塗装工とは?主な仕事内容や平均年収、必要な資格について解説

工場の仕事図鑑
更新日:2022年06月01日
塗装工とは?主な仕事内容や平均年収、必要な資格について解説

※この記事は4分30秒で読めます。

「塗装工ってどんな仕事?」
「塗装工に向いている人はどんな人なのか知りたい」
など、塗装工の仕事に関して疑問を持っている方もいらっしゃるかと思います。

塗装工は、何かを作ることが好きな人や、手に職をつけたい人に最適な仕事です。

今回は、塗装工の主な仕事内容や平均年収、就職方法、向いている人の特徴などを解説します。この記事を読めば、塗装工としての働き方がよくわかり、転職先選びにも役立ちます。

1.塗装工とは?

塗装工は「塗装の専門家」で、ペンキなどの塗料を用いてモノや建造物を塗装することが仕事です。
建物の景観を美しく整えたり、機能性や品質を向上させたりと、「塗る」という一つのアクションから多くの目的を果たします。建築から長く年月が経過し劣化してボロボロになった外壁でも、塗装工が手を施すことによって、まるで新築の建物の壁のように蘇ることもあります。

2.代表的な2つの塗装工の仕事

塗装工の代表的な仕事は主に以下の2つです。

  • 建築塗装工
  • 板金塗装工

それぞれの仕事について説明します。

2-1.建築塗装工

建築塗装工とは、その名のとおり建物に塗装を施す仕事です。一から建物の建築に携わることもあれば、リフォームを担う場合もあります。住宅だけでなく、あらゆる建物に対して塗装の役割を担う可能性があります。 建築塗装工の働き方はさまざまです。建築関係企業やその下請け、住宅メーカーなどに雇用されるケースもありますし、個人事業主として動いているケースや経営者として人を雇っているケースもあります。ある程度の経験を積めば、活躍できる場もキャリアの可能性も広がっていくでしょう。

2-2.板金塗装工

板金塗装工とは、自動車やバイク、電車など、車両の金属部分に塗装を施す塗装工です。したがって、塗装の知識だけではなく、自動車やバイク、電車、金属に関する知識も身につけなければなりません。 板金塗装工の働き方としては、販売店やメーカー、工場で雇用されるケースが多くなっています。建築塗装工と同様、知識と経験を積み重ねることで独立する道も開かれています。

3.塗装工の主な仕事内容

塗装工の主な仕事内容は以下の4点です。

  • 色彩設計
  • 施工計画書作成
  • 塗装作業
  • 塗膜検査

それぞれの仕事内容について順番に紹介していきます。

3-1.色彩設計

色彩設計は、既存の建物に塗装を施す際に必要な作業です。 建築に用いられている素材に対し、適切な色合いを見定めて塗料を決定します。

3-2.施工計画書作成

色彩設計のあとは施工計画書を作成します。 塗装作業を滞りなく進めるため、工事内容や工程計画など各項目を設定します。

3-3.塗装作業

建築塗装の場合、まずは塗料がきれいに塗り広げられるように塗装箇所の下地を整えます。そのあと、ハケやヘラ、ブラシ、スプレーなど、塗装する箇所や素材に応じた適切な道具を使用し、塗料を塗っていきます。続いて塗膜の厚さを出すために中塗りをおこない、仕上げにもう一度塗って完了です。リフォームの場合は塗装を剥がしたり、外壁の汚れを落としたりしながら、新たな塗装を施していきます。

板金塗装では、まず板金の凹みを叩いて補修したり、傷などのダメージがあるパーツを交換したりします。そのあと、建築塗装と同じように下地を塗り、塗装部分に適した塗料を塗っていきます。板金と塗装は部門を分けているケースが多く、双方の担当者が連携しながら作業を進めていきます。

3-4.塗膜検査

塗装工の仕事は、塗装をして終わりではありません。塗装部分の塗膜の状態を検査するところまでが仕事です。
塗膜は塗料が固まってできるもので、外装を劣化から守る役割があります。

4.塗装工の平均年収

求人ボックスによると、塗装工の平均年収は377万円です。厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」における令和2年の一般労働者の平均年収は約307万であることから、決して低くない金額だといえます。
ただし、同じ塗装工でも雇用形態により収入には開きがあるため注意が必要です。塗装工として働く派遣社員の平均時給は1,263円、アルバイト・パートは984円のため、上記金額には満たないことが見込まれます。より高い収入を目指すなら、正社員採用、正社員登用を狙う必要があるでしょう。

また、地域によっても差が生じます。東京都は平均を上回る430万円であるのに対し、青森県は292万円と、138万円の差があります。

5.塗装工への就職方法

塗装工は未経験から始められ、経験を積みながら手に職をつけられる仕事です。求人サイトやハローワークでは未経験者歓迎の仕事が比較的見つけやすくなっています。塗装工は現場で体を使って経験を積むことで技術を高め成長していける仕事ですので、「未経験だから」と躊躇せず、積極的に応募してみましょう。

なお、当然ながら職場によって労働環境や給料などの条件は異なるため、自分に合った職場探しも重要となります。

6.塗装工として働くために必要な資格

塗装工として働くうえで必ず必要となる資格はありません。ただし、取得すれば評価につながる可能性がある資格は存在します。

例えば、国家資格の技能検定に含まれる「塗装技能士」は、塗装工としての技術レベルを証明できるものです。検定は「木工塗装作業」「金属塗装作業」「建築塗装作業」「鋼橋塗装作業」「噴霧塗装作業」の5つに分かれており、それぞれ1級(上級技能者)、2級(中級技能者)、3級(初級技能者)が用意されています。なお、1級は7年以上、2級は2年以上、3級は6ヵ月以上の実務経験が必要です。年度によっては検定が実施されない場合もあるため、最新情報を確認してください。

その他、「有機溶剤作業主任者」も塗装工が取得して損はありません。有機溶剤を取り扱う企業は有機溶剤作業主任者を必ず設置しなければならないため、現場で役立つ資格の一つとなります。

7.塗装工に向いている人の特徴

以下の3つは、塗装工に向いている人に見られる特徴です。

  • 体力に自信がある人
  • 手先が器用な人
  • コツコツ仕事に取り組みたい人

自分に当てはまるかどうか確認してみましょう。

7-1.体力に自信がある人

塗装工は、少々のことではへこたれない、体力に自信のある人に向いている仕事です。仕事中は重いものを運んだり、絶妙な体勢をキープしながら作業したりすることが多くなります。

加えて、外装塗装など屋外での作業となると夏は暑く冬は寒いため、体力を消耗しやすい仕事です。意欲があっても体がついていかなければ仕事が成り立たなくなってしまいますので、いつでも最大限のパフォーマンスを発揮できるよう、体調管理の徹底が求められます。

7-2.手先が器用な人

美しい外観を実現しつつ外壁を守ることを目指す塗装工の仕事には、細かい作業をこなせる手先の器用さが求められます。

また、ただ塗料を塗ればよいというものではなく、施工計画書に基づき正確な塗装をおこなう必要もあります。万が一、誤った場所に塗装してしまうとトラブルに発展する恐れがあるため、慎重で丁寧な仕事を心がけなければいけません。

7-3.コツコツ仕事に取り組みたい人

目の前の仕事にコツコツ取り組みたいという人も、塗装工に向いています。塗装工の職場環境の多くは、昔ながらの日本企業にあるような年功序列の体質が今もなお残っていることが多いです。

そのため、一足飛びに昇給昇格を狙いたいという人よりは、下積み期間の経験や学びを楽しみながら努力を継続できる人に適しています。

8.まとめ

この記事では、塗装工の仕事についてお伝えしました。

塗装工は、体を使って積み重ねた経験が血となり肉となる仕事です。コツコツ高めた技術力が塗装の完成にダイレクトに反映されるため、やりがいや達成感、楽しさを感じられるでしょう。「手に職をつけて長く働きたい」「お客さまの生活に役立ち喜んでもらえるような仕事がしたい」という方は、塗装工の世界に飛び込んでみてはいかがでしょうか。

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