半導体の仕事とは?工場の仕事内容や年齢層、向いている人の特徴を解説
この記事で分かること
- 半導体製造の仕事はマシンオペレーター、組立、検査・検品、運搬・出荷作業、設備点検に大別できる
- 半導体製造工場の仕事には未経験から働ける、キャリアアップしやすい、安定して働きやすいなどのメリットがある
- 半導体製造工場は集中力を求められることや、身だしなみのルールが厳しいこと、夜勤ありなどの大変さがある
- 半導体製造工場の仕事は、集中力を保てる人や丁寧に仕事ができる人、ルールを遵守できる人などに向いている
※この記事は6分30秒で読めます。
「半導体製造の仕事内容は?」
「半導体製造工場で働くメリットが知りたい」
など、半導体製造の仕事に関して疑問を持っている人もいるでしょう。
半導体製造の仕事は、半導体を作ることが主な業務であり、未経験者でもチャレンジしやすい点が特徴です。また需要が高く将来性があり、安定して働きやすいという魅力もあります。
今回は、半導体製造の具体的な仕事内容の他、半導体製造工場で働くメリットやきついポイント、仕事の向き・不向き、転職需要や将来性、就職・転職する方法について解説します。この記事を読めば、半導体製造の仕事内容がよくわかり、自身が半導体製造の仕事に向いているか、安心して働けるかどうかがわかるようになります。
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1.半導体製造の主な仕事内容とは?
半導体とは、電気を通す導体と電気を通さない絶縁体の中間に位置するものです。正式名称は「半導体集積回路」と呼ばれますが、一般的には、半導体を用いた「集積回路(IC)」そのものを指して「半導体」と呼ばれています。
半導体は、パソコン・スマートフォン・液晶テレビ・冷蔵庫などの小型化や軽量化、省エネルギー化に役立つ、現代社会に欠かせない大切な部品です。
一つの半導体を作るのにかかる総工数は400〜600工程にも及ぶといわれていますが、半導体製造の仕事は大きく分類すると、以下の5つに分けられます。
- マシンオペレーター
- 組立
- 検査・検品
- 運搬・出荷作業
- 設備点検
ここからは、それぞれの仕事内容について詳しく解説します。
-
参照: job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))「半導体製造 - 職業詳細」
https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/268
1-1.マシンオペレーター
半導体製造工場の仕事の大半が、マシンオペレーターです。指示書に従って機械に部材をセットし、機械操作をおこなうことが主な業務内容です。
この業務では、まず製品の種類や加工条件に合わせて、製造用設備の条件設定をおこないます。その後、ウェーハなどの材料を装置にセットし、設備を稼働させることが主です。
設備が稼働している間は、温度、圧力、流量、時間といった製造条件が正しく維持されているかを随時確認し、監視を続けます。
また、設備の日常的な点検もあわせて行います。軽微なトラブルが発生した場合には自ら対応することもありますが、自分では直せない故障や不具合が発生した場合には、保全担当者やエンジニアに連絡して修理を依頼する判断も重要となります。
未経験でも取り組める作業ではありますが、円滑に業務を遂行できるようになるには、製品ごとの設定やトラブル時の連絡体制など、さまざまなパターンを覚える必要があります。
以下の記事では、マシンオペレーターについてより詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。
1-2.組立
組立は、前工程でウェーハ上に作製された電子回路を一つひとつのチップに切り出し、最終製品として機能するように形を整える仕事です。
作業の流れとしては、まず専用の装置を用いてウェーハを四角いチップ状に切り分け(ダイシング)、そのあと切り出されたチップを金属の枠に固定して、金線などで電気的な配線をつなぐ作業(ボンディング)を進めます。
さらに、完成したチップを外部の衝撃や湿気から守るために樹脂などで封入し、一つの製品としての外観を完成させます。
この工程の多くは自動化された半導体製造装置によって行われるため、装置の操作や稼働状況の監視が中心となります。そのため、工場によってはマシンオペレーターの業務と明確に区別されず、同様の機械操作業務として扱われることも少なくありません。
マシンオペレーターと同じく、基本的には機械の操作方法や手順さえ覚えれば進められる作業が多いため、未経験者でも比較的挑戦しやすい業務といえます。
以下の記事では、組立作業についてより詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。
1-3.検査・検品
検査・検品は、組み立てられた製品が設計通りに機能するか、また外観に異常がないかを確認する仕事です。
外観検査では、表面にキズや汚れ、欠けがないかなどを目視、または顕微鏡を用いて検査します。さらに、テスター(測定器)を用いて電気的特性の測定をおこない、機能面での不備がないかを検査して、良否を判定し選別することが主な業務です。
検品作業はマニュアルがあり、作業手順さえ覚えてしまえばあとは同じ作業を繰り返すことになるため、未経験者でも安心して始められる業務といえます。
以下の記事では、検品作業についてより詳しく解説しています。気になる人は、ぜひ参考にしてください。
1-4.運搬・出荷作業
運搬・出荷作業は、製造ラインの工程間での製品の運搬や、完成した製品を出荷する仕事です。
社内で次の工程に進むために製品を運び出すほか、完成した半導体チップをプラスチックケースに入れ、梱包したうえで出荷の準備をおこないます。
未経験からスタートする人も多く、手順やルールに沿って作業を進めることが中心となるため、特別な資格がなくても取り組みやすい仕事といえます。体を動かす業務が含まれるため、一定の体力は求められますが、研修やマニュアルが整っている職場も多く、製造業が初めての方でも挑戦しやすい工程です。
1-5.設備点検
設備点検は、半導体製造装置の定期点検やメンテナンスをおこなう仕事です。専用の工具を使って部品の洗浄や交換をおこなったり、給油やポンプの交換をおこなったりする作業を定期的に実施します。重量のある装置を扱う場合には、ハンドリフトやクレーンなどを使用することもあります。
設備点検は専門性のある業務ですが、未経験からスタートできる求人もあります。マニュアルや研修制度が整っている職場であれば、工具の使い方や点検手順を基礎から学ぶことが可能です。
一方で、機械に抵抗がないことや、安全管理を意識できることが求められるため、細かな作業や機械いじりが好きな方に向いている仕事といえます。
2.半導体を製造する工程
半導体の製造工程は、大きく以下の3つに分類できます。
- 設計
- 前工程
- 後工程
それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
2-1.設計
半導体を製造するには、最初の工程として製造する半導体の性能を満たすための設計を確実におこなう必要があります。設計の工程では、主に以下2つの作業をおこないます。
| 作業名 | 作業内容 |
|---|---|
| 回路・レイアウトの設計 | 半導体チップ上にどのような回路を配置するかを設計し、回路の動作シミュレーションをおこないながら効率的なパターンを検討する |
| フォトマスクの作成 | 専用のコンピュータを使い、透明なガラス板の表面に設計した回路パターンを転写する |
この工程は半導体の完成度を左右することから、高い加工精度が求められます。
2-2.前工程
前工程は、シリコンウエハ上に電子回路を作製するまでの工程を指します。チップの大きさによっては、1枚のウェーハから100個以上のチップをつくることもあります。
前工程の具体的な流れは、以下のとおりです。
| 作業名 | 作業内容 |
|---|---|
| ウェーハ表面の酸化 | ウェーハの表面を酸化させるため、高温の酸素にさらす |
| 薄膜形成 | ウェーハの表面にアルミニウムや酸化シリコンの薄膜形成をおこなう |
| フォトレジストの塗布 | 感光性の液状樹脂(フォトレジスト)をウェーハの表面に均一に塗布する |
| 露光・現像 | フォトマスクと縮小レンズに光をあて、ウェーハ表面に回路パターンを転写する |
| エッチング | フッ酸やリン酸などで、露出した酸化膜・薄膜を除去する |
| レジスト剥離・洗浄 | 残ったフォトレジストを剥離、薬液で不純物を除去する |
| イオン注入 | 不純物イオンを注入して、半導体の特性を持たせる |
| 平坦化 | ウェーハ表面を研磨する |
| 電極形成 | ウェーハに電極配線用の金属を埋める |
| ウェーハ検査 | チップに針を接触し、電気に問題がないか検査をおこなう |
2-3.後工程
後工程では、前工程で作製されたウェーハ上の電子回路を機械加工により切り出し、製品を検査するまでの作業を担います。
後工程の具体的な流れは、以下のとおりです。
| 作業名 | 作業内容 |
|---|---|
| ダイシング | 前工程で作成された保護膜をつけたウェーハをカッティングし、一つのチップにする |
| ワイヤーボンディング | リードフレーム(金属の枠)にチップを固定し、電気特性が外に信号を出せるようにする |
| モールディング | チップの耐久性を上げるため、樹脂で保護する |
| 最終検査 | 温度・電圧、外観構造の最終検査をおこなう |
3.半導体製造工場の勤務スケジュール例
半導体製造工場は24時間体制で稼働しているため、日勤と夜勤を入れ替えて担当する交替制での勤務が一般的です。ここでは、多くの現場で採用されている二交替制の工場を例に、日勤と夜勤それぞれのスケジュール例を紹介します。
【日勤】
| 時間 | スケジュール |
|---|---|
| 6:45 | 出勤・朝礼 |
| 7:00 | 業務開始 |
| 10:00~10:10 | 10分休憩 |
| 10:10 | 業務再開 |
| 12:00~13:00 | 昼休憩 |
| 13:00 | 業務再開 |
| 15:00~15:10 | 10分休憩 |
| 15:10 | 業務再開 |
| 19:00 | 退社 |
【夜勤】
| 時間 | スケジュール |
|---|---|
| 18:45 | 出勤・夕礼 |
| 19:00 | 業務開始 |
| 22:00~22:10 | 10分休憩 |
| 22:10 | 業務再開 |
| 24:00~翌1:00 | 昼休憩 |
| 1:00 | 業務再開 |
| 3:00~3:10 | 10分休憩 |
| 3:10 | 業務再開 |
| 7:00 | 退社 |
実際のスケジュールは工場ごとにまったく異なるため、上記はあくまでもイメージです。二交替ではなく三交替のケースもあるので、気になる工場があればスケジュールを個別に確認してみましょう。
4.半導体製造工場で働く7つのメリット
ここでは、半導体製造工場で働くメリットを紹介します。主なメリットは以下の7つです。
- 他の工場に比べて待遇がよい
- 未経験から働ける
- 他の工場に比べて休みが多い
- キャリアアップできる
- 体力的な負担が少ない工程も多い
- きれいな環境で働ける仕事もある
- 仕事がなくなりにくい
それぞれ詳しく解説します。
4-1.他の工場に比べて待遇がよい
半導体製造工場で働くことのメリットとして、他の工場よりも好待遇で働ける可能性がある点が挙げられます。
半導体製造工場は、その多くが以下のような福利厚生を整えています。
- 社員寮完備
- マイカー通勤可
- 通勤補助(交通費・ガソリン代)が手厚い
- 交替勤務手当・住宅手当の支給
住居や通勤に関連する福利厚生が充実しているのは、半導体製造工場のほとんどが都心から離れた場所にあるという事情が関係しています。このため通勤の負担が減るように考慮されているのです。
半導体製造工場が備えているのは、住居や通勤に関する福利厚生だけではありません。工場によっては社員食堂での食事補助や、リフレッシュ休暇・長期休暇などの特別休暇制度が用意されているケースもあります。
このように、半導体製造工場の福利厚生がとりわけ充実している背景には、深刻な人手不足があります。働き手の確保が難しいからこそ、従業員に長く安定して働いてもらうために、人を大切にする体制が整っているのです。
このことから半導体製造工場は、福利厚生が充実した職場で働きたいと考える人におすすめの仕事です。
4-2.未経験から働ける
半導体製造工場の求人には、未経験からでも応募できる仕事が数多くあります。これは、半導体製造の現場では多くの工程が細かく分業化されており、一つひとつの作業内容がマニュアルによって厳密にルール化されているためです。
専門知識が必要な設計や高度なトラブル対応はエンジニアなどの専門職が担当するため、現場での機械操作や検査といった業務においては、定められた手順通りに正確に作業を進めることが重視されます。
そのため、入社前に特別な知識や技術を持っていなくても、マニュアルに従って作業を一つずつ覚えていくことで、早い段階から業務を遂行できるようになります。
もちろん、いきなりすべての作業を一人で任されるわけではなく、まずは実務を通じた教育(OJT)などで先輩スタッフから手順を教わることから始まります。作業そのものが標準化されていて難しい判断を必要とする場面が少ないため、異業種から転職した人や製造業が初めての人でも、無理なく仕事をスタートできる環境が整っています。
4-3.他の工場に比べて休みが多い
半導体製造工場での勤務は、8時間勤務または12時間勤務の交替制であることが一般的です。
交替制とは、日勤・夜勤などを一定期間ごとに入れ替える働き方のことです。このうち12時間勤務の交替制は、一般的な週5日勤務より休みが多くなるメリットがあります。
これは、1日の労働時間が長い都合上、日本の法定労働時間である週40時間を超えないよう、休日を増やすことで調整しているためです。
数日勤務し、数日休むという流れを1クールとしてシフトが組まれることが多く、多くの工場で採用されている「4勤2休=4日勤務して2日休む」パターンの場合、1ヵ月の3分の1程度が休みになります。
同様に年間休日日数も、一般的な週5日勤務に比べて多いので、まとまった休みを取りやすくなるのもメリットといえます。
ただし、工場の多くは24時間体制で稼働するため、日勤だけでなく夜勤もあります。そしてシフトの関係で日勤と夜勤、交互に働くケースが大半なので、生活リズムに影響が出る可能性があることを覚えておきましょう。
4-4.キャリアアップできる
半導体製造の現場は、基本的なオペレーター業務から高度な専門業務まで役割が段階的に分かれているため、本人の意欲次第で着実なステップアップが可能です。
入り口となる業務は未経験からでも無理なく始められますが、現場で実務経験を積むことで、製造に関する深い知識や技術を身につけていくことができるためです。
一般的なキャリアアップの流れとしては、まず現場でオペレーターとして経験を積み、装置の操作や製造ルールを熟知することから始まります。
その後、培った経験を活かして、チームをまとめる班長やリーダーといった、後輩の指導やマネジメントを担うポジションを目指すのが現実的なステップです。また、努力次第では本社へ異動し、生産管理などのマネジメント業務に携わるケースもあります。
もちろん、管理職や専門職への道は相応のスキルや評価が求められるため決して容易ではありませんが、現場から責任ある立場へと成長できる環境があることは、この仕事の大きな魅力です。
このほか、客観的な技能証明として国家資格である「半導体製品製造技能士」の取得を目指すのも一つの選択肢です。
この資格を取得することで、製造現場で必要とされる実務的な知識と技能を備えていることを証明でき、昇給や将来的なキャリア形成において大きな強みとなります。
4-5.体力的な負担が少ない工程も多い
工場勤務に対して身体を酷使するというイメージを持つ人も多いかもしれません。しかし、半導体製造工場は自動化が進んでいるため、工程によっては身体への負担を抑えながら、無理なく働き続けられる環境が整っています。
例えば、重い物の運搬は、半導体製造においてはそれほど多くありません。扱う製品自体が非常に小さくて軽いだけでなく、重量のある装置や資材の移動には「AGV」と呼ばれる無人搬送車などの自動設備が活用される傾向にあるためです。
人の手でおこなう作業は、装置への部材のセットや操作が中心となるため、力仕事を必要とする場面は限定的です。
また、主な業務がクリーンルーム内での装置操作や、専用の顕微鏡を用いた確認作業である点も特徴です。
こうした力仕事よりも集中力を要する作業が中心の工程は、半導体製造工場の中でも比較的身体への負担が抑えられた業務とされています。そのため、体力に自信がなくても、自分に合った工程であれば長期的に活躍することが可能です。
ただし、すべての工程が身体を使わない作業というわけではありません。担当する役割によっては、長時間の立ち仕事が必要な工程や、同じ姿勢を維持して作業を行う工程もあります。
業務内容によって身体への負荷のかかり方は異なるため、自分の適性や希望に合った工程を選ぶことが、無理なく仕事を続けるためのポイントといえるでしょう。
4-6.きれいな環境で働ける仕事もある
半導体製造工場の大きな特徴の一つに、多くの工程がクリーンルームと呼ばれる極めて清潔な環境で行われることが挙げられます。
これは、半導体が非常に精密な製品であり、目に見えないほど小さなチリや埃が付着するだけで不良品につながる恐れがあるためです。製品の品質を守るために、空気中の不純物を徹底的に排除した空間での作業が中心となります。
クリーンルーム内は一年を通じて温度や湿度が一定に管理されており、常に清潔な状態が保たれています。季節を問わず快適な室温の中で業務に集中できる点は、この仕事ならではの大きな魅力といえるでしょう。
ただし、こうした清潔な環境を維持するために、専用の作業着(クリーンスーツ)や帽子、マスクの着用、入室前のエアシャワーの通過といった厳密なルールが設けられています。
着替えの手順や身だしなみについて細かな決まりがある点には注意が必要ですが、これらを守ることで高品質な製品づくりを支えています。
なお、すべての業務がクリーンルーム内でおこなわれるわけではありません。工程や工場によっては、一般的な屋内環境での作業となるケースもあります。自身の希望する働き方に合っているか、事前に確認しておくとよいでしょう。
以下の記事では、クリーンルームについて詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。
4-7.仕事がなくなりにくい
半導体製造工場の仕事は、長期的な需要が極めて安定しており、将来にわたってキャリアを築きやすいのが大きなメリットです。
現代社会において、半導体はあらゆる電子機器の頭脳や心臓部を担う存在です。身近なデジタル機器はもちろんのこと、自動車の自動運転技術や人工知能(AI)の発展、さらには電気自動車(EV)や再生可能エネルギーの制御など、活用の幅は広がり続けています。
これらの分野は一時的な流行ではなく、社会のインフラとして今後も長く拡大していくと考えられています。
このように多方面で必要とされ、長期的には右肩上がりの成長が見込まれていることから、半導体製造の仕事が完全になくなる心配は極めて低いといえます。
ただし、世の中の景気や製品の売れ行きによって、工場の忙しさに波が出る(シリコンサイクル)時期はあります。短期的には生産量が変動する場合があることは、業界の特性として理解しておくとよいでしょう。
一時的な波はあっても、社会を支える不可欠な部品であることは変わらないため、他業界と比較しても安定しているといえます。
さらに最近では、日本国内での半導体生産をより強化しようとする動きが非常に活発になっています。全国各地で新しい工場の建設が進んだり、既存の設備を増強したりと、国を挙げた大きな投資がおこなわれています。
社会的な重要性が非常に高く、失業の不安が少ない半導体製造の現場は、将来を見据えて腰を据えて働きたいと考えている人にとって、魅力的な選択肢といえるでしょう。
5.半導体製造工場の仕事の大変さやきついポイント
半導体製造は未経験者でも働きやすいなど、多くのメリットがある仕事ではありますが、一方で以下のような大変さもあります。
- 単純作業で飽きる
- ルールや手順が細かい
- 同じ姿勢が続く工程もある
- 集中力を求められる
- 生産ノルマがある
- 身だしなみのルールがある
- 工場によっては夜勤がある
それぞれについて、詳しく解説します。
5-1.単純作業で飽きる
半導体製造の仕事は単純な作業が多いため、人によっては業務の単調さに大変さを感じてしまうことがあります。
半導体製造工場に限らず、工場勤務は単純な作業が多い傾向にあるので、慣れていない人や単調作業が苦手な人にとってはつらさを感じることもあるでしょう。
また、たとえ単純な作業であっても、半導体製造の仕事は一つの業務が失敗することで多大な損害が出る場合もあります。ちょっとした不注意が大きな損害につながる可能性がある点も、半導体製造の仕事のきつさといえるでしょう。
5-2.ルールや手順が細かい
半導体製造工場は非常に繊細な部品を扱っているため、働くうえでのルールが細かく決まっていることがほとんどです。
これは、目に見えないほど小さなチリや埃が製品に付着し、不良品が発生するのを防ぐために必要な決まりです。そのため、仕事中もおしゃれを楽しみたいという方にとっては、少し窮屈に感じてしまうかもしれません。
また、製品の品質を一定に保つために、作業の手順も厳密に定められています。クリーンルームへ入る前に専用のウェアを正しく着用したり、エアシャワー室でしっかりと埃を落としたりといった工程もその一つです。
一つひとつの動作に意味があるため、自己流で効率を求めたり、手順を省略したりすることは一切認められません。
このように管理が行き届いた環境は、自分の判断で自由に仕事を進めたい人にはあまり向いていないといえます。
一方で、マニュアルに沿って正確に仕事をするのが得意な人や、決められた手順通りにコツコツと作業を進めることに安心感を持つ人にとっては、非常に働きやすい職場となるでしょう。
5-3.同じ姿勢が続く工程もある
工程によっては同じ姿勢で長時間働き続ける場合があるため、肩や足腰など身体の一部に負担がかかる可能性が考えられます。
傾向として、マシンオペレーターの工程やクリーンルーム内での作業は立ち仕事に、検査・検品の工程は座り仕事になりやすいです。
もちろん適度な休憩時間は設けられていますが、それでも肩こりや腰痛、足の痛みなどが生じることもあります。このため元々身体の痛みに悩まされている人だと、働く負担が大きいと感じるかもしれません。
逆に健康面に自信がある人なら、身体の違和感を覚える前にストレッチをする、万が一違和感を覚えたときには家庭でリフレッシュするなどの対策によって、立ち仕事や座り仕事が続いてもあまり負担を感じず働くことができるでしょう。
5-4.集中力を求められる
半導体はとても繊細かつ細かな部品なので、慎重に扱う必要があります。黙々と作業をする時間が長く、集中力が求められます。
工場によっては食事のための休憩時間とは別に、リフレッシュのための短い休憩時間を設けていることがあります。しかし、それでも業務時間中は常に気を張っていなければならない状況は、プレッシャーに弱い人だと心身が疲れてしまうかもしれません。
反対に、集中力に自信があってコツコツと作業をすることが得意な人には向いています。人とわいわい話しながら作業をするより、一人で黙々と作業を進めたい人にとっては働きやすい職場といえます。
5-5.生産ノルマがある
半導体製造工場では1日の生産ノルマが定められているため、人によっては数字のプレッシャーがストレスにつながることもあります。
生産ノルマは工場によって異なりますが、1時間単位で生産個数を決めている工場もあり、生産が遅い場合には早急な改善案が求められることもあります。
ただし、業務に慣れれば自然と生産ノルマを達成できるようになることがほとんどです。最初のうちは大変かもしれませんが、徐々に数字のプレッシャーは感じなくなるため、未経験者の人でも過度な心配は不要です。
5-6.身だしなみのルールがある
作業の多くをクリーンルームでおこなうことからもわかるように、半導体製造工場では外部からの汚れを持ち込まないよう、身だしなみに厳しいルールが設けられています。
化粧や整髪料の使用だけでなく、ネイルやアクセサリーなども異物混入につながる可能性があるため、多くの工場が着用を禁止しています。
仕事中もおしゃれを楽しみたい人にとっては、身だしなみの自由度の低さが仕事のストレスにつながることもあるでしょう。
工場勤務の身だしなみについては、以下の記事で詳しく解説しています。気になる人は、ぜひこちらも参考にしてください。
5-7.工場によっては夜勤がある
半導体製造は24時間体制で稼働する工場が多く、職場によっては夜勤が発生します。夜勤が続くと生活リズムが逆転し、人によっては心身に不調をきたすこともあるでしょう。
日勤の仕事に慣れている人にとって、夜勤が発生する半導体製造の仕事に大変さを感じることもあるかもしれません。
6.半導体製造工場の仕事に向いている人の特徴
半導体製造工場の仕事に向いている人の特徴として、以下の8つが挙げられます。
- コツコツ作業を続けるのが苦にならない人
- 丁寧に仕事ができる人
- 集中力を長時間保てる人
- 責任感を持って仕事ができる人
- 体への負担が少ない仕事を選びたい人
- 需要の高い業界で活躍したい人
- ルールを守れる人
- 将来的にスキルや経験を積み上げたい人
それぞれについて、詳しく解説します。
6-1.コツコツ作業を続けるのが苦にならない人
半導体製造工場では、担当する工程に応じた特定の作業をこなすことになります。
同じ作業の繰り返しで変化が少ないことから、シンプルな作業を淡々とこなすことが苦にならない人や、複雑さがなく安定した作業をしたい人に向いています。
単純作業にやりがいを見いだしたり、楽しんだりできる人も向いています。日々のルーティンワークをいかにして効率的に進めるか、自分なりに試行錯誤することが得意な人などは、仕事ぶりが評価されやすいかもしれません。
6-2.丁寧に仕事ができる人
非常に精密な部品を扱う半導体製造の仕事は、地味な作業でも丁寧に仕事ができる人に向いているといえるでしょう。
半導体は少しでも異物が入ると誤作動を招いてしまうため、どの工程においても、わずかなゴミ・チリも見逃すことができません。高い集中力を維持して、ミスなく丁寧に仕事をする姿勢が求められます。
また、丁寧さに加えて根気強さも重要な要素です。半導体が完成するまでにはさまざまな工程があり、いずれも黙々と担当する業務をこなしていく姿勢が非常に重要です。
6-3.集中力を長時間保てる人
工場勤務は体力重視と思われがちですが、半導体製造において最も重要になるのは集中力です。
半導体は非常に繊細な精密部品であり、わずかなミスが製品全体を台無しにしてしまいます。また、一点あたりの単価が高いため、不良品が発生した際の損失も無視できません。
例えば検査・検品の工程では、些細な異常も見逃さないよう、一つひとつの部品を丹念にチェックし続ける必要があります。
他の工程においても、同様に長時間、慎重かつ正確に作業を継続することが求められます。そのため、どんな作業でも集中を切らさずミスなくこなせる人は、非常に高く評価される傾向にあります。
6-4.責任感を持って仕事ができる人
半導体製造は、自身の仕事に責任感を持ち、日々真剣に半導体と向き合える人にふさわしい仕事です。
自身が製造に携わった半導体の精度が低ければ、企業としての信頼を失いかねません。一つのミスが、企業の損失に大きく関わる可能性があるのです。
そのようなリスクを正しく理解したうえで、最後まで責任感を持って業務に取り組める人であれば、半導体製造工場で重宝される人材として活躍できるでしょう。
6-5.体への負担が少ない仕事を選びたい人
半導体製造工場は、数ある工場の中で比較的体力を使わない職場です。
工程によっては重いものを持たずに済んだり、座りながら作業ができたりする場合があります。そのため、製造業の中でも体力面の負担が少ない仕事を探している人に向いています。
前述のとおり、半導体製造工場は体力よりも集中力が求められます。体力面の負担が少ない一方、他の工場に比べて精神的な負担は感じやすい可能性があるため、精神面の強さにも自信を持っている人だと、なおおすすめです。
6-6.需要の高い業界で活躍したい人
半導体は今後のデジタル社会を支える部品として大きな期待が寄せられています。そのため、需要の高い業界で活躍したいと考える人であれば、半導体製造工場で働くことに大きなやりがいを感じられるでしょう。
需要の増加にともない、半導体工場の多くは常に活気にあふれています。自身が携わっている分野が成長すれば高収入を見込めるだけでなく、経験を積むことで業界において唯一無二の人材としてより高度な業務に携わることができるかもしれません。
6-7.ルールを守れる人
半導体製造は非常に精密な部品を取り扱うため、身だしなみなどのルールが厳しく定められています。
また、業務中も精密機器を扱うことが多いため、仕様書やマニュアルなどを正しく理解し、正しい手順に沿って作業をおこなう姿勢が求められます。
そのため、ルールやマニュアルを遵守することに抵抗がない人であれば、半導体製造工場でストレスなく働けるでしょう。
6-8.将来的にスキルや経験を積み上げたい人
スキルや経験を積み上げて、同じ職場で長く働き続けたい人にも半導体製造工場は向いています。
半導体業界は実務経験が重視される業界です。仕事を通して機械の操作方法や業界の専門知識を身につけることで、工程管理や装置管理など管理職として活躍するチャンスを得られ、同じ職場や業界で安定して働きやすくなります。
また、特定の工程や装置に関する優れた知識や技術を習得すれば、エンジニアのような専門職になる道もひらけます。
専門職レベルのポジションはさすがに簡単に得られるものではありませんが、工場にとってなくてはならない役割なので、定年まで腰を据えて働きたい人は目指してみる価値があります。
7.半導体製造工場の仕事がおすすめできない人の特徴
半導体製造工場の仕事をおすすめできない人の特徴として、以下の2つが挙げられます。
- 日勤だけの仕事をしたい人
- クリーンスーツを着たくない人
それぞれについて、詳しく解説します。
7-1.日勤だけの仕事をしたい人
半導体製造工場での仕事は夜勤が発生することがあるため、日勤だけの仕事をしたい人にはあまり向いていません。
求人によっては日勤のみに限定しているところもありますが、そのような工場は少数派であり、求人倍率も高くなる傾向にあります。
半導体製造に携わろうと考えている人は、基本的に夜勤が必須であることを念頭においたうえで求人に応募することをおすすめします。
7-2.クリーンスーツを着たくない人
半導体製造はクリーンルームでの作業時に、クリーンスーツと呼ばれる専用の作業服を着用する必要があります。
また、クリーンスーツの他にも、帽子・マスク・手袋の着用、専用靴への履き替えなどをおこなうなど、身だしなみを徹底しなければなりません。
特定の作業服を身につけることに窮屈さや煩わしさを感じる人には、半導体製造工場での勤務は不向きといえるでしょう。
8.半導体製造工場の転職需要や将来性
半導体はさまざまな産業で欠かせないものですが、転職需要や将来性はどうなのでしょうか。ここからは、転職の需要や将来性について詳しく解説します。
8-1.転職需要
IoTが普及した現代社会において、半導体はもはや欠かせない存在です。世界的に需要が急増していることを受け、日本でも国内での生産・開発能力を強化し、世界シェアを伸ばして競争力を高めるという大きな目標を掲げています。
自国で半導体の生産・開発に注力するには、当然設備や人材が整っていなければなりません。つまり半導体製造工場は、人材の需要が大きいといえます。
半導体の需要は今後も続くと考えられ、生産・開発体制に関しても、さらなる強化が検討される可能性があります。半導体製造工場への就職・転職を希望する人にとっては絶好のチャンスといえるでしょう。
8-2.将来性
今、日本では人口減少や高齢化が問題視されており、社会における人手不足にもつながっています。その対策として進められている仕組みの一種がロボット化やデジタル化です。
このロボット化やデジタル化には半導体が欠かせません。そして、人手不足の問題は短期間で解決できるものではないため、今後も半導体の需要、すなわち半導体製造工場の需要は高い水準を維持することが予想されます。
また、仮に人手不足が解消されたとしても、利便性を高めるためのIoT技術の追求は依然として続いていくことでしょう。そのように考えると、半導体の生産・開発に関わる半導体製造工場の仕事は将来性が高いといえます。
9.半導体製造工場に就職・転職する方法
ここまでは、半導体製造の仕事内容について解説してきましたが、実際にどうすれば半導体製造の工場で働くことができるのか、気になる人も多いと思います。
そこでここからは、半導体製造工場で働くための方法について具体的に紹介していきます。
9-1.半導体製造工場の求人の探し方
半導体製造工場の求人を探す際は、工場や製造業に強いサイトを利用するのがおすすめです。
工場や製造業に強い求人サイトは、検索時に絞り込める条件も工場・製造業の求人探しに特化したものになっています。
貯まるワーク(旧JOBPAL)を例に挙げると、「製造・工場系」に該当する職種のなかから、「機械操作」「検品・検査」「ピッキング・軽作業」など、さらに細かく仕事内容を絞り込み、自分に合った求人を検索することが可能です。
また条件に関しても、「社宅・寮完備」「車通勤OK」「送迎あり」などの特徴や、「日勤」「夜勤」などの勤務形態を指定することができます。
このような仕事内容(工程)、福利厚生、夜勤の有無などは工場ごとに異なり、働き方に大きく影響します。したがって、これらの条件を絞り込める工場・製造業に特化した求人サイトのほうが、短時間で効率的に、自身に合った職場を見つけやすいのです。
絞り込みを上手に活用するためには、求人サイトを利用する際、働くうえで自身が外せない必須条件を事前に決めておくことが重要です。
「稼ぎたいので夜勤に多く入りたい」「業界未経験で入社したい」「車で通勤したい」など、まずは自身の希望をまとめましょう。ここを明確にしておくことで、効率的に希望の求人を探しやすくなります。
貯まるワーク(旧JOBPAL)では、さまざまな工場の半導体製造の求人を紹介しています。前述した仕事内容、特徴、勤務形態の他、エリアやキーワードからも求人検索ができるため、半導体製造に関する仕事をお探しの人は、ぜひ参考にしてください。
9-2.半導体製造工場の面接対策
希望の求人に応募したら、次は面接に進みます。半導体製造工場の面接では、特に以下の点が重視される傾向にあります。
- 服装や髪型などの身だしなみ
- 仕事の丁寧さ
- 仕事に真面目に取り組めるかどうか
- ルールを守れるか
では、どのように対策をすればよいのでしょうか?具体的に見ていきましょう。
半導体製造工場では繊細な部品や機器を扱うため、身だしなみや清潔感が重視されており、面接でも身だしなみから応募者の人柄を判断されることがあります。
面接時の服装は、できればスーツを着用するのが望ましいです。髪の毛を染めている人は派手な染色を避けて染め直しましょう。黒髪が無難です。ヒゲや化粧にももちろん注意します。身支度を整えたら鏡を見て清潔感があるかどうか、しっかりチェックしてください。
また、身だしなみではわからない性格や内面の部分は、面接時の受け答えで判断されます。前述した丁寧さ・真面目さ・ルールが守れることを、さりげなく面接で伝えられる回答をあらかじめ考えておきましょう。
面接で質問される内容としては、他の業種と同様に志望動機を聞かれることが多いです。このときに大切なのは、「この工場で働きたい」という強い気持ちが伝わるかどうかです。
面接を受ける際は、事前に企業情報を十分に調べておき、「なぜその工場で働きたいのか」という自分なりの志望動機をしっかり練っておきます。
また、企業について調べるときに大事なのは内容の深さではなく、調べる姿勢です。専門的な知識を覚えるよりも、半導体製造工場や面接を受ける企業のことを少しでも知ろうとするほうが、採用につながるでしょう。
半導体製造工場は、学歴や専門知識よりも人柄や姿勢が重視されるケースが多いです。「自分にできるかな」と不安に思っている人でも、身だしなみを整え、丁寧さや真面目さ、働きたい気持ちを十分にアピールできれば、採用される可能性はあります。
あまり思い悩みすぎず、まずは対策に全力を尽くしておきましょう。
面接に不安を感じている人は、一度貯まるワーク(旧JOBPAL)の面談応募を利用して、面接対策をしてみてはいかがでしょうか。就職・転職に関わる面接以外の相談も承っているので、まずはお気軽にご応募ください。
10.半導体製造の仕事に関するよくある質問
ここからは、半導体製造の仕事に関するよくある質問を、Q&A形式で回答します。
10-1.半導体製造工場の仕事は難しい?
半導体製造の仕事は未経験者でもチャレンジできますが、「誰にでも簡単にできる仕事」というわけではありません。
工場では精密な装置を取り扱うため、設計書やマニュアルに沿った正確な作業が求められます。また、細かな作業をミスなく継続しておこなう、高い集中力も求められます。
そのため、人によっては半導体製造工場の仕事は難易度が高いと感じることもあるでしょう。
10-2.半導体製造工場は安全に働ける?
半導体製造工場では、従業員が安全に働けるように徹底した安全管理を実施しています。ただし、作業中は事故を起こさないよう各個人が十分に注意する必要があります。
たしかに半導体の製造では、高圧ガスや特定化学物質を扱う工程がありますが、工場内には「ガス検知システム」や「薬液漏洩検知システム」が設置され、万が一の事故にも速やかに対応できる環境が整備されているため安心です。
また、各工場ではガスや薬品の漏洩時の対応訓練などをおこない、従業員の安全教育を徹底しています。
10-3.半導体製造工場の平均給与はどれくらい?
厚生労働省の統計データによると、半導体製造業の平均賃金(年収)は、全国で428万7,000円です。
国税庁が発表した「令和6年分 民間給与実態統計調査」によると、民間の事業所に勤務する給与所得者全体の平均年収は478万円(男女計)であり、一般的な年収と比較すると、半導体製造業の平均年収は少し低めです。
しかし、半導体製造の仕事は未経験からでもキャリアアップが図れるため、自身の努力次第では、平均よりも高い年収を狙える可能性は十分にあるでしょう。
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参照:job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))「半導体製造」
https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/268
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参照:国税庁「令和6年分 民間給与実態統計調査」
https://www.nta.go.jp/publication/statistics/kokuzeicho/minkan/gaiyou/2024.htm
10-4.半導体製造工場の年齢層はどれくらい?
厚生労働省のデータでは平均年齢43.5歳とされていますが、求人サイトを見ると20〜30代の募集も多く、現場では幅広い層が活躍しています。
これほど全世代が活躍できる理由は、仕事の始めやすさと負担の少なさにあります。作業はマニュアル化されているため、特別な学歴や経験は不要です。
さらに、体力的な負担が少ない工程も多いため、40〜50代から入社しても無理なく続けられます。また、将来を見据えて安定して働きたい20〜30代にとっても、キャリアを築きやすい職場といえます。
実際のキャリアパスも明確で、20代は基礎を学ぶ研修からスタートし、30代になればある程度の経験を積んで各管理や各工程のリーダーを任される人が増えてきます。そして40代以上は、ベテランとして管理業務や後輩の育成に携わることが一般的です。
このように、半導体製造工場はどの年齢でも始めやすく働きやすいです。「未経験だから」「年齢がネックだから」と臆してしまっている人でも、安心してチャレンジしてみてください。
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参照:job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))「半導体製造」
https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/268
11.まとめ
IoTの普及にともない需要が高まった半導体ですが、だからこそ半導体製造工場は人手が不足している傾向にあります。半導体は今後さらに需要が高まっていくことが予想されるため、半導体製造工場でも多くの人材が求められるでしょう。
半導体製造の仕事はマニュアルが完備されているため、未経験者でも活躍できる可能性は大いにあります。また、工程によっては体力をあまり必要としないことから、体力に自信がない人でも安心して働けます。
一方で、扱う部品や機器の精密さから、高い集中力と強い責任感が求められる仕事でもあります。体力よりも精神面の負担が大きい仕事ですが、ルールに沿って実直に仕事に取り組める人であれば、活躍できる人材として重宝されるでしょう。
貯まるワーク(旧JOBPAL)では、半導体製造に関する求人を取り扱っています。未経験から応募できる正社員求人なども紹介しているため、半導体製造の仕事に興味がある人は、チェックしてみてください。
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