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更新日:2023年11月27日

製造技術とは?仕事内容や平均年収、向いている方の特徴を解説

製造技術とは?仕事内容や平均年収、向いている方の特徴を解説

※この記事は5分30秒で読めます。

「製造技術ってどのような仕事?」
「製造技術で働く魅力、やりがいを知りたい」
など、製造技術に関して疑問を持っている方もいるでしょう。

製造技術は、製造現場の各工程でトラブルがないかを分析・改善することを通じて、会社の生産性向上に貢献できる特徴があります。

今回は、製造技術の概要、仕事内容、平均年収、やりがいと魅力などを解説します。この記事を読めば製造技術のことがよくわかり、自分に合う仕事かどうか判断できるようになります。

1.製造技術とは?

製造技術は、製造業の技術職の1つです。専門知識を活かして製品を作る工程に関わる技術職のなかでも、製造工程を最適化する役割を担っています。

大量生産をするだけでなく、高品質な製品を効率的に生産できるかを考え、現場の改善提案・実行をおこなうのが製造技術の大きな仕事です。

製造現場の各工程に注目し、生産ラインの効率化、製造の安全性の確保、生産設備の問題解決などをおこないます。

以下の記事では、技術職の仕事について詳しく解説しています。

1-1.生産技術との違い

製造技術と似た名前の技術職に「生産技術」の仕事がありますが、似ているようで仕事内容はまったく異なります。

生産技術は、製品の設計や開発から携わります。生産ライン全体の生産性を上げ、品質を向上させる方法を考える職種です。工程設計・作業の標準化、新規設備の開発導入など、生産体制を築くにあたって幅広い仕事を担当します。

一方の製造技術は、生産技術が目指す「生産体制の確立」のなかに含まれる工程の1つで、製品の生産工程に着目して、より効率的な生産ができる状態を目指すのが仕事です。

生産技術に含まれる工程には、量産立ち上げ、量産後改善、設備開発・改善、設備保守といった分類があり、製造技術は量産後改善を担当します。

生産技術も製造技術も、工場全体で連携して作業効率を改善するという目標は変わりません。他部署とコミュニケーションをとりながら自分で改善策を見つけるスキルが求められるでしょう。

2.製造技術職の仕事内容

製造技術は高品質な製品を効率的に生産することを目的にしており、生み出される製品の品質向上や改善にフォーカスして仕事を進めます。

生産技術全体の領域のなかで、生産設備の問題解消、生産ラインの効率化、安全性向上などを担います。

例えば、生産ラインの製造設備にトラブルが発生したら、まずは製造技術の担当者が対応します。問題を分析し、安全性確保のために設備に改良をほどこしたり、製品が通る導線を工夫して効率化を図ったりすることも製造技術の仕事です。

また、各設備に関しては、荷重のかけ方、圧下スピード、焼き入れ温度や時間など、製品の品質に関わる部分の改善や調整をおこないます。

3.製造技術職の平均年収

JOBPALで掲載している製造技術職の求人をみてみると、20万円以上の月給を設定している企業が多いようです。月給を30万円、ボーナスが年2回(計3ヵ月分)支給されると仮定すると、年収は約450万円と推定できます。

なお、国税庁が発表した「令和3年分 民間給与実態統計調査」によれば、日本の給与所得者全体の平均は443万円でした。製造技術者の平均年収は、全体平均とほぼ同じ水準といえます。

製造技術は専門的な知識と高度な技術力が要求される仕事であり、技術を磨き年齢を重ねることで、平均より高い年収を目指すことも十分に可能でしょう。

4.製造技術職のやりがいと魅力

製造技術職として働くことのやりがいには、主に以下の2点があります。

  • 目標達成時の達成感が大きい
  • キャリアアップを目指しやすい

それぞれのやりがいの詳細についてご紹介します。

4-1.目標達成時の達成感が大きい

製造技術職は生産ラインが抱える問題を自分のひらめきで解決に導くことが可能で、仕事を通じて生産性の向上や高品質な製品の製造に貢献できます。

狙いどおりに生産環境が改善されたり、課題が解決したりしたときには、大きな達成感・やりがいを感じられるでしょう。

4-2.キャリアアップを目指しやすい

製造技術は工場の生産性を高めるために必要不可欠な仕事であり、一人前の知識や技術を身につければ、さまざまな工場で働くことができます。

また、製造技術者として働くなかで海外の工場に出張したり配属されたりと、グローバルな環境で働ける可能性があります。そのような経験を積み、広い視点と技術を身につければ、工場長などへのキャリアアップも可能でしょう。

5.製造技術職に向いている人の特徴

製造技術職は技術職として幅広い知識や判断能力が要求される仕事であるため、向き・不向きがあります。ここでは、製造技術者に向いている方の特徴についてご紹介します。

5-1.物事を深く考える傾向がある

製造技術の仕事は、生産現場の効率化を考えることがもっとも重要な役割です。

どうすれば安全性が高められるか、どうすれば効率的に生産が進められるかを常に考えて実行に移すことが求められるため、深い考察がどうしても必要になります。

そのため、普段から物事についてよく考える傾向にある方や、考えることが好きな方は、製造技術職に向いているでしょう。

5-2.コミュニケーションを取るのが好き

製造技術職は生産技術側と製造現場側の間に入る仕事であり、両者を取り持ちながら問題を解決し、効率化を進めることになります。

製造現場のオペレーターから「この問題点を解決してほしい」と依頼されたり、発見した問題を上司に報告したりと、何かとコミュニケーションが発生するポイントが多くあります。

こうした業務を円滑に進める意味でも、コミュニケーション能力に自信がある方が製造技術に向いているでしょう。

6.製造技術職に必要なスキル

製造技術職として就職・転職を狙う場合、どのようなスキルが必要になるのかをご紹介します。

6-1.分析能力

製造技術は、現場で今まさに抱えている課題を分析し、明らかにしたうえで、その対策をおこなうのが仕事です。そのため、分析能力は製造技術者にとって必要不可欠なスキルとなります。

例えば、生産技術が新しい機械を導入した際、製造技術では以下の点に着目して改善点がないかを探ることになります。

  • どうやったらうまく成型ができるのか
  • 焼き入れの時間や温度はどれくらいが適切なのか
  • 業務の平準化(マニュアル化)はどのように進めるか
  • 増産のためにどのような工程改善が必要か
  • その改善をすることで逆に生産性が落ちることはないか
    など

6-2.課題解決能力

製造技術の仕事は、現場が今抱えている課題を見つけるだけでなく、より良い製品を効率よく作るために課題を解決することが非常に重要です。

例えば、新しい機械を導入した際は、生産ラインの安全確保や品質向上などの観点から課題を見つけ出し、分析と解決策の立案をおこないます。

また、すでにある機械で発生したトラブルについては、過去の記録や経験をもとに原因を分析・特定し、必要な解決策をスピーディに提示する必要があります。

6-3.マルチタスク能力

製造現場の安全上のトラブルや効率化をさまたげる課題は、1つずつ発生するわけではありません。ときには工場のあちらこちらでトラブルが発生し、複数のタスクを同時に進めていくこともあります。

そのため、1つのことに集中することが好きな方より、複数の問題を同時に解決するマルチタスクが得意な方に、製造技術職は向いているでしょう。

6-4.語学力

海外の生産拠点で製造技術職として働く場合、現場で使われるのは英語などの現地語です。グローバルな環境に身をおいて働きたい方は、語学力があると良いでしょう。

日常会話だけでなく仕事の内容を英語で話すためには非常に高い語学力が求められるため、海外で製造技術者として活躍したい場合は、少しでも早く語学の勉強を始めることがおすすめです。

7.未経験から製造技術職になるには?

製造技術者として働くのに必須の学歴や資格はありませんが、製造技術は専門的な知識や技術を要求される仕事です。新卒から製造技術として働いている方のなかには、理系大学などで専門知識を得ている方も多いようです。

一方、他業種からの転職の場合は、いきなり理系の専門知識なしで製造技術として働くのは難しいでしょう。まずは製造オペレーターとして現場を経験し、機械のトラブルを体感したり、製造技術者の仕事ぶりを知ったりするところから始めましょう。

現場の製造オペレーターとして機械の不具合やメンテナンスに関する知識を身につければ、将来的に製造技術として働ける可能性は十分にあります。

8.まとめ

製造技術は生産ラインの効率化を実現するうえでなくてはならない仕事であり、日本中、世界中に生産拠点があることから、将来まで安定して働ける可能性があります。

語学力や専門知識を身につければ海外赴任などでキャリアを積むこともでき、将来的に工場長を目指すこともできるかもしれません。

製造オペレーターなど現場作業者を支える縁の下の力持ちとして仕事をしたい方は、製造技術職を目指してみてはいかがでしょうか。他業種から製造技術を目指すなら、まずは製造現場で経験を積むことをおすすめします。

JOBPALでは、製造業関連の求人情報を数多く掲載しています。少しでも気になる求人があれば、ぜひお気軽にご応募ください。

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