履歴書の写真をキレイに撮る方法とは?基本マナーや撮影のコツ
※この記事は6分で読めます。
「履歴書の写真はなぜ必要なの?」
「履歴書の写真を撮る際のコツやポイントが知りたい」
など、履歴書に貼り付ける写真に関して疑問を持っている方もいるでしょう。
証明写真は履歴書のなかで唯一のビジュアル要素であり、書類選考での第一印象を左右する重要なポイントです。
今回は、履歴書用の写真の重要性、撮影時の基本マナー、きれいに撮影する際のポイントなどを解説します。この記事を読めば、履歴書の写真のことがよくわかり、評価される写真が撮影できるようになります。
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1.履歴書の写真はなぜ重要?
履歴書の写真がなぜ重要なのでしょうか。それは、採用担当者にとって最初に目に入る要素だからです。
普段着や髪が乱れたままで履歴書写真を撮影したり、指定と異なるサイズ・期限のものであったり、履歴書の写真自体がないという場合は、「決められた様式(ルール)を守れない人間」という評価につながってしまうでしょう。
志望動機や自己PRといった重要なポイントをチェックされないまま、書類選考に落ちてしまうことが考えられます。手を抜かず、自分を魅力的に見せられる写真を撮影しましょう。
履歴書の書き方については以下の記事にまとめてありますので、こちらも併せて参考にしてみてください。
2.覚えておこう!履歴書写真の基本マナー6つ
履歴書の写真はただ撮影すれば良いというものではありません。ここでは、履歴書写真を撮影する際に必要な基本マナーをご紹介します。
2-1.履歴書写真のサイズ
一般的な履歴書の写真張り付け枠は「縦36mm~40mm、横24mm~30mm」という指定が入ることがあります。縦3cm×横4cmの写真がぴったりと収まるサイズです。サイズ指定がない場合も基本的にはこのサイズで提出して問題ありません。
写真スタジオでは「履歴書用です」と伝えることで、3cm×4cmに収まる写真を撮影してくれます。
スピード写真の機械で撮影する場合は必ず「履歴書用」の写真サイズを選んでください。他のサイズを選択すると履歴書用より写真サイズが大きくなり、自分で切る必要があるので注意しましょう。
2-2.履歴書写真の背景色
写真スタジオでもスピード写真でも、背景色を選べる場合は「青」「グレー」「白」から選びましょう。
薄いブルーやグレーが背景にあることで、顔の色や表情がハッキリ見えておすすめです。白は3つのなかでもっともプレーンな印象になりますが、背景が明る過ぎて自分の顔が暗い印象に見えることもあるので注意しましょう。
2-3.撮影日の期限
履歴書に使う写真は3ヵ月以内に撮ったものを使用しましょう。髪型や体重の変化で顔の輪郭や印象が変わることがあるためです。古い写真を使って本番の面接で印象が異なると、不信感を持たれる原因となります。過去に撮影し残っていた写真があっても、3ヵ月を経過した場合は必ず撮影し直しましょう。
また、以前に撮影した写真が撮影から3ヵ月以上経っていなかったとしても、印象が現在と大きく異なる場合は面倒がらずに撮影し直すことをおすすめします。
2-4.撮影時の服装
撮影時は、顔がしっかりわかるよう、サングラスや帽子を外すのが鉄則です。普段からメガネをかけている人はそのままでも良いですが、レンズに光が反射して表情がわからなくならないように注意しましょう。
また、印象が強すぎるメガネは真面目さやフレッシュさに欠けるためNGです。顔によくなじむ普段使いのメガネかコンタクトレンズをおすすめします。
服装は男女ともにスーツ、またはジャケット着用が鉄則です。私服での撮影は社会人としてのマナーが欠如していると判断されてしまう可能性があります。既卒・第二新卒など年齢が若ければリクルートスーツでも問題ありませんが、30代以降はビジネススーツを着用しましょう。
2-5.撮影時の髪型
男女ともに清潔感がある髪型が基本です。清潔感のある髪型にするポイントをまとめました。
前髪 | 目元をしっかり見せるために、前髪が顔に被らないように切る。 |
サイド | サイドが長い場合は髪の毛をまとめて後ろ髪で縛る。ショートヘアやボブの場合は、髪を耳にかけるかハーフアップにする。より短いスタイルの場合は、ワックスで耳周りのボリュームを抑えてすっきりさせる。 |
髪色 | 染めてからしばらく経過しているなら事前に染め直す。あるいは目立たないようにまとめる。 |
まとまり感 | 少しの寝ぐせも写真では目立つため、跳ねている箇所は押さえる。無造作ヘアは写真では単にボサボサに見える可能性もあるため整える。 |
ツヤ感 | 髪のパサパサ感をなくして、より清潔感を出す。オイルやワックスで自然にツヤを出すのがおすすめ。短いスタイルの場合、ツンツンに立ち上げるのは清潔感がないためNG。 |
2-6.撮影時の表情・向き
自然に口角を上げ、正面を向くようにしましょう。普段はにこやかな表情ができる人でも、写真となると緊張して真顔になってしまう人も少なくありません。
にやにやと歯を大きく見せて笑うのではなく、軽く微笑むくらいで問題ありません。真顔から軽い笑顔を作るのは意外と難しいものです。一度思いっきり笑顔を作ってから自然な笑顔に戻すと良いでしょう。
また、カメラを斜めに見るものNGです。事前に鏡の前で姿勢のゆがみを直し、正面からしっかりとカメラを向くようにしましょう。
3.履歴書の写真はどこで撮れば良い?
履歴書の写真を撮影する方法としては「スピード写真」「写真スタジオ」「自撮り」の3つの選択肢があり、それぞれにメリットとデメリットがあります。
3-1.スピード写真
駅前やスーパーなどでよく見かける機械で撮影する方法です。文字通りスピーディに撮影が完了するのがメリットで、5~10分程度で写真撮影が完了するため予約や順番待ちもほとんど必要ありません。店員に申し込む必要もないため気軽に利用できます。
また価格も800円程度と、写真スタジオに比べお手頃です。肌をきれいに見せる機能を持つ機械も増えており、以前よりも画質は向上していますが、あとから修正できない点がデメリットです。
一枚のシートに複数枚の写真がついた状態で印刷されるため、自宅に戻ってはさみやカッターで切る作業も必要になります。写真スタジオと違って元データを受け取ることもできないため、使い切った場合はまた撮影し直す必要もあります。
3-2.写真スタジオ
スピード写真の画質が向上したといっても、スタジオのほうが高機能な機材が揃っているので、より高画質な写真ができあがります。
費用はスピード写真よりもかかってしまいますが、顔色をきれいにしたり肌荒れを隠したりといった修正・加工をしてくれるのがメリットです。表情や服装についてのアドバイスをもらえることもあり、ミスなく写真撮影を終えられるでしょう。
後日受け取りが面倒な印象があるかもしれませんが、最近では予約なしで撮影して10分~30分後にその場で受けとれるスタジオもあります。また、データをSDカードで受け取ることができるため、再印刷することもできて便利です。
3-3.スマートフォンで自撮りしても良いの?
第三の選択肢として、自撮りするという方法もあります。履歴書写真としてのマナーを守った写真が撮影できるなら、自撮りでも良いでしょう。
最近は履歴書写真撮影用のアプリも登場しており、スマートフォンで撮影・加工してコンビニでプリントするだけで履歴書写真が完成します。
ただし、基本は写真スタジオやスピード写真をおすすめします。自分でシャッターを押すと、手振れしたり、指や腕が写り込んだりする可能性もあります。誰かに撮影してもらうか、セルフタイマーを使用するといった対策が必要です。
家族や知人に撮影してもらう場合は、離れた場所から腰のあたりまで撮影してもらい、後からトリミングしてみましょう。近づいて撮影すると顔が歪んで写ってしまう恐れがあり、上手に撮影できない可能性があります。
4.履歴書写真が不要の場合はどうするべき?
企業の募集要項に「証明写真は不要」と記載されていたり、企業が指定した履歴書に証明写真の貼付欄がなかったりする場合は、写真を貼り付ける必要はありません。写真欄がないのに欄外に貼付けするのはNGです。
転職フェアや職場見学で応募者に会ったことがある場合や、面接当日に履歴書を持参するケースで写真が不要になることもあります。
5.履歴書の写真をキレイに撮るコツ
写真スタジオで写真を撮影するなら高性能な機材が用意されていますが、スピード写真や自撮りの場合は暗い写真になる可能性もあります。アドバイスしてくれる人もいないため、よそ見をしたり目をつぶったりしてうまく撮影できないこともあるかもしれません。
そこで、写真スタジオ以外で撮影する場合にキレイに撮影するポイントを紹介します。
5-1.白い紙やハンカチを使う
特に自撮りの場合はスタジオに比べてカメラの性能差が大きく、暗い印象の写真になりがちです。少しでも明るく仕上げるために、白い紙やハンカチを利用しましょう。
スピード写真や自撮りで写真を撮影する前は、まずカーテンを閉めて外の光を遮断しましょう。遮光することでカメラの光がまんべんなく入り、きれいに撮影することができます。
そのうえで、ひざに白いハンカチや白い紙を乗せて撮影します。白い色によってストロボ光が反射し、下からの光が顔に当たることで顔の影が消え、明るい印象になります。インナーも白にすることで明るい印象になり、顔の映りが良くなります。
5-2.目線をしっかりあわせる
目線がカメラに合っていないのはNGです。まず姿勢を正して椅子に座り、背筋をしっかりと伸ばします。レンズを正面に見て少し見下ろすくらいになるように椅子を調整すると、正面を向いた写真になりやすいでしょう。
6.まとめ
履歴書の写真は、書類選考の最初に目に留まるものです。清潔感のある服装や髪型で撮影に臨みましょう。
履歴書用の写真を撮影する方法には「スピード写真」「写真スタジオ」「自撮り」の3つの選択肢があり、それぞれにメリットとデメリットがあります。おすすめは、一番きれいに撮影できる写真スタジオです。
スピード写真や自撮りで写真を撮影する場合は、顔が暗くなったりよそ見をしたりして失敗する可能性があることを念頭に、白いハンカチやインナーを使って顔をきれいに写すなど、ポイント・コツを守って撮影しましょう。
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