工場勤務の噂とホント
更新日:2023年04月25日

工場勤務の休みはどれくらい?年間の休日日数や勤務形態について解説

工場勤務の休みはどれくらい?年間の休日日数や勤務形態について解説

※この記事は4分30秒で読めます。

「工場勤務の休みって少ないの?」
「工場勤務でも有給休暇が取得できるか知りたい」
など、工場勤務の休みについて気になる方も多いでしょう。

工場勤務の休日日数は勤務形態によって違いますが、土日祝日休みや4勤2休であれば、年間120日前後の休日があります。

今回は、勤務形態別の休日日数やメリット、有給休暇について解説します。この記事を読めば工場勤務の休みのことがよくわかり、自分に合った働き方をすることができます。

1.工場の休みはどれくらいある?

工場は休みが少ない、休みが取りづらいなどというイメージをお持ちの方もいるかと思いますが、実際は工場の種類や勤務形態によって異なります

また休み方も、土日休み、シフト制、4勤2休などさまざまです。ライフスタイル、また家族やパートナーとの関わり方なども考慮しつつ、以下の解説を参考に自分にとって理想の休日の取り方を考えてみましょう。

2.一般的な土日休みの工場

メーカーの工場勤務の場合、基本的に土日休みであることが多くなっています。しかしなかには、祝日は休みにならない、繁忙期や生産スケジュールによって休日出勤をしなければならないケースもあります。

2-1.年間の休み日数

土日休みの工場の場合、年間休日は105日前後です。祝日が休みの場合は120日となります。大手メーカーの場合、年末年始やゴールデンウィーク、お盆休みなどの長期休暇を合わせると、年間で130日を超えることもあります。

2-2.土日休みのメリット

固定休のため予定が立てやすい、家族や友人と時間を合わせやすくなるというメリットがあります。生活リズムが崩れにくく連休が取りやすいことも土日休みのメリットでしょう。

また、パートで働いている女性の場合、家族との休みを合わせやすいことから育児や家庭と両立させやすく、家族の行事にも参加しやすくなります。

以下の記事では、女性でも期間工として活躍できるのかを解説しています。

2-3.土日休みの注意点

土日休みは休みの日がいつなのか明確にわかる一方、出勤日を増やして稼ぎたいと考えている人にとっては物足りなさを感じる可能性があります。

また、多くの企業は土日休みであることが多いため、商業施設が混んでいる、病院や銀行などの公共施設が休みで利用できないなどが考えられます。

3.シフト制の工場の休み

シフト制とは、休日を固定化しない働き方のことをいいます。工場によっては生産ラインを長時間稼働させるために、二交代制や三交代制を取り入れている工場もあります。

3-1.年間の休み日数

シフト制は休日が決まっていないため、年間休日は土日休みの日数を下回る場合が多くなっています。ゴールデンウィークなどの長期休暇も仕事となる場合が多いでしょう。

3-2.シフト制のメリット

シフト制の大きなメリットは、自分で働く時間を選べることから仕事とプライベートの両立が可能な点です。平日に予定がある場合でも有給を使わず休むことができ、平日しか開いていない公共施設にも行くことができます。

3-3.シフト制の注意点

土日休みのように休みが固定化されず労働時間が一定ではないため、生活リズムが乱れやすくなります。夜勤を含むシフト制の場合、人によっては慣れるまでに時間がかかり、疲れがなかなか取れない原因にもなります。その状況が続くと仕事にも悪影響が出てくるでしょう。

そうした事態を避けるためにも、調子が悪いときは早めに対応する、休日はしっかり休むなどの自己管理が大切になります。

4.4勤2休の工場の休み

4勤2休は、その名のとおり4日働いて2日休む働き方です。4日間日勤、2日間休み、4日間夜勤、2日間休みを繰り返します。6日間を一週間とするため、休日の曜日は固定されません。

4-1.年間の休み日数

6日のうち2日間が休みとなるため、月の3分の1が休みとなります。工場によっては長期休暇を取れることもあり、年間休日は120日前後と多い傾向にあります。

4-2.4勤2休のメリット

4勤2休は土日休みとは限りませんが、4日働けば2日休めるため予定を立てやすくなります。商業施設や観光地が比較的空いている、旅行に行く際に休日よりも安く手配できるなど、平日休みならではのメリットも得られます。

4-3.4勤2休の注意点

日勤と夜勤を繰り返すため、生活リズムが崩れやすくなります。昼夜逆転の生活は慣れないと体に悪影響を及ぼすため注意が必要です。特に夜勤後は日中に睡眠を取るため、生活音が気になって眠れなかったり、体質的に合わず睡眠不足になったりする人も少なくありません。

また、土日休みの企業に勤める家族や友人との予定が立てにくいという注意点もあります。

5.工場勤務でも有給休暇は取れる?

工場勤務でも有給休暇は問題なく取得できます。アルバイトやパートなど、雇用形態が違っていても同様です。

しかし、有給休暇は入社してすぐには取得できず、また誰でも取得できるわけではありません。以下の条件を満たす従業員に付与されるものです。

1.働き始めて6ヵ月以上経つ

有給休暇を取得する条件として、まず入社して半年以上経過している必要があります。これはアルバイトやパートも同様です。

2.8割以上出勤している

入社して半年以上の経過に加え、全労働日の8割以上出勤していると、初年度に年間10日間の有給休暇が付与されます。アルバイトやパートの場合は週30時間以上、週5日以上、年間217日以上のいずれかに該当していれば、初年度に年間10日間の有給休暇が付与されます。

有休は、継続勤務年数によって以下のように付与日数が増えていきます。

勤続勤務年数(年) 0.5 1.5 2.5 3.5 4.5 5.5 6.5以上
付与日数(日) 10 11 12 14 16 18 20

これは労働基準法で定められており、繰り越せる日数の上限は最大20日間、時効は有給休暇が発生した日から2年間です。

アルバイトやパートで週30時間未満の勤務、週4日以下の勤務、年間48日~216日の勤務の場合、初年度は週一出勤で年間一日、週2出勤で年間3日、週3出勤で年間5日、週4出勤で7日間の有給休暇を取得できます。

継続勤務年数にともなう付与日数については、以下のとおりとなります。

週所定労働日数 1年間の週所定労働時間※ 継続勤務年数(年)
0.5 1.5 2.5 3.5 4.5 5.5 6.5以上
付与日数(日) 4日 169日~216日 7 8 9 10 12 13 15
3日 121日~168日 5 6 6 8 9 10 11
2日 73日~120日 3 4 4 5 6 6 7
1日 48日~72日 1 2 2 2 3 3 3

※週以外の期間によって労働日数が定められている場合

6.まとめ

「平日は働いて土日に休みたい」「土日より平日に休みたい」など、自分の希望する働き方、休み方を実現しやすいのが工場勤務です。それぞれの休日形態にはメリットや注意点があるため、工場勤務を考えている場合は、希望する職場の働き方、休み方が自分に合っているのかをしっかりと確認するようにしましょう。

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