求人で見かける学歴不問とは?応募するメリットや注意点、多い職種を紹介

※この記事は4分30秒で読めます。
「求人情報で見かける学歴不問って何のこと?」
「学歴不問の仕事に応募するメリットが知りたい」
など、学歴不問の求人に関して、疑問を持っている方もいるでしょう。
学歴不問の求人は、学歴を気にせず応募でき、採用される可能性が高い仕事です。
今回は、学歴不問で人材が募集されている背景や応募のメリット、注意点、求人が多い職種などについて解説します。この記事を読めば、学歴不問の求人について理解が深まり、学歴にコンプレックスがある方も自信を持って転職活動に臨めます。
1.求人で見かける「学歴不問」とは?
学歴不問は、簡単にお伝えすると「学歴を問わない」という意味です。
求人においては、「応募にあたって学歴は問わない」「採用の判断において学歴は特段関係がない」ことを示すために使われる言葉です。
したがって、学歴不問の求人とは最終学歴が中卒や高卒などの求職者に対しても応募を歓迎し、四大卒の人と分け隔てなく選考するということを企業側が意思表示していることになります。
2.企業が学歴不問で人材を募集する理由
「四大卒以上」などの学歴制限を設ける企業も多いなか、あえて学歴不問を打ち出す企業は、ある理由のもと人材募集を行っています。その理由としては以下の2つが考えられます。
- 採用者の間口を広げたいから
- 学歴よりも人柄や経験を重視したいから
それぞれの理由についてお伝えします。
2-1.採用者の間口を広げたいから
学歴不問での採用活動には、採用者の間口を広げる狙いがあります。
特に人材不足で一刻も早く増員したい企業にとっては、応募者の母数をある程度確保することが重要です。
学歴の縛りを取り払えば、より多くの求職者の目に留まり、応募が集まりやすくなります。
2-2.学歴よりも人柄や経験を重視したいから
人柄や経験を重視して採用したいという企業でも、学歴不問で募集するケースはよく見られます。
「学歴と能力は必ずしも比例しない」と考える企業の場合、学歴のハードルを設けると、自社が求める人材を獲得するチャンスを逃してしまいます。
したがって、社会人としての実務経験や実績、培ったスキルを重視したい企業では、学歴不問での採用活動にこだわるケースが良く見られます。
3.学歴不問の求人に応募するメリット
求職者が学歴不問の求人に応募するメリットとしては、以下の2点が挙げられます。
- 学歴を理由に落とされない
- 実力で自分をアピールできる
それぞれのメリットを確認しましょう。
3-1.学歴を理由に落とされない
学歴不問の求人の場合、学歴を理由に不採用とはならない点が最大のメリットといえます。
これまで、思い通りに就職や転職活動が進まなかった中卒や高卒の人でも、内定獲得のチャンスがグッと高まります。
もちろん、自分より高学歴の求職者が応募する可能性はありますが、採用時には学歴以外の部分が重視されるため、学歴をコンプレックスや引け目に感じる必要はありません。社会で身につけてきたスキルや経験で、堂々と勝負できます。
3-2.実力で自分をアピールできる
学歴に自信を持てない人でも、学歴不問の求人なら今まで身につけたスキルでアピールできます。
業界や職種に関する知識や経験がまったくない高学歴の応募者よりも、スキルや経験があってすぐに活躍が期待できる高卒の応募者のほうが魅力的で、採用したいと思う企業も多いはずです。
応募先企業が求めている人物像を分析し、自分がどのように貢献できるかを適切にアピールできれば、希望する企業の内定を勝ち取れる可能性は大いに高まります。
4.学歴不問の求人に応募する際の注意点
上記のようなメリットがある一方、学歴不問の求人には注意すべきポイントも存在します。以下の3点を理解したうえで学歴不問の求人に応募しましょう。
- 年齢が重視される場合もある
- 学歴不問でも高学歴の人が優先される場合もある
- 履歴書や経歴は絶対にごまかさない
各注意点についてお伝えします。
4-1.年齢が重視される場合もある
学歴は不問でも、年齢は重視される場合があることを理解しておきましょう。
例えば、体力や正確かつスピーディーな判断能力が求められる仕事においては、20代~30代の比較的若い層を採用したいと考える企業が少なくありません。専門性が高かったり技術伝承が重視されたりする仕事の場合も同様です。
このような仕事を担う企業は、より長く働いてくれそうな若手を優先的に採用するケースが考えられます。
4-2.学歴不問でも高学歴の人が優先される場合もある
経験やスキルが同等レベルの応募者が複数人いる場合は、最終的な判断材料として学歴が基準となる可能性もあります。
したがって、たとえ学歴不問であっても結果的に高学歴の応募者が採用される可能性があることを理解しておくことが大切です。
人柄に関しても同様で、自社の社風や既存従業員にマッチする応募者が複数いた場合、学歴が高い人から採用される可能性もあります。
4-3.履歴書や経歴は絶対にごまかさない
応募時に提出する履歴書や職務経歴書は、ごまかしたり虚偽の内容を記載したりすることがないようにしましょう。
虚偽が万が一バレてしまった場合、あなたの信頼が失われるだけでなく、内定・採用取り消しや、場合によっては罪に問われる可能性もあります。
自分の学歴や職歴にコンプレックスを抱えていたり、何らかの事情で空白期間があったりしても、事実ではない申告は絶対に避けなければなりません。
5.学歴不問の求人が多い職種6選
それでは、学歴不問の求人が多い職種を具体的に6つご紹介します。
- 営業職
- 工場勤務
- 接客・サービス業
- アミューズメント業
- 運送業
- 介護職
仕事選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
5-1.営業職
営業職は、法人や個人に対して自社の商品を提案し販売する仕事です。
扱う商品にもよりますが、良くも悪くも成果主義のため、学歴が絶対的に重視されるわけではありません。
成約を獲得するためには多くの人に慕われる人柄やコミュニケーションスキルが重要と考えられる風潮があるため、学歴不問の求人も多く見られます。
5-2.工場勤務
工場勤務の仕事は、製品の加工や組み立て、検品、梱包作業などを担うライン作業や、製品の品質を守る品質管理など、細かく分担されています。
その多くはマニュアルをもとにした仕事であり、学歴不問の求人も豊富です。
工場勤務の詳細については以下の記事でも詳しく解説しています。ぜひ併せてご覧ください。
5-3.接客・サービス業
接客・サービス業は、お客様へのおもてなしを提供する仕事です。
店舗の販売員や受付、飲食店スタッフなど、仕事内容は多岐にわたります。
コミュニケーションスキルや多角的な視点が求められるため、人柄重視で選考される傾向が強く、学歴不問の求人も多く見られます。学生アルバイトも多く活躍する職種です。
5-4.アミューズメント業
ゲームセンターやカラオケ、映画館、パチンコ店などのアミューズメント業にも、学歴不問の求人は多くあります。
設備内の運営業務はマニュアル化されているため、高い学歴や経験は求められません。
お客様の要望に応えながら、予期せぬトラブルを穏便に解決できる対応力が重要となる仕事です。
5-5.運送業
運送業は、荷物や人を運搬する仕事です。
トラックやタクシーなどのドライバー業務の他、荷物の運送業では積み込み作業や倉庫内の仕分け作業なども担います。
業務内容がある程度固定化されており、頭脳よりも体力を使う仕事のため、学歴不問の求人が多い職種です。
5-6.介護職
お年寄りや体が不自由な方の生活をお世話する仕事が介護職です。
有資格者でなければ担えない業務もありますが、利用者をサポートするような業務であれば無資格・未経験でも多くの仕事があります。
介護業界は慢性的な人材不足が取り沙汰されていることもあり、学歴不問で人材を採用し、自社内で育成していく企業が多く見られます。
6. まとめ
今回は、学歴不問の仕事についてお伝えしました。
学歴にコンプレックスを持っている人のなかには、自分に自信が持てず就きたい仕事を諦めていた人もいるかもしれません。しかし、学歴不問の求人であれば、高学歴の応募者と同じ土俵で選考を受けることが可能です。
あなたの経験やスキル、キャリアに対する展望、成長意欲に対して可能性や魅力を感じてくれる企業はきっとあります。自信を持って転職活動に挑んでいきましょう。
弊社JOBPALでは、学歴不問の求人も数多く取り扱っています。幅広い仕事から選べるので、ぜひ求人情報をご覧ください。
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