学歴不問のお仕事
更新日:2024年12月27日

学歴不問ってやばいの?求人が多い職種に応募するメリットを紹介

学歴不問ってやばいの?求人が多い職種に応募するメリットを紹介

この記事で分かること

  • 学歴不問とは、採用に学歴が関係ないことを示すために使われる言葉である
  • 企業は人柄や経験を重視した採用を目的として学歴不問求人を設けている
  • 学歴不問求人が多い職種には、営業職や工場勤務などが挙げられる
  • 学歴不問求人に応募する際は応募書類を丁寧に作成し、事前に面接の準備をする

※この記事は6分30秒で読めます。

「学歴不問の仕事って何があるの?」
「求人情報でよく見る学歴不問について詳しく知りたい」
など、学歴不問の求人に関して、疑問を持っている人もいるでしょう。

学歴不問の求人は、学歴を気にせずに応募できるため、学歴に自信のない人でも採用される可能性が高いです。

今回は、学歴不問で人材が募集されている理由や応募のメリット、注意点、面接で重視すべきポイントなどについて解説します。この記事を読めば、学歴不問の求人について理解が深まり、学歴にコンプレックスがある人も自信を持って転職活動に臨めます。

目次

  1. 1.求人で見かける「学歴不問」ってやばいの?
  2. 2.企業が学歴不問で人材を募集する理由
    1. 2-1.採用者の間口を広げたいから
    2. 2-2.専門知識がなくてもできる仕事だから
    3. 2-3.学歴よりも人柄や経験を重視したいから
    4. 2-4.教育体制が整っているから
  3. 3.学歴不問の求人に応募するメリット
    1. 3-1.学歴を理由に落とされない
    2. 3-2.学歴関係なく正社員を目指せる
    3. 3-3.しっかり教育を受けられる
    4. 3-4.実力で自分をアピールできる
  4. 4.学歴不問の求人が多い職種6選
    1. 4-1.営業職
    2. 4-2.工場勤務
    3. 4-3.接客・サービス
    4. 4-4.配送・ドライバー
    5. 4-5.介護職
    6. 4-6.ITエンジニア
  5. 5.学歴不問の仕事に受かるコツ
    1. 5-1.履歴書や職務経歴書を丁寧に作成する
    2. 5-2.面接の事前練習をする
    3. 5-3.学歴不問の求人の面接は自己アピールが重要
  6. 6.学歴不問の求人に応募する際の注意点
    1. 6-1.年齢が重視される場合もある
    2. 6-2.学歴不問でも高学歴の人が優先される場合もある
    3. 6-3.履歴書や経歴は絶対にごまかさない
    4. 6-4.最終学歴を確認される場合もある
  7. 7.学歴不問の求人に関してよくある質問
    1. 7-1.学歴不問の求人は人気がありますか?
    2. 7-2.学歴不問の求人は、本当に学歴を気にせず応募して良いのでしょうか?
    3. 7-3.学歴不問の求人に応募する際に必要な資格やスキルはありますか?
    4. 7-4.学歴不問の求人にはどのような雇用形態がありますか?
  8. 8.まとめ

1.求人で見かける「学歴不問」ってやばいの?

学歴不問は「がくれきふもん」と読みます。簡単にいうと「学歴を問わない」という意味で、やばい求人ではありません。

求人においては「応募にあたって学歴は問わない」「採用の判断において学歴は特段関係がない」ことを示すために使われる言葉です。

したがって、学歴不問の求人は最終学歴が中卒や高卒などの求職者でも応募可能です。ただし、学歴不問という言葉には法的拘束力はないため、学歴不問で募集をしていても学歴を重視している企業もあります。

また、学歴不問求人の中には、労働環境や給与額がブラックな企業も存在します。

しかし、学歴不問だからブラック企業というわけではありません。学歴不問の求人に応募する際は募集要項などをきちんと確認しましょう。

2.企業が学歴不問で人材を募集する理由

「四大卒以上」などの学歴制限を設ける企業も多いなか、あえて学歴不問で求人を打ち出す理由は、以下の4つです。

  • 採用者の間口を広げたいから
  • 専門知識がなくてもできる仕事だから
  • 学歴よりも人柄や経験を重視したいから
  • 教育体制が整っているから

それぞれの理由についてお伝えします。

2-1.採用者の間口を広げたいから

学歴不問での採用活動は、採用者の間口を広げる狙いがあります。特に人材不足で一刻も早く増員したい企業にとっては、応募者の母数をある程度確保することが重要です。

学歴の縛りを取り払えば、より多くの求職者の目に留まり、応募が集まりやすくなります。また、学歴の縛りをなくし、若い世代の応募者を増やしたいという狙いもあります。

肉体労働や長いキャリアが求められる職種に関しては、学歴よりも年齢を重視している場合が多いです。そのため若手人材を確保したいと考えている企業は、学歴不問で募集をする傾向にあります。

2-2.専門知識がなくてもできる仕事だから

製造業や営業、接客業などは専門知識が必要ない場合もあるため、学歴不問で募集をしている企業が多い仕事です。

専門知識が必要な仕事の場合、知識を積み上げて戦力になるまでには時間がかかります。しかし、専門知識がなくてもできる仕事は基本的にマニュアルが用意されているため、覚えてしまえば戦力になり、自社への貢献と生産性の向上につながります

2-3.学歴よりも人柄や経験を重視したいから

人柄や経験を重視して採用したいという企業も、学歴不問で募集する場合が多いです。

「学歴と能力は必ずしも比例しない」と考える企業の場合、学歴の制限を設けると、自社が求める人材を獲得する機会を逃してしまいます。

学歴ではなく社会人としての実務経験や実績、培ったスキルを重視したい企業では、学歴不問での採用活動にこだわる場合がよく見られます

2-4.教育体制が整っているから

すべての企業に当てはまるわけではありませんが、学歴不問で求人を出している企業は教育体制が整っている場合が多いです。理由としては、入社してから知識やスキルを学んで自社の力になってもらうためです。

また、教育体制が整っている企業は、コミュニケーション力や仕事に対する姿勢を重視する傾向にあり、社会人としてのスキルやマナーを身につけられます。

基本のビジネスマナーについては以下の記事で紹介しています。ぜひあわせてご覧ください。

3.学歴不問の求人に応募するメリット

求職者が学歴不問の求人に応募するメリットとしては、以下の3点が挙げられます。

  • 学歴を理由に落とされない
  • しっかり教育を受けられる
  • 実力で自分をアピールできる

それぞれのメリットを確認しましょう。

3-1.学歴を理由に落とされない

学歴不問の求人の場合、学歴を理由に不採用にならない点が最大のメリットといえます。

これまで思い通りに就職や転職活動が進まなかった中卒や高卒の人でも、内定獲得の機会が一段と高まります。

自分より高学歴の求職者が応募する可能性はありますが、採用時は学歴以外の部分が重視されるため、コンプレックスや引け目に感じる必要はありません。社会で身につけてきたスキルや経験で、堂々と勝負できます。

3-2.学歴関係なく正社員を目指せる

学歴不問の場合、専門学校や大学を出ていなくても正社員を目指せます。

正社員は、アルバイトやパートよりも待遇が良いです。例えば福利厚生が充実していたり、各種手当がつく職場もあります。安定して高収入が得られるため、経済的にも豊かになるでしょう。

学歴不問の求人は、学歴がないから正社員を目指せないのではないかと悩んでいる人でも、心配せずに挑戦できます

3-3.しっかり教育を受けられる

教育体制が整っている企業は、未経験でもしっかりと教育を受けられる点がメリットです。

教育体制を整えている企業の多くは「ゼロから人材を教育したいという思いがあります。専門的な知識やスキルよりも社会人としての資質を重視して採用することを「ポテンシャル採用」といいます。

教育体制が整っている環境は、学歴にコンプレックスを持つ応募者にとって大きな魅力です。

3-4.実力で自分をアピールできる

学歴に自信を持てない人でも、学歴不問の求人なら今まで身につけたスキルでアピールできます。

業界や職種に関する知識や経験がまったくない高学歴の応募者よりも、経験がありすぐに活躍が期待できる高卒のほうが魅力的で、採用したいと思う企業も多いでしょう。

応募先企業が求めている人物像を分析し、自分がどのように貢献できるかを適切にアピールすれば、希望する企業の内定を勝ち取れる可能性は大いに高まります

4.学歴不問の求人が多い職種6選

学歴不問の求人が多い職種を具体的に6つご紹介します。

  • 営業職
  • 工場勤務
  • 接客・サービス
  • 配送・ドライバー
  • 介護職
  • ITエンジニア

仕事選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。

4-1.営業職

営業職は、法人や個人に対して自社の商品を提案し販売する仕事です。

具体的には、新規顧客を開拓したり、すでに契約のある取引先に新しい商品を売り込んだりする仕事があります。目に見える商品の販売はもちろん、形のない保険やサービスなども営業の対象です。

商品の具体例は以下のとおりです。

種類 具体例
有形
  • 食品
  • 日用品
  • 医薬品
  • 電化製品
  • 不動産 など
無形
  • 生命保険
  • コンサルティング
  • 人材紹介サービス
  • IT関連サービス など

扱う商品にもよりますが、良くも悪くも成果主義のため、学歴が絶対的に重視されるわけではありません。

成約を獲得するためには、学歴よりも人柄やコミュニケーション力が重要と考える風潮があるため、学歴不問の求人も多く見られます。

4-2.工場勤務

工場勤務の仕事は、製品の加工や組立、検品、梱包作業などを担うライン作業や、製品の品質を守る品質管理など、細かく分担されています。

多くはマニュアルをもとにした仕事であり、決められた作業を的確にこなすことが重視されるため、学歴不問の求人も豊富です。

工場勤務の詳細については以下の記事でも詳しく解説しています。ぜひあわせてご覧ください。

4-3.接客・サービス

接客・サービス業は、お客様へのおもてなしを提供する仕事です。

店舗の販売員や受付、飲食店スタッフなど、仕事内容は多岐にわたります。また電話を用いてお客様からの問い合わせに対応するコールセンターも含まれます。

業務はマニュアル化されているため、高い学歴や経験は求められません

お客様の要望に応えながら、予期せぬ問題を穏便に解決できる対応力が重要な仕事で、コミュニケーション力や多角的な視点が必要です。

人柄重視で選考される傾向が強く、学歴不問の求人も多く見られます。

4-4.配送・ドライバー

運送業は、荷物や人を運搬する仕事です。

トラックやタクシーなどのドライバー業務の他、荷物の運送業では積み込み作業や倉庫内の仕分け作業なども担います。

業務内容がある程度固定化されており、頭脳よりも体力を使う仕事のため、学歴不問の求人が多い職種です。

4-5.介護職

お年寄りや体が不自由な人の生活を支援する仕事が介護職です。

身体介護など有資格者でなければ担えない業務もありますが、無資格・未経験でも働ける業務もあります。

介護業界は慢性的な人材不足が深刻化していることもあり、学歴不問で人材を採用し、自社内で育成する企業が多く見られます

4-6.ITエンジニア

ITエンジニアは、システム設計や構築、運用など、情報技術に特化したシステムを提供する仕事です。

ITエンジニアといっても、開発系やインフラ系など種類は多く、求められるスキルや難易度がそれぞれ異なります。そのため、学歴よりもスキルや経験を重視される傾向にあり、学歴不問の求人が多くあります

5.学歴不問の仕事に受かるコツ

学歴不問の仕事に受かるコツは3つです。

  • 履歴書や職務経歴書を丁寧に作成する
  • 面接の事前練習をする
  • 学歴不問の求人の面接は自己アピールが重要

希望する仕事に受かるためにも、一つずつ確認しましょう。

5-1.履歴書や職務経歴書を丁寧に作成する

企業が最初に確認する履歴書や職務経歴書は、丁寧に作成する必要があります。書類が丁寧に作成されていると印象が良いため、合格の可能性も上がるでしょう。

履歴書・職務経歴書を作成する際は、以下のような意識が重要です。

  • 抜け漏れや誤字脱字がないか
  • 読みやすいか
  • 空欄がないか
  • 丁寧な字で書かれているか

作成後は内容に問題はないか、見直しをしましょう。自分だけでなく家族や友人にも確認を依頼し、助言をもらうとさらに安心です。

5-2.面接の事前練習をする

対策をせずに面接に臨むのは避け、しっかりと事前に練習をしましょう。

面接では、普段と違う環境で質問に答える必要があります。緊張してうまく答えられない可能性があるため、事前に準備しておくと安心です。

事前に練習をすると、話し方の癖に気付けたり面接内容を客観的に確認できたりします。

一人で練習する場合は、スマートフォンで録音や録画をしたり、鏡で表情や話し方を確認したりする方法があります。

第三者に協力してもらいたい場合は、家族や友人に相手役を依頼したり、転職相談を活用したりすると良いでしょう。

5-3.学歴不問の求人の面接は自己アピールが重要

学歴不問の求人には、自分より高学歴の人が応募してくる可能性があるため、他の応募者に負けないようなアピールが大切です。自己分析をおこない、自身の強みや仕事に対する熱意をアピールしましょう。

具体例は以下のとおりです。

私は人と話すことが得意です。そのためコミュニケーション能力を活かし、営業職として活躍できると考えています。

営業職には相手の話を聞くスキルも重要です。私は人の話を聞く際に相槌を意識しているのですが「話しやすい雰囲気がある」と褒められた経験があります。営業職として、話すスキルと聞くスキルを活かしたいと思っています。

もし応募する職種にまつわる何らかの経験がある場合は、応募先企業でどのように活かせるのかを伝えると、アピール力を高められるでしょう。

6.学歴不問の求人に応募する際の注意点

学歴不問の求人にはメリットがある一方、注意すべき点も存在します。以下の4点を理解したうえで学歴不問の求人に応募しましょう。

  • 年齢が重視される場合もある
  • 学歴不問でも高学歴の人が優先される場合もある
  • 履歴書や経歴は絶対にごまかさない
  • 最終学歴を確認される場合がある

各注意点についてお伝えします。

6-1.年齢が重視される場合もある

学歴は不問でも、年齢は重視される場合がある点を理解しておきましょう。

例えば、体力や正確かつ迅速な判断能力が求められる仕事においては、20代〜30代の比較的若い層を採用したいと考える企業も存在します。専門性が高かったり技術伝承が重視されたりする仕事の場合も同様です。

上記の企業はより長く働いてくれそうな若手を優先的に採用する傾向にあります。

6-2.学歴不問でも高学歴の人が優先される場合もある

経験やスキルが同等レベルの応募者が複数人いる場合は、最終的な判断材料として学歴を基準とする可能性もあります。

たとえ学歴不問であっても、結果的に高学歴の応募者が採用される可能性がある点を理解することが大切です。

人柄に関しても同様で、自社の社風や既存従業員に合う応募者が複数いた場合、学歴が高い人が採用される可能性もあります。

6-3.履歴書や経歴は絶対にごまかさない

応募時に提出する履歴書や職務経歴書は、ごまかしたり虚偽の内容を記載したりしないようにしましょう。

万が一虚偽がばれてしまった場合、あなたの信頼が失われるだけでなく、内定・採用取り消しや、場合によっては罪に問われる可能性もあります。

自分の学歴や職歴にコンプレックスを抱えていたり、何らかの事情で空白期間があったりしても、事実ではない申告は絶対に避けなければなりません。

6-4.最終学歴を確認される場合もある

学歴不問と記載があっても、面接で最終学歴を確認される場合があります。

応募人数を増やすために学歴不問で求人を出し、そのなかから高学歴の応募者を採用しようと考えていたり、表向きだけ学歴不問にしていたりと、企業によって学歴不問の条件への姿勢はさまざまです。

7.学歴不問の求人に関してよくある質問

学歴不問の求人に関してよくある質問を4つご紹介します。

  • 学歴不問の求人は人気がありますか?
  • 学歴不問の求人は、本当に学歴を気にせず応募して良いのでしょうか?
  • 学歴不問の求人に応募する際に必要な資格やスキルはありますか?
  • 学歴不問の求人にはどのような雇用形態がありますか?

疑問を解消してから仕事を探しはじめると安心です。

7-1.学歴不問の求人は人気がありますか?

学歴不問の求人は学歴を気にする必要がないため、今も昔も人気です。それだけ多くの人が活躍できる求人でもあります。

気になる求人がある場合は、応募に向けて積極的に準備を進めましょう。

7-2.学歴不問の求人は、本当に学歴を気にせず応募して良いのでしょうか?

本当に気にせず応募して良いです。人気の求人でもあるため、希望する条件の仕事があれば早く準備すると良いでしょう。

7-3.学歴不問の求人に応募する際に必要な資格やスキルはありますか?

応募する仕事内容によっては、資格やスキルがあると優遇される可能性があります。

例えば事務の仕事であれば、基本的なパソコン操作ができる、Excel・Wordなどのソフトが使えると有利でしょう。工場勤務の場合は、危険物取扱者や衛生管理者などの資格が挙げられます。

希望する仕事が見つかったら、必要な資格やスキルを調べましょう

7-4.学歴不問の求人にはどのような雇用形態がありますか?

アルバイト、パート、正社員、契約社員、派遣社員などあらゆる雇用形態があります。働き方に希望がある場合でも、学歴不問の仕事を見つけられるでしょう。

求人を探す際は、希望する雇用形態×学歴不問などで検索するとスムーズです。

8.まとめ

学歴に自信がなく、就きたい仕事があっても諦めている人もいるかもしれません。しかし学歴を問わない仕事なら、学歴へのコンプレックスを気にせず応募できます。自身の強みや経験を企業に存分にアピールできれば、円滑に選考が進むでしょう。

学歴不問の求人は、募集要項をすべて満たさないと応募できないという決まりはありません。気になる求人を見つけたら積極的に応募するのがおすすめです。

JOBPALでは、学歴不問のお仕事を掲載しています。気になる求人があったらまずは気軽に応募すると良いでしょう。お仕事に関する相談も受け付けていますので、お気軽にご活用ください。

関連記事

閉じる

エリアから工場・製造業の
お仕事・派遣情報を探す

STEP1 エリアを選択

  • 北海道・東北
  • 関東
  • 甲信越・北陸
  • 東海
  • 関西
  • 中国
  • 四国
  • 九州・沖縄

< エリア選択に戻る

閉じる
© 2022 UT Group Co., Ltd. All Rights Reserved.