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更新日:2023年10月17日

やりたい仕事がわからない人は多い?適職を探すための全知識

やりたい仕事がわからない人は多い?適職を探すための全知識

※この記事は6分で読めます。

「自分のやりたい仕事がわからない」
「どうすれば自分にとっての適職が見つかるのか」
など、自分がやりたい仕事が何か分からず悩んでいる方もいるでしょう。

やりたい仕事があれば、就職や転職時もスムーズに動けますが、やりたい仕事がなく漠然とした状態では、何からやれば良いか悩んでしまうものです。

今回は、やりたい仕事がわからない原因や適職の探し方、やりたい仕事を探す具体的な方法などを解説します。この記事を読めば、やりたい仕事がわからない今の状況を整理でき、前に進むためにどのような行動を取れば良いのかが理解できるでしょう。

1.やりたい仕事がわからない方は意外と多い

内閣府が2022年10月に実施した調査によると、「あなたが働く目的は何ですか」という質問に対して、63.3%の方が、「お金を得るために働く」と回答しました。この割合は、近年増加傾向にあります。

一方で、「自分の才能や能力を発揮するために働く」と答えた方の割合は6.7%、「生きがいをみつけるために働く」と答えた方の割合は14.1%にとどまりました。

これらの結果から、働くこと自体に幸せを感じている方は少数派であることがわかります。

そもそも「やりたい仕事がわからない」と感じる方は決して珍しくないため、そのことに不安を抱いたり、引け目を感じたりする必要はありません。

2.やりたい仕事がわからないと感じる原因

やりたい仕事がわからないときに考えられる、主な6つの原因について解説します。

  • 自己分析ができていない
  • 職種や業種に関する知識がない
  • 自分に自信がない
  • 求める条件が高すぎる
  • 仕事選びの失敗を過度に恐れている
  • 無意識のうちに他人の目を気にしている

それぞれの原因についてお伝えします。

2-1.自己分析ができていない

自己分析をすることは、適職に就くために必要なアクションといえます。

自己分析が十分にできていないと、自分自身が本当にやりたい仕事を見つけたり、向いている仕事の傾向を理解したりするのは難しいものです。

自分のことが理解できていないと、日々働くなかで「これは自分が本当にやりたい仕事なのか?」という疑問を繰り返し抱くことになり、仕事自体が嫌になってしまうケースもあります。

2-2.職種や業種に関する知識がない

世の中には、無数の職種や業種があります。

そのため、自分の限られた経験値や先入観だけで、合う・合わないを判断してしまうのは、非常にもったいないことです。

例えば、唯一経験したことのある営業の仕事が自分には向いていなかったことで、「やりたい仕事がわからない」「自分には人と接する仕事は向いていない」などと思い込んでしまうケースもあります。

しかし、しっかりと情報収集して幅広い職種や業種に関する知識をつければ、いずれやりたいと思える仕事に出会えるはずです。

2-3.自分に自信がない

自分の実力を過小評価したり、失敗を恐れたりすることで、本当にやりたい仕事を探すこと自体を諦めている方もいるかもしれません。

特に、これまで不向きと思われる仕事で苦労をしてきた方は、新たな選択肢を模索することに躊躇するのも無理はないでしょう。

しかし、自分の可能性を信じて挑戦することで初めて、真の望みが見えてくることもあります。

転職に自信がない方は、必要に応じてプロのキャリアパートナーの助けを借りることを検討して、自分に合う仕事を探してみましょう。

2-4.求める条件が高すぎる

雇用形態や給与、休み、福利厚生など、待遇面にこだわりすぎて、自分で自分の選択肢の幅を狭めているケースもあります。

希望する条件を完璧に満たす仕事は、残念ながらさほど多くありません。

そこで、「これだけは譲れない」という条件を3つ程度に絞り、さらにそれらに優先順位をつけることで、条件面での希望を明確にしましょう。

2-5.仕事選びの失敗を過度に恐れている

仕事選びの失敗を恐れるあまり、慎重になりすぎて、自分の本心を見失っている方もいます。

本当にやりたい仕事について考えれば考えるほど、理想と現実のギャップを痛感し、「失敗して状況が悪くなるくらいなら、このままで良いや」と無難な道を選んでしまうケースも見受けられます。

しかし、価値のあるものを得るには、少なからずチャレンジ精神が必要です。

このタイプの方は、「失敗したらまた転職すれば良い」という軽やかな心で、さまざまな選択肢を検討してみてください。

2-6.無意識のうちに他人の目を気にしている

「自分の選択が周りの目にどう映るか」「友人・知人にばかにされないか」などの世間体にとらわれ、本当にやりたいことから目をそらしているケースもあります。

実際、「周りの期待に応えて立派な大企業に入ったのに、何となく心が満たされない」といった悩みを抱える方は少なくありません。

周りの方の意見を尊重することも、少し背伸びをすることも、決して悪いことではありません。

しかし、自分の選択の責任を取るのは、自分自身です。無意識に自分の気持ちを押し殺していないか、一度心に問いかけてみましょう。

3.やりたい仕事がわからない方向けの適職の探し方

ここからは、やりたい仕事がわからない方へ向けて、適職の探し方を紹介します。

  • 好きなこと・興味のあることを考えてみる
  • 苦手なことを考えてみる
  • 無理なく継続できていることを見つける
  • さまざまな職種・業種について調べてみる
  • 身につけたいスキルを考えてみる
  • 理想のライフスタイルや将来のビジョンを自由に書き出す

それぞれについてお伝えします。

3-1.好きなこと・興味のあることを考えてみる

まずは、好きなことや興味があることを洗い出し、自分に向いていそうな仕事を探す方法を試してみましょう。

興味関心のあることに近い分野の仕事では、やりがいを感じやすく、生涯打ち込める天職になるかもしれません。

「昔から体を動かすのが好き」「モノづくりの現場に興味がある」という方には、製造・工場系の仕事がおすすめです。ぜひ以下のコラムを参考に、自分に合う仕事を探してみてください。

3-2.苦手なことを考えてみる

やりたい仕事を探す際には、自分自身が苦手なこと、避けたいことを洗い出す作業も大切です。

苦手な仕事に就くと、スムーズに作業をこなせないことで精神的につらくなったり、長続きしなかったりするリスクも高まります。

「厳しいノルマは嫌だ」「チームワークに苦手意識がある」といった苦手なこと、やりたくないことは言語化しやすいため、このアプローチは自己分析にも最適といえます。

3-3.無理なく継続できていることを見つける

特に好きなわけではないけれど、苦に感じることもなく、長く続けているものがないかも探してみましょう。

日常的に何気なく続けている習慣のなかに、適職探しのヒントが隠れていることもあります。

例えば、「きれい好きで、自宅の整理整頓・掃除は欠かせない」という方には、清掃員や家事代行スタッフの適性がある可能性も考えられます。

3-4.さまざまな職種・業種について調べてみる

さまざまな職種や業種について調べることで、新たな発見があるかもしれません。

自分にとって未知の職種・業種で働く知人などから、仕事の話を聞く機会を持つのも良いでしょう。

先入観やイメージで仕事を絞るのではなく、ある程度、職種や業種の知識を深めてから判断することで、本当にやりたい仕事に出会えるチャンスも増えます。

3-5.身につけたいスキルを考えてみる

仕事をするうえで身につけたいスキルから逆算し、仕事を探す方法も有効です。

例えば「将来は品質管理の仕事に就きたい」という場合には、工場のライン作業で働いてみるのも手です。

一見遠回りに見えるかもしれませんが、生産ラインの最適化や労働者のモチベーション維持のアイデアについて、現場で知見を蓄えたり、上司から直接学んだりできます。

特定のスキルを身につけたい意欲が出発点となれば、そのスキルを伸ばせる仕事、身につけられる仕事に対して、前向きに取り組めるでしょう。

3-6.理想のライフスタイルや将来のビジョンを自由に書き出す

現状は一旦置いておき、思い描ける限りの理想のライフスタイルや将来のビジョンを書き出してみるのもおすすめです。

諦めていた夢や目標を素直に吐き出すことで、理想に1歩ずつ近づくための道筋が見えてくるかもしれません。

1年後、3年後、5年後に、どのような自分でありたいか、自身の理想の未来と向き合うことも適職選びに役立ちます。

4.やりたい仕事を探す方法

次に、やりたい仕事を探す具体的な方法を5つ紹介します。

  • 求人サイト
  • 転職エージェント
  • ハローワーク
  • 地域情報誌
  • 知人・友人の紹介

それぞれの方法について解説します。

4-1.求人サイト

求人サイトなら、希望の条件を指定して自由度高く仕事を探すことができます。

サイトによって得意な求人分野は異なるため、やりたい仕事をある程度絞り、複数のサイトを併用すると良いでしょう。

JOBPALでは、工場・製造業の求人を中心に、事務職やサービス業関連の仕事を多数掲載しています。

また、専任のキャリアパートナーによる面談サポートも提供しておりますので、「やりたい仕事がわからない」「アドバイスをもらいながら、有利に転職活動を進めたい」という方は、ぜひお気軽にご利用ください。

4-2.転職エージェント

プロの手助けを借りて効率良く転職活動を進めたい場合には、転職エージェントを活用するのも一つの方法です。

転職エージェントでは、自己分析のサポートや経歴・希望に合った仕事の紹介、面接対策トレーニングなどのサービスを受けられます。

「一人でやりたい仕事を見つける自信がない」「専門知識がある人物から客観的な意見を聞きたい」という方には、特におすすめの方法です。

4-3.ハローワーク

ハローワークは日本全国に相談所があり、多数の求人情報を取り扱っています。

厚生労働省が運営する機関であり、無料で各種サービスを受けられるのが特徴です。

窓口の職員に対面で転職相談ができるほか、条件に合うおすすめの求人を紹介してもらえます。オンラインでの求人検索も可能なので、忙しい方はそちらも併せて利用すると良いでしょう。

4-4.地域情報誌

地域情報誌は、その名のとおり地域ごとの求人を掲載している情報誌で、地域密着型企業の仕事を見つけやすいのが利点です。

求人サイトや転職エージェントでは出会えない、掘り出し物の求人が掲載されることもあるため、定期的にチェックするのがおすすめです。

4-5.知人・友人の紹介

知人・友人からの紹介で、自分に合った仕事を効率的に見つけられる場合もあります。

知人・友人が働いている職場ならば、話を聞いて事前に仕事の詳細を把握できます。また、入社後にも気軽に相談できる相手がいるのは安心でしょう。

知人・友人のいる居心地の良い職場での仕事が、徐々に自分にとってやりたい仕事になっていくこともあります。

5.やりたい仕事がわからない方が仕事を探す際の注意点

ここからは、やりたい仕事がわからない方が仕事を探す際の注意点について解説します。

  • 仕事に求める条件に優先順位をつける
  • 憧れだけで安易に就職・転職をしない
  • 待遇の良さを理由に妥協しない

それぞれの注意点についてお伝えします。

5-1.仕事に求める条件に優先順位をつける

仕事に求める条件に優先順位をつけず、やみくもに求人を探しても、なかなか理想の仕事には出会えないものです。

そこでまずは、求める条件をすべて書き出し、一つひとつ慎重に検討したうえで、絶対に譲れないものを3つ程度まで絞ります。

さらにその3つに優先順位をつけて、自分が仕事に求めることをあらためて確認してみてください。

自分が重視するポイントに意識を集中させることで、数えきれないほどの仕事のなかから、有力な候補を絞り込めるでしょう。

5-2.憧れだけで安易に就職・転職をしない

憧れの仕事に就くことは、やりたい仕事をするためには良い出発点ですが、必ずしもやりがいや充実感を得られるとは限りません。

憧れの気持ちだけで就職・転職してしまうと、入社後に理想と現実のギャップに苦しむおそれもあります。

後悔しないためには、労働環境・給料面などの条件をしっかり確認することも重要です。

5-3.待遇の良さを理由に妥協しない

やりたいことが定まっていないと、待遇の良さに惹かれて「もうこれで良いか」などと安易に妥協して、就職先を決めてしまうことにもなりかねません。

しかし、これではいつまで経ってもやりたい仕事は見つからない可能性が高いでしょう。

本当にやりたい仕事に出会うには、目先の利益にとらわれず、正面から自分の心と向き合う必要があります。

6.どうしてもやりたい仕事が見つからない場合の対処法

紹介した方法を試してもやりたい仕事が見つからない場合は、周囲から評価されやすい仕事に注目してみてください。

感謝の言葉をもらいやすい仕事や社会貢献度の高い仕事には、やりがいや喜びを感じやすいでしょう。

具体的には、重要な仕事であるにも関わらず人手不足が深刻な介護の仕事や、人生の晴れの日を彩るブライダル系の仕事などが挙げられます。

また、子どもや地域社会に貢献するNPO法人(非営利団体)の仕事などは社会的意義が高く、自分の働きが世の中の役に立っていることを実感しやすいのではないでしょうか。

楽しく働くうちに、次第にその仕事が心からやりたい仕事になる可能性もあります。

7.まとめ

やりたい仕事がわからない方にとって、自分に合った仕事を探すのは簡単ではないかもしれません。

しかし、過去を振り返って自己分析したり、将来なりたい姿をイメージしたりすることで、適職を見つけられる可能性は高まります。

また、求人サイトやエージェントなどもうまく利用して、選択肢の幅を広げましょう。

JOBPALでは、工場・製造業の仕事を多数掲載しております。未経験者歓迎の求人も数多く紹介しておりますので、ぜひ一度チェックしてみてください。

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