職種
更新日:2026年05月20日

コールセンターの仕事内容とは?やりがいや働くメリット、きついと言われる理由を紹介

コールセンターの仕事内容とは?やりがいや働くメリット、きついと言われる理由を紹介

この記事で分かること

  • コールセンターとは、顧客に対して、電話を用いたサポート業務をおこなう部署のこと
  • コールセンターの業務は、大きく分けてアウトバウンドとインバウンドの2種類がある
  • 仕事がきついと言われる理由は、クレーム対応の機会がある点やマニュアルなど覚えることが多い点にある
  • コールセンターは充実した研修やマニュアルがあるため未経験から始めやすく、メリットが豊富な職場
  • 良好な関係を構築できるコミュニケーション能力や、基礎的なパソコンスキルが必要

※この記事は6分30秒で読めます。

「コールセンターの具体的な仕事内容を知りたい」
「コールセンターの仕事はきついって聞くけど、実際どうなの?」

など、コールセンターの仕事に関して疑問を持っている人もいるでしょう。

コールセンターの仕事は受信(インバウンド)と発信(アウトバウンド)に分かれており、顧客からの問い合わせ対応や商品・サービスの提案など、多岐にわたる業務を担います。

今回は、コールセンターの仕事内容、給与の目安、きついと言われる理由とやりがい、必要なスキル、向いている人の特徴などを解説します。この記事を読めば、コールセンターの仕事の全体像がつかめ、自分に合っているかどうかを判断できるようになります。

1.コールセンターとは?

コールセンターとは、商品やサービスを利用する顧客に対して、電話を用いたサポート業務をおこなう部署を指します

小さな会社では総務部などが兼任することもありますが、規模が大きくなると専用のオフィスが設置されていることがほとんどです。インターネット環境と専用のシステムが導入された部屋で、複数のオペレーターが電話対応をおこなっています。

最近では電話だけでなく、メールやチャットなど多様なネットワークを使った対応も増えており、「コンタクトセンター」と呼ばれることもあります。名前は異なっても、顧客のお悩みや疑問を解決するという根本的な役割は変わりません。

コールセンター未経験の人でも安心してお仕事を始められる体制や、マニュアルが整っている職場が多いのもポイントです。

2.コールセンターの仕事内容

コールセンターでは、顧客1人に対してオペレーター1人が対応します。電話を用いるのが一般的ですが、最近はメールやチャットなど別の手段を用いるケースもあります。

コールセンターの業務は、大きく分けてアウトバウンドとインバウンドの2種類があるため、それぞれに見ていきましょう。

2-1.アウトバウンド

アウトバウンドとは、コールセンター側から顧客へ電話をかける業務です。仕事内容は以下の2種類です。

2-1-1.テレフォンアポインター

テレフォンアポインター(通称:テレアポ)の主な仕事内容は、顧客へ電話をかけて自社の商品やサービスを紹介し、購入や契約につなげることです

また、営業担当者が訪問して商談をおこなうためのアポイントを取得する役割も担います。企業によっては、リストをもとに新規顧客へ電話をかけ、ニーズのヒアリングやサービスの提案を効率的におこなうこともあります。

    【テレフォンアポインターがよく扱う業務の例】

  • 通信回線(インターネット・携帯電話プランなど)の案内
  • 保険商品(生命保険・損害保険など)の案内
  • 不用品買取(家電・ブランド品・貴金属など)の案内
  • 美容関連商品・健康食品の定期購入の案内
  • 市場調査やアンケートを通じた顧客ニーズの調査

扱う商材は多岐にわたるため、電話をかける前に商品知識やリストの内容を正確に確認しておくことが大切です。

2-1-2.テレマーケティング

テレマーケティング(通称:テレマ)は、すでに自社の商品・サービスを利用している、あるいは過去に利用したことがある顧客に対して電話をかけ、利用状況の確認や新しいプランの提案をおこなう仕事です

すでに自社との接点がある顧客へ電話するため、テレアポに比べて話を聞いてもらいやすい傾向にあります。顧客の声を直接収集して市場調査に活用することもあり、企業の方針に沿った販売促進や商品の改善につなげる重要な業務です。

【テレマーケティングがよく扱う業務の例】

  • 健康食品や化粧品のお得なキャンペーン・新商品の案内
  • 契約更新や料金プラン変更の確認・提案
  • サービス利用後の満足度アンケート調査
  • 定期購入の継続意向の確認や、より上位のサービスを提案する「アップセル」の案内
  • 顧客の要望・困りごとのヒアリングと担当部署への共有

対応の際は顧客との信頼関係を大切にしながら、ニーズを正確に把握し、迅速かつ丁寧な案内を心がけることがポイントです。

2-2.インバウンド

インバウンドとは、顧客からかかってくる電話に対応する業務です。その仕事内容は以下の3つです。

2-2-1.カスタマーサポート

カスタマーサポートは、顧客からのさまざまな問い合わせや質問にお答えする仕事です。企業の窓口として、顧客が抱える疑問や不安を解消し、安心してサービスを利用していただくための役割を担います。

問い合わせのなかには厳しい意見(クレーム)もあり、顧客の反応をダイレクトに受ける立場です。そのため、顧客の状況を正確に把握し、きちんと素早く対応する能力が求められます。

【カスタマーサポートがよく扱う業務の例】

  • 商品の使い方や仕様に関する質問への回答
  • サービスの契約内容の確認や変更手続きの受付
  • 返品・交換・返金対応の受付と手続き案内
  • 商品やサービスに対するクレーム対応・改善要望のヒアリング
  • 専門性が高い内容について担当部署への取り次ぎ

寄せられた顧客の声は、商品やサービスの品質向上に活かされる貴重な資料となります。課題の発生を早期に察知し、関連部署と連携して対策につなげることも、カスタマーサポートの大切な役割です。

2-2-2.テクニカルサポート

テクニカルサポートは、パソコンやスマートフォン、家電製品などの専門的な技術や操作に関する問い合わせに対応する仕事です。企業によっては「ヘルプデスク」と呼ばれることもあります。

状況が直接見えない中で、顧客から必要な情報をヒアリングによって正確に引き出し、迅速に問題を解決へ導くことが求められます。

専門知識が必要になりますが、事前研修やマニュアルがしっかり用意されていることがほとんどです。初めての人でも安心して業務を開始できる体制が整っています。

【テクニカルサポートがよく扱う業務の例】

  • 「インターネットにつながらない」などの通信トラブルへの対応
  • 「初期設定の方法がわからない」といった操作案内
  • 「画面がフリーズした」「電源が入らない」などの機器トラブルの解決
  • ソフトウェアのアップデートやエラーに関する問い合わせ対応
  • 対応履歴のシステム登録と、必要に応じた担当部署へのエスカレーション

技術的な課題は一刻を争うケースも多いため、顧客の状況を的確に確認し、簡単な操作案内から段階的に原因を切り分けていく論理的な対応力がポイントです。

解決に導けた際には「ありがとう」と感謝の言葉をいただく場面も多く、やりがいを実感しやすい職種といえるでしょう。

2-2-3.テレフォンオペレーター

テレフォンオペレーター(通称:テレオペ)は、顧客からの注文受付や予約手配など、手続き全般を担う仕事です

コールセンターの規模によっては、カスタマーサポートやテクニカルサポートの役割を包括し、テレフォンオペレーターが幅広い業務を担当する場面もあるでしょう。

顧客と直接やり取りする窓口になるため、企業の顔として顧客の要望や温度感をダイレクトに受け取る立場になります。マニュアルに沿って情報を正確に聞き取り、システムへ迅速かつ丁寧に入力する能力が求められます。

【テレフォンオペレーターがよく扱う業務の例】

  • テレビショッピングやカタログ通販での注文受付・確認
  • コンサート・イベントなどのチケット予約手配
  • ホテルやレストランの予約受付・変更・キャンセル対応
  • 商品の在庫確認や配送状況の問い合わせへの回答
  • 受付内容のシステム登録と、必要に応じた担当部署への取り次ぎ

手順に沿って対応する場面が多く、初めてコールセンターで働く人でも取り組みやすい職種です。

顧客から寄せられた声は、商品やサービスの品質向上に活かされる貴重な資料となります。自社と顧客の双方に貢献できる存在として、やりがいを感じられるでしょう。

3.コールセンターの仕事がきついと言われる理由

コールセンターの仕事は、「きつい」と言われることがしばしばあります。その理由としては、主に以下の5点が挙げられます。

  • クレームを言われることがある
  • マニュアルなど覚えることが多い
  • ノルマ達成が難しいこともある
  • 新入社員研修などが不十分
  • 身につくスキルが少ない傾向がある

それぞれの理由についてお伝えします。

3-1.クレームを言われることがある

コールセンターの仕事がきついといわれる理由は、クレーム対応の機会がある点です。アウトバウンドでは電話をかけてきたことに対して、インバウンドでは商品やサービスの不具合に対して、それぞれ厳しい言葉を受けることがあります。

一度や二度なら気持ちを立て直すことも可能ですが、立て続けにクレームを受けてしまうと、精神的にきついと感じてしまう人もいるでしょう

3-2.マニュアルなど覚えることが多い

コールセンターの仕事内容は、大半がマニュアル化されており、トーク内容に関しても「トークスクリプト」という台本のようなものが用意されています。

マニュアルがあれば、適切な対応を迷わずおこなえる安心感がある一方、それらをすべて覚えなければならない大変さもあります。対応方法だけでなく、取扱商品やサービスの知識も頭に入れておく必要があるため、覚えなくてはならない内容も多いでしょう。

商品やサービスそのものに対して興味を持てなければ、苦痛に感じてしまうかもしれません。

3-3.ノルマ達成が難しいこともある

コールセンターの仕事の中でも、アウトバウンド業務の場合、職場によってはノルマが設定されていることもあります。最初は、ノルマ達成が厳しい、きついと感じることもあるでしょう

また、周りがノルマを達成することで焦りが生まれることもあるようです。

3-4.新入社員研修などが不十分なケースがある

一般的にコールセンターには一定期間の研修がありますが、場合によっては研修期間が短く、サポートが不十分と感じることもあるようです。特に未経験の場合は、丁寧な新人研修がないと不安という人もいるでしょう。

3-5.身につくスキルが少ない傾向がある

仕事に慣れてからは、電話で話す・データを登録するなど、同じ業務を繰り返すことになります。電話応対やデータ登録以外のスキルが身につきにくいことから、スキルアップできないと感じる人もいるようです

ただし、顧客対応力を磨く、パソコンスキルを極めるなど、自分の努力次第で業務と関連する勉強はいくらでもできます。

4.コールセンターの仕事のやりがいや働くメリット

コールセンターは「大変そう」と思われがちですが、実は働くメリットが豊富な職場です。

充実した研修やマニュアルがあるため未経験から始めやすい他、対面ではないため服装や髪型・ネイルが自由な職場が多いです。さらに、シフトの融通が利きやすく、家事と両立したい主婦や自分のペースで働きたい人にもぴったりの環境が整っています。

ここからは、そんなコールセンターの具体的なやりがいや働くメリットを詳しく解説します。

4-1.テレフォンアポインター

テレアポならではのメリットは、成果が直接評価につながりやすい点です。契約やアポイントの獲得数に応じてインセンティブ(歩合給)が支給される職場も多く、頑張ったぶんだけしっかりと収入を増やせます

また、たくさんの人と話をする中で、提案力や営業のスキルが自然と身につくため、将来的に営業職や商談を担当するポジションへステップアップしたい人にも適しています。

目標に向かって取り組むことで成長を実感でき、数字で達成感を味わいたい人におすすめです。

4-2.テレマーケティング

テレマーケティングならではのメリットは、顧客としっかりコミュニケーションを取れる点です。

過去の利用状況を踏まえたうえで案内をおこなうため、顧客のニーズに合わせた提案がしやすく、「よい情報を教えてくれてありがとう」と直接感謝の言葉をいただけることもあります。また、マーケティングに関する基礎的な視点も養えます。

4-3.カスタマーサポート

カスタマーサポートならではのメリットは、顧客の困り事を直接解決できるため、人の役に立っているという実感を強く得られる点です。

不安を抱えて電話をかけてきた顧客が、対応後に「助かりました」「ありがとう」と安心された様子を感じられると、大きなやりがいにつながります

また、正しい言葉遣いやビジネスマナー、丁寧なコミュニケーションの取り方がしっかりと身につきます。

4-4.テクニカルサポート

テクニカルサポートならではのメリットは、専門的な知識やITスキルを働きながら身につけられる点です。製品やサービスに関する深い知識を得られるため、自分自身のパソコンやスマートフォンのトラブル解決にも役立ちます

また、専門性が高く、他のコールセンター業務に比べて時給が高めに設定されていることが多いのもうれしいポイントです。

4-5.テレフォンオペレーター

テレフォンオペレーターならではのメリットは、注文や予約の受付など、顧客の「こうしたい」という目的がある電話に対応するため、スムーズに会話が進みやすい点です。

対応の手順も決まっていることが多く、落ち着いて業務に取り組みやすい環境です。また、新商品の情報や人気のエンタメ情報などをいち早く知れる楽しさもあります。

5.未経験からコールセンターで働くには?

未経験からコールセンターで働く場合、「どのくらいで仕事に慣れるのだろう?」と不安に思う人も多いかもしれません。

一般的には、入社後の研修期間(数日〜数週間程度)で基礎を学び、その後1〜3ヵ月ほど実務を経験することで、仕事の流れやよくある質問にスムーズに対応できるようになる人が多いようです。

もちろん、もともとコールセンター業務の経験がある人であれば、より早く慣れるでしょう。

最初は戸惑うこともあるかもしれませんが、多くの職場でマニュアルや先輩のサポート体制が整っているため、焦らずに自分のペースで慣れていきます

では、未経験からコールセンターで働くためには、どのようなスキルや心構えが必要なのでしょうか。

5-1.コールセンターの仕事に必要なスキル

コールセンターの仕事で活躍するためには、パソコンスキルなども必要ですが、それよりも性格的な適性が重要です。以下の5つについて、自分自身がどの程度持ち合わせているかを見直してみましょう。

  • コミュニケーション能力
  • 傾聴や共感力
  • 基礎的なパソコンスキル
  • 臨機応変な柔軟性と対応力
  • 最低限のビジネスマナー

それぞれのスキルについてお伝えします。

5-1-1.コミュニケーション能力

コールセンターの仕事に欠かせないのは、良好な関係を構築できるだけのコミュニケーションが取れる能力です。

的確かつスピーディーな対応のためには、顧客の置かれている状況や心情に理解を示し、いかに顧客からの信頼を獲得できるかが重要です

それを非対面でコミュニケーションを取るなかでおこなうのが、コールセンターの難しさであり、高いコミュニケーション能力が求められます。

5-1-2.傾聴や共感力

コールセンターの仕事というと話すことばかりに目が行きがちですが、傾聴や共感の姿勢も求められます。相手の話をしっかりと聞き、今どのような状況なのか、何をして欲しいのかを察することが大切です

クレーム応対の場合も、相手の心情に寄り添い共感の姿勢を示すことで、顧客の心を和らげられるでしょう。

5-1-3.基礎的なパソコンスキル

コールセンターの仕事内容によっては、顧客情報などのデータを入力しながら会話をすることもあるため、基礎的なパソコンスキルが必要です。基本的な操作は研修で学べるため、パソコンが苦手な人でも比較的簡単に身につけられます。

特に、キーボードを見ないで文字を打てるタッチタイピングのスキルがあると、スムーズに仕事をこなせるでしょう

5-1-4.臨機応変な柔軟性と対応力

マニュアルがしっかりと整備されているコールセンターの仕事ですが、一方で柔軟な対応が必要となる場面もあります。

特にインバウンドの場合は、いつどのような内容の電話がかかってくるかわかりません。できるだけ早く状況を見極め、顧客の立場に寄り添った臨機応変な対応が求められます

5-1-5.最低限のビジネスマナー

顧客対応を担うコールセンターの仕事では、最低限のビジネスマナーが必須です。企業の顔として電話に出ている意識を常に持ちましょう。

敬語や丁寧語などの言葉遣いや電話対応におけるマナーを守って、企業イメージを損なわないような意識が大切です

以下の記事ではビジネスマナーの基本について解説しています。

5-2.コールセンターの仕事にあるとよい資格

コールセンターの仕事は、基本的に特別な資格がなくても未経験から始められることがほとんどです。充実した研修やトークマニュアルが用意されているため、資格がなくてもスムーズに仕事を進められます

しかし、業務に関連する資格を持っていると、採用で有利になったり、資格手当がついて給与がアップしたりする場合があります。ここでは、コールセンターの仕事にあると役立つ資料としても使える資格をいくつかご紹介します。

5-2-1.コンタクトセンター検定(コン検)

コンタクトセンター検定試験(コン検)は、コールセンター業務に特化した専門的な知識やスキルを証明する資格です。

電話応対の基礎から、顧客満足度を高めるためのコミュニケーションスキル、センターの運営管理まで、幅広い知識を体系的に学べます。

取得することで、コールセンター業務に対する理解の深さをアピールでき、就職や転職の際に有利に働く他、将来的にリーダーや管理者(SV)を目指す際にも役立ちます

  • 参照:一般社団法人 日本コンタクトセンター教育検定協会「コン検 CONKEN」

    https://www.conken.org/

5-2-2.電話応対技能検定(もしもし検定)

電話応対技能検定(もしもし検定)は、ビジネスにおける電話応対の基本から、クレーム対応などの高度なコミュニケーションスキルまでを測る資格です。

正しい日本語の使い方やビジネスマナー、相手に好印象を与える話し方が身についていることを客観的に証明できます。

顧客と直接言葉を交わすコールセンターにおいて、即戦力として活躍できるスキルがあることをアピールできるため、採用担当者への大きなアピールポイントになります

5-2-3.CSスペシャリスト検定

CSスペシャリスト検定は、CS(顧客満足度)の理論と実践技術の習得度を測定する、日本唯一のCS専門の民間資格検定です。

顧客の期待を超えるサービスを提供するための考え方や、クレームを未然に防ぎ、信頼関係を築くための対応方法などを学びます。

この資格を取得することで、単に電話に出るだけでなく、質の高い顧客対応ができる人材として評価されやすく、カスタマーサポートなどの業務において特に重宝されます

  • 参照:一般社団法人CSスペシャリスト検定協会「CSスペシャリスト検定」

    https://www.cs-kentei.jp/

5-2-4.マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)検定

マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)は、WordやExcel、PowerPointといったパソコンソフトを使いこなすスキルを証明する国際資格です。

コールセンターでは、電話応対をしながらパソコンで顧客の情報を検索したり、通話内容をシステムに入力したりする業務が必ず発生します。

MOSを取得していれば、基礎的なパソコン操作に問題がないことの証明となり、タイピングやデータ入力もスムーズにおこなえるため、業務効率の向上に直結します

  • 参照:株式会社オデッセイコミュニケーションズ「マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)」

    https://mos.odyssey-com.co.jp/

5-2-5.ITパスポート

ITパスポート試験は、ITに関する基礎的な知識が身についていることを証明する国家資格(国家試験)です。パソコンやネットワークの仕組み、情報セキュリティなど、現代のビジネスに欠かせないITの総合的な知識が問われます。

特に、パソコンやインターネットのトラブルシューティングをおこなう「テクニカルサポート」の業務において役立ちます。顧客の状況を正確に把握し、適切な案内をするための基礎知識として大いに活用できます

5-2-6.タイピング技能検定

タイピング技能検定 イータイピング・マスターは、キーボードを正確かつスピーディーに打ち込む「タイピング」の能力を客観的に評価する検定です。

コールセンターでは、顧客と会話をしながらリアルタイムで通話内容やお問い合わせの履歴をパソコンに入力するスキルが求められます。タイピングが速く正確であればあるほど、電話対応後の事務作業の時間を短縮できるため、現場で重宝されるスキルの一つです

5-2-7.TOEIC

TOEICは、英語でコミュニケーションを取る能力を測る世界共通のテストです。近年は、海外からの顧客からの問い合わせに対応する多言語コールセンターも増えています。

TOEICのスコアが高ければ、英語での対応が必要な窓口で活躍できるチャンスが広がり、語学スキルを活かして高時給の求人を狙うことも可能です。また、外資系企業のサポートデスクなどでも評価されやすい傾向にあります。

5-2-8.秘書検定

秘書検定は、正しい敬語の使い方や電話応対、来客対応といった社会人として必須のビジネスマナーや一般常識を身につけていることを証明する資格です。

コールセンターの業務においても、顧客に失礼のない言葉遣いや、状況に応じた臨機応変な対応力は重要です。秘書検定で学んだ気配りや丁寧なコミュニケーションスキルは、電話越しに顧客と接する際にも大いに活かせます

5-3.コールセンターの仕事が向いている人

コールセンターの仕事に向いている人には以下のような特徴が見られます。

  • 気持ちの切り替えが上手な人
  • 人と話すことが好きな人
  • 感情的になりにくい人
  • 座り仕事が好きな人
  • 自分なりのストレス解消法がある人

それぞれの特徴についてお伝えします。

5-3-1.気持ちの切り替えが上手な人

気持ちの切り替えが上手な人は、まさにコールセンター向きです。コールセンターに電話をかける顧客の中には、ネガティブな感情をダイレクトに表現する人やクレームを言いたい人もいます。

そのため、嫌な気分を必要以上に引きずらず、気持ちを切り替えてすぐに次の顧客対応ができる人に適しています

5-3-2.人と話すことが好きな人

コールセンターの仕事は、コミュニケーションを取ることなくして成立しないため、人と話すことが好きな人に向いています。ただし、あくまでも顧客とオペレーターという関係性であるため、相手の話に耳を傾ける姿勢を忘れないようにしましょう。

自分の言いたいことだけを話すのではなく、相手の話に真摯に耳を傾け、顧客の抱える問題や真のニーズを正確に把握する姿勢が求められます

5-3-3.感情的になりにくい人

感情的になってクレームの電話をかけてくる人もいますが、ネガティブな言葉をかけられたとしても感情的になってはいけません。

どのような言葉をかけられても、落ち着いて冷静に対応をする必要があります。イライラしてつい反論したくなるかもしれませんが、グッと堪えることが大切です。そのため、普段から感情的になりにくい人に向いています

5-3-4.座り仕事が好きな人

コールセンターの仕事中は基本的にデスクに座って対応するため、長時間のデスクワークが苦にならない人や、座って作業することに抵抗がない人に向いています

体を動かす作業よりも、落ち着いた環境で集中して取り組む業務を求めている人や、体力面に不安があり立ち仕事が難しいと感じている人にもおすすめです。天候に左右されず、常に一定の環境下で働ける点も魅力の一つといえるでしょう。

ただし、長時間同じ姿勢が続くため、休憩時間にストレッチを取り入れるなど、自分なりの体調管理をおこなうことも大切です。

5-3-5.自分なりのストレス解消法がある人

上記の条件をすべて満たす人でも、仕事をしていれば少なからずストレスがたまることもあるかもしれません。そのため、休みの日や休憩時間などに仕事でたまったストレスを解消する方法を自分なりに持っている人であれば、日々新たな気持ちで仕事に取り組めるでしょう

例えば、休憩時間に好きな音楽を聴いたり、アニメを見たりして気分を変えたり、休みの日ならアウトドアやドライブ、映画鑑賞などで気分をスッキリさせたりなどが挙げられます。

疲れて何もしたくないというときは、無理して動かずにゴロゴロしてリラックス状態を作るのも大切です。

5-4.コールセンターの仕事が向いていない人

コールセンターの仕事は未経験からでも始めやすい一方で、業務の特性上、どうしても人によって向き不向きがあります。例えば、

  • 言われたことをずっと気にしてしまう人
  • 人と話すのが苦手な人
  • 長時間のデスクワークが苦手な人
  • ノルマや目標にプレッシャーを感じやすい人

などが挙げられます。

ここでは、どのような人がコールセンターの仕事で負担を感じやすいのか、その特徴について詳しく解説します。

5-4-1.言われたことをずっと気にしてしまう人

相手に言われたことが、ずっと頭から離れず気になってしまうタイプの人は、コールセンターの仕事には向いていないでしょう。

この仕事においては、「嫌なことがあっても一晩寝たら忘れる」くらいの気持ちの切り替えができる人に適しています

顧客と関わる仕事である以上、悲しくなったり落ち込んだりする言葉をかけられることがあるかもしれません。受け取るべき意図は受け取り、受け流す部分は受け流すという割り切りができないと、仕事がつらくなってしまいます。

5-4-2.人と話すのが苦手な人

人と話すのが苦手な人は、根本的にコールセンターの仕事に向いていません。人と話す行為自体がストレスであったり、一人で黙々と作業するのが好きだったりする人は、別の仕事に就いたほうが楽しくやりがいを持って働けるでしょう

何より、自分に合っていない仕事をすること自体がストレスにつながってしまう可能性があります。この場合は無理してコールセンターの仕事をするよりも、いち早く自分に合った仕事を探すことが大切です。

5-4-3.長時間のデスクワークが苦手な人

コールセンターは基本的に、デスクに座ったままパソコンの画面を見ながら電話対応を続ける仕事です。

そのため、体を動かす仕事が好きな人や、長時間のデスクワーク、同じ姿勢での作業が苦手な人は、肩こりや目の疲れなど身体的な負担を感じることがあります。適度にストレッチをするなど、対策や工夫が必要です。

5-4-4.ノルマや目標にプレッシャーを感じやすい人

特にこちらから電話をかける「アウトバウンド業務(テレアポなど)」では、1日に獲得するアポイント数や成約数などの目標が設定されていることがあります。

そのため、目標や数字を常に意識した働き方に強いストレスを感じる人や、ノルマへのプレッシャーに弱い人にとっては、精神的な負担になってしまう場合があります

6.コールセンターのお仕事体験談

コールセンターの仕事は、実際に働く人によって感じ方が大きく異なります。業務内容や職場環境への評価もさまざまで、事前にリアルな声を知っておくことは仕事選びの参考になります。

ここでは、実際にコールセンターで働いた経験のある人の体験談をもとに、ポジティブな意見とネガティブな意見を紹介します。

6-1.ポジティブな体験談

まずは、コールセンターで働く中で「やりがいを感じた」「働きやすいと感じた」といったポジティブな体験談から紹介します。

【テレフォンアポインター:40代女性】

毎日何件も電話をかけてアポを取るテレアポの仕事をしています。「契約が取れなかったらどうしよう」「全然ノルマにとどかない」など、最初はそんな心配が多く、きついと感じることもありました。

でもうちの会社では、インセンティブ報酬といって、ノルマを達成するとその手当がもらえるので、それがやる気につながっています。今ではノルマ達成を目指して前向きに頑張っています。

【テレマーケティング:30代男性】

自社化粧品の営業としてテレマーケティングを担当しています。興味を持ってくれそうな顧客に対し、電話で宣伝するので話をスムーズに進めることができます。

仕事に慣れるまでは先輩のやり方を真似ることしかできませんでしたが、そのうちに自分ならではのやり方が少しずつ見えるようになり、対面でなくても思ったことを言葉にして丁寧に説明できるようになりました。

【カスタマーサポート:30代女性】

オンラインショップのカスタマーサポートとして、コールセンターの仕事をしております。さまざまな顧客の困り事を解決し、喜んでもらえるとこの仕事をしていてよかった!と感じます。

【テクニカルサポート:20代女性】

スマートフォンの使い方がわからない方からの電話を受け、使い方を説明する部署で働いています。

最初のうちは言葉で説明するのが難しいと感じることもありましたが、働いていくうちに説明のコツが少しずつ見え始めました。「あなたのおかげで使えるようになったよ、ありがとう。」と喜んでいただけることが、日々のやりがいにつながっています。

研修で学んだこともしっかりと身につき、今ではスムーズに仕事をこなせるようになりました。

【テレフォンオペレーター:20代男性】

健康器具の輸入代理店でテレフォンオペレーターをしています。忙しい日は一日中電話の応対をしていますが、人と話すのが好きなので、楽しく仕事ができています。

テレフォンオペレーターの仕事を通じてプライベートでも対人スキルが上がったように感じており、このスキルをもっと磨きたいと考えています。

6-2.ネガティブな体験談

次に、コールセンターで実際に働いた人が感じた大変さや、ギャップに関するネガティブな体験談を紹介します。

【テレフォンアポインター:20代男性】

未経験から始めた仕事だったのですが、研修が短く、ノウハウがわからないうちに仕事を始めなければいけなかったため大変でした。

マニュアル通りにこなしても、なかなかアポがとれませんでした。仕事ができないのかなと悩んでしまい、精神的にもきつかったです。

【テレマーケティング:40代女性】

化粧品メーカーのテレマをしていました。こちらから電話をかけるので、なかなかつながらなかったり、出てもらえても嫌な応対をされたりして、気分がへこむことが多かったです。気持ちの切り替えが上手な方であれば、へこむ時間も少なく済みそうですが、私の場合はそうではなかったので数日へこんだ状態を引きずってしまうこともありました。

【カスタマーサポート:20代女性】

家具会社のカスタマーサポートで働いていました。クレームの電話が多かったのでストレスがたまってしまい、先輩や家族に愚痴を聞いてもらうことも多かったです。愚痴ばかり話してしまう自分が嫌になり、結局退職することになりました。

【テクニカルサポート:30代男性】

デジタル機器のテクニカルサポートをしていたのですが、電話では説明するのが難しいことが多く、大変でした。

いくらマニュアルが用意されていたとしても、説明する相手によって言葉の選び方や説明の仕方を工夫して伝わりやすくしないといけません。長く働いてようやくコツがつかめる仕事だとは思いましたが、我慢できず辞めてしまいました。

【テレフォンオペレーター:20代女性】

大手電機メーカーのテレフォンオペレーターをしていました。本格的に仕事をする前に研修はあったのですが、電話応対のマニュアルが十分整備されていなかったため、その場で対応を考えなくてはいけないケースも多い環境でした。慣れるまで時間がかかってしまい、大変でした。

7.コールセンターの仕事内容に関するよくある質問

ここでは、コールセンターの仕事への応募を検討している人からよく寄せられる疑問について、Q&A形式でわかりやすくお答えします。

7-1.コールセンターの1日の仕事の流れを教えてください。

コールセンターでの1日の大まかな流れは以下のようになります。
※職場やシフトによって流れは異なりますので、あくまで参考としてご覧ください。

  • 出社、朝礼(情報共有、本日の目標確認など)
  • システムへのログイン、業務開始
  • 電話対応(1時間半〜2時間おきに小休憩を挟むことが多いです)
  • お昼休憩(お弁当を食べたり、休憩室でリフレッシュしたりします)
  • 午後の電話対応(引き続き、顧客への対応と入力作業をおこないます)
  • 業務終了、退社(翌日への引き継ぎ事項などを確認して退社します)

コールセンターでは、集中力を保つために、お昼休憩とは別にこまめな小休憩(10分程度)が設けられている職場が多いのが特徴です

7-2.コールセンターの給与の目安はどのくらいですか?

コールセンターの給与は、地域や業務内容(インバウンドかアウトバウンドか)、専門性の高さによって異なります。パートやアルバイト、派遣社員の場合は、時給1,200円〜1,500円程度が一般的な目安です。

テクニカルサポートなどの専門知識が必要な業務や、語学力を活かせる業務、アウトバウンドでインセンティブ(歩合給)がつく場合は、時給1,500円〜2,000円以上になることもあります。

また、正社員の場合は、一般社員で年収300万円〜400万円程度(月給換算で25万円〜33万円程度)が目安とされています。他の事務系アルバイトなどに比べて比較的高時給な職種といえます。

7-3.コールセンターのキャリアパスを教えてください。

コールセンターでは、電話対応をおこなうオペレーターからスタートし、経験を積むことでさまざまなキャリアパスを描けます。大きく分けて「マネジメント職」と「専門職」の2つの方向性があります。

【マネジメント職ルート】

現場での経験を活かし、管理・運営側へステップアップしていく道です。

流れと役割 主な業務内容
オペレーター 電話対応の担当として、顧客からの問い合わせや発信業務をおこなう
リーダー 数名のチームをまとめ、オペレーターへの質疑応答やサポートをおこなう
スーパーバイザー(SV) 複数チームを管理し、センター全体の運営目標の達成に向けた指導・改善をおこなう
マネージャー・センター長 コールセンター全体の責任者として、経営方針の策定や人材管理に関わる

【専門職ルート】

マネジメント職以外にも、特定の分野で専門性を高めていく道があります。

職種 主な業務内容
トレーナー 新人研修の実施やマニュアル作成など、オペレーターの教育・育成を担当する
クオリティアナリスト(QA) オペレーターの応対品質を分析・評価し、改善に向けた指導や対策をおこなう
プロジェクトマネージャー 新規業務の立ち上げやシステム導入など、センター運営を効率化するプロジェクトを推進する

このように、コールセンターでの現場経験は多岐にわたるキャリアの土台となります。自分の適性や目標に合った方向性を確認しながら、着実にスキルアップを目指していくことが可能です。

8.まとめ

コールセンターの仕事は、顧客からの問い合わせに対応する「インバウンド業務」と、顧客へ案内の電話をかける「アウトバウンド業務」に大きく分かれます。

どちらの業務も、マニュアルや研修制度がしっかりと整っている職場が多く、未経験からでも安心して始められるのが魅力です。また、服装や髪型が自由であったり、シフトの融通が利きやすかったりと、自分らしい働き方ができるメリットもあります。

一方で、座りっぱなしの業務や対応の難しさからきついと感じる面もありますが、顧客から直接感謝されたり、正しい言葉遣いやコミュニケーションスキルが身についたりと、得られるやりがいも非常に大きい仕事です。

コールセンターの仕事に興味がある人は、ぜひ自分の適性や希望の働き方に合った求人を探してみてはいかがでしょうか。

関連記事

閉じる

エリアから工場・製造業の
お仕事・派遣情報を探す

STEP1 エリアを選択

  • 北海道・東北
  • 関東
  • 甲信越・北陸
  • 東海
  • 関西
  • 中国
  • 四国
  • 九州・沖縄

< エリア選択に戻る

閉じる
© 2022 UT Group Co., Ltd. All Rights Reserved.