企業研究とは?内定につながるやり方やデータの活用方法を解説

※この記事は4分30秒で読めます。
「企業研究って何?」
「企業研究をするメリットが知りたい」
など、企業研究に関して疑問を持っている方もいるでしょう。
企業研究をすると、応募先の企業について詳しく知ることができ、志望動機を考えやすくなったり面接対策がしやすくなったりするメリットがあります。
今回は、企業研究の概要や必要性、企業研究のやり方、データの活用方法などを解説します。この記事を読めば、企業研究について深く理解でき、志望企業の絞り込みや志望動機の作成がスムーズにできるようになるでしょう。
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1.企業研究とは?
企業研究とは、志望先の企業について詳しく調べる作業です。事業内容や社風、業績など、志望先の企業に関するあらゆる情報を入手し整理します。
企業研究は就活の最初に自己分析と合わせておこないますが、転職を考えている場合も、まずは自己分析と企業研究をおこなうことから始めます。
自己分析については以下の記事で詳しく解説しています。
2.企業研究の必要性
企業研究は、就職・転職活動を効率的におこなうために欠かせないプロセスです。どの企業に応募するか決まっていない場合は、企業研究をすることで志望先の企業を絞ることができます。
また、志望先企業が決まったあとも、企業研究をして会社の業績や働いている人を詳しく知ることで、面接で使える明確な志望動機を練ることができるでしょう。
3.【基本】企業研究のやり方
企業研究のやり方は、企業・業界問わず同じような流れ・手順で進めていきます。基本的な企業研究の方法と手順を詳しくご紹介します。
3-1.企業研究の3つの方法
企業研究には主に以下の3つのやり方があります。
- 会社説明会に参加する
- 会社公式ホームページを見る
- インターネットで会社情報を調査する
それぞれ詳しく見ていきましょう。
3-1-1.会社説明会に参加する
会社説明会は新卒向けにおこなうのが一般的ですが、もし中途採用者向けに会社説明会が開催されていれば大チャンスです。ぜひ参加しましょう。
会社説明会では質問時間が設けられている場合も多いので、前もって質問したいことを決めておくと良いでしょう。質問内容は、このあと解説する「収集すべき情報」も参考にしてください。
3-1-2.会社公式ホームページを見る
会社の公式ホームページには、会社概要や沿革など、会社に関する詳細な情報が記載されています。業績や企業理念、戦略など、ホームページから読み取れることは非常に多く、企業研究の有効な手段の一つです。
また、公式ホームページはスマートフォンからも見られるので、忙しい人でも外出先やスキマ時間にチェックすることができます。
3-1-3.インターネットで会社情報を調査する
会社の公式ホームページを見るだけでなく、インターネット上で会社名を検索してみるのも有効です。会社に関連するニュースや話題など、たくさんの情報が出てくるでしょう。そのなかでも信頼性の高い情報をチェックします。
最近ではYouTubeで会社説明会を公開している企業もあるので、会社名で検索し動画も参考にしてみましょう。
なお、口コミサイトで情報を得る方法もありますが、退職した社員によるネガティブな情報を目にする可能性もあります。それらはあくまで一つの意見としてとらえ、基本は公式な情報や「新聞社」による記事などに絞ってチェックすると良いでしょう。
3-2.企業研究の手順
次は企業研究の手順について解説します。
- STEP1:応募先企業の候補をリストアップする
- STEP2:それぞれの企業について調査し、企業研究ノートやシートにまとめる
- STEP3:まとめた情報をもとに志望動機を作成する
応募先企業を絞り込んだら、業界研究をしてから企業研究をしましょう。競合との位置関係や今後の見通しなど、大まかな流れをつかみやすくなります。
また、複数の企業研究をする場合、同じ形式のノートやシートに情報をまとめるようにします。そうすることで、後から比較や見直しがしやすくなります。
3-3.収集すべき情報
企業研究の際には以下の情報を収集し、ノートにまとめておきましょう。
- 企業の正式名称
- 事業内容
- 創業年
- 創業者
- 沿革
- 従業員数
- 経営理念
- 今後の展望
- キャリアパス
- 資本金
- 業績
- 競合企業
- 企業の強み
- 福利厚生
- 社風
志望動機を作成するためであるのはもちろん、自分の将来像を描くためにも、上記の情報は必須です。また、企業の正式名称は意外と盲点です。通称や略称でなく正式な名称を調べて覚えておきましょう。
ほかには
- 年収
- 特別手当の有無
- 勤務時間
- 勤務場所
などの情報もあればメモしておきましょう。
3-4.必要な期間
企業の情報収集からノート作成まで、企業研究自体にかける時間は1日~2日ほどを目安としましょう。本命の応募先以外は半日程度でも問題ありません。企業研究に必要以上に時間をかけ、他にやるべきことが疎かになるようなことのないようにしましょう。
4.企業研究データの活用方法
企業研究で集めたデータの活用方法は主に以下の2つです。
- 企業の長所がよくわかる
- 志望動機を見つけられる
それぞれ詳しく見ていきましょう。
4-1.企業の長所がよくわかる
データを集めるためには、応募先の会社の強みや特徴を徹底的に調べることになります。そのため、企業研究をしっかり進めていくだけでも企業の長所がよくわかるでしょう。
4-2.志望動機を見つけられる
企業の長所がわかれば、志望動機を見つけるのも簡単です。企業に関する知識も自然に身につき、面接時に質問されてもしっかり答えることができるでしょう。
5.企業研究をするときの注意点
企業研究をするときには、以下の3つのポイントに注意します。
- 企業研究の目的を忘れない
- 企業の長所や強みだけを見ない
- 正しい情報のみをデータとして扱う
それぞれ詳しく解説します。
5-1.企業研究の目的を忘れない
企業研究を進めていくうち、情報収集そのものが目的になってしまうことがあります。そうすると軸がぶれてしまい、時間を無駄にしてしまいます。採用に向け企業を深く知るという、そもそもの目的を忘れずにおこないましょう。
また、企業研究と自己分析は混同されがちです。企業研究は企業について知ること、自己分析は自分自身の適性について知ることです。どちらも大切なプロセスですが、混同しないように注意しましょう。
5-2.企業の長所や強みだけを見ない
企業には強みもあれば当然弱みもあります。強みばかりに目を向けるのではなく、弱みにもしっかり目を向けましょう。
企業研究をもとに志望企業を絞る場合、短所から目を逸らしてしまうと転職失敗につながる可能性もあります。企業の課題やマイナスポイントもしっかり調査しておきましょう。
5-3.正しい情報のみをデータとして扱う
インターネットは、企業研究をおこなううえで多くの情報を手軽に収集できる便利なツールです。しかし、インターネット上の情報がすべて正しいものとは限りません。
信頼できるメディアの情報に絞ったり、情報が最新のものかチェックしたりするのを忘れないようにしましょう。
6.企業研究に関するQ&A
企業研究に関してよくある質問をまとめました。ぜひ参考にしてみてください。
6-1.企業研究をしないと採用されませんか?
企業研究をしなかったことが理由で採用されない、ということはありません。ただし、企業研究することで明確な志望動機を作成できるため、面接時に的確な回答をしやすくなります。
企業研究をしたほうが結果的に採用率が高まる可能性があるといえるでしょう。
6-2.企業研究はどこまでやればいいですか?
企業研究ノートを作り深掘りしていくのもおすすめです。同じ業界に属する複数の企業について研究を進めれば、業界に詳しくなり面接対策にもなります。
企業研究専用のノートを作り、必要な情報を企業ごとにまとめてみましょう。書き方を統一させると集めた情報を整理しやすくなり、面接対策にも役立ちます。
6-3.企業研究は何に活かせますか?
企業の基本的な情報や内情を理解できるので、志望企業の絞り込みや志望動機の作成に活かせます。志望動機は必ずといって良いほど面接で聞かれる項目です。
企業研究で志望動機を磨いておけば、自信を持って面接でも答えられるようになるでしょう。
7.まとめ
企業研究は、採用の可能性を高めるうえで非常に有効な作業です。企業について、またその企業が属する業界について理解を深めることは、転職に向けたあなた自身の思いを明確にするうえでも大きなメリットがあります。
就職・転職を考えている方は、この記事を参考にしながら、ぜひ企業研究をして面接に備えてください。
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