物流事務とは?仕事内容ややりがい、働くために必要な資格やスキル、向いている人を解説
※この記事は4分30秒で読めます。
「物流事務の仕事内容が知りたい」
「物流事務に必要なスキルが知りたい」
など、物流事務の仕事に関して、疑問や興味を持っている人もいるでしょう。
物流事務は、物流に関わる事務作業を担い、事務職のなかでもコミュニケーションスキルが求められる仕事です。
今回は、物流事務の仕事内容、やりがい、必要なスキル、向いている人・向いていない人などについて解説します。この記事を読めば、物流事務の仕事内容がわかり、向き不向きが判断できます。
エリアから工場・製造業のお仕事を探す
1.物流事務とは?
物流事務とは、商品の入出荷に関する事務作業を担当する職種のことです。
インターネット上で販売をおこなっている企業は多いですが、すべての企業が自社配送のシステムや倉庫をもっているわけではありません。多くの企業は、物流会社の倉庫や配送システムを借りて運営をしています。
物流事務は、そうした販売業を手がける企業で、業者から送られてきた商品を受け入れ消費者のもとに届けるまでに生じる事務作業を担っています。
2.物流事務の仕事内容
物流事務は、運送会社や配送センターにて以下のような物流に関する事務作業を担当します。
- 商品のデータ入力
- 入荷、出荷に使用する伝票作成
- メール・電話、窓口対応
- ドライバー対応
事務要素が強い作業だけでなく、対人的な業務に関しても役割を担います。
2-1.商品のデータ入力
倉庫内の商品の在庫管理のためのデータ入力をおこないます。
入荷・出荷のステータスを更新し、正確な在庫状況を把握できるようにします。
2-2.入荷、出荷に使用する伝票作成
商品の配送に必要な伝票を作成します。
伝票をもとに配送手続きがおこなわれるため、日々大量の伝票が必要となります。
2-3.メール・電話、窓口対応
一般事務と同様、メールや電話の対応も重要な仕事です。
倉庫やセンターに窓口が設置されている場合は、顧客対応も担います。
2-4.ドライバー対応
ドライバーに対し、配達時間の指定やルートの指示をおこないます。
渋滞やトラブルによる遅延などについて、ドライバー側から連絡を受けることもあります。
3.物流事務ならではのやりがい
物流事務でこそ味わえる仕事のやりがいは、「ありがとう」と感謝される機会が多い点です。
正確かつ迅速な配送が求められる物流の世界では、スタッフ同士の連携が欠かせません。 そのなかで、物流事務が細やかかつ正確に仕事をこなせば、ミスを防ぐだけでなく無駄のないスムーズな業務の遂行にもつながるため、感謝される機会は多いでしょう。
慌ただしいなかでも効率を考えて立ち回れたときには、自分の仕事ぶりやスキルに自信が持て、やりがいにつながります。
さらに、電話や窓口での顧客対応で直接人の役に立てる実感が持てたり、親身な対応にポジティブな評価をもらえたりすることもあります。
4.物流事務の仕事の難しさ
物流事務の難しさは、多方面に配慮したコミュニケーション能力が求められる点にあります。
同じ事務職のスタッフだけでなく、社内外のさまざまな人と関わりながら仕事をするので、ときには相手の状況に配慮して妥協しなければいけない場面も出てきます。
一方、自分の業務を全うすることも求められるため、各所へ根回しをすることも必要です。 複雑な状況を踏まえ、相手に不快感を与えないように配慮しながら業務を完遂しなくてはいけないため、高度なコミュニケーションスキルが求められます。
加えて、幅広い物流事務の仕事をバランス良くこなすための柔軟性も必要です。
5.物流事務に必要な資格やスキル
物流事務の仕事に就くうえで、必須となる資格やスキルはありません。ただし、事務職である以上、最低限のパソコンスキルは身につけておくべきでしょう。
パソコンのスキルは、特に高度である必要はありません。多くの企業では、WordやExcelの基本的な操作ができれば問題ないです。
6.物流事務の仕事が向いている人
物流事務に向いている人には、以下のような特徴が見られます。
- コミュニケーション能力がある人
- タスク管理能力が高い人
- 人と関わりながら働きたい人
それぞれの特徴についてお伝えします。
6-1.コミュニケーション能力がある人
毎日が時間との勝負となる物流の現場では、お互いに声をかけ合い、チームとして円滑な業務遂行を目指さなければなりません。
そのため、相手に配慮する気持ちを持ちつつ、こちらの意図を明確かつ端的に伝えられるコミュニケーション能力が役立ちます。
6-2.タスク管理能力が高い人
タスク管理能力が高い人も物流事務向きの人です。物流事務の業務は多岐にわたるため、抜け漏れがないよう作業を洗い出し、優先順位を見極めながらこなす能力が求められます。
交通事情や天候など、こちらの意思でコントロールできない予定変更が生じることもあります。だからこそ、日頃のタスク管理が非常に重要なのです。
6-3.人と関わりながら働きたい人
人と関わりながら働きたい人にとって、物流事務は日々喜びを感じながら働ける仕事でしょう。
物流の仕事はチームで進めるものであり、人と積極的に関わらなければスムーズな作業は実現しません。
7.物流事務の仕事が向いていない人
仕事には人によって向き不向きがあるものです。物流事務の仕事にも向いていない人はいます。
- 単純作業が好きな人
- 一人で仕事を進めたい人
自分が当てはまらないか確認しておきましょう。
7-1.単純作業が好きな人
単純作業を好む人は、物流事務向きであるとはいえません。
物流事務の仕事には、臨機応変な対応が求められるため、コツコツ同じ作業を継続したい人にとっては苦痛を感じる仕事となってしまいます。
7-2.一人で仕事を進めたい人
一人で仕事を進めたい人も、物流事務には向いていません。
物流事務には、社内外さまざま人との関わりが生じ、チームで仕事を進めていくことになります。そのため、自分のペースで黙々と仕事に向き合いたい人は、ストレスを感じてしまうでしょう。
8.未経験から物流事務で働くには?
業務範囲が多岐にわたる物流事務の仕事ですが、入社時点で必ずしも高度なスキルが求められるわけではありません。そのため、異業種・異職種からの転職でも、内定を獲得することは十分可能です。
ただし、誰でも内定をもらえるわけではありませんので、未経験から働きたいのであれば、物流に関する業界研究をおこなったり、事務に必要な資格の勉強をしたりして、働きたい意欲が高いことを面接でアピールする必要があります。
もし未経験からの転職で不安を感じているなら、転職サポートを利用することをおすすめします。UTグループでも、就職や転職に関する相談を受け付けています。経験豊富な担当者があなたの転職活動をサポートさせていただきますので、お気軽にお問い合わせください。
9.まとめ
今回は、物流事務の仕事内容についてお伝えしました。
物流事務の仕事は、外的要因によって状況が刻々と変わるため、臨機応変な動きが求められます。事務としてのルーティン業務もありますが、状況の変化に適応し、その変化におもしろさを感じることができる人ほど、物流事務としてやりがいを感じながら働けるでしょう。
この記事を読んで、物流事務の仕事により興味を持った方は、ぜひ積極的に求人に応募してみることをおすすめします。事務関連の仕事は非常に人気なので、求人が早く無くなる傾向があります。そのため、少しでも気になる求人があれば、積極的に応募してみましょう。
弊社JOBPALでも、数多くの事務職関連の仕事の求人情報を掲載しています。ぜひ求人情報をチェックしてみてください。
関連記事
人気ランキング
以下の条件から求人を探す
都道府県からお仕事を探す
職種からお仕事を探す