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更新日:2022年12月20日

転職活動にかかる期間の目安は?一般的なスケジュールを徹底解説

転職活動にかかる期間の目安は?一般的なスケジュールを徹底解説

※この記事は6分30秒で読めます。

「転職活動はどのくらいの期間が必要?」
「できるだけ早く転職活動を終わらせたい」
など、転職活動の期間に関して疑問を持っている方もいるでしょう。

転職活動にかかる期間は、年齢やスキル、求人の状況によっても変わるため、一概にはいえません。ただ、コツやポイントを押さえることで短期間で転職を目指すことは可能です。

今回は、転職活動に必要な期間、短期間で転職を成功させるコツ、転職に時間がかかる人の特徴などを解説します。この記事を読めば転職期間のことがよくわかり、スムーズに転職できるようになります。

1.転職活動にかかる期間の目安はどれくらい?

転職活動にかかる期間の目安は、一般的に1ヵ月半〜6ヵ月程度です。求人の状況や自分の行動によっては1ヵ月以内で転職先が見つかったり、1年くらいかかったりする場合もあります。

現在働いている企業での退職交渉や引き継ぎなどの業務を考慮すると、スムーズにいったとしても3ヵ月前後が一つの目安になるのではないでしょうか。

ただし、転職活動の期間はさまざまな要素によって変わります。例えば、20代と40代であれば20代のほうが比較的早く転職先が見つかるケースが多いでしょう。「未経験可」の求人を出す企業は伸びしろがある20代を選ぶ傾向にあり間口が広いですが、40代向けの求人は即戦力として活躍できるスキルや管理職経験を求める場合が多く、間口は狭まります。たとえスキルを持っていても短期間で転職活動が終わらない可能性があるでしょう。

また、「希望する業界が決まっている人」と「どのような仕事をしたいのか考えながら転職する人」でも転職期間は異なります。希望する職種や業界がすでに決まっている人は、選べる求人の幅が狭くなるため、早く転職先が見つかる可能性が高いでしょう。

2.一般的な転職活動の期間のスケジュールと目安

転職活動の流れ

転職活動には大きく分けて、「準備」「応募・内定」「退職手続き・入社」という3つのステップがあります。早く転職活動を終わらせるには、それぞれのステップの流れを理解しておくことが重要です。

2-1.転職活動の準備(約2週間〜1ヵ月)

転職活動をスムーズに進めるためには、準備を丁寧にしておくことが大切です。転職活動の準備とは、どういう方向性で転職先を決めるのかといった「転職の軸」を明確にすることを指します。

  • これまでのキャリアの棚卸しをしてみる
  • 転職理由を考えて明確にしておく
  • 自己分析をする

このような作業を繰り返し、転職先に求めることを考えてみましょう。転職を考え始めた段階からすでに転職活動の準備は始まっています。2週間〜1ヵ月程度の時間をかけ、丁寧に準備をしてから行動するのが良いでしょう。

以下の記事では、転職における準備について詳しく解説しています。転職に向けてどのような準備をしたら良いかわからないという場合はぜひご覧ください。

2-2.応募〜内定まで(約1ヵ月〜2ヵ月)

転職活動の目的と方向性が決まったあとは、具体的に応募する企業を選びましょう。

転職活動において企業を探す際には、ハローワークやインターネットの転職サイトなどを利用することが多いと思いますが、情報源を一ヵ所に絞らずにさまざまな企業の情報を得ることが大切です。

また、転職情報は毎日確認する時間を確保しましょう。求人情報は日々更新されています。一度だけのチェックで気になる企業に応募して終わりにするのではなく、より良い条件の企業と出会うためにも、転職活動中は毎日チェックしましょう。

応募のあとは、書類の作成や面接に進みます。企業によっては簡単な筆記テストを受ける可能性もありますが、転職活動では「面接のみ」のケースが多いでしょう。面接の回数は企業によって異なります。一回だけで内定まで進む会社もあれば、2〜4回もおこなう企業もあります。

面接がスムーズに進めば1ヵ月程度で転職先が決まることもありますが、不採用が続いてしまうと応募の段階からやり直しです。人にとっては2ヵ月以上、応募と選考を繰り返すことになります。

以下の記事では、求人の応募について詳しく解説しています。ぜひ併せてご覧ください。

2-3.退職手続き〜入社(約1ヵ月〜1ヵ月半)

企業から内定をもらえたら、今働いている職場の退職手続きや業務の引き継ぎに移ります。

退職に関しては、トラブルを防ぐために遅くとも辞めたい日の1ヵ月~2ヵ月程度前に上司に伝えておきましょう。退職の意思が受理されたあとは手続きを徐々に進め、引き継ぎのための資料を作成するなど、退職日までにすべての退職手続きが完了するように準備を進めましょう。

また、具体的な退職日が決まったら、新しい転職先に希望の入社日を伝えることも必要です。今の職場と転職先、双方の状況を確認し、どちらにも迷惑がかからないように退職日と入社日を決めましょう。

以下の記事では、退職手続きについてより詳しく解説しています。会社とのトラブルを防ぐためにも、これから退職手続きをする人は併せてご覧ください。

3.転職活動の期間をできるだけ短くする3つのポイント

転職活動を短期間で終わらせるためには、転職を成功させたい日付から逆算して計画を立て、その計画に沿って動くことが重要です。加えて、いくつかのポイントをつかんでおくと転職期間をさらに短くすることもできるでしょう。

ここでは、転職活動をできるだけ短くするためのポイントを解説します。

3-1.複数の企業に並行して応募する

志望する会社を一社ずつ選び、その結果が不採用だったら次の会社を探すという手順なら、スケジュールが重なることなく安心できます。しかし、結果を待ってから次の企業に応募することになるため、転職活動の期間が長引きやすくなります。

一つの会社に応募しているうちに別の優良企業が求人を掲載し、一社目を受けている最中に採用が終了してしまうことも考えられます。効率的に転職活動をするには3社以上を目安に同時並行で選考を進めるのが良いでしょう。

ただ、複数同時に転職活動を進めた場合、2社以上から内定が出てしまう場合もあります。複数社から内定が出た場合は、どこに入社してどこを辞退するのかをじっくりと考え、できる限り失礼のないよう返答しましょう。

また、あまり多くの企業に応募するとスケジュールに余裕がなくなる可能性もあるので、同時に申し込む会社数は自身でスケジュールを管理できる範囲内にしましょう。

企業研究や面接の練習の時間は確保しつつ、気になる求人には積極的に応募してみてください。

3-2.退職手続き・業務の引き継ぎを早めにする

転職活動には、新しく働く会社を探す期間だけでなく、今の会社の退職手続きをおこなう期間も含まれます。

転職活動が順調に進んでも、退職手続きや業務の引き継ぎに時間がかかると、希望日に退職できない可能性もあります。余裕を持って進めておかないと退職日が遅くなり、転職先に入社する日を延期しなくてはいけない可能性も出てきます。

転職先との間で決めた日程に入社できないと、内定取り消しなどのトラブルにつながる可能性もあります。そのようなトラブルを防ぐためにも、スケジュールに余裕を持って各種手続きを進めましょう。

なお、スムーズな引き継ぎのためには、自分が担当している業務内容を整理し、誰が見ても作業に困らないマニュアルを作成することをおすすめします。

3-3.転職サポートを利用する

転職企業の紹介や応募書類の添削といえばハローワークが思いつきますが、転職サイトや転職エージェントが提供している転職サポートでも添削などのアドバイスを受けられます。

サポートに申し込むと、転職に関する相談から求人探し、面接対策、応募先企業との日程調整など、あらゆるサポートに無料で対応してくれます。経験豊富なアドバイザーがあなたに寄り添ってサポートしてくれるので、転職活動において非常に心強い存在となるでしょう。

JOBPALでも、転職サポートをおこなっています。面談であなたのお話を丁寧に伺い、希望に沿った企業をご紹介いたします。面談応募はこちらからどうぞ。

4.転職活動の期間が長くなってしまう人の特徴

ここまで、転職活動の期間を短くするコツをご紹介してきましたが、転職活動の期間が長引いてしまう人にはいくつかの特徴があります。ここでは3つの特徴をご紹介します。

4-1.明確な退職・転職理由を持っていない人

なぜ転職するのか、その理由が明確になっていない人は、転職活動が長くなりがちです。転職活動の目的が明確でないと、「絶対に譲れない部分は何か」「優先順位や妥協できるポイントが何か」という点が見えず、候補の企業をなかなか絞り込めません。

明確な転職理由を持たないと志望動機も考えることができず、面接での受け答えがうまくできないため、内定からより遠ざかってしまうことも考えられます。

転職したい直接の動機がネガティブな理由だったとしても、転職活動を始めるときには、「〇〇の仕事がやりたい」「〇〇の条件を満たした職場で働きたい」といったポジティブな理由を見つけておくと良いでしょう。

以下の記事では、退職理由について詳しく解説しています。

4-2.転職活動の期限を決めていない人

転職活動の期限を決めずダラダラと行動してしまう人は、転職活動が長引きがちです。

転職活動は志望する企業があってのことであり、スケジュール通りに進むとは限りません。しかし、「今年の4月まで」「年内に決める」など、ある程度の期限を決め、それをもとに逆算して転職活動をスタートさせるほうが効率的です。

例えば、「4月の入社式に間に合うように転職先に入社したい」と決めた場合、年内には内定を決めて1月中には上司に退職交渉をする。2月から退職日まで引き継ぎを進める。といったスケジュールを組むことができます。

いつまでに何をすべきかを考えることも転職の成功に近づく一歩です。ある程度の期限を決めて転職活動を進めましょう。

4-3.今の仕事を退職してから転職活動をする人

転職の進め方には「今の仕事を続けながら転職活動をする」「退職してから転職活動をする」という2つの方法があります。

退職してからの転職活動のほうが時間に余裕があるので早く転職先が決まりそうですが、そうとも限りません。退職してから転職活動をすると、焦りから詳しく分析しないまま転職先を決めてしまい、ミスマッチから早期退職につながる可能性があります。

余裕がない状況では冷静な判断ができず、かえって良い転職先が見つからなくなります。転職活動を長引かさないためにも、できる限り今の仕事を続けながら転職活動を進めるのが良いでしょう。

5.そもそも転職活動の期間は短いほうが良いの?

転職活動の目的は人それぞれですが、「今よりも良い企業を見つけたい」という思いは誰もが一緒のはず。期間の短さよりも、企業の働きがいや待遇をしっかりと吟味することが必要です。短い期間内で転職できればそれは喜ばしいことですが、今後の自分の人生を大きく左右することなので、時間がかかっても仕方がないと考えることも大切です。

特に初めて転職する人は、手探りで転職活動を始めるので時間がかかります。何度も書類を作成したり面接の練習に時間をかけたりすると、自分が想定していたよりも時間がかかることも少なくありません。それでも、あせらずじっくりと転職活動を進めましょう。

ただ、あまりに転職活動が長引くとモチベーションの低下につながる可能性があります。内定をもらえない状況が続くと、待遇や働き方の条件を下げてでも内定が欲しくなり、最終的に「どこでも良いや」と投げやりになる可能性があるので注意が必要です。

また、転職活動はお金も体力も使うので「貯金が底をついてしまう」「疲れから現在の仕事のパフォーマンスに影響してしまう」といったことも考えられます。

転職活動のパフォーマンスを高める意味でも、一般的な期間の目安である3ヵ月程度を目標に転職活動を進めるのが良いでしょう。

6.転職活動の期間やスケジュールに関する体験談

すでに転職を成功させている人は、どれくらいの期間で内定を獲得しているのでしょうか。ここでは、すでに転職を成功させた人の「転職期間」「転職スケジュール」などの情報をご紹介します。

6-1.短期間でスムーズに転職できたケース

  • 前職:スーパーマーケットの売り場店員
  • 現職:高速道路サービスエリアの管理担当
  • 転職期間:1ヵ月半

入社から5年にわたってスーパーマーケットの売り場担当者として働き、商品の仕入・陳列・パート社員の稼働時間管理などをおこなってきました。

転職のきっかけは「年収・賞与をはじめとした待遇への不安感」です。長時間労働が常態化していることに加え全国の支店に異動する可能性もあり、地元で働きたい気持ちが強かったことから昇進前に退職を決意しました。

初めての転職で右も左もわからない状態でしたが、転職サポートのアドバイザーから応募書類の添削や面接のサポートを受け、すんなりと転職を決めることができました。

たまたまサービスエリアの売り場責任者の求人が出始めた時期で、タイミングも良かったです。一般的な求人サイトに掲載されない情報でしたので、転職サポートを使わなければ転職にもっと時間がかかっていたかもしれません。

6-2.期間を決めて転職に取り組んだケース

  • 前職:一般商社の経理事務
  • 現職:工場の経理担当
  • 転職期間:4ヵ月

専門学校時代に取得した簿記の資格を活かし、新卒から3年間は経理事務の担当として働きましたが、早朝から深夜まで働くことが常態化していて将来に不安を感じていました。

今後も長く働ける職場を探すために転職を決意しましたが、前職の繁忙期は目が回るほど忙しく、とても転職活動をする時間はありません。

そこで、「閑散期の4ヵ月のあいだで内定を取って退職する」と決めて、逆算してスケジュールを組みました。

  • 1ヵ月目:自己分析、企業分析、企業への応募
  • 2ヵ月目:面接試験を受験、応募書類の添削を受ける
  • 3ヵ月目:内定を受け取る
  • 4ヵ月目:退職

上記のようなスケジュールで転職活動に臨み、無事にスケジュール通りの転職ができました。繁忙期に入る前に引き継ぎを済ませることまでスケジュールに細かく落とし込めていたので、会社に迷惑をかけることもなかったです。

6-3.転職できたものの、引き継ぎがうまくいかなかったケース

  • 前職:Webエンジニア
  • 現職:Webエンジニア
  • 転職期間:6ヵ月

前職は年収が業界相場よりも低めで人事評価制度も実質なく、将来的な年収の上昇に期待が持てないことに不満がありました。そこで転職活動を始めたのですが、始めはうまくいきませんでした。

「今の会社より待遇が良ければ何でも良い」くらいに軽く考えていたせいか、志望動機が明確にならず、何度も面接に落ち、4ヵ月ほど内定ゼロの状態が続きました。

その後、やっとの思いで内定を取れたのは良かったのですが、転職先の企業から入社日として提示された日が想定よりも近く、前職に退職の意思を伝えた際に「なぜもっと早く言わないのか」とトラブルになりました。引き継ぎも中途半端にできないので入社日をずらすことになり、前職にも転職先にも迷惑をかける結果になってしまって後悔しています。

7.まとめ

人によってそれぞれ異なりますが、一般的には転職成功まで3ヵ月程度の時間がかかるとされています。入社したい時期から逆算し、計画的に転職活動を進めましょう。内定を得られずに期間が長引くことを避けたいなら、転職サポートを活用する方法もあります。

UTグループでも、さまざまな職種の求人情報を掲載し、転職活動をサポートしています。新着求人情報はこちらからご覧ください。

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