面接対策
更新日:2024年01月10日

【回答例文つき】面接で「趣味は何ですか?」と聞かれたら?好印象な答え方と注意点

【回答例文つき】面接で「趣味は何ですか?」と聞かれたら?好印象な答え方と注意点

※この記事は6分30秒で読めます。

「面接で趣味を聞かれたら何を答えれば良い?」
「面接で答えて良い趣味とダメな趣味を知りたい」
など、面接での趣味の質問に関して疑問を持っている方もいるでしょう。

面接では応募者の緊張をほぐす目的で趣味について聞かれることが多く、上手に答えることで積極性や仕事へのつながりが評価されることもあります。

今回は、面接官が趣味を聞く目的や、印象の良い答え方、具体的な回答例などを解説します。この記事を読めば、面接で聞かれる趣味の質問のことがよくわかり、効果的な回答ができるようになります。

1.面接で趣味を聞かれるのはなぜ?

面接で採用担当者が趣味を聞くことには、応募者の緊張をほぐす目的があります。あまりの緊張で本来のポテンシャルを発揮できず、面接が終わることも少なくないためです。答えやすい質問で緊張を取り除き、リラックスして面接に臨めるような配慮をしてくれています。

その他、趣味の質問を通じて以下の3つを確かめられていることも知っておきましょう。

  • 応募者の人柄
  • 仕事との親和性
  • 何かに熱中できるか、熱中した経験があるかを見る

緊張を取る以外に採用担当者が趣味を聞く代表的な理由は、人柄を知るためです。志望動機や自己PRだけでは見えてこない人柄や性格を把握することで、応募者が入社後に一緒に働く姿をイメージしています。

また、趣味と仕事の親和性が高いかを見極める意図もあります。例えば、飲食業の面接で料理が趣味と答えれば、趣味を仕事に活かせることがわかります。

3つめは、「何かに熱中できる性格か」を把握するためです。例えば、「3歳からずっと柔道をやっている」と答えることで、好きなことに打ち込める性格であること、体力にも自信があることが採用担当者に伝わります。物事に熱中できる性格を仕事に活かすことに期待を持ってもらうことができます。

2.趣味が特にない場合はどうすべき?

面接官から趣味の話題が出た際、無趣味のため「どう答えるべきかわからない……」と困ってしまう人も少なくありません。ただ、これといった趣味がないからといって「特にありません」と答えるのはNGです。

趣味に関する質問を通じて社風や社員との適性を見たり、仕事へのモチベーションにつながる部分があるかを確認したりする目的があるため、できるだけ具体的に回答しましょう。

趣味がないと考える人によくあるのが、「好きなことはあるのに自分では趣味と思っていない」というケースです。上手に回答しようと考えすぎて、趣味のハードルを上げている可能性もあります。

どうしても趣味がわからない場合は、自分の性格分析をしてみると見つかるかもしれません。以下のステップで自分の好きなことを書き出してみましょう。

  • 好きなこと、やっていて楽しいことを書き出す
  • 1日や1週間のなかで定期的に時間を費やしていることを書き出す
  • 書き出した内容が「なぜ好きなのか」を考える
  • 会社の社風や企業理念と照らして、面接で答えていい趣味かを考える

例えば、毎朝のコーヒーを欠かさずに飲むことも、趣味として話すことができます。「仕事前にコーヒーでリフレッシュでき、集中して仕事に取り組める」「休日は豆からゆっくり挽くためにコーヒーミルを買いたい」など、仕事のモチベーションにつながることを伝えるのも有効です。

面接で話す内容だからと深く考え過ぎず、まずは好きなことや楽しいことをどんどん書き出してみることをおすすめします。

3.面接で趣味を聞かれた際の印象の良い答え方

面接で趣味を聞かれたときは、結論⇒エピソードの順で答えましょう。例えば、「趣味はテニスです」と結論を最初に持ってくることで、話がわかりやすくなります。

加えてエピソードの部分で「高校時代にテニス部に所属しており、県大会では3位に入賞できました。卒業した今も週に一回は友人とテニスをする時間を作っています」と答えることで、具体的な数字から熱中度を示すことができます。最後に、入社後に趣味とどうやって向き合うかを語れるとベストでしょう。

この論法はプレゼンなどでも求められる話し方です。結論から始めて完結できれば、コミュニケーション能力の高さが評価されることもあります。

逆に、「高校時代はテニス部に所属しており、県大会で入賞しました。卒業した後も友人と週に一度はテニスを続けています。なので、趣味はテニスです」という答え方は冗長な回答になってしまいます。

4.代表的な趣味ごとの回答例文

ここでは、面接で趣味を聞かれたときに活用できる代表的な趣味の概要と例文、回答時の注意点やポイントなどを解説します。

4-1.読書

読書が趣味の場合、読んでいる本の内容や読書の頻度、読破した本の冊数を伝えましょう。具体的な数字で説明することで、本当に読書が趣味であることが伝わりやすくなります。おすすめの本の魅力を紹介できればプレゼン能力の高さが評価されるでしょう。

趣味は読書です。

〇〇という作家の小説が特に好きで、すべて読破しています。それ以外にもエッセイや自己啓発本など、週に一冊は必ず読むようにしています。

読む場所を変えるだけで気分転換になりますし、一冊読み終わるまで読み進める癖がついたことで集中力も身につきました。

4-2.映画鑑賞

映画鑑賞が趣味の場合も、具体的な鑑賞本数や鑑賞ジャンルについて深堀りして話すことで、具体性のある回答になります。

趣味は映画鑑賞です。

高校生の頃に映画好きな友人から映画館に誘われて以来、大きなスクリーンで映画を観ることの素晴らしさに気付き、今では年間100本以上の映画を鑑賞しています。

今まで映画が趣味でなかった人に映画のプレゼンをしたり実際に連れていったりして仲間を増やすのも楽しいです。

4-3.音楽鑑賞

音楽鑑賞が趣味の場合、なぜ音楽が好きなのか、どのようなジャンルの音楽を聴いているのか、音楽を聴く目的は何かといったことを盛り込むと具体性が増すのでおすすめです。

趣味は音楽鑑賞です。

小学生の頃に好きなアニメのCDを集め始めたことがきっかけで、CDのコレクションに没頭するようになりました。

最近は海外の音楽も聴いており、元気を出したいときにはヒップホップ、落ち着きたいときにはバラードを聴くといったように使い分けています。入社後も音楽鑑賞を続け、オンとオフの切り替えを上手におこないたいと思います。

4-4.ドライブ

ドライブが趣味と答えることで、運転に慣れていることが伝わります。業界によっては車の運転が苦にならないことが採用に近づく大きなポイントになるでしょう。誰かと一緒にドライブするのであれば、コミュニケーション能力の高さを示すこともできます。

趣味は、友人と一緒にドライブに行くことです。

きれいな景色を見ながら旅先のおいしいものを食べることでリフレッシュできますし、「次のドライブのために頑張ろう」というモチベーションにもつながっています。

御社の営業職は営業車を使用すると聞いており、趣味のドライブで運転慣れしていることが業務にも活かせると思います。

4-5.運動

趣味を答える際の王道の答え方が運動・スポーツです。趣味に運動やスポーツを挙げることで、体力や忍耐力、集中力の評価につながります。団体競技であれば協調性もアピールできるでしょう。

大会に出場した経験があれば、具体的な結果を伝えることで熱中度を示すこともできます。どのようなときに楽しいと思うか、やりがいを感じるのかを併せて伝えましょう。

趣味はサッカーです。

小学校でスポーツ少年団のサッカーチームに所属してから15年以上続けています。大きな大会での優勝経験はありませんが、大人数で戦略を練りながら勝利を目指すプロセスが大好きです。

今も友人同士でフットサルチームを結成し、休日によく身体を動かしています。

4-6.サウナ・岩盤浴

サウナや岩盤浴が好きなことも立派な趣味です。最近はメディアで取り上げられることもあり、サウナや岩盤浴を利用したリフレッシュを趣味にしている社会人も少なくありません。採用担当者と共通の趣味であれば話が盛り上がり、一気に距離を縮めることができるでしょう。

また、健康に働けると感じてもらえるのもメリットです。少しでも長く働いてほしいという思いから、企業は社員の健康にも注目しています。サウナや岩盤浴には健康に良いイメージがあり、元気に働ける人だと感じてもらえるでしょう。

ただし、面接担当者もサウナ好きだった場合、突っ込んだ質問が来ることも予想されます。「いつから通っているか」「どこに行っているか」「何セットおこなうか」といった質問に回答できるようにしておきましょう。

趣味はサウナです。

大学一年生の頃に「ダイエットになるかな」程度のイメージで友達とサウナに入り、その気持ち良さから熱中するようになりました。

サウナに入ると日々の疲れやストレスを発散できますし、睡眠の質が向上したと思います。今後も休みの日は積極的にサウナに通い、リフレッシュしたいです。

サウナに興味のある方は、以下の記事もぜひ併せてご覧ください。

4-7.旅行

旅行が趣味なら、計画性や積極性の評価につながります。飛行機や新幹線に乗り慣れていることは、営業として出張に抵抗がないことを示すのにも有効です。旅行先が海外なら英語力の証明にもなるでしょう。

趣味は旅行です。

特に東南アジアの国々が好きで、長期休暇の際は必ずといっていいほど出かけていました。

日本にはない新しい発見や出会いがあるのが楽しみで、同じ場所にリピートするよりは、知らない場所をどんどん訪れるのが好きです。

4-8.料理

趣味が料理なら、健康面に気を遣っているという評価につながります。知人に料理をふるまう経験があれば、コミュニケーション能力の高さを示すこともできるでしょう。

ただし、面接官から「どのような料理が好きか」「作り方のコツは何か」といったポイントを聞かれることもあります。答えられないと本当に趣味にしているのか疑念を持たれることもあるため、得意料理や作り方については確認しておくようにしましょう。

趣味は料理です。

もともと不器用だった私は、小学校の家庭科の授業の予習として母から料理を習っていたのですが、それがきっかけで少しずつ料理が得意分野になっていきました。

今は一人暮らしをしていますが、週末の作り置きなどを活用して朝食と夕食はすべて手作りしています。

今後もできるだけバランスの良い献立で料理を作り、健康を保ちながら仕事をしたいと思っています。

4-9.アウトドア

キャンプや釣りなどアウトドアを趣味にすることで、はつらつとした健康的な印象を与えることができます。ただし、アウトドアの種類によっては単なる遊びと受け取られることもあるため、趣味として話すジャンルは面接で評価が高そうな内容に絞りましょう。

趣味はアウトドアです。

週末はキャンプ道具を車に積み、川でバーベキューや釣りをしてリフレッシュしています。

地元の友人を集めてサークルも作っており、今では10人以上のメンバーと毎月のようにアウトドアを楽しんでいます。

4-10.DIY

DIYを趣味にする人は、木材から家具を作ったり自宅の簡単なリフォームができたりすることで、手先の器用さの評価につながります。

また、安い木材を仕入れたり作業工程を考えたりすることは仕事の段取りにも通じるものであり、実務能力の高さも示せるでしょう。

趣味はDIYです。

市販の本棚のサイズや材質に満足できず、自分で材料を調達するところから作ってみたいと感じたことがきっかけで、今では自室の家具の多くを自分で作っています。

DIYでうまく家具を作るには「安くて良い材料を仕入れる」「家具を作る手順や方法を練る」という工程が必要で、DIYで培ったことは仕事でも生きると考えています。

4-11.写真

写真に関する技術は、ブライダル業界など特定の業界や職種で重宝されることが少なくありません。人物写真が好きなのか風景が好きなのか、どのような場所で撮影しているのかといった具体的な内容を話せるようにしておきましょう。

趣味は写真撮影です。

大学時代に写真部に入部してから、カメラの魅力にすっかりとりつかれてしまいました。

人物の撮影も好きですが、大自然の撮影に強い興味があります。特に〇〇県の〇〇地方はこの時期は雪山が非常に美しく、何度も足を運んでいます。

4-12.カフェ巡り

カフェ巡りを趣味と回答すると、お気に入りのカフェを探すことへの探求心や積極性の評価につながります。「一年で50件のカフェ巡りを目標にしている」といったように数字を提示すると具体性が増すのでおすすめです。

なぜカフェ巡りを趣味にしているのか、その理由を添えるとなお良いでしょう。「甘いものを食べることがストレス解消になる」など、カフェ巡りによって仕事のモチベーションがアップすることを伝えれば、良い評価につながります。

趣味はカフェ巡りです。

たまたま立ち寄った個人経営のカフェのコーヒーとスイーツのクオリティの高さに感激したのがきっかけで始めました。

甘いものを食べコーヒーを飲むことでリフレッシュでき、疲れが取れていると実感できます。自分の心と身体を健康に保つためにも、今後も時間を見つけてカフェ巡りを続けたいと思います。

4-13.ゲーム

ゲームは娯楽性が強い印象があり、堅実な会社や業界ではネガティブな印象を持つ採用担当者も少なくありません。一方、企業の社風や方向性などと照らし合わせたうえで、伝え方次第では効果的に働く可能性があります。

例えば、ゲームを通じてオン・オフを切り替えることができ、ストレス発散がうまくできていることを説明するといった具合です。

また「パズルゲームを通じて頭のなかで物体や空間を把握したり思い描いたりする力が身につきました」といったように、ゲームが自分の能力向上に役立っていると話すと説得力が増します。

趣味はゲームです。

ゲームと聞くとあまり良い印象を持っていただけないかもしれませんが、私はパズルゲームに真剣に取り組んでおります。限られた時間のなかで効率的に複数のパズルを解くことが求められるゲームが好きで、先を読む能力が鍛えられている実感があります。

また、ゲームに没頭してオン・オフをしっかり切り替えることがストレス解消にもつながっています。

限られた時間でパズルを解くことは仕事を効率的に進めることに通じるものであり、入社後に少しでもこの経験を活かせればと思います。

5.面接で趣味を答えるときの注意点

面接で趣味を答える際には、以下の3つのポイントに注意しましょう。

5-1.面接では答えないほうがいい趣味・嗜好もある

趣味の内容によっては、ネガティブな印象を与えることになるため注意が必要です。

  • ギャンブル
  • たばこ
  • 宗教関連 など

ギャンブルは「散財癖がある」、たばこは「不健康」といったマイナスイメージにつながります。寝ることやお酒なども同様で、面接の場で趣味として答えるのは避けたほうが良いでしょう。飲酒は健康に良い側面もありますが、特に運送業の面接では避けるべきでしょう。

5-2.できるだけ仕事内容に関連するような趣味を回答する

マストではありませんが、できれば仕事内容に関連のある趣味を選ぶとベターです。例えば運送業の面接で「ドライブが趣味で運転が得意」のように仕事に直結する趣味を回答できれば、面接官も仕事をしている様子を想像しやすくなります。

工場勤務ならDIYやプラモデル、飲食店勤務ならカフェ巡りや料理などが、仕事に直結する趣味として高評価につながると考えられます。

5-3.趣味の話ばかりにならないように注意する

趣味の質問には緊張をほぐす意図があるため、求職者としても話しやすい部分です。しかし、だからといって趣味の話で面接の時間のほとんどを使ってしまうようなことがないよう注意しましょう。自分の趣味の話をべらべらと話し続けると、肝心のポイントで話す時間がなくなることも考えられます。

6.まとめ

趣味は面接でよく聞かれる内容の一つです。面接官にとっては、応募者の緊張をほぐすと同時に、人柄や会社との親和性を見る目的があります。

面接官に良い印象を持ってもらうためにも、「具体的な数字を挙げる」「趣味で得た能力を説明する」「仕事にマッチした内容を話す」といったポイントを押さえた回答を用意しましょう。

JOBPALでは多くの正社員求人を用意しています。気になる求人に応募する際は、面接で聞かれる趣味についての回答もぜひ準備しておきましょう。

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