事前練習で内定を勝ち取る!面接練習のメリット6つと具体的な方法
※この記事は6分30秒で読めます。
「面接の練習ってどのようなやり方がある?」
「おすすめの面接練習の進め方を知りたい」
など、面接練習に関して疑問を持っている方もいるでしょう。
面接練習は、本番で緊張せずに自然な受け答えをするために重要であり、面接スキルを向上させるためにはポイントを押さえて練習することが求められます。
今回は、面接練習が重要な理由や練習をすることのメリット、具体的な練習方法などを解説します。この記事を読めば面接練習のことがよくわかり、本番でも緊張せずに面接に臨めるようになります。
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1.事前の面接練習が重要な理由
事前の面接が重要な理由は面接への苦手意識や不安を払拭して、深堀りされた際にも落ち着いて答えるようにするためです。
「履歴書に書いたことを説明すれば良いだけだろう」と甘く見て、ぶっつけ本番や対策不足で挑むことはおすすめできません。上手に説明できず好印象を残せなかったり、極度の緊張で何を話すべきか忘れてしまったりする可能性があります。対策をしてきた他の候補者と比べて、見劣りしてしまうこともあります。
内定を勝ち取るためには、繰り返し練習し、スムーズな受け答えと自己アピールができるまで面接力を高める必要があります。面接は全体の流れや質問内容をある程度予想できますから、事前に練習しておくことで回答内容をブラッシュアップすることが可能です。
2.面接の練習をすることで得られる6つのメリット
本番の面接前に練習を重ねておくと、以下のようなメリットが得られます。
2-1.面接の不安や苦手意識を解消できる
面接を上手にこなすには特別なスキルは必要ありません。大切なのは「慣れ」です。面接の雰囲気や人前で話すこと、目上の人への立ち振る舞いなどによる緊張感に慣れる必要があります。
練習を重ねることで緊張が緩和され、面接当日に上手に喋れなくなる、回答を忘れてしまうといった失敗を防げるようになります。落ち着いた振る舞いができるよう、入室から退室までの一連の流れを想定した練習を重ねましょう。
2-2.スムーズな受け答えができるようになる
面接では面接官の質問意図を踏まえたうえで要点を簡潔に話すことや、自分の魅力を的確に伝えることが求められます。練習を繰り返すことで、スムーズな受け答えができるようになります。
「スムーズな話の展開の仕方」「会話と会話の間合い」などが身につくよう、伝えたい内容を何度も声に出して練習しましょう。
2-3.話し方のクセやトーンを改善できる
面接の練習を繰り返すことで、話し方のクセやトーンを改善する効果も期待できます。自分ではちゃんと話をしているつもりでも、知らずしらずのうちに話し方にクセがついていることがあります。
例えば、喋りだすときに「えっと……」を必ずつけていたり、語尾をのばして喋ってしまったりといったことです。緊張すると早口になってしまうことも、面接慣れしていない場合にはよくあります。このようなクセを矯正するためにも、何度も練習を重ねておくことは大切です。
ただ、自分だけで練習してもクセや欠点を知ることはできません。自分の面接練習を録画・録音するなどして確認することで、こうしたクセは改善できます。
2-4.面接の雰囲気を体験できる
面接練習を繰り返すことで本番の雰囲気を疑似体験できるのもメリットです。面接会場への入室、椅子に座るタイミング、挨拶の仕方、面接中の体勢、退室時の挨拶など、一連の流れを体験することで当日は落ち着いた立ち振る舞いをすることができます。
2-5.客観的に面接内容をチェックしてもらえる
友人や家族を相手に練習をすると、第三者から意見をもらえるメリットがあります。自分ではおかしなところがないと思っていても、「喋り方にクセがある」「身だしなみが崩れている」「姿勢がまっすぐになっていない」「話すときに髪を触っている」など、新たな改善ポイントが見つかるかもしれません。
2-6.自信をつけられる
面接の練習を重ねることで、場の雰囲気にのまれにくくなります。想定される質問に簡潔かつ的確に回答するための練習が自信となり、本番でも失敗せず臨めるようになります。
3.一人でできる面接の練習方法
面接の練習方法には大きく分けて、「一人でできる練習」と「第三者に協力してもらう練習」があります。一人でもできる面接練習の代表的な方法を紹介します。
なお、面接の流れは以下の記事で詳細に解説していますので、練習前にぜひ参考にしてみてください。
3-1.スマートフォンの録音・録画アプリで話し方を確認する
一人で面接練習をする場合、スマートフォンの録音・録画アプリを利用するのがおすすめです。アプリに搭載された「録音」「テキスト起こし」を活用することで、練習に役立てられるでしょう。
再生して見返すことで、悪かった点・改善すべき点を見つけるのに役立ちます。自分だけでなく第三者に録音内容を聞いてもらってアドバイスを受けるのも効果的です。
3-2.鏡を目の前に置いてにこやかな表情をつくる
面接は受け答えをスムーズにおこなうことだけでなく、自然な笑顔で話すことも大切です。緊張すると顔の筋肉がこわばってしまい、根暗な印象を与えてしまうかもしれません。
練習段階から自然な笑顔を作りながら話すことを心がけたいものです。笑顔で自分をアピールできるよう、鏡を目の前に置いて自然でにこやかな表情が作れるように練習を重ねましょう。
また、視線を面接官に合わせているかも大切です。上を見て喋ったり視線を落としたりするクセがないかもチェックします。
3-3.音声を文字に起こして内容をチェックする
どんなに自然に受け答えができるようになっても、聞かれた質問に対して答えがズレていたり、支離滅裂な点があったりすると印象が悪くなってしまいます。スマートフォンの音声入力アプリを使い、喋った内容をテキストに起こしてチェックしてみましょう。
3-4.面接動画を見て参考にする
動画サイトでは、転職活動の面接に関する動画を視聴することができます。他人の受け答えを見られるため、自分に何が足りていないのか、どのような姿勢、どのような表情で喋るのが良いのかなど参考にできるでしょう。
しかし、ただ視聴して終わるのでは自分のレベルアップにはつながりません。自身の練習に動画の指摘ポイントを取り入れてみるなど、自分事としてとらえることも重要です。
4.第三者に協力してもらう面接の練習方法
第三者に協力してもらう練習からは、自分では発見できなかった部分を指摘してもらうことができるかもしれません。その練習方法は以下の3つが考えられます。
4-1.家族や友人を相手に模擬面接をする
友人や家族に協力してもらえるなら、面接官役をお願いしてみましょう。想定される設問集を渡して練習するのがおすすめです。
また、「姿勢の良さ」「声の大きさ」「話し方のクセ」などの項目を事前にリスト化してチェックしてもらうように伝えておくと、スムーズに練習が進められます。自分一人の練習では気付かない点に対するアドバイスやフィードバックをもらい、自分の面接力を上げていきましょう。
ただし、気心が知れた仲だからといって、気を抜いて甘い練習になってしまっては意味がありません。しっかりと緊張感を持って練習しましょう。
4-2.ハローワークの面接練習に参加する
職業紹介機関のイメージが強いハローワークですが、事前に予約をすれば転職サポートの一環として面接の練習をおこなうことも可能です。職員から本番同様の質問をされることで、敬語の使い方や自己PRの答え方など、実践的な内容を学べます。
ハローワークの施設は全国にありますから、誰でも比較的足を運びやすいメリットがありますし、友人や家族との模擬面接と違い高い緊張感を持って練習できるでしょう。
また、面接対策のプロからの客観的かつ本格的なアドバイスがもらえるメリットもあります。
4-3.就職・転職エージェントを利用する
就職・転職エージェントでは、模擬面接やWeb面接などのサービスを開催していることがあります。それらのイベントに参加することでフィードバックを受けることも可能です。担当者と1対1で面接対策ができるメリットがあるほか、プロの目線からのアドバイスがもらえます。
自己分析の支援や求人紹介などを受けることも可能なので、転職活動全体へのアドバイスが欲しいという人には特におすすめできます。
JOBPALでは、誰でも気軽に相談できる面談をおこなっています。ぜひご活用ください。
5.面接の練習でチェックすべきポイント
面接練習は繰り返し何度もおこなうことが重要ですが、闇雲に練習を重ねても面接スキルが向上するとは限りません。ここでは、面接の練習でチェックすべきポイントをご紹介します。
5-1.設問に対して具体的かつ簡潔に回答しているか
面接の練習をする際は、設問に対して具体的かつ簡潔な回答になっているかをチェックしましょう。自分を理解してもらいたいという想いが強いと話が長くなって論点がズレてしまったり、支離滅裂な着地になったりすることも考えられます。
質問に回答する際の時間は長くても1~2分が目安です。まず「結論」を述べ、理由やその考えに至る経緯を述べると、相手に理解してもらいやすくなります。
5-2.用意した返答を丸暗記して喋っていないか
面接の練習と丸暗記は別物として考えましょう。丸暗記した内容を話そうと思うと不自然な話し方になってしまうだけでなく、緊張で記憶が飛んでしまうとパニックになり、言葉が続かなくなってしまう恐れもあります。要点や流れを整理するために紙に書くのは良いですが、自分の言葉で話せるような練習を心がけましょう。
具体的な対策としては、「要点をまとめて箇条書きにしたもの」を覚える方法があります。覚えた箇条書きの内容をつなげることで、さまざまな質問にうまく回答できるようになります。
箇条書きの内容を覚える際、一字一句間違えずに覚える必要はありません。要点だけを押さえておくだけに留めたほうが「丸暗記している感」が出ないので、面接官に熱意や気持ちが伝わりやすくなります。
5-3.返答に困って無言になっていないか
面接練習の結果をチェックする際は、「無言になっている時間が長すぎないか」もチェックしましょう。時には考え込む質問があるかもしれませんが、ぱっと返答がでない質問があっても、無言だと印象を悪くする可能性があります。
どうしても答えを出せずに悩んでしまう際は「少し考える時間をいただけますか」とひと言挟んでから考えるようにし、突然沈黙しないようにしましょう。
5-4.好印象を与える振る舞いや姿勢になっているか
面接官は応募者が入室してきた瞬間から、一挙手一投足を見ています。受け答えがしっかりできているかはもちろん、「姿勢」「態度」なども評価の対象です。
ただ受け答えだけを練習するのではなく、ドアのノック、挨拶、着席など、入室するタイミングから練習をしておきます。はっきりとした挨拶ができているか、好印象を与える振る舞いや姿勢になっているか、お辞儀など所作は美しいか、などといったポイントを面接の動画などでしっかり確認しましょう。
5-5.相手に伝わりやすい話し方になっているか
練習を録画・録音した際は、「大きな声で話せているか」「聞き取りやすい的確なスピードか」「ハキハキと明瞭に喋っているか」などを確認しましょう。
多くの人は緊張すると以下のような話し方になってしまうので、注意して聞き返してみましょう。
- 早口になってしまう
- 小声になってしまって、相手に伝わらない
- 友達と会話するときのようなフランクな雰囲気になってしまう
早口になるクセがある人は、できるだけゆっくり喋るようにしましょう。口調が友達と喋る際のようなくだけすぎたものになっていないか、語尾が「です・ます調」になっているかも意識します。
面接官に「緊張しなくても良いですよ」「気楽に話してください」と言われることもありますが、やはり友達感覚の話し方は好まれません。
6.面接の練習の注意点
これまでご紹介してきた面接のコツを踏まえたうえで、さらに注意しておきたいポイントを見ていきましょう。
なお、以下の記事では面接の逆質問について詳しくご紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
6-1.練習回数ではなく練習内容や質が重要
面接の本番前は追い込みとばかりに何度も練習をしたくなるものですが、練習回数はただ多くすれば良いというものではありません。あくまで本番の面接で高パフォーマンスを発揮するのが目的なので、回数をこなすだけでなく、緊張感を持って練習を繰り返すことが大切です。
録画したものを確認したり第三者からのアドバイスをもとに改善点を見つけたりすることはもちろん、「今回は声のトーンを工夫しよう」「逆質問が苦手だから重点的に対策しよう」など、それまで練習した反省を踏まえた課題をもとに取り組みましょう。
6-2.用意した設問の回答を丸暗記しない
自分のアピールポイントや想定問答集の内容を暗記して臨むと、原稿を読んでいるだけのような話し方で不自然な印象になってしまいます。
面接は、面接官と志望者が会話をする場です。面接官に「丸暗記した回答内容」であることを見透かされてしまうと、会社に対する熱意を十分に伝えることができないでしょう。
また、緊張してフレーズが出てこないと話す内容のすべてが飛んでしまう…といったことも考えられます。話の流れや話す要点だけを記憶し、自分の言葉で話すようにしましょう。
7.まとめ
面接では履歴書の内容を深堀りする形で想定外の質問がおこなわれる場合もあり、慣れていないと緊張から上手に答えられないことがあります。しかし、質問される可能性のある内容について面接練習を重ねれば自信がつき、想定外の質問でも堂々と答えられるようになるでしょう。
第三者に面接練習の様子をチェックしてもらったり、スマートフォンアプリで面接練習の様子を記録したりして、客観的に面接内容を見直してみることをおすすめします。
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