工場の仕事図鑑
更新日:2024年01月10日

軽作業とは?仕事内容や向いている人、求人の特徴を解説

軽作業とは?仕事内容や向いている人、求人の特徴を解説

※この記事は4分30秒で読めます。

「軽作業ってどのような仕事?」
「軽作業でも仕事の幅を広げられるの?」
など、軽作業について疑問を持っている方もいるでしょう。

軽作業は簡単な仕事のため、未経験でも働ける仕事がほとんどです。

ここでは、軽作業の主な仕事内容や軽作業に向いている方の特徴などを解説します。この記事を読めば、軽作業のことが理解でき、軽作業の経験をベースにしたキャリアの幅の広げ方までを知ることができます。

1.軽作業とは?

軽作業と聞くと「軽いものを扱う仕事」と思うかもしれませんが、正しくは「誰にでも覚えられる簡単な作業」のことです。

仕事内容は多岐にわたり、荷物の運搬や仕分け、梱包など、主に工場や倉庫内でおこなわれる製造以外の業務全般のことを指します。なかには体力を必要とする仕事もあります。

軽作業は仕事内容が単純で繰り返しの作業が多いため、未経験でも働ける仕事がほとんどです。

2.軽作業の主な仕事内容

軽作業といっても、その仕事内容は多岐にわたります。ここでは代表的な8つの仕事を紹介します。

2-1.仕分け

仕分けは、指定されたとおりに荷物を仕分ける仕事です。

次の作業がしやすいよう、仕分けた荷物の置き場も考えながら作業します。正確さが求められるため、集中力と正確さが必要になります。

2-2.検品

検品は、商品・製品を出荷するにあたって、不良品や異物混入などがないかチェックし、一定の品質を保つ仕事です。

基本的には、チーム内で担当を振り分け、ベルトコンベアに乗って流れてくる商品・製品を順番に確認していく連携プレイになります。

2-3.ピッキング

ピッキングは、電子端末に送られてくる指示や伝票などを見て、倉庫や工場の保管庫から出荷前の商品や製品をピックアップする仕事です。

作業員がカートなどを押して商品・製品を探す場合と、ベルトコンベアで流れてくる商品・製品の中から指示通りのものを選び取る場合があります。これらの作業をおこなう方のことをピッキング作業員と呼びます。

以下の記事では、ピッキングの仕事についてより詳しく解説しています。

2-4.梱包

梱包は、商品・製品を出荷するために、指定された段ボールに入れたり、包装紙で包んだりする仕事です。

運搬中の安全を確保するため、緩衝材などを入れることもあります。

2-5.シール・ラベル貼り

シール・ラベル貼りは、商品や郵便物にシールやラベルを貼る仕事です。

工場や倉庫内での作業が一般的で、工場の場合はベルトコンベアで流れてくる商品にシールやラベルを貼ります。倉庫では、主に段ボールや商品の箱にラベルを貼ります。同時に仕分けや検品、梱包などの作業をおこなう場合もあります。

数を多くこなすことが求められるため、正確かつ丁寧に貼る集中力や効率性が求められます。

2-6.入庫

入庫とは、入荷した商品や資材を決められた場所に保管し、在庫として計上するまでの一連の作業を指します。

入庫される商品は原則、あらかじめ倉庫内のどの場所に保管するか決められており、所定の場所に保管されて入庫完了となります。

正確に入庫作業をすることで、在庫を正しく管理し、誤出荷の防止やスピーディーな出庫・出荷作業につながる重要な仕事です。

2-7.組立・加工

組立・加工は、工場や作業場で機械製品などを組み立てたり、加工したりする仕事です。
組立は、部品やパーツをネジなどで接合するなどして製品を完成させる作業です。自動車などの大きなものは、工業用の電動ドライバーやスパナなどの道具を使って作業をおこなう場合もあります。

加工は、取り扱う製品によって機械を使用する場合や手作業でおこなう場合があります。金属加工から食品加工まで、さまざまな業種で発生する作業です。

2-8.製造補助

製造補助は、製造に関する簡単な業務を担ったり、機械にできない細かい作業をおこなったりします。

扱う商品は自動車部品や精密機械、おもちゃなどさまざまで、例えば家電製品の製造補助であれば、家電そのものではなく、その部品やパーツの製造や組立などに関わります。

また、完成した商品に不備・不具合などがないかを点検する検品作業を担う場合もあります。

3.軽作業求人の特徴

軽作業の仕事は、比較的アルバイトやパートでの雇用が多く、正社員での雇用はそう多くありません。お盆や正月などといった繁忙期限定の短期スタッフの求人も少なくないため、正社員で働きたいという方にとっては、選択肢から外れてしまいがちです。

その点、工場求人情報の紹介をおこなうUTグループなら、掲載している求人情報のほとんどが正社員と同じように期間の定めのない(=基本的に派遣切りのない)「安定型派遣(無期雇用派遣)」なので、安定した収入がほしいという方におすすめです。

4.軽作業はどのような人に向いている?

軽作業の仕事は、以下のようなタイプの方に向いています。

  • 単純作業のなかにやりがいを見つけられる人
  • 集中して業務に取り組める人
  • 体力のある人
  • 細かな指示を守れる人
  • こだわりを持って働ける人

それぞれ詳しく紹介します。

4-1.単純作業のなかにやりがいを見つけられる人

軽作業の業務は、比較的単純な作業の繰り返しです。
そのため、「新しいことにどんどん挑戦したい!」という方よりは、一つのことに飽きずに取り組み、業務の効率や質を向上させることに喜びを感じられる方に向いています。

4-2.集中して業務に取り組める人

軽作業で重要なのは、ミスなく、正確に作業をすることです。特に検品などは、同じ商品をいくつもチェックし不備を見つけ出さなくてはなりません。手元での細かな作業になるので、集中力を維持し続ける必要もあります。

小さな傷や異常を見つけることが、出荷する商品の安全性や信用につながるという点にやりがいを見出せると、仕事により興味を持てるようになるでしょう。

4-3.体力のある人

検品や梱包などは、体力よりも集中力が求められますが、ピッキングは重い荷物を運ぶこともあり、ある程度は体力がないと難しい仕事です。

立ち仕事を嫌がらず、きびきびと動けることも重要です。

4-4.細かな指示を守れる人

軽作業の仕事に求められるのは、創意工夫よりも指示どおりに仕事をこなせる正確性です。
なかでも梱包は、あらかじめ決められている方法に従って大量の商品をきれいに包んだり、向きを揃えて箱に入れたりしなくてはなりません。雑にならないよう、丁寧に作業することが大切です。

4-5.こだわりをもって業務に取り組める人

軽作業は簡単で繰り返しの作業が多いですが、正確性が何より重要な仕事でもあります。
正確性に欠けてしまうと、ミスにつながったり、製品の質が落ちたりなど、会社や作業所にとって大きな不利益につながりかねません。

簡単な作業とはいえ、こだわりを持って仕事に取り組めることが重要です。

5.軽作業の勤務形態と給料の相場は?

軽作業の仕事は、どのような勤務形態が多いのでしょうか。また、給料の相場はどれくらいなのでしょうか。

UTグループで掲載している軽作業の求人情報を見ると、ほとんどが無期雇用派遣ですが、時給制と月給制があるようです。

5-1.雇用形態・勤務形態

繁忙期にアルバイトを雇うことも多い軽作業ですが、雇用形態は正社員、契約社員、派遣社員、アルバイトなどさまざまです。

勤務形態は基本的に朝8時30分頃から17時30分頃までの定時勤務か、夜勤を含む2交代制、3交代制の会社や作業所が多い傾向にあります。

シフト制の勤務が多く自分の好きなタイミングで働くことができたり、交代制の場合はスケジュール管理がしやすかったりと、副業やWワークにもおすすめの仕事です。

5-2.給料の相場

エリアによって異なりますが、月給制なら15万~22万円前後、時給制なら1,300円前後(月収例:20万円前後)が相場となっています。
ほとんどの職場で別途手当がつくので、手取りは月給+5万円前後になるでしょう。

6.軽作業でもキャリアの幅は広がる?

軽作業は同じ作業の繰り返しのため、キャリアの幅を広げるのが難しいと思われがちです。
しかし、集中力や持久力、正確さといったスキルを得ることができます。これらは軽作業以外の仕事にも活かすことができるものです。

例えば、集中力や正確さはオフィスワークや管理職に、持久力は運送業や販売員などの体を動かす仕事に活かせる重要なスキルといえるでしょう。

また、仕事に活かせる資格を取得することで、自分が担当できる作業の幅が広がり、キャリアアップを目指すこともできます。

ただ作業をこなすだけでなく、自分の成長を意識しながら働くことができれば、自信にもつながり、さまざまな面でのキャリアアップを目指せるでしょう。

7.軽作業は未経験者もチャレンジしやすい!

軽作業のスタッフを雇用するにあたって、特別な技能や知識を求める会社はほとんどありません。複雑な作業でもないので、未経験者でも安心して応募できます。

特にUTグループではエンジニアへのキャリアアップをサポートする仕組みなどを用意しているので、キャリア形成のファーストステップにも適しています。

もし未経験からの転職活動に不安がある場合は、転職サポートを活用することで、よりスムーズな転職が実現します。

UTグループでも、就職や転職に関する相談を受け付けています。経験豊富な担当者が求人探しをサポートさせていただきますので、お気軽にお問い合わせください。

8.まとめ

軽作業は、これまでの経験や実績、学歴などを問わず、未経験から始められる仕事です。未経験歓迎の求人も多くあるため、誰でも気軽にチャレンジすることができます。

しかし軽作業といっても、その仕事内容や特徴、労働環境などは、それぞれの仕事で異なるため、自分に合う軽作業の仕事はどれかをしっかりと考えましょう。

また、軽作業はキャリアの幅を広げるのが難しいと思われがちですが、ただ作業をこなすのではなく、仕事に活かせる資格を取得したり、軽作業の経験から得たスキルを強みにしたりと、自分次第でキャリアの幅を広げることもできます。

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