夜勤中に眠いときはどうすべき?眠気覚ましの方法や夜勤前にやるべき眠気対策を解説
この記事で分かること
- 夜勤中に眠くなってしまうのは、体内時計の乱れや睡眠不足の蓄積が原因
- 夜勤中の眠気には、休憩時間の仮眠やカフェイン摂取、身体を動かすなどの対処法が効果的
- 夜勤前は、食事を少なめにする、リラックスして睡眠を取るなどで、夜勤中の眠気対策になる
- 夜勤明けは、生活リズムが崩れるほど寝すぎないようにし、リラックスタイムに充てるのがおすすめ
- 眠さがどうしてもつらいときは、勤務時間の変更を相談する、夜勤がない仕事に転職するなどの選択肢がある
※この記事は6分30秒で読めます。
「夜勤中に眠気が襲ってくる……」
「夜勤中に眠くならないためには、何をしたらよいの?」
など、夜勤中の眠気についてお悩みの人もいるでしょう。
実は、夜勤中の行動に加え、夜勤前後の過ごし方を工夫すると、眠気を軽減させ集中して仕事に取り組めるようになります。
今回は、夜勤で眠くなる理由や夜勤中にできる対処法、夜勤前と夜勤明けの過ごし方について解説します。この記事を読めば、夜勤中でも眠気を抑えて働くことができ、これまでストレスを感じていた人も、前向きに勤務できるようになります。
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1.夜勤は眠い……眠気に襲われてしまう理由
夜勤中に眠くなってしまい、「周りにやる気がないと思われているかも……」「すぐに眠くなってしまう自分はダメだ」と、悩んでいませんか?
その眠気は、根性や気合が足りないから起こるのではなく、人間の身体の仕組みが大きく関係しています。ここでは、夜勤中に眠くなってしまう理由を解説します。
1-1.体内時計の乱れ
人間には、約24時間周期でリズムを刻む体内時計(概日リズム)があり、脳の視床下部でコントロールされています。体内時計の働きにより、夜になると体温が下がり、自然と休息に向かう仕組みです。
しかし、本来眠る時間帯に夜勤をおこなうと、この体内時計にズレが生じます。特に午前2〜6時は、1日の中でも体温がもっとも低くなる時間帯であり、身体が強く休息を求めるタイミングです。この時間に活動することになるため、強い眠気を感じやすくなります。
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参照:厚生労働省「体内時計|健康日本21アクション支援システム」
https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/dictionary/heart/yk-039
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参照:日本気象協会「深部体温と熱中症」
https://www.netsuzero.jp/learning/le17
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参照:テルモ体温研究所「睡眠と体温」
https://www.terumo-taion.jp/health/sleep/article01.html
1-2.睡眠不足の蓄積
夜勤前や夜勤明けに眠ろうとしても、日中は生活音や日光の影響を受けやすく、夜間のように深い睡眠をとりにくい傾向があります。さらに、日勤と夜勤が混在する交替制勤務では、就寝時間が日によって変わるため、生活リズムも乱れがちです。
こうした状態が続くと、睡眠不足が解消されないまま蓄積し、睡眠負債と呼ばれる状態に陥ります。睡眠負債がたまると、夜勤中の強い眠気や集中力の低下を招きやすくなります。
2.夜勤中に眠気を感じたとき・夜勤前に眠れなかったときの対処法
「あと3時間もあるのに、まぶたがくっつきそう……」そんなとき、ただ耐えるだけではとても苦しいと思います。眠気と戦いながら夜勤を続けると、思うような成果が出ないだけでなく、重大なミスにつながる恐れもあります。
だからこそ、夜勤中の眠気を上手に解消することが重要です。眠気をコントロールできるようになると、以下のようなメリットが期待できます。
- 夜勤中のストレスが減り、前向きに仕事ができる
- 夜勤に集中でき、高い成果や評価を得られる
- ミスや非効率的な仕事による残業が減る
など
では、実際にどのような方法で眠気を解消すればよいのでしょうか。主な対処法には、以下が挙げられます。
- 仮眠を取る
- カフェインを摂取する
- 水分補給をする
- 身体を動かす
- 身体を冷やす
- ガムや硬いものを噛む
- 軽い間食を取る
- 歯磨きと洗顔をする
- 目薬をさす
- 周りの人と会話をする
- 明るい場所に移動する
- ツボを押す
- 音楽を聞く
それぞれの対処法について、詳しく見ていきましょう。
2-1.仮眠を取る
強い眠気を感じたときは、仮眠を取るのが効果的です。短時間でも睡眠を取ることで、疲労感の軽減や頭のリフレッシュにつながり、仕事の効率アップも期待できます。
夜勤中は、休憩時間を活用して20〜50分(※)程度の仮眠を取りましょう。
ただし、60分以上の仮眠は深い睡眠に入りやすく、起きたあとに強い眠気やだるさが残ることがあるため注意が必要です。
※午前0~4時に開始する場合
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参照:厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド 2023(案)」
https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/001181265.pdf
2-2.カフェインを摂取する
コーヒーや緑茶、エナジードリンクなどに含まれるカフェインも、眠気対策として有効です。カフェインは、眠気を引き起こす物質(アデノシン)の働きを抑えることで、覚醒状態を保ちやすくします。
効果的に活用するには、仕事の30分〜1時間半前に摂取するのがポイントです。カフェインは摂取後すぐに作用するわけではなく、30分ほどで効果が現れ、6時間程度持続します。そのため、夜勤の終盤に摂取すると、勤務後の睡眠に影響が出る可能性があるため控えましょう。
ただし、カフェインには利尿作用がある他、過剰に摂取するとめまいや下痢などの不調を引き起こすことがあります。特にエナジードリンクはカフェイン量が多いものもあるため、飲み過ぎには注意が必要です。
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参照:農林水産省「カフェインの過剰摂取について」
https://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/risk_analysis/priority/hazard_chem/caffeine.html
2-3.水分補給をする
軽い脱水状態になると血液循環が悪くなり、身体のだるさや眠気を感じやすくなります。夏場だけでなく、冬場でも乾燥によって無自覚の脱水(かくれ脱水)が起こることがあるため注意が必要です。
喉の渇きや尿の色が濃いといったサインが見られる場合は、脱水の可能性があります。こうしたときは、こまめに水分を補給することで血流が保たれ、頭がすっきりしやすくなります。
水分補給は一度にまとめて飲むのではなく、少量ずつ回数を分けて摂取するのがポイントです。
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参照:東京科学大学病院「脱水について知ろう!」
https://www.tmd.ac.jp/medhospital/topics/210514b/index.html
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参照:環境省「「健康のため水を飲もう」推進運動」
https://www.env.go.jp/water/water_supply/nomou/index.html
2-4.身体を動かす
同じ姿勢で作業を続けると血行が滞り、眠気が誘発されます。身体を動かすことで、血圧や体温の上昇を促し、眠気を覚ます効果が期待できます。
背伸びや、座ったまま太もも裏を伸ばすストレッチは、眠気覚ましにおすすめです。関節を動かさず筋肉を収縮させる、アイソメトリックスもおすすめです。
例として、胸の前で手のひらを合わせて指を組み、左右の手で押し合うように数秒間力を入れる動きが挙げられます。
人目があるなどの理由で大きな動きをするのが難しい場合、少し歩く・深呼吸をするだけでも効果的です。
2-5.身体を冷やす
人は体が温まると血管が広がり、熱が放出されることで眠気を感じやすくなります。そのため、逆に身体を冷やすことで覚醒しやすくなります。
冷たい刺激を受けると交感神経が優位になり、眠気の軽減につながるとされています。具体的には、冷たいタオルを顔に当てる、冷水で顔を洗う、冷たい飲み物を飲むなどの方法が効果的です。
2-6.ガムや硬いものを噛む
ガムなどを噛むと、セロトニンという脳内物質が分泌されます。これにより、身体が活性化され、意識がハッキリするようになります。カフェインや、ミントのスーッとした清涼感で眠気を覚ますガムを選ぶとよいでしょう。
噛んであごを動かすことが大事なので、食べるものはガムでなくても構いません。例えば、せんべいのように堅い食べ物や、スルメイカのようにしっかり噛む食べ物で眠気対策をしてもよいでしょう。
2-7.軽い間食を取る
空腹で脳のエネルギー源であるブドウ糖が不足すると、眠気や集中力の低下が起こります。そのため、眠気解消には軽い間食がおすすめです。
ただし、食事によって血糖値が急上昇・急降下する、血糖値スパイクが起こると、強い眠気や倦怠感に襲われます。特に、食生活が不規則な人や、お米やパン、お菓子など糖質の高い食べ物をたくさん食べる人は、血糖値スパイクが起こりやすいため注意しましょう。
夜勤中の間食では、血糖値が緩やかに上がる低GI食品(ナッツ類や無糖ヨーグルトなど)を、少しずつよく噛んで食べるのがおすすめです。
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参照:厚生労働省 「生活習慣病などの情報 食後高血糖」
https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/dictionary/metabolic/ym-086
2-8.歯磨きと洗顔をする
歯磨きや洗顔は、気分転換になるだけでなく、眠気対策としても有効です。口腔内への刺激やミントの清涼感により、眠気が和らぐことがあります。
また、冷たい水で顔を洗うのもおすすめです。「身体を冷やす」で解説したとおり、冷たい刺激を受けると交感神経が優位になり、活動しやすい状態へと切り替わります。
メイクをしている場合など洗顔が難しいときは、フェイスミストを使ってリフレッシュするのもよいでしょう。
2-9.目薬をさす
夕方以降は目が乾きやすくなり、しょぼしょぼとした不快感を覚えることがあります。こうした状態は、眠気を強く感じる一因になることがあります。
目薬を使って目の乾きや疲れを軽減すると、不快感が和らぎ、一時的に眠気が軽減されることがあります。市販の目薬には、メントールなどの清涼成分が配合されたものもあり、使用すると冷たい刺激によって意識がはっきりしたように感じられる場合があります。
ただし、これらはあくまで一時的な覚醒作用であり、眠気そのものが解消されるわけではない点には注意が必要です。
2-10.周りの人と会話をする
周りの人と会話をすると、口を動かしたり相手の話に反応したりすることで脳が刺激され、眠気の軽減につながることがあります。また、人とやり取りをすることで適度な緊張感が生まれ、意識がはっきりしやすくなります。
一人で作業しているときに比べてぼんやりする時間が減るため、眠気を感じにくくなる点もメリットです。
2-11.明るい場所に移動する
明るい光は、眠気を促すメラトニンの分泌を抑える働きがあり、眠気の軽減につながるとされています。そのため、日光や明るい照明が当たる場所に移動することは、眠気対策として有効です。
また、スマートフォンやパソコンの画面から発せられる光にも、覚醒を促す作用があります。ただし、これらの光は日光ほど強い効果があるわけではありません。
なお、画面を長時間見続けると目の疲れや乾燥の原因となるため、適度に休憩を挟みながら使用することが大切です。
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参照:厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド2023 (案)」
https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/001181265.pdf
2-12.ツボを押す
ツボ押しなどの刺激を与える方法も、眠気対策の一つです。体に刺激が加わることで感覚が活性化し、眠気が紛れやすくなることがあります。
例えば、耳たぶを軽く引っ張ったり、もんだりするといった刺激でも、意識がはっきりする場合があります。ただし、効果には個人差があり、眠気そのものを根本的に解消するものではありません。
代表的なツボとしては、手の甲にある「合谷(ごうこく)」が知られています。親指と人差し指の間に位置しており、押すことで刺激を与えやすい部位です。
作業中でも手軽におこなえるため、眠気を感じたときの対処法の一つとして試してみるとよいでしょう。
2-13.音楽を聞く
職場のルールで許可されている場合は、音楽を聞くことも眠気対策の一つです。音楽によるリズムや刺激によって気分が切り替わり、眠気が紛れやすくなることがあります。
特にアップテンポな曲は、気分を高めたり、作業への集中を促したりする効果が期待できます。また、聞き慣れた音楽であれば作業の妨げになりにくく、気分転換としても活用しやすいでしょう。
音楽配信サービスでは、眠気対策や集中用のプレイリストが公開されていることもあるため、自分に合ったものを選んで取り入れるのも一つの方法です。
3.夜勤前にやるべき眠気対策
夜勤中の眠気を防ぐには、事前の過ごし方が重要です。夜勤前は「しっかり食べておく」「長く寝ておく」といった対策を考えがちですが、実際にはこれらが必ずしも効果的とは限りません。
夜勤前の行動を工夫することで、夜勤中の眠気を軽減し、仕事の効率アップにつなげることができます。今日から取り入れられる主な対策は、次のとおりです。
- 食事は少なめで済ませる
- リラックスして睡眠を取る
- できるだけ家でゆっくり過ごす
- カフェインの摂取タイミングを調整する
それぞれの対策について、詳しく見ていきましょう。
3-1.食事は少なめで済ませる
夜勤前にエネルギーをつけようと、つい食べ過ぎてしまう人もいるかもしれません。しかし、満腹になると消化のために血流が胃腸に集まりやすくなり、眠気を感じやすくなることがあります。
そのため、夜勤前の食事は消化のよいものを腹八分目程度にとどめるのがポイントです。
また、長時間の勤務中に空腹を感じることもあるため、軽食を用意しておくと安心です。ナッツや無糖ヨーグルトなど、血糖値の急激な変動を抑えやすい食品を少量ずつ取り入れるとよいでしょう。
3-2.リラックスして睡眠を取る
夜勤前の睡眠は、時間だけでなく質も意識することが大切です。仮眠を取る場合は、1時間半または3時間を目安にすると、比較的すっきり起きやすいとされています。
これは、睡眠が約90分の周期で浅い眠りと深い眠りを繰り返しているためで、浅い眠りのタイミングで目覚めると、起床後のだるさを感じにくくなるためです。ただし、睡眠のリズムには個人差があるため、あくまで目安として考えましょう。
また、質のよい睡眠を取るためには、就寝前の過ごし方も重要です。入浴を取り入れる場合は、以下のポイントを意識すると入眠しやすくなります。
- 睡眠の30〜60分前に入浴する
- お湯の温度は40度くらい
- 30分間浸かる
また、スマートフォンなどの強い光は、睡眠を促すメラトニンの分泌に影響を与えるとされています。就寝前は、できるだけ画面の使用を控えることが望ましいでしょう。
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参照:厚生労働省「眠りのメカニズム」
https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/heart/k-01-002
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参照:公益財団法人 健康・体力づくり事業財団「睡眠」
https://www.health-net.or.jp/tairyoku_up/chishiki/sleep/t03_10_03_03.html
3-3.できるだけ家でゆっくり過ごす
夜勤前は日中の時間を自由に使えるため、外出の予定を入れることもあるでしょう。気分転換として外に出ること自体は問題ありませんが、長時間の外出や活動量が多いと、疲労がたまりやすくなります。
疲れが残った状態で夜勤に入ると、眠気を感じやすくなるため注意が必要です。
夜勤前に無理に長時間眠る必要はありませんが、眠気に悩んでいる場合は、外出を控えめにして家でゆっくり過ごす時間を確保するとよいでしょう。
3-4.カフェインの摂取タイミングを調整する
前述のとおり、カフェインは摂取後すぐに作用するのではなく30ほどで効果が現れます。そのため、効果的に活用するには仕事の30分〜1時間半前に摂取するのがポイントです。
眠気対策には、コーヒーや緑茶、エナジードリンクなど、カフェインを含む飲み物を活用するとよいでしょう。
ただし、カフェインの取りすぎには注意が必要です。特にエナジードリンクはカフェイン量が多いものもあるため、過剰に摂取しないようにしましょう。
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参照:消費者庁「食品に含まれるカフェインの過剰摂取について」
https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/food_safety/food_safety_portal/other/contents_002/
4.次の夜勤を少しでも楽に!夜勤明けの過ごし方
夜勤明けに1日中寝てしまい、「何もできなかった……」と感じたことはありませんか?夜勤明けの過ごし方を少し工夫するだけで、気持ちのリフレッシュにつながるだけでなく、次の夜勤時の眠気対策にもつながります。
ここでは、夜勤明けをより快適に過ごすためのポイントをご紹介します。
- 生活リズムが崩れるほど寝すぎない
- 一度仮眠を取って夜本格的に寝る
- リラックスタイムに充てる
それぞれのポイントについて、具体的に見ていきましょう。
4-1.生活リズムが崩れるほど寝すぎない
夜勤明けに長時間寝てしまうと、生活リズムが乱れやすくなり、かえって疲れが抜けにくくなることがあります。
そのため、夜勤明けは必要以上に寝すぎないことがポイントです。日中の睡眠は短めにとどめ、夜はできるだけ普段に近い時間に就寝するようにしましょう。
4-2.一度仮眠を取って夜本格的に寝る
夜勤明けは生活リズムを整えるために、できるだけ夜まで起きておくのが理想とされています。しかし、疲れが強く、すぐに眠りたくなることも多いでしょう。
そのような場合は、日中に短時間の仮眠を取り、夜にあらためてしっかり眠る方法がおすすめです。
このように睡眠のタイミングを分けることで、疲労を和らげつつ、夜に質のよい睡眠をとりやすくなります。
4-2-1.夜勤明けの仮眠のコツ
- 光や音など、外部からの刺激を遮る
- 午前中に短時間の仮眠を取る
- 横になって身体を休めるだけでもOK
日中は光や生活音の影響を受けやすく、熟睡しにくい環境になりがちです。そのため、アイマスクや遮光カーテン、耳栓などを活用し、できるだけ外部からの刺激を遮りましょう。
また、午後の長時間の仮眠は夜の睡眠に影響しやすいため、午前中に短時間の仮眠にとどめるのがポイントです。どうしても眠れない場合は無理に寝ようとせず、横になって身体を休めるだけでも疲労回復につながります。
4-3.リラックスタイムに充てる
夜勤の時間帯に働くことは何かとストレスがたまりやすく、そのままにしていると体調不良の原因となってしまいます。
そのため、夜勤明けは自分なりのリラックスタイムを作り、心身をリフレッシュさせることをおすすめします。
4-3-1.アクティブ派におすすめのリラックス方法
じっと休むよりも、身体を動かしたり外出したりすることでリフレッシュできる人もいるでしょう。そうした人には、次のような過ごし方がおすすめです。
◎アクティブ派におすすめのリラックス方法
- 運動する
- 買い物をする
- カフェに行く
- ライブや映画鑑賞などの趣味を楽しむ
- 朝活に参加する
- 友達と遊ぶ
- 銀行や役所など用事を一気に済ませる
これらの方法を取り入れることで、気分転換になりやすく、日中の時間を有効に活用できます。また、適度に身体を動かすことで、夜の睡眠にもつながりやすくなります。
4-3-2.インドア派におすすめのリラックス方法
夜勤明けは外出せず、自宅でゆっくり過ごしたいという人もいるでしょう。無理に動かなくても、自分のペースで過ごすことで十分にリフレッシュできます。
◎リフレッシュ派におすすめのリラックス方法
- 撮りためたビデオや映画を見る
- 本を読む
- ネットサーフィンをしたり、SNSを見たりする
- ゲームをする
- 自宅でアロマやマッサージをする
- 何もしないでのんびり過ごす
- お酒を飲む
これらは、気分転換をしながら心身を休められる過ごし方です。特に、アロマやマッサージなどはリラックス効果が期待でき、疲労の軽減にもつながります。
「何かをしなければ」と考えるのではなく、自分が心地よいと感じる時間を過ごすことが大切です。
5.眠さ対策ができれば夜勤の仕事はこんな人におすすめ
「夜勤は眠くて大変そう」と感じて、自分には向いていないと思っていませんか?しかし、眠気対策をしっかりおこなえば、夜勤は理想の働き方を実現する手段にもなり得ます。
例えば、収入を増やしたい人や、通勤ラッシュや人混みにストレスを感じる人にとって、夜勤は魅力的な選択肢です。また、日中の時間を有効に使いたい人にも向いているでしょう。
以下のような特徴に当てはまる人は、夜勤の仕事を検討してみるのも一つの方法です。
- お金を稼ぎたい人
- 満員電車や通勤ラッシュが苦手な人
- 昼の時間を有効活用したい人
- 昼に違う仕事をしている人
- 静かな環境で働きたい人
それぞれの特徴について、夜勤が向いている理由を詳しく解説します。
5-1.とにかく稼ぎたい人
夜勤の魅力は、効率よく収入を増やせる点です。午後10時から午前5時までの深夜労働に対して、基本給の25パーセント以上の深夜割増賃金を支払うことが法律で義務付けられています。
さらに企業によっては、独自の夜勤手当を上乗せしている場合もあり、日勤よりも収入が高くなる傾向があります。
では、夜勤の有無でどのくらい収入に差が出るのか、シミュレーションしてみましょう。
【前提条件】
- 時給1,500円、日勤10日+夜勤10日、1日8時間(休憩1時間)勤務する場合を想定
- 夜勤は一般的な午後8時~午前5時のシフトと仮定
【日勤のみと夜勤ありの月収シミュレーション】
| 日勤のみ | 夜勤あり (午後8時〜午前5時・日勤10日 +夜勤10日) |
|
|---|---|---|
| 計算 | 時給1,500円 × 8時間 × 20日 = 240,000円 ※休憩時間を除いて計算 |
日勤分: 時給1,500円 × 8時間 × 10日 = 120,000円 ※休憩時間を除いて計算 夜勤分: (午後8時〜10時)時給1,500円 × 2時間 × 10日 = 30,000円 (午後10時〜午前5時)時給1,500円 × 1.25 × 6時間 × 10日 = 112,500円 ※休憩時間を除いて計算 |
| 想定月収比較 | 240,000円 | 262,500円 |
※実際に受け取る手取りは、月収から社会保険料などを引いた金額です。
※夜勤は休憩時間を除き、実働8時間(うち深夜時間6時間)で計算しています。
日勤のみでは月収24万円ですが、月の半分を夜勤にした場合は月収26万円程度と、夜勤のほうが2万円程度高いです。
実際は、夜勤があると基本給が高く設定されていたり、独自の夜勤手当を設けていたりするため、夜勤の月収はさらに上がる可能性があります。
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参照:労働基準法|e-Gov 法令検索「第三十七条 時間外、休日及び深夜の割増賃金」
https://laws.e-gov.go.jp/law/322AC0000000049#Mp-Ch_4-At_37
5-2.満員電車や通勤ラッシュが苦手な人
通勤ラッシュにストレスを感じやすい人は、夜勤に向いています。
夜勤は夕方や夜に出社し、朝方に退社する働き方です。そのため、一般的な通勤時間帯と重なりにくく、混雑した電車やバスを避けやすくなります。
また、多くの人が移動する時間帯とは逆の流れになるため、比較的空いている交通機関を利用できる点もメリットです。
5-3.昼の時間を有効活用したい人
昼間の時間を有効に使いたい人にも、夜勤は向いています。
夜勤の場合、多くの人が活動している日中に自由な時間を確保できるため、混雑を避けて買い物や用事を済ませやすくなります。役所や銀行など、平日の日中しか利用できない場所にも行きやすい点は大きなメリットです。
また、資格取得のための勉強やスクールへの通学など、自己投資に時間を使うこともできます。自分のペースで予定を立てやすく、時間を有効活用しやすい働き方といえるでしょう。
5-4.昼に違う仕事をしている人
ダブルワークを考えている人や、日中に本業があるフリーランス・自営業の方にも夜勤は向いています。
日中の仕事が終わったあとに夜勤を入れることで、効率よく収入源を増やせる点がメリットです。実際に、副収入を得る手段として夜勤のアルバイトを選ぶケースもあります。
また、シフト制の職場であれば出勤日を調整しやすく、本業の状況に合わせて働き方を柔軟に変えられる場合もあります。
ただし、長時間労働になりやすく、体への負担が大きくなる可能性がある点には注意が必要です。勤務条件や副業の可否については、事前に確認しておきましょう。
5-5.静かな環境で働きたい人
落ち着いた環境で働きたい人にも、夜勤は向いている場合があります。夜間は日中に比べて人の出入りが少ない傾向があり、比較的静かな環境で業務に取り組みやすい職場もあります。
また、接客や電話対応が少ない業務も多いため、「一人で集中して作業したい」「周囲に気を遣いすぎずに働きたい」という人にとっては、働きやすいと感じることもあるでしょう。
なかでも、工場の作業員や清掃、警備などの職種はこうした環境で勤務できるケースが多く、夜勤の求人も見つけやすい傾向にあります。
6.夜勤中に感じる眠さがどうしてもつらいときは
いろいろな対策をしてみたものの、「夜勤中の眠気がどうしてもつらい……」とお悩みの人もいるでしょう。
「次の夜勤のことを思うと憂うつ」「周りは平気なのに、どうして自分はできないんだろう」と思い詰める必要がありません。無理に夜勤を続けるのではなく、別の選択肢を選ぶのも一つの手です。
- まずは無理せず自分の身体を大切にする
- 勤務時間の変更を相談してみる
- 夜勤がない仕事に転職する
それぞれの選択肢について詳しく解説します。
6-1.まずは無理せず自分の身体を大切にする
夜勤は生活リズムが崩れやすく、身体に負担がかかりやすい働き方です。そのため、無理をしないことが何よりも大切です。
疲れやストレスが強いと感じる場合は、心身に負担がかかっているサインといえるでしょう。そのまま無理を続けると体調を崩してしまう可能性もあります。
つらいと感じたときは自分の体調を優先し、しっかり休むことも重要です。無理のない範囲で働き続けることを意識しましょう。
6-2.勤務時間の変更を相談してみる
夜勤だけがつらく、職場環境には大きな不満がない場合は、まず勤務時間の調整について相談してみる方法があります。
シフトを見直して夜勤の回数を減らしたり、日勤中心の働き方に変更できたりする可能性もあるため、無理のない範囲で働ける形を模索してみるとよいでしょう。
6-3.夜勤がない仕事に転職する
勤務時間の調整が難しい場合や相談しても状況が改善しない場合は、夜勤のない仕事への転職を検討するのも一つの選択肢です。
無理を続ける必要はありません。現在の働き方が合わないと感じる場合は、自分に合った環境を見直すことも大切です。
7.まとめ
夜勤中の眠気は、仮眠やカフェインの活用、身体を動かすなどの工夫によって軽減できます。また、夜勤前の過ごし方や睡眠の取り方を見直すことで、眠気を感じにくい状態をつくることも可能です。
さらに、夜勤明けの過ごし方を工夫し生活リズムを整えることも、継続して働くうえで重要なポイントです。
夜勤は大変な面もありますが、自分に合った対策を取り入れることで無理なく働き続けることができます。体調を第一に考えながら、自分に合った働き方を見つけていきましょう。






















