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更新日:2024年02月29日

清掃の仕事の志望動機は何を書けばいい?例文や思いつかないときの考え方

清掃の仕事の志望動機は何を書けばいい?例文や思いつかないときの考え方

※この記事は6分30秒で読めます。

「清掃業界の志望動機ってどうやって書けば良い?」
「清掃業界の志望動機が思いつかない」
など、清掃業界の志望動機に関して疑問を持っている方もいるでしょう。

清掃業界の志望動機が思いつかない場合は、自分の得意なこと、経験、性格などから掘り下げてみましょう。

今回は、清掃の仕事とは何か、応募する際の志望動機例文、志望動機が思いつかないときの考え方、志望動機を書く際の注意点などを解説します。この記事を読めば、清掃業界の志望動機のことがよくわかり、自分らしい志望動機が書けるようになります。

1.【基本】清掃の志望動機の例文

清掃は、オフィスビルや駅、ホテル、商業施設、病院などをきれいに保つ仕事です。

清掃業界で働くには、他の仕事と同様に履歴書に志望動機を書いたり、面接を受けて志望動機を説明したりする必要があります。

まずは、清掃の業務経験がある人とない人、それぞれの志望動機の例文をみていきましょう。

なお、製造の仕事については以下の記事でもご紹介しています。

1-1.清掃未経験の場合

清掃の仕事の志望動機を作る場合には、盛り込みたい定番の内容がいくつかあります。未経験で清掃業界に応募する際は、以下のような内容を盛り込むと説得力のある志望動機になるでしょう。

  • 清掃業界を目指した理由
  • 応募先企業ならではの魅力
  • 入社後のキャリアプラン、将来像

大前提として、企業名を入れ替えればどこでも通用するような当たり障りのない志望動機にならないように注意が必要です。

また「清掃は簡単そうだったから」などのネガティブな表現は避け、清掃業界にあこがれを持っているといったポジティブな内容にしましょう。

ここからは、清掃業界が未経験の方向けの志望動機の一例を解説します。

【例文】

このたび貴社に応募させていただいたのは、実際に貴社の品質の高いサービスを目の当たりにしたからです。

以前、父の実家のクリーニングをするために貴社のサービスを利用したことがあり、スタッフの方々全員が真摯に仕事に取り組んでいる姿ときれいに生まれ変わった実家をみて、プロフェッショナルとしての姿勢に感激しました。

わたしは清掃業が未経験ではありますが、貴社のように清掃の枠を超えて人の役に立てる仕事がしたいと思い、応募させていただいた次第です。

入社後は、貴社での経験を通じてレベルの高いサービスが提供できるスタッフになれるように精進し、貴社の発展に貢献する所存です。

志望動機の最初に、なぜその企業に惹かれたのかを書いています。続いて惹かれたきっかけや理由を書くことで、より説得力を持たせることができます。

最後に入社後の決意・キャリアプランを述べることができれば、取り入れたい3つの内容がすべて入った志望動機になります。

1-2.清掃経験ありで同業種に応募する場合

清掃経験のある方が同じ業種に応募する際の書き方の例をご紹介します。

【例文】

わたしは〇〇社の清掃部門の主任として、主にオフィスビルの清掃業務に10年間たずさわってきました。その経験を活かし、今よりも大きなチームをマネジメントしたいと考え、貴社の管理職募集の求人に応募いたしました。

現職では、清掃の基本的な進め方や道具の選び方などの知識を4名の部下に伝え、チームとして効率の良い仕事ができるようになりつつあります。

貴社の募集要項では今よりも大きなチームをまとめることが書かれていますが、これまでに身につけたノウハウを発揮すれば、貴社のマネジメント業務にも必ず貢献できると感じています。

また、将来は現場全体の責任者として活躍できるように、どんどん新しい知識を吸収したいと考えております。

すでに同じ業界・業種を経験している場合は、自分にどのようなスキルがあるかを言及することが大切です。

1-3.清掃経験ありで異業種に応募する場合

清掃の経験はあるものの、別の業種に転職を目指すというケースもあります。例えば、ホテル清掃→病院清掃などです。その際の例文をみてみましょう。

【例文】

わたしはホテル清掃の現場責任者として10年ほど勤務しており、清掃計画の立案や実行時の指揮・監督といった業務に従事しておりました。業務を遂行するために「清掃作業監督者」の資格も取得しております。

現在の仕事を通じて、空間をきれいに保つことがお客様の満足度向上につながることを肌で感じており、より清潔な空間を必要としている方々がいる職場で働きたいという想いが強くなりました。

貴社に興味を持ったのは、病院清掃のプロフェッショナルとして業界内で高い評価を得ていることや、実際に病院に訪れた際に目の当たりにしたスタッフの方々のプロ意識の高さに感銘を受けたからです。

これまで私が磨いてきたマネジメント能力を、より清潔な空間を必要とする方々のために役立てたい、また、ゆくゆくはスキルアップして貴社の更なる発展に貢献したいと思い、このたび応募いたしました。

異業種で経験がある場合、業種が違っても清掃業界なら共通して役立つスキル・経験があることをアピールするのが有効です。そのうえで、「なぜ異業種に転職したいと思ったのか」という点について具体的なエピソードがあると良いでしょう。

2.清掃の志望動機が思いつかないときの考え方

志望動機を作る際には、自分なりの経験や考えをもとにオリジナリティのある文章をつくることが大切です。しかし、どうしても志望動機が思い浮かばないこともあるでしょう。

ここでは、清掃の志望動機が思い浮かばないときの考え方をご紹介します。

2-1.得意なことから考える

志望動機が思い浮かばない場合は、自分の得意なこと・好きなことを清掃業界に絡めて志望動機を作ってみましょう。例えば以下のようなものが挙げられます。

【家事が好き】

一人暮らしをはじめてから家事が好きになり、いかに効率的かつきれいに家事をこなせるかを常に考えてきました。

例えば、お風呂の洗剤を浴槽にかけて汚れを浮かせているあいだに洗濯を終わらせるといったことです。効率的な作業の段取りを貴社の清掃業でも活かせると考えています。

【掃除が好き】

小さい頃から両親に自分の部屋をきれいにすることを教わっており、毎日掃除をするのが日課となっています。最近は5Sにも注力していて、ファイルや本に番号をふることで整頓した順番が崩れないように工夫もしています。

清掃の仕事は未経験ではありますが、毎日の部屋の掃除の工夫を仕事に活かして貢献したいと考えています。

【体力がある】

現在は製造現場で機械オペレーターをしております。機械化された印象があるかもしれませんが、機械に材料を送り込んだり、仕掛品を次の工程に運んだりといった腕力を要求される仕事も多くあります。

重いものを持ち運ぶコツや腕力、体力には自信があるため、この経験は貴社の清掃業でも活かせると考えています。

【体を動かすのが好き】

元々体育会系ということもあり、身体を動かす仕事が好きです。現在の仕事は座り仕事がメインであり、もっと体を使って貢献できる仕事を探しているところに貴社の求人を見つけました。

学生時代は陸上部だったこともあり、長距離の徒歩移動やモノの運搬といったハードワークにも対応できます。業界は未経験ですが、体力を活かして貴社に貢献したいと思っています。

【自分のペースで働くのが好き】

自分のペースで働ける清掃業に興味があり、応募させていただきました。工場の製造現場で働いた経験があるため、同じ作業を繰り返し続けることに抵抗はありませんし、長時間にわたって集中力を維持することも得意です。

担当となった場所をしっかりときれいにすることで、貴社の業務に貢献したいと思います。

2-2.これまでの経験から考える

清掃のことが特別好き、また得意ということではなくても、これまでの仕事やアルバイトで清掃の経験をした人は多いはずです。そのような経験から清掃業の志望動機につなげるのも1つの方法です。

【学生の頃、教室の掃除で褒められた経験がある】

学生の頃は清掃の時間が好きで、クラスのなかでかなりしっかりと清掃をしていた記憶があります。

当時の先生からも「○○(自分の名前)が掃除したところはきれいだ」と褒めてもらったことがあります。このときは、自分が頑張ったことで部屋がきれいになったことだけでなく、褒めてもらえたことに大きな喜びを感じました。

やると決めたことをコツコツと続ける長所は今も変わっていません。貴社に入社できた暁には、周囲の人に喜んでいただけるような質の高い清掃業務ができるように精進する所存です。

【過去、清掃のアルバイトをしていた経験がある】

現在は営業として働いておりますが、大学時代にはアルバイトとしてホテル清掃の仕事を経験しました。ベッドメイキングやアメニティ補充、床やテーブルの掃除など、客室清掃の基本的な流れは経験済みです。

お客さまがチェックアウトしてから次のお客さまがチェックインするまでに素早く作業をすることの大変さも理解し、いかに効率良く動けるかを常に考えて働きました。貴社の清掃部門でも、この経験はきっと活かせると考えています。

【仕事で清掃を含む仕事の重要性を知った経験がある】

現職で5S活動を徹底しており、月に1回は周辺の整理・整頓に加え清掃もして、「どこに何があるか誰にでもわかる職場」「気持ちよく働ける職場」を目指しています。

5Sを通じて業務効率が上がっただけでなく、訪れたお客さまに褒めていただいた経験から、清掃の重要さを理解しました。こうした感動をもっと仕事で感じたいと思い、貴社を志望しました。

2-3.自分の性格から考える

清掃に関する経験がない場合でも、自分の性格が清掃に向いているのであれば、そこからアピールすることもできます。

【きれい好き】

暇があれば自分の部屋の掃除をしたり、職場の清掃をしたりと、掃除が趣味になりつつあるほどきれい好きです。

清掃業として貴社で働くことができれば、きれい好きな性格を活かして徹底的に配属場所をきれいにし、貴社の事業に貢献できると考えています。

【几帳面】

子どもの頃から几帳面な性格で、今もプライベートでは自分の部屋を丁寧に掃除することを心がけています。清掃業の仕事でも自分の几帳面さが仕事に活かせると考えています。

【慎重】

慎重な性格で、職場でも家庭でも、使う道具や機械が壊れたりしないよう丁寧に扱ってきました。清掃業では多くの機材や機械を業務に使うと聞いており、私の慎重な性格が向いているのではないかと思っています。

また、自分の慎重さがあれば、配属場所に傷や汚れを残さない丁寧な掃除ができると考えています。

【単純作業が好き】

今までは派遣社員として工場に勤務し、同じようなことを毎日コツコツと繰り返す仕事を中心に経験してきました。

清掃業は単純作業の繰り返しも多いと聞いておりますが、同じ作業を長い時間こなすことは苦にならないので、私の性格にマッチする仕事だと思っています。

3.清掃の志望動機を書く際のポイント

清掃の志望動機を書く際には、押さえるべきいくつかのポイントがあります。内定を獲得するためにも、以下のような内容を盛り込んだ志望動機を書きましょう。

  • なぜその会社、その仕事なのかを明確にする
  • 関連する資格があれば伝える
  • 順序立てて書く
  • 簡潔に読みやすく書く

それぞれのポイントについて詳しく解説します。

3-1.なぜその会社、その仕事なのかを明確にする

志望動機を作る際は、なぜその企業でないといけないのかを明確にしましょう。

清掃業界にはさまざまな企業があり、例えば「掃除が好きだから貴社を選びました」というだけの志望動機では、どの企業にも使えてしまいます。

仕事内容にしても同様で、なぜ他の職業ではなく清掃業でないといけないかを明確にすることが大切です。それにより、製造業界やその企業に対する熱意を示すことができます。

「清掃が好き」「性格が清掃に向いている」といったことに加えて、「独自の企業文化がある」「教育制度が充実している」など、企業研究で見つけた企業独自の強みを入れて志望動機を作成しましょう。

3-2.関連する資格があれば伝える

清掃に関する資格には、ハウスクリーニングアドバイザー、ビルクリーニング技能士、清掃作業監督者などがあります。

今までに取得した資格や勉強中の資格があれば、志望動機に盛り込んで積極的にアピールしましょう。資格を取得できるだけの知識や経験があることだけでなく、志望動機で語った熱意の裏付けにもなります。

3-3.順序立てて書く

志望動機の作り方に正解はありませんが、基本的な構成としては以下の流れで作ることをおすすめします。

  • 結論:なぜこの企業でなければならないのか、志望動機を伝える
  • 根拠:志望動機の内容をカバーするエピソードを伝える
  • 抱負:入社後はどのようなキャリアを進みたいかを伝える

最初に結論から話し始めることで、志望動機がしっかりと面接官に伝わります。

上記の流れで志望動機を作った場合の例文です。

私が貴社を志望したのは、貴社の清掃の質の高さと社員の方々のモチベーションの高さに感激したからです。(結論)

以前、貴社のサービスを利用させていただいた際、スタッフの方の真摯な姿勢と清掃が完了したあとのきれいさに圧倒され、貴社のプロフェッショナルな精神を身につけて自分も活躍したいと強く感じました。(根拠)

入社した暁には、自分もプロフェッショナルの1人としてより高いサービスレベルを提供できるように精進する所存です。(抱負)

3-4.簡潔に読みやすく書く

志望動機が面接官にうまく伝わらない原因として、長々と書きすぎてしまうことが挙げられます。説明が長いと、話の肝はどこにあるのかを相手が理解できない場合があります。前述した順番を参考に、できるだけ簡潔に、読みやすい文章を心がけましょう。

4.清掃の志望動機に関するQ&A

最後に、清掃の志望動機に関してよくある質問と回答をQ&A形式でまとめました。

4-1.清掃の仕事に応募したいのですが、志望動機が何も思いつきません。

志望動機が思い浮かばないときは、自分の得意なこと、経験、性格、好きなことなどから清掃に関連するものを選び出し、そこから志望動機を作り上げる方法がおすすめです。

それでも志望動機が見つからないときは、周囲の家族やパートナーに自分の性格や強みについて聞いてみる方法があります。自分では気付かなかった自分の内面がわかり、志望動機の作成につなげられるかもしれません。

4-2.清掃の仕事でも、志望動機は書かないといけませんか?

清掃業者への入社を志す以上、履歴書に志望動機を書くのは必須です。

また、面接でも確実に聞かれる内容であるため、履歴書に書いた内容をうまく口頭で説明できるように準備や練習をしておくことも必要になります。

5.まとめ

清掃業界は他の業界と違い、自分の経験や、掃除が好きであること、几帳面な性格などを志望動機に盛り込むことができます。そのため、業界が未経験であっても清掃への熱意を感じる志望動機を作ることは十分に可能です。

ただし、その会社だからこそ働きたいという根拠を必ず盛り込みましょう。

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