高卒の初任給・給料の最新データ!大卒との差や高収入を狙える職種・業界

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更新日:2022年06月01日
高卒の初任給・給料の最新データ!大卒との差や高収入を狙える職種・業界

※この記事は5分30秒で読めます。

「高卒の初任給っていくらぐらい?」
「高卒でも高収入を得られる方法が知りたい」
など、高卒者の初任給や給料に関して、疑問を持っている人もいらっしゃるでしょう。

高卒でも、自分の能力に合った業界でコツコツ成果を上げていくことで高収入は実現できます。

今回は、高卒者の初任給や給料の平均額、高収入を狙える職種や業界、高収入を実現させるための5つのコツなどを解説します。この記事を読めば、高卒者の初任給や給料について理解が深まり、高収入の実現が近づきます。

1.高卒の初任給・給料の最新データ

まずは、厚生労働省が公表した「令和元年賃金構造基本統計調査結果(初任給)の概況」をもとに、高卒の初任給を性別、企業規模、産業、都道府県ごとに紹介します。

1-1.【男女別】高卒の初任給

平成27年から令和元年までの5年間における高卒者の男女別の初任給の平均は、以下のとおりです。

平成27年 平成28年 平成29年 平成30年 令和元年
16万3,400円 16万3,500円 16万4,200円 16万6,600円 16万8,900円
15万6,200円 15万7,200円 15万8,400円 16万2,300円 16万4,600円

わずかではありますが、高卒者の初任給は年々増加していることがわかります。

1-2.【企業規模別】高卒の初任給

平成30年と令和元年における企業規模別の高卒者の初任給の平均は、以下のとおりです。

平成30年 令和元年
大企業 16万6,500円 16万8,500円
中企業 16万4,000円 16万6,100円
小企業 16万5,200円 16万8,600円

どの企業規模においても、平成30年から令和元年にかけて初任給が増加しています。

1-3.【産業別】高卒の初任給

令和元年における産業別の高卒者の初任給の平均は、以下のとおりです。

建設業 17万6,100円
製造業 16万6,300円
情報通信業 17万1,000円
運輸業、郵便業 16万6,800円
卸売業、小売業 16万8,400円
金融業、保険業 15万8,500円
学術研究、専門・技術サービス業 16万7,400円
宿泊業、飲食サービス業 16万7,800円
教育、学習支援業 16万8,100円
医療、福祉 16万5,400円
サービス業 16万7,200円

これによると、初任給が最も高額なのは建設業であることがわかります。反対に最も初任給が低い水準なのは金融業、保険業です。

1-4.【都道府県別】高卒の初任給

令和元年における都道府県別に見た高卒者の初任給は、上位・下位でそれぞれ以下のとおりです。

■高卒の初任給の上位

東京 17万8,100円
大阪 17万6,100円
神奈川 17万5,600円
滋賀 17万4,500円
千葉 17万4,200円

■高卒の初任給の下位

沖縄 14万5,200円
秋田 14万9,900円
青森 15万500円
岩手 15万1,400円
長崎 15万4,800円

この結果から、都市部のほうが初任給が高く、地方は低い傾向が見て取れます。

2.大卒・高専・短大と高卒の初任給に差がある理由

令和元年おける大卒者、高専・短大卒者、高卒者の初任給の平均は、以下のとおりです。

大学院修士課程修了 23万8,900円
大学卒 21万200円
高専・短大卒 18万3,900円
高校卒 16万7,400円

これを見ると、高専・短大卒までと大卒との間に金額の差があることがわかります。理由の一つとして、大卒者は高卒者や高専・短大卒者に比べ数年分多く教養を蓄えており、自社に利益をもたらす存在であると考える企業が多いことが挙げられます。

また、大卒の学歴は受験勉強を乗り越えたうえで、さらに大学で学びを深めた結果です。その体験から、高専・短大卒、高卒と比べて忍耐力や問題解決力を身につけているとも認識されています。また、古くから日本に残る学歴社会の影響もあります。

3.高卒でも初任給が高い!高収入を狙える職種・業界

次に、高卒者でも高収入が狙える職種・業界を4種類ピックアップします。

  • 営業職
  • IT業界
  • 建設業界
  • 不動産業界

それぞれ異なる特性を持つ仕事なので、自分に合いそうな分野を見極めましょう。

3-1.営業職

営業職は、モノやサービスを販売するプロフェッショナルで、業界を問わず需要がある仕事です。仕事の結果がダイレクトに数値化されるため、成果を上げるほど昇給・昇格につながります。

ただし、営業職に厳しいノルマを課す企業もあり、未達の月が続けば辛い思いをすることになります。営業職で昇給を狙うのであれば、確実に成果を出し続ける努力と覚悟が必要です。

3-2.IT業界

IT技術の急速な発展により、ニーズが高まっているIT業界も職種によっては未経験者を積極的に採用しており、高卒者も活躍しています。一見、資格やスキルが必要な業界に思われがちですが、IT業界にもさまざまな職種の仕事があり、未経験からでも活躍することは可能です。

IT企業で一定期間経験を積んだうえで独立も目指す人も多く、努力次第では自分で事業を作り高収入を目指すこともできます。

3-3.建設業界

建設業界の仕事は体を使った現場仕事が多いため、体力や技術力が重視されます。しかし、職人の高齢化が進んでいることもあり、高卒者を含めた若い人材を求めています。

基本的に未経験・無資格で働ける仕事ですが、なかには資格者のみに許される高度な作業もあります。最初は経験がなくても、コツコツ勉強して資格を取得すれば任される仕事や責任が増えるため、収入アップを実現できるでしょう。

3-4.不動産業界

不動産業界も実力主義の傾向が強く、成果によっては高収入が実現しやすい環境です。ひと口に不動産といっても、分譲や賃貸、仲介など扱う領域は広く、職種も営業や仕入、開発などさまざまあります。

そのため、自分の適性に合った分野を選ぶことが重要です。宅地建物取引士をはじめとした不動産関係の資格を取得すれば、資格手当がプラスされ収入アップを目指すことができます。

4.高卒で高い収入を得るための5つのコツ

高卒でも高収入を目指すことは可能ですが、より早期に実現するためにはいくつかのポイントがあります。以下の5つを参考にしてみてください。

  • 高卒と大卒の教養や能力の違いを把握する
  • 可能であれば給料が高い都道府県で働く
  • 実力主義の傾向がある仕事に就く
  • 目先の給料ではなく将来性を考えて仕事を選ぶ
  • スキルや経験を積んで同業種へ転職する

それぞれのコツについてお伝えします。

4-1.高卒と大卒の教養や能力の違いを把握する

単純に考えて、大卒者は高卒者よりも4年間長く学んできたことになります。つまり、大卒者は教養や視点の広さ、論理的思考など、仕事に活きる基礎能力の一部が備わった状態で社会人になると想定できます。

その点、高卒者はこれらの経験を社会人になってから積み上げていかなければなりません。まずは周りの先輩や上司を観察したり、本を読んだりして、自分に必要な要素に気づくことが重要です。

4-2.可能であれば給料が高い都道府県で働く

給料水準が高い都道府県で就職するのも一つの方法です。前述の通り、初任給は都市部ほど高い傾向があるため、都市部で就職することが高収入への近道となります。

通勤が難しい場合は、転居が必要となるため気軽に決断できるものではないかもしれません。それでも高収入を実現したいのであれば、家庭の事情などを考慮して問題なければ、都市部に引っ越して仕事をすることもおすすめです。

4-3.実力主義の傾向がある仕事に就く

学歴が重視される業界では、努力を重ねても正当な評価を得にくいのが実際のところです。しかし、成果が確実に評価につながる実力主義の仕事なら、学歴に関わらず自分の頑張りがそのまま給料に反映され、高収入も現実的になります。

昇給・昇格の機会が多く設けられている企業であれば、よりスピーディーに高収入が狙えるでしょう。

4-4.目先の給料ではなく将来性を考えて仕事を選ぶ

高卒者の仕事選びにおいては、数年後の将来を見据えた視点が重要です。目先の初任給のみを重視して仕事選びをすることにはリスクもあります。

勤続により給料が上がる仕事や将来性がある業界など、直近の収入のことだけでなく、未来を見据えて仕事選びをしましょう。

4-5.スキルや経験を積んで同業種へ転職する

高卒で就職後、数年間スキルや経験を積んだのちに高収入の同業種へ転職する道筋もあります。高卒時点で入社が難しい企業でも、数年の実務経験があれば転職できる可能性が高まります。

実務経験が評価されれば即戦力として迎えてもらえるので、給料も比較的好条件でスタートできるケースもあるでしょう。

5.高卒の初任給に関する質問まとめ

高卒の初任給に関してよくある質問とその回答をまとめました。高卒で就職するにあたって給料に関して不安や疑問がある人は、以下の内容を参考にしてください。

5-1.高卒の初任給で一人暮らしはできる?

高卒の初任給でも一人暮らしはできます。ただし、余裕のある暮らしができるかというと難しいのが現実です。家賃や光熱費など、必ず請求される生活費だけでもかなりの出費となり、現金があまり残らなくなる状況もあり得ます。車がないと生活できない地域では、車の維持費も捻出しなければなりません。

そのため、高卒の給料で一人暮らしをしていくためには、小さな節約を日々積み重ねることが大切です。自炊したり、スマートフォンを格安SIMに変えたりといった工夫をしてみましょう。

5-2.働き始めてから初任給や給料に不満が出たら?

望んで入社したとしても、働き始めてみると初任給や毎月の給料額に不満が出てくることがあるかもしれません。その場合は、満足できない理由を俯瞰して分析する必要があります。希望する給与額がいくらなのか、不満の理由は何なのかといった点が見極められなければ根本的な解決策が立てられず、不満の解消には至りません。

また、不満が解消されないまま衝動的に退職してしまうと、次の仕事探しが難航したり、辞めたことを後悔したりする可能性もあります。冷静に現状を分析し解決策を検討することが大切です。

5-3.初任給の支払日はどの会社も同じ日ですか?

初任給の支払日は、企業によって異なります。多いのは毎月5日、10日、15日、20日、25日、末日といった数字の切りが良いタイミングです。

初任給の支払日が気になる場合は、面接の質問の際に確認してみましょう。

6.まとめ

この記事では、高卒者の初任給についてお伝えしました。

お伝えしたとおり、高卒者の初任給は大卒者や高専・短大卒者と比べて低い傾向があります。しかしながら、高卒者の初任給の平均額は年々増加しています。業界や職種など、選ぶ仕事によっても初任給は大きく変わってくるので、この記事でお伝えしたデータを参考に、満足できる初任給がもらえる仕事を探してみましょう。

なお、初任給だけで仕事を選ぶのは危険です。仕事内容、勤務地、勤務時間、福利厚生など、仕事に対して求める希望条件について、収入面以外もしっかりと洗い出し、自分に合う仕事を探して応募してみましょう。

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