派遣の給料・お金
更新日:2022年05月23日

派遣社員の平均給料!時給が高い職種と給料を上げる4つの方法

派遣社員の平均給料!時給が高い職種と給料を上げる4つの方法

※この記事は4分30秒で読めます。

「今の派遣の給料は低いのではないか」
「派遣で給料が高い仕事に就きたい」
など、派遣の給料に関して疑問を持っている方もいるのではないでしょうか。

職種によって給料額に差はありますが、派遣社員も努力することで昇給を狙うことは可能です。

今回は、派遣社員の平均給料や給料が高い職種、給料アップの道筋などを解説します。この記事を読めば、派遣社員の給料について理解が深まり、最短距離で給料アップを目指すことができます。

1.派遣社員の平均給料まとめ

厚生労働省が公表した「令和元年度労働者派遣事業報告書の集計結果(速報)」によると、派遣社員の8時間あたりの平均賃金は1万5,234円であることがわかります。

1ヵ月に20日間勤務する前提で換算すると、平均月収は30万4,680円です。

  • 参照:厚生労働省「令和元年度労働者派遣事業報告書の集計結果(速報)」

    https://www.google.com

ただし、上記の金額はあくまでも全国平均で、実際には地域差があります。

2022年3月にジョブズリサーチセンターが公表した派遣社員の地域別平均給与は以下のとおりです。

地域 平均時給 平均月収
関東 1,758円 28万1,280円
東海 1,501円 24万160円
関西 1,487円 23万7,920円

平均月収は、1日8時間勤務で20日働いた場合の数値で出しています。

上記の表から見て取れるように、関東と関西では月収で4万円以上の差があります。同じ働き方でも、給料額には地域差があるということを理解しておきましょう。

  • 参照:ジョブズリサーチセンター「2022年2月度派遣スタッフ募集時平均時給調査」

    https://www.google.com

2.派遣社員でも給料が高い職種

派遣の給料は、地域だけではなく職種によっても大きく差があります。

ジョブズリサーチセンターが公表した、派遣スタッフの職種別平均時給から上位10職種をピックアップすると以下のとおりです。

順位 職種 平均時給
1 IT・技術系「SE・プログラマ・ネットワークエンジニア」 2,552円
2 IT・技術系「運用管理・保守」 2,217円
3 IT・技術系「設計(電子・機械・建築)」 2,172円
4 医療介護・教育系「治験関係」 2,032円
5 オフィスワーク系「通訳・翻訳」 1,979円
6 IT・技術系「テスト・評価」 1,927円
7 クリエイティブ系「Web関連」 1,949円
8 医療介護・教育系「看護師・准看護師」 1,901円
9 医療介護・教育系「インストラクター講師」 1,894円
10 IT・技術系「ユーザーサポート・ヘルプデスク」 1,877円

平均月収は、1日8時間勤務で20日働いた場合の数値で出しています。

上位10職種のうち、IT関連が6職種を占めており、IT人材不足の現状を反映した結果となっています。

  • 参照:ジョブズリサーチセンター「2022年2月度派遣スタッフ募集時平均時給調査」

    https://www.google.com

3.派遣社員は給料から何が引かれる?

上記でご紹介した給料は額面上の金額であり、全額受け取れるわけではありません。

実際の支給額は、社会保険料や所得税などの税金が差し引かれた金額となります。

額面と支給額に差があることを理解していないと、家計管理にも影響が及ぶ可能性があるため注意しましょう。

詳細については、以下の記事をご覧ください。

4.派遣社員が給料UPのためにやるべきこと

正社員でなければ昇給できないのではないかと考えている人もいるかもしれません。しかし、たとえ派遣社員であっても、努力や行動次第で給料UPは不可能ではありません。

以下の4つの方法を押さえておきましょう。

4-1.スキルや資格を身につける

派遣社員が昇給を目指す際の一番の方法は、新たなスキルや資格を身につけることです。

専門性や希少性の高いスキルや資格を持つことで、派遣先企業や派遣会社の評価を得ることができ、給料に反映される可能性があります。

例えば、WordやExcelなどのオフィス系ソフトに関するスキルを身につけると、レベルアップした業務をおこなえるので、昇給対象となりやすいでしょう

4-2.経験を重ねて実績を作る

コツコツ経験を積み実績を作ることで給料UPの交渉材料が得られます。

検討に値する材料がないのに、ただ「給料を上げてください」と派遣会社に求めても実現は困難です。

しかし、「○○を○年経験した結果、派遣先企業の正社員でも取得者がほぼいない○○という資格を取得できました」といった根拠を提示できれば、昇給につながる評価を得られます。

一足飛びに給料UPを狙うのではなく、まずは目の前の仕事を愚直にこなし、小さな結果を残していくことを意識すべきです。

4-3.時給が高い仕事を紹介してもらう

業界や派遣先企業、派遣会社の事情によっては支給可能な給料額に限度があり、努力しても昇給が見込めない状況も考えられます。そうしたことも想定し、もともとの時給が高い就業先を紹介してもらうのも方法の一つです。

給料UPの交渉は、契約更新や満了時のタイミングで派遣会社の担当者へ相談してみるとスムーズに実現するかもしれません。

ただし、給与UPを狙うあまり自分のスキルや仕事量のキャパシティを越えるような仕事を紹介してもらうようなことは避けましょう。満足な仕事ができなければ自らの評価が下がり、逆に給料を落としてしまうことになり兼ねません。

4-4.正社員として働く

派遣社員という雇用形態にこだわりがない人は、正社員採用を目指すことを検討してみてもよいでしょう。

時給額にフォーカスすると正社員より派遣社員の方が高いケースもありますが、正社員は派遣社員にない賞与(ボーナス)や会社独自の手当、充実した福利厚生を受けることができます。

そのため、結果的には正社員の方が月収や年収は高額になることがほとんどです。 何より、正社員は期間の定めがない雇用契約のため、長く安定的に働き続けることができます。

派遣社員は自由度が高い働き方ができる一方、雇用や給料が不安定です。この不安定さをデメリットに感じるという人には、正社員として働ける場を探すことをおすすめします。

派遣社員から正社員を目指したい人は以下の記事も参考にしてください。

5.派遣社員から正社員に転職する方法

給料アップを目指し、派遣社員から正社員に転職するための主な方法を4つご紹介します。

5-1.正社員求人に応募する

最も一般的な方法は、正社員の求人に応募することです。

求人サイトや希望する企業のWebサイト、ハローワークなどから正社員の求人を探して応募します。インターネットを活用すれば現在就業中の方でも無理なく転職活動が進められるでしょう。

5-2.派遣先企業で正社員になる

これまで勤務してきた派遣先企業で正社員になる道もあります。

仕事ぶりが評価され、派遣先企業の担当者から「ぜひうちの社員になってほしい」と声が掛かることもあれば、非正規雇用から正規雇用に昇格できる仕組みが用意されているケースもあります。

派遣契約の期限が迫った段階で具体的な話を進めるようにしましょう。

5-3.紹介予定派遣制度を利用する

いくつかある派遣の働き方のうち「紹介予定派遣」を利用する選択肢もあります。

紹介予定派遣とは、派遣期間終了後に直接雇用することを前提とした派遣の形態です。企業によっては正社員ではなく契約社員からのスタートとなるケースもありますが、いずれにしても正社員採用への近道となるでしょう。

5-4.派遣会社の正社員になる

派遣会社の正社員を目指すという方法もあります。

派遣社員という立場を経験していれば、派遣会社がどんな仕事をすべきかイメージしやすく、派遣社員の気持ちに寄り添うこともできるはずです。

まずは現在所属している派遣会社が採用活動をおこなっているかどうか、Webサイトを見たり担当者に聞いたりしてみましょう。

まとめ

この記事では、派遣社員の給料についてお伝えしました。
派遣社員の給料UPは、派遣先企業や派遣会社に「なくてはならない存在」と思わせることができれば現実味が増します。

まずは現場で経験を積み、学びを深め、コツコツ努力を積み重ねることで、より多くの収入を得ることを目指してみてください。

また、「今の収入に不満がある」「頑張っても給料が上がらない」と悩んでいる方は、重いって転職を考えるのも一つの改善策です。

弊社JOBPALでは、幅広い業種・業界の求人情報を掲載しています。給料について悩んでいるなら、希望の条件に合う新しい仕事を探してみてはいかがでしょうか。ぜひご活用ください。

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