信頼できる派遣会社の選び方とは?選ぶポイントや状況別の見極め方と働くまでの流れ
※この記事は6分で読めます。
「派遣会社ってどうやって選ぶ?」
「派遣会社に登録してから働くまでの流れが知りたい」
など、派遣会社の選び方や登録後の流れに関して疑問を持っている方もいるでしょう。
派遣会社には、扱う求人の種類や数が異なるなど会社ごとに特徴があり、自分の状況に合うタイプを見極めることが大切です。
今回は、派遣会社選びのポイントや状況別の見極め方、働くまでの流れなどについて解説します。この記事を読めば、派遣会社を選ぶ際のポイントがよくわかり、後悔しにくい派遣会社や派遣先企業選びができるようになります。
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1.登録する派遣会社を選ぶときの5つのポイント
派遣会社選びは良い仕事に出会うために重要です。登録する派遣会社を選ぶ際は、以下のポイントを意識しましょう。
- 派遣会社の種類から選ぶ
- 取り扱っている求人数から選ぶ
- 対応できるエリアから選ぶ
- 福利厚生や制度から選ぶ
- 担当者のサポート体制から選ぶ
それぞれのポイントについてお伝えします。
1-1.派遣会社の種類から選ぶ
派遣会社には、総合型と特化型の2種類があります。
総合型の派遣会社は、多岐にわたる業界・職種の仕事を取り扱っています。
対する特化型は、特定の業界や職種に限定し、専門性を売りにしている派遣会社です。特化型のなかには、主婦や介護・育児をしている方向けに、時短で働けたり福利厚生が充実していたりする仕事を多く扱う派遣会社もあります。
やりたい仕事や働き方が明確な場合は、目的に合った仕事を扱う特化型の派遣会社への登録がおすすめです。
1-2.取り扱っている求人数から選ぶ
取り扱っている求人数も派遣会社選びの目安となります。
求人数が多いほど仕事の選択肢が増え、自分の希望条件に合った仕事に出会える確率もアップします。
1-3.対応できるエリアから選ぶ
派遣会社によって、対応エリアは異なります。大手であれば各地に支店があるため全国対応可能な場合が多いですが、小規模な派遣会社は仕事探しのエリアが限定されます。
ただ、必ずしもエリアが広ければ良いというわけではなく、あくまでも自分の希望するエリアを取り扱っているかが重要です。地域密着型の派遣会社なら地元の優良企業を紹介してもらえる可能性もあるため、希望にあわせて選択しましょう。
1-4.福利厚生や制度から選ぶ
派遣会社によって、受けられる福利厚生や用意されている制度は異なります。
そのため、社会保険の加入時期、有給休暇が付与されるタイミングや日数、サービスや施設利用の割引制度など、派遣社員の視点に立った福利厚生や制度が設けられているかは、派遣会社選びにおいて重要なポイントです。
働くモチベーションにもつながるので、福利厚生や制度について必ず確認しておきましょう。
1-5.担当者のサポート体制から選ぶ
派遣社員として働く間は、こちらの立場を理解してくれる一番身近な相談相手が派遣会社の担当者となります。
そのため、担当者がどのぐらいの頻度で就業先へ顔を出してくれるか、メールや電話がつながりやすいか、自分のために時間を割いてくれるかという点は、安心して働くためにも重要な要素です。
また、相談のしやすさを感じるポイントは人によって異なるため、仕事への価値観や担当者との相性なども確認しておくと良いでしょう。
手厚いサポートがあれば、派遣社員として気持ちよく働けるようになるので、少しでも気がかりなポイントは、あらかじめ登録時や面談時に質問しておきましょう。
2.【状況別】自分に合う派遣会社の見極めかた
自分に合った派遣会社の見極め方を状況別に紹介します。自分に該当する項目に関してよく確認しておきましょう。
2-1.やりたい仕事が決まっている方
すでにやりたい仕事が明確にある場合は、希望の業界・職種の求人を専門にする特化型の派遣会社を選択するのがベストです。
万が一、当てはまる派遣会社がない場合でも諦めず、多くの求人を抱えている総合型の派遣会社で希望の仕事があるかを確認してみましょう。
2-2.やりたい仕事がまだ決まっていない方
まだやりたい仕事が見つかっていない方は、興味のある業種を扱う派遣会社に相談してみたり、エージェントとの転職相談を利用してみたりすると良いでしょう。
派遣会社によって就労までのサポート体制の手厚さは異なります。やりたいことが決まっていない方は特に、手厚いサポートが得られる派遣会社を選ぶのがポイントです。
2-3.大手企業で働いてみたい方
派遣社員として大手企業で働く経験を積みたい場合は、総合型の大手派遣会社を選ぶのが良いでしょう。
大手派遣会社は年月をかけて企業規模を拡大し、さまざまな企業からの信頼も獲得しています。大手企業との取引があるケースも多々あるので、理想の求人に出会えるチャンスが広がります。
2-4.初めて派遣社員として働く方
派遣会社の仕事が初めての場合は、サポート体制が充実している派遣会社を選びましょう。派遣社員としての働き方や必要な心持ちは、直接雇用された企業で正社員として働くものとは大きく異なります。
働き始めたばかりの頃は、何かと不安や戸惑いも出てくるはずなので、しっかりフォローしてくれる派遣会社が適しています。派遣会社の雰囲気を知るためにも、まずは電話やメールでコンタクトを取ってみましょう。
2-5.今後引越しする可能性がある方
近い将来引越しする可能性がある場合は、全国展開の派遣会社を選ぶことをおすすめします。
引越し後に新しい派遣会社を選び登録するのは手間ですが、引越し先に派遣会社の支社があれば、社内で情報を引き継ぎ、引越し先でも変わらず仕事の紹介を受けられるようになります。
2-6.ブランクがある方
育児や介護などの理由で長期間のブランクがあり、派遣社員として復帰を考えている方もいるでしょう。
基本的に、ブランクがあることを理由に派遣登録を断られることはありません。
ブランクから復帰する場合は、希望する雇用条件に合った求人数が多い派遣会社を選ぶことが大切です。
また、ブランクのある方特有の悩みや不安に対して、フォローが得られるかどうかも判断基準に含めると良いでしょう。
3.迷ったときは複数の派遣会社の担当者と面談すべき
理想的な求人を見つけるためには、いかに優秀で相性の良い派遣会社の担当者と出会えるかも重要です。
複数の派遣会社へ登録することは、何ら問題がありません。もし派遣会社の選び方に迷ったら、気になる派遣会社に積極的に応募し、数名の担当者と実際に面談してみるのがおすすめです。
複数の派遣会社へ登録するメリットやデメリットについては以下の記事でもご紹介していますので、ぜひ併せてご覧ください。
4.派遣会社に登録してから働くまでの流れ
派遣会社に登録して働くまでには、以下のようなプロセスがあります。
- 派遣会社に登録する
- 派遣会社の担当者と面談をする
- 派遣会社に仕事を紹介してもらう
- 勤務開始日がきたら就業を開始する
細かな対応は派遣会社によって異なりますが、大枠の流れを解説します。
4-1.派遣会社に登録する
派遣会社への登録は1社にこだわらず、2〜3社に登録してみましょう。基本的には、登録時から就業先が決まり契約期間が満了するまで費用はかかりません。
登録方法は、派遣会社のオフィスに直接出向く方法と、自宅でオンライン登録をする方法の2種類があります。持ち物は予約時に確認するのがベストですが、履歴書や職務経歴書、身分証明書などの提示を求められることが多いです。
4-2.派遣会社の担当者と面談をする
登録に必要なプロフィールの記入やスキルチェックなどを済ませたら、派遣会社の担当者(コーディネーター)との面談をおこないます。
経歴や職歴の確認、今後のキャリアイメージの相談などをおこないながら、こちらの希望条件を伝えます。
4-3.派遣会社に仕事を紹介してもらう
条件に合う仕事の求人があれば、担当者からメールや電話で連絡をもらいます。タイミングが良ければ、前述の面談の場面で紹介されるケースもあります。
ただし、時給が高すぎたり、勤務内容を限定したりと、希望する条件があまりにも厳しすぎると、なかなか紹介につながらない可能性もあります。その場合は担当者にアドバイスをもらいながら、条件の見直しをおこないましょう。
4-4.勤務開始日がきたら就業を開始する
入社が決まったら、勤務開始に向けて準備を進めましょう。あらためて髪や爪などの身だしなみを整え、服や靴、バッグなど必要なものがあれば用意をします。
勤務開始の初日は、朝礼などで一言挨拶を求められることもあるので、1〜2分程度で話せる内容を事前に考えておきましょう。
5.派遣会社の選び方に関するQ&A
派遣会社の選び方について、よくある質問と回答を3つご紹介します。ぜひ参考にしてください。
5-1.迷ったら派遣会社に登録だけしておいても良い?
実際に派遣会社に登録している方たちの状況は、他社で就業中の方もいれば、今すぐ働く予定はないものの求人情報だけ見ている方もいるなどさまざまです。
登録したら必ずすぐに働かなければならないルールはないので、気になる派遣会社にはまずは登録しておきましょう。事前に登録しておけば、気になる求人が出てきたときにスピーディーに応募から就業開始まで進められます。
5-2.派遣会社に相談したら、そこで仕事を決めないといけない?
派遣会社に転職相談をしたからといって、その派遣会社で仕事を決めなければならないというルールはありません。
複数の派遣会社に相談をして、自分に合うところを見つける方も多くいます。まずは気軽に相談から始めてみると良いでしょう。
5-3.派遣会社を選んだらすぐに仕事を紹介してもらえる?
派遣会社を選んだあと、すぐに仕事を紹介してもらえるかは、希望条件に合致する求人がその時点であるかによります。
前提として、派遣社員として働くには、まず派遣会社で面談を受け、登録を完了しておく必要があります。
面談内容をもとに担当者が求人を探し、希望に合う仕事が見つかれば、すぐに紹介を受けることが可能です。
5-4.派遣会社と同じように就業先も自分で選べる?
派遣会社を選ぶのと同じように、就業先も自分の意思で選べます。ただ、基本的には派遣会社の担当者から紹介を受けた求人から選別することになります。
自分に合わないと感じる求人は、遠慮なく断ってしまって問題ありませんが、一度選考に進むと断ることは難しくなるため、担当者の意見を聞いて相談しつつ、慎重に検討しましょう。
5-5.派遣会社の担当者を変えてもらうことはできる?
基本的に、派遣会社の担当者は気軽に変えてもらうものではありません。
しかし、客観的に見ても正当だと判断できる理由があれば、対応してもらえることもあります。例としては「困りごとや悩みを相談しても親身に対応してくれない」、「アクションが遅い」などの理由が挙げられます。
派遣の仕事を探したり就業したりするのに不都合が生じている場合は、理由をしっかり整理したうえで、派遣会社の窓口へ相談してみましょう。
6.まとめ
派遣会社にはさまざまな特色があり、理想的な派遣の仕事と出会うためには自分の状況に合った派遣会社を選ぶことが大切です。
今回ご紹介した派遣会社の選び方をもとに、派遣社員と派遣先企業の橋渡し役をしっかりと務めてくれる派遣会社選びをおこないましょう。はじめから1社に絞るのではなく、2〜3社の面談や登録を受けることもおすすめです。
弊社JOBPALでは、派遣社員だけでなく、さまざまな雇用形態の仕事を紹介しています。仕事選びのサポートもさせていただきますので、ぜひ一度求人情報をご覧ください。少しでも気になる求人があれば、お問い合わせいただければと思います。
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