派遣の仕事内容
更新日:2022年04月27日

派遣社員から正社員になれる?4つの方法とメリット・デメリット

派遣社員から正社員になれる?4つの方法とメリット・デメリット

※この記事は6分30秒で読めます。

「派遣社員から正社員になりたい」
「正社員になるとどんなメリットがある?」
など、派遣社員から正社員になりたいと思っている方は少なくないでしょう。

最近では、家庭事情や価値観、ワークライフバランスなどを考慮して、派遣社員で自由な働き方を選択する方が増えてきています。一方、不況やパンデミックなどに強い、正社員の安定した働き方を求める方がいるのも事実です。実際、どの雇用形態が自分に合っているのかはなかなか判断が難しいものでしょう。

そこで今回は、派遣社員から正社員に雇用形態の変更によって生じるメリット・デメリット、正社員になるための方法について解説します。この記事を読めば、正社員として働くための具体的な一歩を踏み出すことができるようになります。 

1.派遣社員から正社員になるのは難しい?

派遣社員から正社員へは、必ずしも誰もがなれるわけではありません。しかし、正しい方法を理解しておけば、正社員への道がグッと近くなります。

正社員になるためにまずやるべきことは、そもそもなぜ派遣社員として働き始めたのか、その理由を振り返り、整理することです。具体例を挙げると、多くの方は以下のような理由から派遣社員の道を選んだのではないでしょうか。

  • スキルや経験に自信がなかったので派遣社員から始めようと思った
  • 自分がどんな仕事に向いているのか分からなかったので派遣会社に登録した
  • 残業や休日出勤などができない状況だったので派遣社員を選んだ
  • どんな仕事でもいいのでとにかく早く働き始めたかった

それでは、上記のような状況の方が正社員になりたいと考えるのはなぜでしょうか。正社員になりたいと考える理由の例を挙げてみます。

  • スキルや経験を積み、自分に自信が持てるようになったから
  • いくつかの仕事を経験するなかで、ずっと続けたい仕事が見つかったから
  • 今の職場が気に入り、このまま働き続けたいと思ったから
  • 残業や休日出勤などができるような状況になったから
  • とにかく年収を上げたいと思ったから

派遣社員として働き始める理由、正社員になりたいと思った理由は、人それぞれ異なります。しかし、この2つの理由を整理することで、どのような方法で正社員になるべきか、またどんな仕事を選べば良いのかが見えてきます。そのため、まずは自分が考えていることをしっかりと整理すべきです。正社員になる方法については、次の章でお伝えするので、自分の考えを整理したうえで確認していきましょう。

2.派遣社員から正社員になる4つの方法

それでは、派遣社員から正社員になるための以下の4つの方法についてご紹介します。

  • 自分で正社員求人を探して転職活動する
  • 今働いている派遣先企業の正社員になる
  • 紹介予定派遣制度を利用して直接雇用を目指す
  • 派遣元の派遣会社で正社員になる

それぞれの方法について詳しくお伝えします。

2-1.自分で正社員求人を探して転職活動する

自分で正社員の求人を探す場合の方法は、インターネットの転職サイトを活用する、転職エージェントに登録する、ハローワークへ行くなどの方法が考えられます。35歳以下の人であれば「わかものハローワーク」、子育て中の人であれば「マザーズハローワーク」といった、属性に特化したサービスも提供されています。

自力で転職活動をする場合は、自分が動かないことには何も始まらないので、積極的に行動することが大切です。場合によっては、かなり時間がかかることもあるでしょう。派遣社員の仕事を辞めてから転職活動をすると、仕事が決まるまでの間、収入が途絶えてしまいます。そのため、派遣の仕事を続けながら転職活動をして、新しい仕事が決まってから派遣を辞めるのがよいでしょう。

2-2.今働いている派遣先企業の正社員になる

今働いている派遣先企業での仕事が自分に合っている、能力を発揮できていると感じるのであれば、派遣期間終了後に直接雇用してもらえないか交渉してみる方法もあります。派遣先企業との相性が合うと感じているのであれば、業務内容を理解したうえで働き続けることができます。

しかし、派遣社員が派遣先企業で高い評価を得られていたとしても、そのまま正社員に登用されるケースは決して多くありません。日々の仕事に責任感を持って対処することで周囲から信頼感を得たり、多くの人と積極的にコミュニケーションをとって仕事に対する熱意を示したりすることを日々意識する必要があります。もし、派遣先企業に正社員登用の意志がないのであれば、早めに見切りをつけて、別の企業で正社員になることも視野に入れなければなりません。

2-3.紹介予定派遣制度を利用して直接雇用を目指す

ゆくゆくは正社員として働きたいという思いが強いのであれば、紹介予定派遣制度を利用することをおすすめします。紹介予定派遣とは、派遣期間(最長6ヵ月)が経過した後、派遣先企業から直接雇用されることを前提とした契約で働ける制度です。

派遣社員として働いている間に、派遣先企業と派遣社員が直接雇用の契約を結ぶかどうかを検討します。しかし、双方の合意が必要になるので、必ずしも直接雇用されることが約束されている制度ではありません。

紹介予定派遣については以下の記事でも詳しくご紹介しています。ぜひ併せてご覧ください。

2-4.派遣元の派遣会社で正社員になる

派遣元の派遣会社の正社員になる方法もあります。派遣会社の正社員になる場合、派遣会社の社内で働く「社内勤務型」、派遣社員の派遣先で働く「派遣先勤務型」の2種類の働き方があります。

派遣会社の正社員になりたい場合、今登録している派遣会社の担当者と積極的にコミュニケーションをとり信頼関係を作っていくことが必要です。派遣社員としての働きぶりを評価されると、正社員になる話を打診してくれる可能性があります。

派遣会社の正社員になる方法については、以下の記事でも詳しく解説しています。

3.派遣社員から正社員になる5つのメリット

派遣社員から正社員になるメリットは主に以下の5つが挙げられます。

  • 収入が安定する
  • 福祉厚生が充実する
  • 昇給や昇格のチャンスができる
  • 裁量権のある仕事ができる
  • スキルアップを目指せる

それぞれのメリットについてお伝えします。

3-1.収入が安定する

派遣社員は、雇用期間が終了したり、何らかの理由で雇用を打ち切られたりすると収入が途切れる可能性があります。また、給料が時給制で支給されることが多いので、月に決まった金額を収入として得られるのではなく、労働日数によって収入が少なくなる場合もあります。

一方、正社員は無期雇用契約で、急に労働契約が解消され雇用がなくなることはありません。また、給料は月給制で支給されることが多いので、毎月決まった金額が収入として得られます。

3-2.福祉厚生が充実する

同一労働同一賃金の実現に向けた動きもあるなかですが、派遣社員が正社員と同じ福利厚生を受けられないケースはまだまだ少なくありません。

しかし、正社員になれば企業が用意している福利厚生制度はもれなく使うことができます。例えば、在宅手当が貰えたり、子育てや介護に関する休みを貰えたり、社員旅行に行けるなど、まだまだ正社員の方が待遇面で充実しているのは否めません。

3-3.昇給や昇格のチャンスができる

派遣社員には、基本的に昇給や昇格の機会はありません。しかし、正社員は一定期間働けば、会社の制度に応じて昇給や昇格のチャンスがあります。

昇給や昇格は、働くうえでのモチベーションにもつながるため正社員の大きなメリットといえるでしょう。

3-4.裁量権のある仕事ができる

派遣社員は、雇用主が派遣先企業ではなく派遣会社となるため、何かが発生した際の責任の所在も派遣会社となります。そのため、派遣先企業は派遣社員に責任を負わせることができないので、裁量権のある仕事は任せることができません。

一方、正社員は直接雇用ですので、責任を負わせることと同時に裁量権を付与することができるようになります。責任感が増える一方で、仕事をしていくなかでやりがいや達成感も得られるようになるでしょう。

3-5.スキルアップを目指せる

正社員になり、責任感を持って裁量権のある仕事に取り組み、成功に導くことができれば経験値や評価が上がります。また、ますます大きな役割が与えられ、スキルアップを実現できます。

もし仮に今後転職を考えた場合でも、責任感がある仕事をしてスキルアップした経験が面接での大きなアピールポイントになるでしょう。正社員として働くことは、今の会社で成長できるだけでなく、将来的なキャリアプランにも大きく影響してくるのです。

4.派遣社員から正社員になる2つのデメリット

ここからは、派遣社員から正社員になることのデメリットについてお伝えします。

  • 異動や転勤を命じられる
  • 働き方の自由度が低くなる

この2点をしっかりと理解したうえで、正社員になるべきか判断しましょう。

4-1.異動や転勤を命じられる

派遣社員は、労働契約を結ぶ際に勤務地を限定できるケースが多いので、異動や転勤を命じられることはありません。しかし、正社員の場合は会社の規模にもよりますが、勤務地や仕事内容を限定した契約を結ぶケースは少なく、部署異動や転勤を命じられた場合、原則として拒否することができません。

正当な理由がなく、部署異動や転勤を拒否すれば会社に対する命令違反となり、降格や減給、解雇など懲戒処分の対象となる可能性があるので注意しましょう。

4-2.働き方の自由度が低くなる

正社員には、責任があり裁量権を持つ仕事が多いので、フルタイムでの就業が原則です。成果を出そうとすれば仕事量は増え、労働時間が長くなり、残業や休日出勤を繰り返すことになりがちです。

派遣社員として、週3勤務、5時間勤務など、時短で働いていた方は、正社員でフルタイム勤務になると、これまでの生活が大きく変わってきます。プライベートの時間も少なくなる可能性が高いことを把握しておきましょう。

5.派遣社員と正社員の違いがわかる比較表

ここで今一度、派遣社員と正社員の違いを確認しておきましょう。以下の比較表をご覧ください。

派遣社員 正社員
雇用主 派遣会社 勤務先企業
給与形態 基本的に時給制 基本的に月給制
仕事内容 契約時に決めた仕事内容のみ担当 会社の指示に従いさまざまな仕事を担当
勤務日数・勤務時間 希望に合わせて自由に選択可能 基本的にフルタイム勤務
社会保険・福利厚生 派遣会社から受けられる 勤務先企業から受けられる
契約期間 有期雇用契約で最長で3年間まで 無期雇用契約で定年までの雇用が前提

雇用主から給与形態、仕事内容、契約期間など、派遣社員と正社員では大きく違いがあります。この記事でお伝えした派遣社員から正社員になるメリット・デメリットを踏まえたうえで、正社員になるべきかどうかを判断してみましょう。

派遣社員と正社員の違いについては以下の記事でも詳しくご紹介しています。ぜひ併せてご覧ください。

6.派遣社員から正社員になるため3つのコツ

ここから、派遣社員から正社員になるための3つのコツをご紹介します。

  • 自分のスキルや経験を洗い出す
  • コミュニケーション能力を高める
  • できるだけ多くの求人に応募する

それぞれのコツについて確認していきましょう。

6-1.自分のスキルや経験を洗い出す

派遣社員としてこれまでに培ってきた自分のスキルや経験を整理し、書き出していくことで、自分の強みや得意分野に気づくことができます。

スキルや経験を洗い出すことは、転職活動をするうえでとても重要なことです。職務経歴書や面接において、自分の強みをアピールできるように、しっかり準備をおこないましょう。特に自分の強みの中から、採用することで企業側にとってもメリットになる点を見つけ出し、アピールすることが大切です。

6-2.コミュニケーション能力を高める

派遣社員は、所属部署の方とのみコミュニケーションをとることが多いです。しかし、正社員になれば仕事上さまざまな部署の方とコミュニケーションをとる必要が出てきます。

これまで黙々と一人で仕事をこなしてきた方でも、正社員になれば周りの方と関わりながら仕事を進めることを避けて通れません。スキルや経験以上にコミュニケーション能力を重視して採用活動をおこなっている企業もあります。コミュニケーション面に不安がある方は、面接練習をしっかりとおこなってから本番に臨みましょう。

6-3.できるだけ多くの求人に応募する

スキルや経験にもよりますが、派遣社員と違って正社員採用の面接の合格率は高くはありません。そのため、転職活動を始めてすぐには結果が出ないと考えたほうがよいでしょう。

また、合格したからといって必ず入社しなければならないわけではありません。少しでも興味のある求人が見つかったら積極的に応募して、転職活動の時間をなるべく短くすることはもちろん、本当に自分に合う企業かどうか複数社を比較してみましょう。

7.派遣社員から正社員になるのは早いほうがいい?

派遣社員から正社員になる場合は、できる限り早く動き出すほうが良いです。正社員の中途採用は、基本的に経験者を優先して採用するケースが多くなっています。しかし、20代の若手であれば、たとえ未経験でも今後のポテンシャルを見込んで、積極的に採用している企業も多いです。これまで正社員経験がなくても、20代という若さは大きな武器になります。

また、30代40代でも年齢を重ねるたびに正社員として採用される確率は下がってくるので、早めに動いたほうがよいです。早く内定を勝ち取るためにも、30代40代は20代と違ってこれまでの経験や実績を活かすことを意識するようにしましょう。これまで働いたことがある職種や業界に絞って転職活動をすれば、経験者や即戦力として好条件で採用される可能性もあります。

転職活動では、なかなか内定が貰えない場合もあるでしょう。焦って転職活動をしてしまうと、とりあえず内定を貰えたところに入社しようと判断してしまう方もいます。条件が悪かったり、ブラック企業の場合、入社後に後悔することになるでしょう。転職活動に成功するためには、早め早めに行動することはもちろん、心に余裕を持って面接を受けたり、内定を承諾したりする判断をすることが大切です。

8.まとめ

今回は、派遣社員から正社員になる方法、メリット・デメリットなどをお伝えしました。

もし「生活の安定を求めて、派遣社員から正社員になりたい」と考えているのであれば、今回お伝えした内容を参考にしてください。正社員採用の面接では、「どうして派遣社員から正社員になろうと思ったのか」を質問されることが多いです。そのときに、しっかりと答えられる準備をしておきましょう。

具体的な回答例としては、「責任のある仕事をしたい」「裁量権を持って自分で考えながら仕事がしたい」「実績を上げてどんどんレベルの高い仕事に挑戦したい」「自分のやりたいことがみつかったので、仕事に集中して取り組みたい」などさまざまなものがあります。

また、できるだけ多くの求人情報を見て積極的に応募していくことも大切です。スムーズに正社員になるためにも、求人サイトをこまめにチェックし、気になる求人を探してみましょう。

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