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更新日:2023年12月18日

満年齢とは?履歴書の年齢の書き方をわかりやすく解説

満年齢とは?履歴書の年齢の書き方をわかりやすく解説

※この記事は4分30分で読めます。

「満年齢ってどのような数え方?」
「履歴書の年齢の書き方を知りたい」
など、満年齢に関して疑問を持っている方もいるでしょう。

満年齢とは、生まれた日を0歳とし誕生日ごとに1歳ずつ増える年齢の数え方で、履歴書にも満年齢を記載します。

今回は、満年齢の概要、他の年齢の数え方との違い、履歴書での年齢の書き方などを解説します。この記事を読めば年齢の数え方がよくわかり、正しい履歴書を書けるようになります。

1.満年齢とは?

満年齢とは、生まれた日を0歳とし、最初の誕生日を迎えて1歳、次の誕生日を迎えて2歳……というように年齢が上がっていく数え方です。

例えば、1993年5月10日生まれの方は、2023年5月10日に満30歳になります。誕生日を迎える前日の2023年5月9日の時点では満29歳です。

現代では、年齢といえばこの満年齢を指すことが一般的であり、自分の年齢として把握しているものだと考えてほぼ間違いないでしょう。

2.年齢の数え方には種類がある

一般的な年齢の数え方といえば満年齢ですが、実は年齢の数え方にはいくつかの種類があり、場面によって使い分けることもあります。それぞれがどのような数え方なのか確認しましょう。

2-1.数え年

数え年とは、生まれた日を1歳とし、その次からは元日を迎えるたびに1歳ずつ年が上がっていく数え方です。数え年の場合には誕生日に年齢が上がるという考え方はなく、みんな平等に元日に年を重ねます。

例えば、1993年5月10日生まれの方は、生まれた日から1993年12月31日までは1歳、1994年1月1日に2歳となり、元日ごとに年を重ね、2023年1月1日に数え年で31歳になるということです。

満年齢と比較すると1~2歳分の差が生じることがわかります。現代ではあまり一般的な数え方ではありませんが、七五三や長寿の慶事、厄年などでは数え年を用いる習慣があります。

2-2.年度内年齢

年度内年齢とは、その年度内に迎える誕生日での満年齢を指します。多くの場合、年度とは4月1日~3月31日であるため、その年度内は同じ年齢として括る考え方です。

例えば、1993年5月10日生まれの方は2023年5月10日に誕生日を迎え満30歳となりますが、年度内年齢の考え方では2023年4月1日から30歳として数え、2024年4月1日から31歳と数えます。

似た言葉に年度末年齢という言葉がありますが、こちらは年度末の3月31日時点での満年齢を指しています。

2-3.保険年齢

生命保険や医療保険の契約に関わる保険独自の年齢の数え方として、保険年齢というものもあります。

満年齢○歳□ヵ月の「□ヵ月」の部分を、切り上げや切り捨てる考え方です。具体的には、6ヵ月以下は切り捨て、6ヵ月を超える場合には切り上げになります。

例えば、契約日の時点で満25歳6ヵ月の場合、6ヵ月の部分は切り捨てで契約年齢は25歳となりますが、満25歳7ヵ月だった場合には、7ヵ月の部分を切り上げて契約年齢は26歳となり、満年齢よりも1歳上の年齢となります。

保険の場合、年齢によって保険料の変動があるケースがあります。契約日によっては契約年齢が満年齢よりも上になり、「思ったよりも高い!」と感じることもあるかもしれません。

保険年齢は使う場面が限定的でわかりにくいこともあり、現在は満年齢を契約年齢にする保険も多くなっています。保険を契約する場合には、契約する商品が満年齢と保険年齢のどちらを基準にしているのかを確認しましょう。

3.履歴書に書くのは満年齢!

多くの履歴書には生年月日を記入する欄があり、その隣に年齢欄があります。解説したとおりいろいろな年齢の数え方がありますが、履歴書に書く際には提出時の満年齢を使用します。

なお、履歴書全体の書き方について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

3-1.満年齢の計算方法

満年齢は一般的に使われる現在の年齢のことですが、あらためて聞かれると「今何歳だったかな……」と不安に感じる方もいるのではないでしょうか。少しでも不安を感じる場合には、履歴書を書く前に満年齢を確かめましょう。

満年齢の確かめ方は大きく2つあります。

(1)西暦で計算する

満年齢の計算には、西暦を使うと便利です。

まず、現在の西暦から生まれた年の西暦を引きます。計算日の時点でその年の誕生日を迎えている場合、この引いた数字が満年齢になります。

まだ誕生日を迎えていない場合には、引いた数字からさらに1を引いた数字が満年齢です。

例)2023年10月1日における満年齢の計算

  • 1996年8月10日生まれの方の場合
  • 2023-1996=27

    ※すでにその年の誕生日を迎えているため、満年齢は27歳。

  • 1985年11月15日生まれの方の場合
  • 2023-1985=38

    ※まだその年の誕生日を迎えていないため、38-1=37となり、満年齢は37歳。

(2)年齢早見表で確認する

計算だと間違いがありそうで不安だという方は、年齢早見表で確認しましょう。

インターネットで「年齢早見表」と検索すると多くのページがヒットしますので、ぜひチェックしてみてください。

4.履歴書に年齢を書く際のポイント

年齢の欄は履歴書のなかの小さな一角ですが、それでも記入の際にはいくつかの注意点やポイントがあります。履歴書に年齢を書く際のポイントを4つご紹介します。

4-1.提出日の満年齢を書く

履歴書には提出日の記入欄があり、郵送する日または持参する日の日付を記入します。年齢の欄には、郵送日または持参日に合わせた満年齢を記入しましょう。

4-2.提出日が誕生日前日だった場合は誕生日を提出日にする

提出する予定の日が誕生日前日だった場合、提出期限に余裕があるのなら提出日を1日ずらして誕生日に合わせましょう。

郵送日が誕生日間近のタイミングだと、郵送してから企業に履歴書が届くまでに満年齢が1つ上がってしまう可能性があり、採用担当者に誤解を与えたり、間違いだと思われたりしてしまうかもしれません。

面接の際、履歴書記載の年齢と面接の際の年齢が合致していれば説明の手間もなく、スマートに面接を進められます。

4-3.早生まれの場合も同じ数え方になる

早生まれとは、1月1日~4月1日に生まれた方のことを指します。

同じ学年の子と比較し、生まれてから入園・入学までの期間が短いため、「生まれてから早く入園・入学する」という意味で早生まれと呼ばれています。

誕生日を迎える時期が遅いため、「○○歳になる学年です」などと説明を入れる方もいますが、履歴書の場合は必要ありません。早生まれの場合であっても、あくまで満年齢の数え方で現在の年齢を記入しましょう。

4-4.書き方は西暦でも和暦でも問題ない

生年月日の書き方は、西暦でも和暦でもどちらでも構いません。ただし、履歴書内では和暦か西暦のどちらかに表記を統一しましょう。

生年月日を西暦で記入するなら他の欄も西暦、和暦で記入するなら他の欄も和暦といった形で統一します。

履歴書の正しい書き方については、JOBPALの他の記事もぜひ参考にしてください。

5.まとめ

年齢の数え方は数種類ありますが、もっとも一般的なものが満年齢の数え方です。履歴書に記載する年齢も満年齢を使用します。

今の自分の年齢の書き方に不安がある場合には、計算や年齢早見表でしっかりと確認し、正しい年齢を記入しましょう。これを機に、満年齢以外の年齢の数え方も一般常識として頭に入れておくこともおすすめします。

また、年齢を重ねると転職の際に不利になるのではと心配される方もいるでしょう。JOBPALでは、年齢不問の求人も多数掲載しています。年齢で諦めるのではなく、まずは求人探しからはじめてみませんか?

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