒・高卒・大卒でも働くことができます。
1-2.中卒の男性は体力仕事が人気
中卒の男性向けとしては、特に体力仕事が人気となっています。
中卒男性は、若くて体力もあることや、体力仕事は実力主義になっていますので、中卒であっても学歴を気にする必要もなく、活躍できることから人気の仕事となっています。
1-3.中卒の女性はサービス業が人気
中卒の女性向けとしては、サービス業が人気です。
サービス業は学歴不問となっているケースが多く、経験がなくても一から学んでいくことができ、飲食店やアパレルショップなど、身近にあるものが多いので人気になっている仕事です。
2.中卒でもできるおすすめの仕事10選
それでは、実際に中卒でも働くことができる仕事10選を紹介します。
- 工場勤務
- 公務員
- 介護職
- 建設業
- 飲食業
- 販売員(アパレルや携帯電話販売など)
- 営業職
- 運転手(トラック・タクシー)
- オペレータースタッフ
- 警備員
それぞれの仕事について詳しく解説していきます。
2-1.工場勤務
体力勝負の代表といえば、工場勤務ではないでしょうか。工場勤務では学歴の必要はなく、どれだけ真剣に取り組むことができるかが重要になってきます。
また、勤務内容は細かくマニュアル化されている場合が多いので、比較的簡単に仕事を覚えることが可能になっています。
なんとなくこなすのではなく、効率化など常に考えながら作業をしていくことで、自身のキャリアアップにもつながる仕事になっています。
2-2.公務員
中卒におすすめしたい職業に公務員があります。公務員と聞くと、中卒では就職できないと思われがちですが、公務員になるのに学歴は関係ありません。
公務員になるための制限は年齢制限だけですので、中卒であっても試験に合格することができれば、公務員になることができます。
ただし、試験レベルは高いのでしっかり勉強しなければ合格することは難しくなっています。
2-3.介護職
介護職であれば、中卒でも比較的簡単に就職することができます。
介護職は、あまり誰もやりたがらない仕事ではありますが、そのような仕事だから人手不足で就職しやすくなっています。
また、介護士は勤務実績を積むことで介護福祉士の資格を受験できるようになりますので、自身のキャリアアップにもつながる仕事になっています。
2-4.建設業
建設業でも多くの中卒の人が働いていて、設計士などは学歴がなければできませんが、鳶職や塗装作業や解体作業といった仕事であれば、中卒であっても就職することができます。
そして、この建設業に就職することができれば、収入も多く資格も取得できるなど男性向けのおすすめな仕事になっています。
また、未経験からでも採用してくれる建設業も多いので、最初は派遣社員からスタートしても努力することで正社員になることも可能です。
2-5.飲食業
飲食業では、料理スタッフだけでなくホールスタッフなど、さまざまな種類の仕事に就くことができ、自分の得意分野を活かせます。
ホールスタッフで比較的採用されやすいですが、愛想や笑顔が必要になるので普段から笑顔の練習をしておくと良いかもしれません。
料理スタッフは日本料理だけでなく各国のレストランがありますので、幅広いジャンルに挑戦することができます。
2-6.販売員(アパレルや携帯電話販売など)
アパレルや携帯電話ショップでも、中卒を採用している企業は多くあります。
企業側が求めているものが、学歴よりも商品に対する知識になってきますので、中卒であれば余計な知識がない分飲み込みが早いケースもあります。
また、コミュニケーション能力やセンスなどは学んで身に付くものではありませんので、そういった才能を活かすことができるのがアパレルでの仕事になります。
2-7.営業職
営業の仕事と聞くと、学歴が必要と感じるかもしれませんが、学歴がなくても十分に活躍することはできます。
大企業では、学歴を重視する傾向が強いため就職は困難ですが、中小企業であれば無数にありますので、比較的簡単に就職することができます。
給料も歩合制になっていることが多いので、頑張れば頑張るほど稼ぐことができる仕事となっています。
2-8.運転手(トラック・タクシー)
車の運転が好きなのであれば、トラックやタクシーの運転手として活躍することができます。
ただし、専用の免許が必要な場合もありますので注意が必要です。
会社によっては、必要な免許の取得に補助が出る会社や、寮を完備している会社もありますので、生活が安定しやすく、貯金をしていくことができる仕事です。
2-9.オペレータースタッフ
オペレータースタッフは、顧客からの問い合わせなどに対して、電話対応で情報を伝える仕事や、実際に注文を受注したりする仕事となっています。
基本的には座って電話対応するだけですので、体力的には楽です。
なかにはクレームにも対応しないといけないケースなどもあり、精神的に疲弊する可能性がある仕事でもあります。
2-10.警備員
学歴や年齢制限がない仕事といえば、警備員もおすすめです。
警備員にも交通誘導や巡回警備など数々の種類があり、交通誘導は季節などによっては非常に過酷な仕事になってしまいますが、巡回警備であれば比較的楽な仕事になっています。
ただし、巡回警備は主に夜間の仕事になりますので、昼夜逆転することから体調管理には注意が必要です。
3.中卒の仕事探しで成功するための5つのコツ
中卒の仕事探しで成功するためにはどのように動けば良いのでしょうか。そのコツを5つご紹介します。
- 仕事について情報収集する
- 徹底的に自己分析をする
- 正社員以外の雇用形態も検討する
- 知人や友人に仕事を紹介してもらう
- 高校卒業認定資格を取る
それぞれのコツについて詳しくお伝えします。
3-1.仕事について情報収集する
仕事探しをするにあたって大切なのが、自分の希望する業界や職種に関する情報収集をおこなうことです。
「興味があるから」という理由だけでは、なかなか内定に結び付きません。しかし、希望する業界や職種に関する知識を深めたうえで面接に臨むと、面接官にしっかりアピールすることができます。
中卒は、どうしても「経験もないし若いから」と思われがちです。しかし、しっかり情報収集をすることでやる気や熱意を伝えることができ、内定をもらいやすくなります。
3-2.徹底的に自己分析をする
普段の生活のなかで、自己分析をすることはあまりないかもしれません。しかし、仕事探しのタイミングでは、自己分析をしっかりおこないましょう。
自分がどんな性格で、どんなことが好きで、どんなことができるのか。中卒は学歴や職歴ではあまりアピールすることができません。
そのため、自分のどこがアピールポイントになるのかを、徹底的に自己分析をして探し出す必要があります。
3-3.正社員以外の雇用形態も検討する
とりあえず正社員を目指す人も多いと思いますが、正社員以外の雇用形態で働くのも一つの方法です。
アルバイトや派遣社員でも、正社員登用制度のある会社なら、頑張り次第で正社員を目指すことができます。正社員登用制度のメリットは、ある程度仕事内容を理解してから正社員になれることです。
一般的にアルバイトや派遣社員は、正社員よりも採用のハードルは低いため、まずはアルバイトや契約社員で経験を積み、高い評価を受けることができれば、同じ仕事内容のまま正社員になることができます。
3-4.知人や友人に仕事を紹介してもらう
もし周りに仕事を紹介してくれそうな知人や友人がいる場合には、頼るのも良いでしょう。
知人や友人は、初対面の面接官とは違い、あなたのことをよく知っているはずです。お互いに信頼があるので、顔見知りがいない企業よりも採用される可能性が高くなります。
自分の周りの人だけでなく、親の知人にも人材募集をおこなっている企業がないかを聞いてみましょう。
3-5.高校卒業認定資格を取る
高校卒業認定資格を取れる環境であれば、積極的に受けてみましょう。
学歴が高卒になるものではありませんが、高卒の人と同等の学力があることを証明できる国家資格です。
高校卒業認定資格を取得すれば、応募できる求人の幅がグッと広がります。
4.中卒で仕事探しをするときの履歴書の書き方
求人に応募する際には、履歴書を書かなければなりません。
まず、高校を中退した場合の最終学歴は「中卒」になります。上記でご紹介した高校卒業認定資格を取得していても、最終的な学歴は中卒です。
次に、高校を中退した理由を履歴書に記載しましょう。家庭事情や経済的理由である場合には、正直に記載して問題ありません。
中卒の理由は、履歴書とは別で書くようにしましょう。履歴書の学歴欄には「○○中学校 卒業」とだけ記載するようにします。
また、記載するだけでなく、面接で聞かれた際にしっかり答えられるように回答を準備しておきましょう。面接では前向きな姿勢をアピールできるよう心がけましょう。
5.中卒でもできる仕事のなかでも特に工場勤務はおすすめ!
ここまでさまざまな職業を紹介してきましたが、中卒の人向けに特におすすめしたいのが、工場勤務です。
男女問わずにいえることですが、工場勤務がおすすめの理由はいくつかあります。ここでは、工場勤務をおすすめする理由について、詳しく解説していきたいと思います。
5-1.10代から稼げる可能性が高い
工場勤務では、夜勤などで働く場合があるだけでなく、工場によっては就職祝い金などをもらえることもあります。
そのため、他の10代と比較してみても、中卒でありながらより多くの金額を稼げる可能性が高くなっています。
5-2.未経験・学歴不問な工場が多い
工場勤務では、学歴不問にしている工場もあります。
中卒であっても比較的就職しやすくなっており、周囲にも同じような経験をしている人が多くいます。そのため、働いていても学歴コンプレックスを感じることなく、仕事をしていくことができます。
5-3.技術や資格を身につけることができる
専門的な技術を必要とする工場もあります。そういった工場で働くことで、収入を得ることができるだけでなく、様々な資格を取得するための準備をすることができます。
また、働く工場によっては、資格を取得するための支援をしている会社もあるので、働きながらスキルや経験を身につけていくことができます。
5-4.寮などがあるので貯金がしやすい
工場勤務のなかには、寮を完備している工場も多くあります。
寮に住むことで、自分のことは自分でしなければいけませんので、中卒でも独り立ちしやすくなります。また、家賃などの費用も抑えることができるので、貯金もしやすい環境になることもメリットです。
5-5.大手企業での安定した勤務
工場勤務と聞くと、夜勤なども多く、ブラック企業を想像する人もいるかもしれません。
しかしながら、夜勤は日勤と比べて給料が高くなりますし、福利厚生が充実している大手企業が経営している工場も多く、安定した収入を得ることが可能となっています。
5-6.転籍制度あり
工場勤務では、最初は派遣社員からスタートする場合もあります。
しかし、転籍制度もあり、自身が努力することで正社員として働くことができるだけでなく、大手企業への転籍制度を利用して、有名企業に就職できる可能性もあります。
6.中卒者におすすめの工場勤務の主な仕事内容
工場勤務をすることのメリットについて紹介してきましたが、実際に工場勤務ではどのような仕事をするのかわからないという人も多いと思います。
ここでは、工場勤務の仕事内容について解説します。
6-1.検品・検査
検品・検査は、工場で製造された商品に不具合がないのかなどを検査。します。
細かい点まで目が行き届く人に向いている仕事内容で、飽き性の人には向かない仕事になっています。工場勤務の中でも座ってできる数少ない作業ですので、体力に自信がない人でもできる作業となっています。
6-2.組立・組付け・加工
組立・組付け・加工は、製造された部品を組み立てて商品を完成させる仕事です。
自動車などの大きな部材を扱う工場では、機械でしていくこともありますが、細かい部品などは人の手によって組み立てられていきます。細かい作業もありますので、電子部品などは手先が器用な方が向いている仕事になっています。
6-3.機械操作・マシンオペレーター
機械操作・マシンオペレーターは、工場内で稼働する機械を操作する仕事です。
ある程度慣れるまでは難しい作業ではありますが、機械操作の方法さえ覚えてしまえば比較的楽な作業になります。
6-4.軽作業・物流・運搬
軽作業・物流・運搬は、荷物を運んだりシールを貼ったりとさまざまな作業をこなします。
作業のなかには体力を必要とするものもありますが、仕事内容を選べば男性でも女性でも問題なく仕事をこなせます。
工場の仕事全般については、以下の記事をご覧ください。
7.中卒の仕事探しに関するよくある質問
中卒で仕事探しをしていると、いろいろと疑問が出てくることがあるかと思います。ここでは、中卒の仕事探しに関するよくある質問をご紹介します。
仕事がない状態は、生活に支障があるだけでなく精神的にも辛いものです。ここでは、高卒で仕事がない状態をなくすために有効な2つのポイントをご紹介します。
7-1.中卒の基本給は少ない?
中卒は、学歴に頼ることができないため、高卒や大卒と比べると基本給は少ない傾向にあります。
給料面で満足したい場合、インセンティブがある営業職を目指したり、資格取得など自分だけのスキルを身につけて人材価値を上げたりするのがおすすめです。
7-2.中卒だからこその面接のコツはある?
中卒に限らず、面接ではやる気や熱意を伝えることが大切です。
中卒であることに、不信感を抱いている企業は少なからずあります。そのため、面接では「なぜ中卒なのか」に対する質問が多くなりがちです。
それらの質問に対して素直に答え、真面目に仕事に取り組めることをアピールすれば、内定を勝ち取れる可能性は高くなります。
また、面接では質問に対する受け答えだけでなく、その他のさまざまな面も評価の対象となります。
服装や言葉遣い、態度も見られていますので、第一印象を良くするために日頃から自分の言動などに気をつけて生活するようにしましょう。
7-3.中卒は企業からどう思われる?
企業は、採用した人に対して長く働いてほしいと考えています。現代の日本では、中学校を卒業したら高校に進学する人が大半です。
そのため、「受験勉強や高校生活が続かなかった人が、長く働くことは難しいのではないか」と思われてしまいがちです。
すべての企業がそう思うわけではありませんが、少なからず中卒に対してはネガティブなイメージを持っている可能性もあります。
そんなイメージを払拭する場は面接しかありません。これまでの経験を交えながら、入社後は精一杯真面目に働くことをしっかりと伝える必要があります。
8.まとめ
今回は、中卒でもできる仕事について紹介してきました。
中卒だからと悲観してしまう人もいますが、学歴不問で採用してくれる企業は多くあります。同年代よりも早く働き始めることで同年代よりも多く稼げるので、この記事を参考に中卒でもできる仕事を選んでみてください。
「工場勤務」の経験がない方でも、UTグループなら働くことが可能です!
充実した研修制度もありますし、全く知識がなくても大丈夫です。先輩社員もいるので、仕事中分からなくなってもすぐに相談できます!
とはいえ、工場での勤務が初めての人にとって「生活は安定するのか?」「実際どんな仕事をするのか?」「社宅ってどんな感じなのか?」と疑問をお持ちの方も多いはず。
まずは「応募」していただき、面接まで進んでいただければ、どんな感じで働くのかなど詳しくお伝えします!皆さんから質問にお答え致しますので、まずは「応募」してみてください。あなたも【JOBPAL】を活用して、中卒からの正社員を成功させましょう。