派遣社員にボーナス(賞与)はある?ボーナスが見込める働き方を紹介

※この記事は4分で読めます。
「派遣社員ってボーナスもらえるの?」
「派遣社員して働きたいけれど、ボーナスがもらえる働き方ってある?」
など、派遣社員のボーナスに関して疑問を持っている方もいるのではないでしょうか。
派遣社員はいろいろな仕事を経験することができ、多くの仕事を経験したい方にとっては魅力的な働き方です。しかし、収入面ではやはり正社員のほうが安定感がある部分は否めません。
今回は、派遣社員のボーナスについて詳しく解説します。派遣社員でもボーナスをもらえる働き方があるので、この記事を最後まで読んで自分に合う働き方を見つけましょう。
1.派遣社員はボーナス(賞与)をもらえるの?
一般的に、派遣社員には賞与が支払われません。
派遣社員がボーナスをもらえない理由は、アルバイトやパートに比べて時給や月給が高く設定されているからです。ボーナスや交通費などに相当する金額は時給に組み込まれており、そのため賞与という形では給与に反映されないことが多いです。
ただし、派遣会社や派遣先企業によっては派遣社員にも賞与規定が定められている場合があるため、「派遣社員には賞与が支給されない」と一概にはいえないのも事実です。
まずは、自分が登録している派遣会社や派遣先企業にどのような規定があるかを確認してみましょう。
2.そもそもボーナス(賞与)とは?
そもそも賞与とは一体どういうものなのか、ここで理解を深めておきましょう。
2-1.給与や寸志との違い
賞与とは、月給を支給している社員に対して、月給とは別に支給されるものです。「ボーナス」や「給金」などとも呼ばれます。基本的に3ヵ月以上を超える間隔をあけて支払われるのが一般的です。
給与とは、仕事で果たした役割や成果などに応じ、労働の対価として事業主から支払われるすべての金額のことです。後述する「給料」よりも範囲が広く、残業代や手当、賞与も含まれます。
また、金銭だけでなく商品などの現物も賞与として支給されれば、それも給与の一部とされる場合があります。
給与と似た言葉に「給料」がありますが、給料は正規の勤務時間に対する報酬、すなわち基本給のことです。基本給には、残業代や手当、賞与は含まれません。
寸志とは、給与や賞与ほど金額・内容的に大きいものではなく、普段の業務への取り組みに対して「感謝のしるし」といった意味で支給されるものです。
内容は現金に限らず、品物である場合もありますが、会社で寸志が支給される場合は主に現金となります。経営側から社員へ日頃の働きに対するねぎらいの気持ちを表したものといえるでしょう。
2-2.会社によって規定が異なる
ボーナスには、支払われる時期、回数、対象者、金額などに法的な基準があるわけではありません。そのため、それぞれの会社が独自の規定が定められています。
実際、たとえ正社員でも賞与が支給されない会社もあります。就業先企業にはどのような規定があるのか、事前に確認しておくようにしましょう。
3.派遣社員でボーナス(賞与)を見込める3つの働き方
それでは、派遣社員でボーナスを見込める働き方はあるのでしょうか。以下の3つの働き方であれば、ボーナスを見込める可能性があります。
- 紹介予定派遣から直接雇用につなげる
- 無期雇用派遣(常用型派遣)で働く
- 派遣でもボーナス規定がある企業で働く
それぞれについて詳しくお伝えします。
3-1.紹介予定派遣から直接雇用につなげる
まず、派遣先企業に正社員として直接雇用してもらうことを見越し、紹介予定派遣社員として働く働き方があります。
派遣先企業に賞与の規定があれば、正社員として採用されると賞与が支払われます。
紹介予定派遣については、以下の記事でも詳しく説明しています。
3-2.無期雇用派遣(常用型派遣)で働く
無期雇用派遣(常用型派遣)とは、派遣先企業と契約期間を決めずに働くことです。そのため、一つの派遣先企業で長く働くことも可能となります。
常用型派遣の場合、派遣会社に常に在籍している状態となるため、派遣先企業との派遣期間が満了しても派遣会社との雇用契約は継続しています。そのため、仕事のあるなしに関わらず給与をもらうことができます。
賞与や昇給、福利厚生なども、正社員と同じような待遇を受けられます。つまり、派遣会社に賞与規定があれば派遣社員でもボーナスをもらうことができるのです。
無期雇用派遣については、以下の記事でも詳しく説明しています。
3-3.派遣でもボーナス規定がある企業で働く
紹介予定派遣や常用型派遣でなくても、派遣先企業によっては派遣社員にも賞与規定を設けている企業もあります。
派遣先企業を紹介してもらう際には、ボーナス規定について確認してみましょう。
4.規定でボーナス(賞与)がもらえない場合どうする?
派遣先企業の規定で、派遣社員にボーナスが支給されない場合はどうしたらいいのでしょうか。対処法を確認しておきましょう。
4-1.日々の頑張りで給料アップを目指す
まずは、日々の業務を精一杯頑張り、それを正当にアピールし、そのうえで派遣社員としての時給・日給・月給(基本給)を上げてもらう交渉をしてみましょう。
この際、交渉をする相手は派遣先企業ではなく派遣会社となります。
4-2.派遣会社の担当者に交渉してもらう
派遣会社の営業担当者から派遣先企業に対し、ボーナスを支給してもらえないか交渉してもらうのも一つの手段です。
しかし、すでに決まっている規定を覆すのは難しく、必ずしも成功するとは限りません。
4-3.スキルアップして派遣先を変える
自らのスキルを磨き、実力をつけたうえで、賞与規定がある派遣先企業へと移るという方法もあるでしょう。
スキルアップは、派遣社員としてのあなたの力を高めるだけでなく、収入アップの可能性を広げるものにもなります。派遣会社には、賞与がある会社に限定して派遣先を紹介してもらえるよう伝えておきましょう。
5.ボーナス(賞与)のために派遣社員から正社員になるべき?
収入が多ければ多いほど、豊かで安定した生活を送ることができることは間違いないでしょう。
しかし、「ライフワークバランスを整えプライベートを大事にしながら働きたい」「介護や育児などの家庭的な事情のためフルタイムで働くのが難しい」「副業を探している」などといった理由から、正社員ではなく派遣社員という働き方が向いている人もいるはずです。
そのため、一概に「賞与のために正社員になるべきだ」とはいえません。収入はもちろん大切ですが、まずは自分にあった働き方を選ぶことを優先にして雇用形態を選ぶことを考えましょう。
派遣社員と正社員の違いについては、以下の記事でも解説しているのでぜひご覧ください。
6.まとめ
今回は、派遣社員がボーナスを貰えるかどうか、ボーナスを見込める働き方などについてお伝えしました。
派遣社員は、一般的にボーナスが支給されることの少ない働き方です。しかし、派遣会社や派遣の形態によってボーナスが支給される場合があります。
現在の派遣先企業にいてもボーナスをもらえる見込みがない場合は、派遣会社の担当者に相談する、思い切って派遣先企業を変えてみるなどといった方法もあります。
しかし、ボーナスがあることを前提に派遣の仕事を探すことも方法の一つですが、「派遣のほうが自分の働き方に合っていたのに、ボーナスのために正社員になってみたら自分に合わず後悔した」などと悪影響も考えられます。
まずは自分の置かれている現状に合った雇用形態で自分らしく働けるようにしましょう。
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