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更新日:2023年02月02日

ビジネススキルとは?社会人が身につけるべきスキルと方法

ビジネススキルとは?社会人が身につけるべきスキルと方法

※この記事は6分で読めます。

「ビジネススキルって何?」
「ビジネススキルの内容と学習方法が知りたい」
など、ビジネススキルに関して疑問を持っている方もいるでしょう。

ビジネススキルは、ビジネスパーソンが身につけるべき仕事上のスキルのことであり、新入社員から経営層まで全員に求められるものです。

今回は、ビジネススキルの概要、ビジネススキルの種類や学習方法を解説します。この記事を読めば、ビジネススキルのことがよくわかり、自身に必要なスキルを把握することができるようになります。

1.ビジネススキルとは?

ビジネススキルとは働くうえで必要とされる能力のことです。定義はさまざまですが、大きく以下の3つに分けることができます。

  • Word・Excelの知識やプログラミングスキルのような「テクニカルスキル」
  • コミュニケーションやリーダーシップを指す「ヒューマンスキル」
  • 課題解決に必要な分析力を指す「コンセプチュアルスキル」

3つのビジネススキルをすべて身につけることは、すべてのビジネスパーソンが目標とすべきことです。とはいえ、いきなりすべてを身につけることは難しいので、自身の役職や業務内容を踏まえ、優先して獲得すべきスキルは何かを考えましょう。

例えば一般職であれば、自身のスキルに関するテクニカルスキル、管理職は部下や上司とのコミュニケーションが多くなることからヒューマンスキルが求められます。部長以上の経営者クラスになれば、会社全体の課題を解決に導くためのコンセプチュアルスキルを身につける必要があるでしょう。

2.基本的なビジネススキルの種類10選

前述した3つのビジネススキルのなかには、仕事にも転職にも役立つ重要なスキルがいくつもあります。今回はそのなかでも10のビジネススキルについて見ていきましょう。

2-1.対人関係スキル

対人関係スキルは「コミュニケーションスキル」とも呼ばれます。社内外を問わず、人と関わる仕事をするうえで欠かせないスキルです。

ビジネスは人と人の関わりなくしては成立しないものであり、相手と上手にコミュニケーションを取ることはビジネスの成果に直結します。顧客との信頼関係を構築できれば商談も成功しやすくなり、上司や部下との意思疎通が明確にできればチームの生産性を向上させることも可能です。

さらに管理職であれば、チームや部下をまとめるうえでコミュニケーションスキルは欠かせません。

2-2.専門的・技術的スキル

専門的・技術的スキルとは、業務における専門的なスキルのことです。営業であればパソコン操作や顧客対応、商品やサービスの知識が挙げられます。工場の機械オペレーターなら機械や生産物の知識、エンジニアならプログラミングスキルが専門的・技術的スキルに該当します。

2-3.課題解決スキル

ビジネスにおける「課題」は、大きく以下の3つに分かれます。

  • すでに発生している問題
  • 今後に発生するであろう問題
  • 理想に近づくために自ら設定する問題

課題解決スキルとは、今抱えているこれらの諸問題・課題を洗い出して把握し、整理・改善するためのスキルを指します。働くということは問題発生の連続であり、それらを解決できる能力はビジネスパーソンにとっては必要不可欠なものです。

課題解決スキルを身につければ、原因が明らかな問題だけでなく、今後に発生するであろう問題や理想のビジネスを実現するための課題設定も含めてできるようになるでしょう。

現場にトラブルがあった場合の対処に役立つスキルでもあるため、品質管理などの仕事では特に必要なスキルといえます。

2-4.提案スキル

提案スキルは「プレゼンテーションスキル」とも呼ばれます。社内外において企画をわかりやすく説明し、「刺さる」ように提案するためのスキルです。

プレゼンの本質は「相手のニーズを正確に読み取り、マッチする情報を的確に提供すること」です。単に上手に伝えるだけではなく、聞き手に話の内容を理解してもらったうえで実際に行動してもらうことが重要になります。

提案スキルを強化することができれば、相手が納得するだけでなく、具体的な行動を促すこともできるでしょう。特に窓口業務やコールセンターなど対顧客業務の場合、提案スキルがあることで成約につながったり、話がうまくまとまったりすることもあります。

2-5.時間管理スキル

時間管理スキルは、スケジュールを組み優先順位をつけて仕事を進めるためのスキルです。

会社の業務にはいくつもの工程があり、それぞれに納期や締め切りが設定されています。トラブル対応や事務処理といった付随的業務もこなす必要があり、スケジュールが甘いと納期遅れが発生しかねません。

余裕を持ったスケジュールはもちろん、トラブルがあった際にはすぐにスケジュールを修正することも重要です。

例えば、納品日が決まっている仕事の場合、納品が遅れないように「いつまでに何をいくつ作って」「そのための材料が●個必要で」のような管理が求められます。

また社会人であれば、「時間どおりに出社する」というのも立派な時間管理スキルの一つです。社会人に遅刻は許されないため、時間までに出社できるように起床時間を考える必要があります。公共交通機関が事故で動かないことも考慮して2つめのルートを調べておくなどのリスクマネジメントも欠かせません。

2-6.マネジメントスキル

マネジメントスキルは、部下を持つ中堅社員・管理職などを目指す人や、すでになっている人に重要なスキルです。

チームや部下の業務進捗率を把握し、残りの業務を滞りなく遂行するためのサポートに入るなど、チーム全体を引っ張っていくようなマネジメントスキルが求められます。

マネジメントを成功させる際、一つの問題にだけ捉われていては決してうまくはいきません。チームやプロジェクトを俯瞰し、論理的に考えてメンバーにタスクを課すことが重要です。トラブルや遅れを把握したらその都度スケジュールの修正をおこなうことも必要になります。

2-7.クリティカルシンキングスキル

クリティカルシンキングとは、批判的に考える思考法です。クリティカルには「批判的」という意味があり、物事を鵜呑みにせず吟味して適切に疑う思考力を指します。

クリティカルシンキングが身につくと、これまでの常識にとらわれない物事の側面を発見することが可能です。ただし、単純に批判的に考えるのではなく、自分が無意識で行動していることや考え方を意識化し、客観的かつ分析的に振り返ることが求められます。

仕事だけでなく日常でもクリティカルシンキングは重要です。例えば、インターネットではさまざまな情報を見つけることができますが、その内容はすべてが正確ではありません。

SNSでは誤情報も頻繁に出回っています。クリティカルシンキングを身につけると、そうした情報を疑う習慣づけができ、正しい情報にたどりつけるようになります。

2-8.ロジカルシンキングスキル

ロジカルシンキングは「論理的思考法」とも呼ばれています。物事を体系的に整理して筋道を立て、論理的なつながりをとらえながら矛盾なく考えることです。

普段からロジカルシンキングができていると問題解決能力の向上につながり、会話がスムーズになったり頭の中が整理しやすくなったりする効果が期待できます。

単に「ミスをなくすために頑張る」のではなく、原因を分析して解決策を立てていくことで、日常生活のちょっとしたミスの再発を防ぐことにもつながるでしょう。

2-9.情報収集スキル

必要な情報の収集をどのようにおこなうか、また情報の取捨選択を正しくできるかなどのスキルを指します。情報をただ集めるだけでなく、数ある情報を取捨選択して整理し、得られた情報から何らかのビジネス的な判断を下すまでが情報収集のプロセスです。

ビジネスパーソンとしての時間の多くが「わからないことを調べる」ということに費やされる以上、この能力は非常に重要です。情報を集めることが目的ではなく、限られた時間のなかで最適な情報を見極めることが求められます。

情報収集スキルが身につけば、インターネットにあふれた玉石混合の情報から必要最低限の情報を見極め、優先順位ごとに集めることができるでしょう。常日頃から良質な情報に触れることでインプットとアウトプットの質が上がり、ひいては日常生活でもビジネスでも適切な判断を下せるようになるでしょう。

2-10.ビジネスマナー

ビジネスマナーとは文字どおり、ビジネスの場で利用されるマナーのことです。新卒の社員が初めて学ぶビジネススキルであり、すべてのスキルの基本中の基本となります。

挨拶の仕方、話し方、態度、名刺の受け渡しのやり方、上座や下座など席の座り方など、仕事におけるマナーはたくさんあります。

そのなかでも具体的に覚えたいビジネスマナーには以下があります。

  • 挨拶の仕方
  • 身だしなみを整える
  • 報連相を欠かさない
  • 電話の取り方
  • 適切な言葉遣い
  • 欠勤連絡の仕方
  • 整理整頓を欠かさない
  • 席次のルール
  • メールの送り方
  • 名刺の受け渡し

どのような職場であっても必要になるスキルですから、顧客や周囲を不快にさせないためにも、ぜひ優先して身につけておきたいものです。

3.ビジネススキルを身につける・高めるには?

ビジネススキルは毎日の仕事で求められるため、日々の仕事で実践しながら学ぶことが大切です。ただ、現場で実践するには前提となる知識の習得が欠かせません。ここでは、ビジネススキルを知識として手に入れる方法として3つの手段をご紹介します。

3-1.研修や講座で学ぶ

社内でのスキル研修・講座や社外セミナーが開かれている場合があるので、積極的に参加して学ぶと良いでしょう。社内研修は会社のビジョンや目的に合致する研修内容になっており、覚えたことをそのまま社内業務に活かすことができるのがメリットです。

ただし、「上司が同席していることで萎縮してしまう」「上司がいないことで慣れ合いのような研修になってしまう」という懸念点もあります。

緊張感をもって研修に参加するなら、社外研修もおすすめです。今は専門のスクールがあったり、オンラインで受講できるサービスがあったりします。

社内研修では上司が講師になることが多いですが、社外研修はプロの講師から直接学ぶことができます。普段の業務では出会えない人と知り合うこともでき、スキル習得のモチベーションも上がるでしょう。

3-2.独学で学ぶ

研修やセミナーはいつも開催されているとは限りません。読書などを通じて独学で学ぶ方法なら、時間が空いたときにいつでも学習を進められるのがメリットです。ビジネススキルを解説したビジネス書籍だけでなく、経営者の自伝を読むことで身につけることもできます。

また、YouTubeなどの動画でも学ぶことができます。無料で視聴できますので、活用することをおすすめします。

気になるスキルの書籍を購入・レンタルしてひたすら読む・動画を閲覧する → 実践するというプロセスを繰り返しながら学んでいくことで、実線で使えるスキルが徐々に身につくでしょう。

3-3.実践で学ぶ

入社後であれば実践で学び取っていくのも一つの方法です。先輩や上司の動きをみて、体と目で覚えていくことができます。わからないことがあれば質問しながら実践することが大切です。

ただし、見よう見まねでは本番で失敗し、お客さまに迷惑をかけることも考えられます。当たって砕けろの実践形式だけでなく、事前の予習や復習とセットで効率よく学ぶのがおすすめです。

4.まとめ

ビジネススキルは大きく分けて「テクニカルスキル」「ヒューマンスキル」「コンセプチュアルスキル」の3つがあります。一般社員であれば個人の能力に直結するテクニカルスキルを覚えるべきですが、管理職以上を狙うなら、「ヒューマンスキル」「コンセプチュアルスキル」も必要です。

独学や社内講習だけでなく、プロの講師に教えてもらえる社外セミナーなども活用しながら、ビジネスパーソンとして必要なスキルを効率良く身につけられるようにしましょう。

また、身につけたビジネススキルを使って新たな分野で活躍したい場合は、ぜひ以下のページから正社員求人を探してみましょう。

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