派遣の職場見学とは?当日の内容や注意点を紹介
※この記事は4分30秒で読めます。
「派遣の職場見学って何?」
「働く前に職場見学を実施する理由は?」
など、派遣の職場見学について疑問を持っている方もいるでしょう。
派遣の職場見学は、派遣先企業の担当者と顔合わせをし、実際に働く際のミスマッチを防ぐためにするものです。
今回は、派遣の職場見学の概要、当日の内容などを解説します。この記事を最後まで読めば、派遣の職場見学について理解が深まり、働き始めたときに「思っていたのと違う…」という認識の違いを防いで働けるようになります。
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1.派遣の職場見学とは?
まずは、派遣の職場見学の概要についてご紹介します。
1-1.就業前に勤務地や職場の雰囲気を確認できる
就業前に感じている疑問や不安を解消するために、派遣の職場見学はおこなわれています。場合によっては「面談」と呼ばれることもあります。
就業前の見学で、実際に働く職場の雰囲気を知れるのは、派遣社員にとって大きな安心につながるものです。
1-2.面接との違いは?
「派遣の職場見学って面接と同じ」と思う方もいるでしょう。
しかし、職場見学と面接は別物です。 派遣先企業は、派遣社員に対して面接をおこなってはいけません。(紹介予定派遣は除く)。
そのため、職場見学では一般的な面接に必要な履歴書の提出、適性検査などはありません。志望動機を聞かれることもないので、事前に考えておく必要もないです。
職場見学は、実際に職場を見て疑問に思ったことを質問するなど、業務におけるさまざまな確認をする場となります。
派遣の面接については、以下の記事でも詳しく説明しているので参考にしてください。
1-3.職場見学は必須ではない
派遣先企業によっては、派遣の職場見学がない場合もあります。また、派遣社員が職場見学を望まない場合もおこなわれません。
基本的に職場見学を断ったからといって、不採用になることはありません。
しかし、働き出してからの「思っていたのと違った...」とならないためにも、できるだけ職場見学には行くようにしましょう。
2.派遣の職場見学をおこなう理由
そもそも、なぜ派遣の職場見学はおこなわれるのでしょうか。
それは、派遣社員側、派遣先企業側双方のミスマッチを事前に防ぐためです。
派遣社員側からすれば、どのような環境・職場で働けるのかなど、派遣先企業に対しての疑問や不安を解消できる場となります。事前に職場の雰囲気を知っておくだけで、就業後の不安は大きく軽減できるでしょう。
また、派遣先企業側は働き始める前に、派遣会社から派遣社員の情報を聞きますが、履歴書や職務経歴書だけではどうしても人柄は伝わりづらいです。
その点、職場見学を実施すれば派遣社員と実際に顔を合わせることができ、人柄や雰囲気を知ることができます。
このように職場見学は、派遣社員側、派遣先企業側のどちらにとってもメリットがあるものです。
3.派遣の職場見学当日の内容
次に、派遣の職場見学当日の内容について詳しく解説していきます。職場見学は次の流れでおこなわれます。
- 自己紹介
- 業務内容の説明
- 派遣社員から派遣先担当者に質問
- 派遣先担当者から派遣社員に質問
- 実際に働く職場を見学して終了職場見学終了
それぞれの流れのポイントを説明します。
3-1.自己紹介
最初に、派遣先企業の担当者に挨拶をし、簡単な自己紹介をしましょう。
この場合の自己紹介は、面接時のように意欲や志望動機を伝えるものではなく、自分の職歴やスキルなどの話がメインとなります。
3-2.業務内容の説明
派遣先企業の担当者から業務内容の説明があります。
実際にどのような業務に就いてほしいか、また働き方や一日の仕事の流れなどの説明があります。
大事だと思うことは、しっかりとメモをしておきましょう。
3-3.派遣社員から派遣先担当者に質問
業務内容の説明が終わったら、説明に対しての疑問点を質問しましょう。
就業後に「聞いていた話と違う」などといったトラブルにならないよう、わからなかったこと、気になっていることは、理解できるまで質問しておきましょう。
3-4.派遣先担当者から派遣社員に質問
企業の担当者からこれまでの経験や資格などを質問される場合があります。答えられる範囲で回答しましょう。
面接ではないため、仕事に関係のないプライベートに関する質問などは答えなくても構いません。
3-5.実際に働く職場を見学して終了
質疑応答が終わったら、実際に働くことになる職場を見せてもらいます。働いているスタッフはどんな人が多いか、また職場の雰囲気などを確認しておきましょう。
実際に、職場を見学し気になることがあれば、追加で質問することをおすすめします。
見学が終わったら、最後に「ありがとうございました」とお礼を伝えます。これで職場見学終了です。
4.派遣の職場見学時によくある質問内容
ここでは、派遣の職場見学時によくある質問をご紹介します。
4-1.派遣社員から派遣先担当者への質問
就業前に派遣先の担当者に対して質問ができる絶好の機会です。
不安点や疑問点があれば、質問して不安を解消しておきましょう。質問の例は下記のとおりです。
- 同じ業務を担当する派遣社員はいるのか
- 何人ぐらいで業務にあたるのか
- 研修や業務の習得にどのくらいの時間がかかるのか
- 仕事について質問できる人はいるのか
- 実際に働き始める前にやっておいたほうがいいことはあるか
など、実際に働き始める際にわからないと困るようなことを質問するとよいでしょう。
ただし、待遇面に関する質問やネガティブに捉えられてしまうような質問は避けてください。
待遇に関することは、派遣会社から受けることになるので、派遣先の担当者ではなく、派遣会社の方に質問するようにしましょう。
4-2.派遣先担当者から派遣社員への質問
派遣先担当者から聞かれる質問は下記のようなものです。
- 同じような仕事を経験したことがあるか
- 業務で使用するソフトやツールを使ったことがあるか
- 持っている資格やスキルはあるか
など、これまでの業務経験に関する質問が挙げられます。
できないことは正直に「できない」と伝えて問題ありませんので、誠意を持って答えるようにしましょう。
また、派遣先企業は派遣社員が特定されるような質問はしてはいけない決まりになっています。どのような質問には答えなくていいのか、もし聞かれた場合どのような対応をすれば良いのかは、派遣会社の担当者に事前に確認しておきましょう。
5.派遣の職場見学時の注意点
派遣の職場見学当日の服装や持ち物など、職場見学時の注意点についてご紹介します。
5-1.指定された服装もしくはスーツやオフィスカジュアルで
服装は、第一印象を決める要素の一つです。
指定された服装があれば、その指示に従いましょう。特に指示がない場合は、スーツかオフィスカジュアルを見学に行きましょう。
5-2.忘れ物がないように持ち物は確認する
職場見学当日に持参するものは、事前に確認しておきましょう。
必要な持ち物は、派遣先企業によって異なります。当日直前になって慌てることがないよう、前日までに確認し、すべて揃えておくようにしましょう。
6.派遣の職場見学後に辞退してもいい?
実際に見学をしてみたものの、「職場の雰囲気が自分には合わなそう」と思う場合もあるでしょう。
実際に契約前であれば、辞退しても構いません。辞退する理由は曖昧にせず、しっかりと派遣会社の担当者に伝えましょう。
ただし、契約手続きを進めて就労直前で辞退したり、何社も職場見学して辞退するのは控えるべきです。
派遣会社は、あなたに合っているであろう仕事を勧めているので、辞退ばかりしていると「働く気がないのでは?」と思われてしまいます。
辞退する理由が派遣先企業に伝わることはありませんので、断る際は思ったことを正直に派遣会社に伝えるようにしましょう。断る際に再度しっかりと希望条件を伝え直すことで、今の状況のあなたに合う仕事を選び直してくれます。
7.まとめ
この記事では、派遣の職場見学についてご紹介しました。
派遣の職場見学は、就業前に勤務地や職場の雰囲気を確認できるいい機会です。
気になることは派遣先の担当者に質問できるので、疑問に思っていることはすべて職場見学の際に解消しましょう。
働きやすい環境の職場と出会うためにも、職場見学を通して自分が働いているイメージを持つことを意識してください。また、事前の準備を怠らず、万全の状態で職場見学に臨むようにしましょう。
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