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更新日:2024年05月29日

天職とは?見つける方法や働くメリット、見つけられない場合の対処法

天職とは?見つける方法や働くメリット、見つけられない場合の対処法

※この記事は6分30秒で読めます。

「天職ってどのような仕事?」
「天職に就いて働くメリットを知りたい」
など、天職に関して疑問を持っている方もいるでしょう。

天職とはその人の性質に合った仕事のことで、天職に就くことで、仕事自体を楽しみ、やりがいをもって働くことができます。

今回は、天職の概要や天職に就くことのメリット、天職の見つけ方などを解説します。この記事を読めば天職のことがよくわかり、あなたにとっての天職を見つける手がかりになります。

1.天職とは?

広辞苑によると、「天職」とは以下のような意味をもつ言葉です。

(1)天子が国家を統治する職務

(2)神聖な職務

(3)その人の天性にもっとも合った職業

このうち、現代でもっともよく使われる意味は「(3)その人の天性にもっとも合った職業」という意味です。わかりやすくいうと、「自分の性質に合った職業」のことです。

他にも、自分が好きだと思える仕事や一生懸命に打ち込める仕事、大きなやりがいを感じられる仕事のことを指します。今の仕事にやりがいを感じ、この先の人生においても同じような仕事を続けて行きたいと感じる方などにとっては、その仕事が天職といえるでしょう。

逆に、毎日の仕事がつまらないと感じている方、つまらないわけではないけど、他の仕事のほうがやりたいと感じている方には、今の仕事とは別の天職があるのかもしれません。

(2)の「神聖な職務」という意味で牧師などを指す場合もありますが、今回は自分に合った仕事という意味で解説していきます。

2.天職と適職の違い

天職とよく似た言葉に「適職」がありますが、2つの言葉には以下のような違いがあります。

  • 天職…自分の性質に合う仕事。やりがいや生きがい、モチベーション高く仕事を続けられる。
  • 適職…自分が得意な仕事。その仕事が好きかどうかとは別。

天職と適職はどちらもその方に向いている仕事ではありますが、気持ちの面で「この仕事が好き」と思えるかどうかという点が異なります。

もちろん、得意な仕事をやりがいや生きがいを持って続けられることが一番です。そう感じられている方は、天職であり適職でもある仕事に出会えたということです。しかし、天職と適職は必ずしも一致するとは限りません。

なかには、その仕事が得意ではないものの仕事自体が好きで大きなやりがいを感じる方や、逆にやりがいなどは感じられないけど、仕事に必要なスキルが自分の得意なスキルと一致していて高いレベルで仕事をこなせているという方もいます。

適職ではないけど天職である、天職ではないけど適職であるといった仕事に就いているパターンです。

前者の場合は、仕事自体に魅力を感じているため、たとえうまくいかないことが続いたとしても、それを乗り越えようと努力し、向上心をもって仕事を続けていける可能性が高くなります。

後者の場合には、仕事が好きという気持ちが低いため、どんなに高いレベルで仕事をこなしつづけていけたとしても、やりがいを感じにくくなってしまう可能性があります。

人生を通して仕事を続けていくことを考えたとき、天職に就くということは、生き生きと仕事をしていくためにも大切な要素の一つです。しかし、自分がやりたい仕事がわからないという方もいるでしょう。

そのときにはまず、自分の適職を知ることも大事です。適職に就くことができれば、業務を効率よくこなすことができ、周りからの評価も高まります。期待されていることを実感することで、仕事に大きなやりがいを感じ、適職が天職になっていく可能性もあります。

JOBPALでは、2択4問の診断に答えるだけであなたの適職がわかるベストジョブ診断をご用意しております。自分がやりたい仕事に悩んだ際には、ぜひこの診断をご活用ください。

また、適職を探すための方法が知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。

3.天職に就いて働くメリット

仕事は、生活のなかでも長い時間を費やす大切なもの。天職に就いているということは、あなたの人生においてさまざまなメリットがあります。

ここでは、天職に就いて働くことのメリットを5つご紹介します。

3-1.とにかく仕事が楽しい

天職に就いて働くと、仕事自体が好きであるため、仕事の時間が苦になりません。仕事をしている時間がとにかく楽しく、人によってはあっという間に仕事が終わってしまうと感じる方もいるでしょう。

朝から夕方、夜まで仕事をしている正社員の方は、起きている時間より仕事をしている時間のほうが圧倒的に長いです。仕事がつらい、楽しくないと感じている方は、毎日仕事をして生活していくことがしんどくなっていってしまうかもしれません。

一方、天職に就いている方にとっては仕事も楽しい時間にあたるため、必然的に毎日が楽しく彩られ、仕事を含めた生活全体を充実させることができます。

3-2.やりがいを強く感じられる

天職に就くことで、仕事に対するやりがいや意義などを強く見いだせることもメリットです。仕事が好きな気持ちがベースにあるため、その仕事の楽しいところや好きな理由、やりがい、社会的意義などを見つけやすくなります。

特にやりがいについては、仕事に対するプライドや、仕事をする自分への自信にもつながります。やりがいがはっきりすることで、「自分の仕事は役に立っている」と自信を持つことができ、より仕事に打ち込める可能性が高くなるでしょう。

3-3.モチベーション高く仕事ができる

やりがいからもつながりますが、仕事が好きだと常に仕事に対するモチベーションを高く維持できます。仕事に対するネガティブな感情よりも、自分が好きな仕事に関わっているというポジティブな感情で仕事に取り組めるためです。

なかには、同じ仕事をずっと続けていくことでモチベーションが下がり、惰性で仕事を続けていくような形になってしまう方もいます。

しかし、天職に就いている場合は、同じような業務内容が続いたとしても、それ自体を楽しいと感じているため、極端にモチベーションが下がることはありません。

そもそもその仕事をすること自体に喜びを見出していることもあるため、モチベーションは高く維持されることが多いでしょう。

仕事のモチベーションは作業効率の向上にもつながります。また、周りの方にも良い影響を与え、職場全体の作業効率が上がることも期待できます。

3-4.積極的に自分から行動できる

例えば、熱中している趣味がある場合、人はその趣味のために自分から行動します。アイドルが好きであればグッズを揃えたりライブに行ったりし、読書が好きであれば新刊をリサーチしたり、書店に足を運んだりするでしょう。

天職に就いている方にとっては、仕事に対しても同様のことがいえます。「仕事をしたい」という気持ちが強いため、誰かに言われたからやるのではなく、自分で積極的にやるべきことを見つけることができます。

また、仕事のために必要なことや仕事につながりそうな知識の習得など、日頃から積極的に行動していくことで、自然とスキルアップにもつながります。

行動全体として自主性が高くなるため、自分で自分に目標設定をすることもできますし、その目標に向かって努力を続けられるようになることも、天職に就くことのメリットです。

3-5.これからも続けていきたいと思える

自分に合わない仕事や好きになれない仕事の場合、「もう辞めたい」「辞めようかな」などと日々葛藤しながら働く可能性もあります。

しかし、天職の場合は「これからずっと続けていきたい!」「人生を通してこの仕事をしたい!」と前向きな強い意思をもって働くことが可能です。

待遇などを良くするために転職をする可能性もありますが、天職といえる仕事がある人は、同じ業種の仕事を続けていく場合がほとんどです。

たとえ将来的に転職を考えていたとしても、「今の職場で吸収できることをたくさん吸収し、次の職場での仕事につなげよう」という気持ちでいられるため、常に意識を高く持って働くことができます。

仕事の魅力や自分がその仕事の好きな理由、やりたいことなどもはっきりしているため、転職活動の際には自己PRなどを充実させることもできるでしょう。

また、これから天職を探すならさまざまな求人を見てみることが大切です。視野を広げることで、選択肢が増えるでしょう。そのなかでピン!ときた求人に応募して話を聞いてみるのも天職探しの一つの手です。

JOBPALでは、製造業・工場系の求人や、事務・その他サービス系の求人を掲載しています。ぜひあなたの天職探しにご活用ください。

4.天職を見つける方法

天職は誰かに決めてもらうものではなく、自分自身のなかにあるもの。天職をみつけるためには、自分の性格や考え方、向き不向きなどを分析する「自己分析」が何よりも大切です。

自己分析は転職活動の際にも大切なプロセスとなります。ここでは、天職を見つけるための自己分析の4つのステップをご紹介します。

転職活動時の自己分析の方法について知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

4-1.①自分が好きなことを洗い出す

まず、仕事だけに関わらず、自分が好きだと思うことを洗い出してみましょう。スポーツであれば、野球やサッカー、ゴルフなど、具体的なものも考えてみます。最近では、推し活やSNSが好きという方もいるでしょう。

次に、洗い出した自分の好きなものを仕事につなげる方法を考えましょう。好きなものに直結する仕事は思いつかなくても、関連する仕事は意外と多い場合もあります。

本が好きなら書店の販売員、SNSが好きなら運用業務など、自分が好きなことに関われる仕事を探してみると良いでしょう。

好きなことをそのまま仕事にする場合、もともと情熱を持つものに携われるため、やりがいがうまれ、天職となる可能性があります。

4-2.②自分が得意なことや強みを洗い出す

次に、自分が好きなこととは別に、得意なことや強みを洗い出してみましょう。例えば、文章を書くことが得意、手先が器用で組み立てなどが得意など、自分がぱっと思いつくことで構いません。

あまり思いつかないという方は、今までの生活や仕事のなかで、人に褒められた経験を思い出してみてください。よく人に褒められる部分がある方は、自分で気が付いていなくても、そこがあなたの強みである可能性が高いです。

次に、洗い出した内容に関連する仕事を探してみます。書類仕事が得意なら事務職、ものづくりやパソコン操作が得意ならエンジニアなど、自分が得意なこと、うまくこなせそうなことを仕事につなげて考えてみましょう。

4-3.③将来どんなふうになりたいかを明確にする

自分の好きなことと得意なことが洗い出せたら、自分が将来どのような人間になりたいかを考えてみましょう。自分がこれからどのような道をどのように歩みたいのか、その先で何を達成したいのか、自分の将来像をざっくりではなく明確にします。

これは、仕事だけに限ったものでなくても大丈夫です。あくまで自分の生活の一部として仕事があり、それを含めて自分自身がどのように生きていきたいかという点を考えます。

例えば、「仕事をうまく調整し、プライベートで家族とたくさんの時間を過ごしたい」「仕事を頑張って職場で頼られる存在になりたい」など、10年、20年後の未来に自分がどのように仕事や生活をしていきたいのかを考えます。

4-4.①から③を整理する

自分の好きなもの、得意なこと、目指したい将来像がはっきりしたら、それらを整理する作業をします。

具体的には、好きなものと得意なことの両方に関われるような仕事を洗い出し、その仕事で自分がどのように活躍したいか、その仕事とプライベートのバランスはどのようにしたいかなどを考えます。

好きなものと得意なことの両方に100パーセント合致する仕事を見つけられたら一番良いですが、それが難しい場合もあります。そのときには、どちらを優先するか決める必要があります。

少々苦手な業務でも好きなことを仕事にするために頑張りたいという方や、得意なことを極めていくことで仕事自体を好きになって行く方など、考え方は人それぞれです。

このときに、どちらを選ぶと自分の理想とする将来像を実現できるかという観点を取り入れることで、自分に合った仕事選びがしやすくなります。

例えば、「食べることが好き」で「人と話すことが得意」、「いろいろな人と関わりながら仕事を続けていきたい」と考えている方は、飲食店の接客業などであれば、好きなことと得意なことを活かしながら、自分の将来の理想を実現できる可能性が高くなります。

また、同じく「食べることが好き」で「人と話すことが得意」という方でも、将来的に「自分が作った料理を通して人と関わりたい」と考えている方は調理場と接客を兼ねられるような仕事を選ぶと良いかもしれません。

このようにして、「自分の好きなもの」と「得意なこと」が重なる部分の仕事のうち、自分の理想とする将来像を実現できるような仕事を探すことで、「この仕事は天職だ」と感じられるような仕事を見つけられる可能性が高くなります。

5.天職を見つけられない場合の対処法

自己分析を順序通りにおこなっても、途中で自分のことがわからなくなり挫折してしまうという方もなかにはいるかもしれません。自分のことがわからないと、天職を見つけることが難しくなります。

この場合には、自分のいつもの仕事振りを振り返り、仕事のうえで優先していることは何かを考えてみましょう。

例えば、誰かに指示されたわけではないが、いつも自主的に納期に間に合うように進行管理を徹底しているという方であれば、進行管理や施行管理の仕事が天職である可能性もあります。

また、自分の天職が見つからずに仕事を転々としてしまい、一つひとつの実務経験が短いという方の場合には、その仕事自体が自分に合っているかをしっかり判断できる前に辞めてしまっている可能性も考えられます。

仕事に慣れないうちは大変に感じやすいものです。だんだんと仕事に慣れ、業務の全体像が見えてくると、その仕事の楽しさややりがいもわかってきて、最終的には天職だったと気が付くこともあります。

仕事のことを理解しないままに辞めてしまうのはもったいないことです。ある程度仕事を理解し、そのうえで自分に合っているかどうかを見極められるくらいまで仕事を続けてみると良いでしょう。

いろいろ試してみたけど、自分の天職がわからない、見つけられないという方は、転職のプロに相談するのも効果的な方法です。

JOBPALでは、転職相談サポートもおこなっています。あなた自身の経歴や考え方などを詳しくお聞きすることで、あなたにとって天職になりそうな可能性のある求人をご紹介します。

まずは無料の面談応募からお申し込みください。

6.まとめ

天職とは、自分の「好き」に合致した仕事のことを指します。天職に就いている方は、仕事自体が好きであるため、やりがいをもって仕事を楽しみながら続けていけます。

自分の天職を見つけるためには、まず自己分析が大切になります。「自分の好きなもの」と「自分の得意なこと」を洗い出し、そこに関連する仕事のなかから「自分の理想とする姿」につながるような業務内容の仕事を探してみましょう。

どうしても自分の天職が見つけられないことに悩んでいる方は、転職相談を活用するのも一つの方法です。

一度きりの人生、楽しい仕事を長く続けるためにも、一度自分にぴったりの天職を探してみてはいかがでしょうか。

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