面接対策
更新日:2024年01月18日

社長面接の逆質問は何を聞けばいい?質問例文やNG質問、対策方法を解説

社長面接の逆質問は何を聞けばいい?質問例文やNG質問、対策方法を解説

※この記事は5分で読めます。

「社長面接の逆質問って何を聞けばいい?」
「社長面接の逆質問で避けたほうが良い質問内容を知りたい」
など、社長面接の逆質問に関して疑問を持っている方もいるでしょう。

社長面接では最後に逆質問の時間が設けられていることが一般的であり、応募者にとっては社長に企業理念や将来の展望などを質問できる貴重な機会です。ただし、すぐ調べればわかる質問や失礼な質問にならないように気をつけなければいけません。

今回は、社長面接の逆質問とは何か、逆質問の数、具体的に質問すべき内容などを解説します。この記事を読めば社長面接の逆質問のことがよくわかり、自身の転職活動に活かすことができます。

1.社長面接とは?

転職の面接は「一次面接」「二次面接」「最終面接」といったように進んでいきます。社長面接は最終面接でおこなわれることが一般的ですが、最終面接である社長面接と一次・二次面接では面接の目的が大きく異なります。

一次・二次面接でチェックされるのは、業務において必要な実務能力を保持しているか否か、既存の社員とのコミュニケーション能力があるかといったスキル面が主です。

一方の社長面接では、スキル面の話はクリアしているという前提のもと、志望の熱意や会社の方向性、社風に合っているかをチェックされます。

2.社長面接も逆質問があることを想定して準備しよう

社長面接の際は、逆質問されることを前提に準備を進めておくのがセオリーです。「特にありません」と回答するのはできるだけ避けましょう。企業は、経営方針を正しく理解しているか、入社の意思は固いかを見ており、質問がない場合、「入社の意思が弱い」「熱意がない」といった評価になる可能性もあります。

逆に応募者からみれば、最終面接での逆質問は企業や求人の疑問を解決できる貴重な機会です。社長しか答えられないような質問を用意して企業のことをもっと深く知りつつ、会社への入社の意欲をアピールしましょう。

しかし、面接のなかで本当に疑問がすべて解消されたパターンや、頭が真っ白になって逆質問が思い浮かばなくなることもあるでしょう。どうしても質問が思い浮かばない場合は「特にありません」ではなく、「疑問が解消された」「ますます御社で働きたくなった」という内容で回答することをおすすめします。

【逆質問がどうしても思い浮かばない場合の回答例】

「面接で丁寧にご説明いただいたので、特に質問はございません。いろいろとお聞きするなかで御社への入社意欲がさらに高まりました。」

3.社長面接の逆質問はいくつするの?

面接の進み方によって逆質問のために確保される時間はさまざまですが、一般的には3つから5つが目安になります。

面接によっては逆質問の時間が長く確保される場合もありますが、面接の流れのなかで用意していた質問が解消されてしまうと、質問できなくなってしまうかもしれません。逆質問の準備をおこなう際は、臨機応変に質問内容を変えられるように多めに準備しておくのが良いでしょう。

4.社長面接の逆質問は何を聞けばいい?例文をご紹介

社長への逆質問では、実務に関することではなく、企業の方向性をはじめ「社長だからこそ答えられる質問」を用意しておきたいものです。具体的には「企業に関する質問」「社長に関する質問」「働き方や従業員に関する質問」「入社後に関する質問」などがあります。

4-1.企業に関する質問

企業理念や経営理念に関する内容など、社長だからこそ答えられる質問をぶつけるのが最終面接の逆質問の場ではおすすめです。

企業としての理念や事業の展望・方向性を聞くことができれば、応募者にとっても企業の将来性を判断する良い材料となります。

【逆質問の例】

御社の強みは○○であると認識しています。今後競合が多く登場するなかで、差別化において何を重視されていますか?

ホームページを拝見したところ、御社には○○という企業文化があると知りました。具体的なエピソードがあれば教えていただきたいです。

4-2.社長に関する質問

社長自身のこれまでのキャリアや考えなどを質問するのも良いでしょう。

会社がおこなう事業は社会の変化に応じて変わることもあるため、仕事内容だけに目を向けていると事業内容が大きく変わったときにモチベーションに影響することも考えられます。社長に関する質問を通じて仕事の考えや理念に共感できれば、その企業で取り組む仕事が何であれ、モチベーションを高く保つことができるでしょう。

【逆質問の例】

社長が御社で働き始めてから、どのようなキャリアを積まれたのですか?

現在の中期経営計画の目標は○○と伺っているのですが、その先にある長期的な夢やビジョンを知りたいです。

4-3.働き方や従業員に関する質問

働き方に関する質問を通じて活躍している従業員の話を聞くことで、キャリアアップに関する強い熱意を感じさせることができます。

また、社員に求めるものや価値観について面接時に確認しておけば、入社後に仕事で意識すべき点を明確にすることにもつながるでしょう。

【逆質問の例】

社長と社員が同じ目線・目標で仕事をするために、社員に何を求めていらっしゃいますか?

御社で活躍されている従業員に共通することはなんでしょうか?

4-4.入社後に関する質問

逆質問の場面では、入社後の仕事に関する話もおすすめです。その際は、実務に関することではなく、「将来に向けて準備すべきもの」といったように社長や管理職の目線で考えた質問をぶつけましょう。

入社後の姿まできちんとイメージしようとしていることが、熱意の高さとして評価されます。

【逆質問の例】

将来は管理職として部下を持つ立場を目指したいのですが、今のうちから準備しておくほうが良いことはありますか?

将来的に○○の仕事に挑戦したいのですが、業務の成果次第では可能でしょうか?

5.社長面接の逆質問で聞くべきでないことはある?NG質問例をご紹介

逆質問はできる限りおこないたいものですが、どんな内容でもOKというわけではありません。面接の場にふさわしくない内容やビジネスマナーに反した内容では、かえってマイナスの評価につながることもあります。

ここからは、面接の場で聞くべきではないNG内容についてご紹介します。

5-1.個人のプライベートに関すること

  • 「休みの日は何をされていますか?」
  • 「ご趣味は?」
  • 「ご結婚されていますか?」

このような、社長または他の面接担当者などのプライベートに関する話題を質問にするのはNGです。仕事にも面接にも関係ありませんし、失礼にあたる可能性があります。

個人に関する質問なら、「新人のときのエピソード」といったように仕事に絡めた内容にすべきです。

5-2.企業サイトを見ればわかること

  • 「御社はどんな社風ですか?」
  • 「企業理念は何ですか?」

このような質問の答えはほとんどの場合、企業の公式ホームページを調べれば掲載されています。ホームページさえ見ればわかる質問をぶつけるのは単に準備不足・リサーチ不足と判断されます。

「入社後の仕事に対しても下調べをしないのでは?」と評価されてしまうと、面接合否に影響するかもしれません。

社風を聞くなら「御社はどんな社風ですか?」ではなく、「社風は○○だとホームページで拝見しましたが、具体的な事例やエピソードはありますか?」といったように答えが掲載されていない質問にしましょう。

5-3.過度な給与・待遇に関すること

一切聞いてはいけないというわけではないですが、給与や待遇の話ばかり質問するのはNGです。待遇の話をすると「企業への関心が低く、お金や休みにしか興味がないのではないか」ととらえられる場合があります。

また、人事が同席していない場合、応募者の配属先部門の給与や評価制度について答えられない可能性もあります。年収や待遇は内定をもらってから確かめても遅くありません。

5-4.すでに説明されたこと

用意した逆質問が面接のなかで解消されてしまったら、それを再度質問することがないようにしましょう。すでに答えが出た内容を質問することで、面接官から「人の話を聞いていないのではないか」と疑われることになります。

用意していた逆質問の答えが面接中に説明される事態を想定し、最低でも3~5個、できればそれ以上の逆質問を用意ができると良いでしょう。

6.社長面接の逆質問対策

社長面接が決まったら、逆質問の場面を乗り切るための事前に対策を始めましょう。無策で臨むと頭が真っ白になり、以下のような対応になってしまうこともあります。

  • 慎重になりすぎて質問できず言葉に詰まってしまう
  • 無理やり自己アピールにつなげてしまう

事前に質問を用意せず、その場で考えつくことは難しいものです。思いついたとしても「失礼にあたるNGな質問では?」という心配があると質問することができず、せっかくの逆質問の時間なのに何も質問できないまま時間が過ぎることもあるでしょう。

また、良い逆質問が思いつかず、発言のほとんどが自分の意見やアピール内容になってしまうこともあります。「質問したいことが明確になっていない」「質問者の意図を汲み取った行動ができていない」と判断されるとマイナス評価につながるため注意が必要です。

今回ご紹介した例文や以下の記事を参考に事前に質問を考えておき、面接の練習を繰り返してスムーズに逆質問ができるようにしておきましょう。

7.まとめ

社長面接では入社への意欲・熱意がチェックされ、逆質問の内容次第で評価が大きく変わることもあります。

現場の実務に関することではなく、社長でしか答えられないような企業の将来性や企業理念を深堀した内容、社長個人のキャリアに関する内容などを質問しましょう。

逆質問の時間を上手に活かして企業の将来性や社長の人柄を知り、面接での高評価も狙えるように準備を進めてください。

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