履歴書・職務経歴書を用意
更新日:2024年01月25日

【例文あり】履歴書の本人希望欄の正しい書き方とは?特にない時の書き方もご紹介

【例文あり】履歴書の本人希望欄の正しい書き方とは?特にない時の書き方もご紹介

※この記事は5分で読めます。

「履歴書の本人希望欄には何を書けば良いの?」
「履歴書の本人希望欄に書いてはいけないNGワードを知りたい」
など、履歴書の本人希望欄に関して疑問を持っている方もいるでしょう。

履歴書の本人希望欄はすべての希望を書く場所ではなく、絶対に譲れない条件がある場合に記載する部分です。

今回は、本人希望欄に書くべき内容、書いてはいけないNGの内容、具体的な文章例などを解説します。この記事を読めば履歴書の本人希望欄のことがよくわかり、書類選考をより有利に進められるようになります。

1.履歴書の本人希望欄には何を書く?

履歴書の「本人希望欄」は、希望することすべてを書く箇所ではありません。以下のような「希望がかなわないと勤務に支障が出る」レベルの、絶対に譲れない条件がある場合に記載する欄です。

  • 複数の職種で募集があり、希望職種が明確になっている場合
  • 転勤ありの会社で勤務地に絶対の条件がある場合
  • 健康上の理由で定期的に早退や休暇を取得したい場合
  • シフト制の会社で退勤時間や休暇の日程に強い希望がある場合など

履歴書の全体的な書き方については以下の記事でご紹介しています。ぜひ併せてご覧ください。

2.履歴書の本人希望欄に書かないほうが良いこと

本人希望欄だからといって好き勝手に希望を書いてしまうと、書類選考の通過が難しくなるかもしれません。以下のような内容は、本人希望欄に記載しないようにしましょう。

2-1.待遇に関すること

給与をはじめとした待遇面の希望は書かないようにしましょう。書類選考の段階で希望年収を一方的に伝えても「その年収に見合う人材」なのかわからず、わがままな印象を与えることになります。

年収は書類選考を通過したあとの面接で交渉する場面が必ず出てくるので、履歴書には書かず、しかるべき場面で交渉するようにしましょう。

休暇についても同様です。ただし「持病の通院のため月に一回は半休して通院したい」といったように、健康や育児、介護など、やむを得ない場合は記入しても問題ありません。

2-2.希望欄に関係ないこと

志望動機や自己PRのような、希望とは関係ないことを書かないようにしてください。「求められた問いに対する回答ができない人」という評価につながり、減点の対象になる可能性もあります。

志望動機や自己PRは別に記入欄が設けられています。与えられた範囲内でうまく文章をまとめることも社会人として必須のスキルであるため、書ききれないからといって他の欄に記載することは避けましょう。

3.履歴書の本人希望記入欄の書き方

履歴書の本人希望欄に書ける内容について、より具体的に書き方のサンプルと注意点をご紹介します。

3-1.特に希望がないとき

特に書くことがない場合は、以下のように記載します。

貴社の規定に従います。

希望がない場合には会社の規定に従う旨を伝えます。「特にありません」のような文章は避けましょう。そっけない印象を与える可能性があります。

また、希望がないからといって何も書かずに空欄のまま提出することも避けましょう。空欄のままでは「記載漏れをしている」ととらえられる可能性があります。

書類の記入欄をすべて埋めるのは社会人の基本です。希望がなかったとしても空欄で提出しないようにしましょう。

3-2.希望職種があるとき

応募企業が複数の職種で人材を募集している場合は、自分が希望する部署を記入します。

営業職を希望します。

この際、営業を「ルートセールス」といったように、自分で職種名をアレンジしないように注意が必要です。

例えば「事務」なら、募集要項に経理事務・営業事務・一般事務などの区分が書いてある場合があります。募集要項に書かれた職種の名前を正確に記載しましょう。

3-3.就業可能時期が決まっているとき

転職先に入社できる時期が決まっている場合、退職予定日や入社可能日を記入します。

退職日:2023年3月31日 入社可能日:2023年4月1日

上記のように記載しておけば、採用担当者が入社の段取りをおこなう際に、参考として利用することもできるでしょう。

ただし、自分の予想だけで未確定の日程を書くことはNGです。入社予定日や退職日が確定している場合のみ記載してください。前職の退職日が遅れて履歴書に記載した通りの日に入社できないと、採用が取り消されてしまうケースもあります。

3-4.勤務時間の希望があるとき

人によっては、育児や介護などの理由で勤務できる時間が制限されることもあります。その場合は早く退社したい曜日と退社時刻の希望を具体的に記載しましょう。

納得できる理由であれば、企業としてできる範囲で柔軟に対応してくれる場合もあります。

親の介護のため、毎週水曜日は17時に退勤を希望します。

この際、「夕方までには退勤」といった大まかな書き方はしないようにしましょう。勤務時間の希望があいまいだと、会社に与える影響をきちんと判断できません。

また、残業についての希望を出すのも避けましょう。理由もなく「19時以降の勤務はできません」のような書き方をすると、単なるわがままとしてとらえられてしまう可能性もあります。

3-5.勤務地の希望があるとき

転勤ありの職場の場合、特段の理由がない限り勤務地は会社の裁量に委ねられることになります。

ただし、介護や育児など、やむを得ない理由で勤務地を限定したい場合もあるでしょう。その場合は転勤が難しい理由と、転勤に応じられる範囲を記載します。

週末は父の介護をするため、勤務地を東京・神奈川・埼玉とさせて頂きたいです。

勤務地を制限することで、採用に不利になる可能性はゼロではありません。また、入社後も昇進に影響することも考えられます。それでも転勤が難しい場合は、後々に転勤を断るようなトラブルが起きないよう、本人希望欄を活用して条件を出しておきましょう。

3-6.連絡可能時間が決まっているとき

就業しながらの転職活動の場合、面接した企業からの連絡に応じられない場合もあります。その際は電話がつながる曜日や時間などの条件を記載しましょう。

現在は就業中のため、以下の時間帯はお電話に出ることができません。 平日:終日 土日はいつでも対応できます。

連絡がつきやすい曜日や時間帯を記載することで日程調整がスムーズになり、採用担当者も何度も連絡する手間が省けます。企業への配慮が好印象につながることもあるでしょう。

なお、電話できる時間を指定する際は、応募先の就業時間を確認しましょう。先方の就業時間内の時間を指定するのが鉄則です。就業時間外の時間を指定すると、採用担当者に残業を強いることになってしまいます。

3-7.特記事項があるとき

上記のどれにも当てはまらないような特記事項がある場合も記載しておきましょう。例えば「健康上の事情があり、通院のため一ヵ月に一度の休暇が必要」といったケースです。

業務に支障はまったくありませんが、足のケガのリハビリのために毎月一回の半休取得を希望します。

定期的な休暇が必要な理由と、休みを取る頻度を記載します。具体的な病名は記載する必要はありませんが、面接の際に確認される可能性があることは頭に入れておきましょう。

4.本人希望欄を書くときのポイント

本人希望欄に希望を書いたからといって、必ず評価が悪くなるわけではありません。ただ、ネガティブな印象を与えないためにも、これからご紹介するポイントを押さえた書き方になるように意識しましょう。

4-1.わかりやすく簡潔にまとめる

本人希望欄に何かを書く際は、一文を長くせず、読みやすく簡潔にまとめることを意識しましょう。

叶えてほしい希望がいくつもあるからといって長々と書いてしまうと、押しつけがましい印象にもなります。箇条書きを活かして一文を短くし、事実だけをシンプルにまとめましょう。

4-2.嘘は書かない

履歴書に嘘を記載するのは絶対にNGです。例えば、持病による通院で休む可能性があるのに「業務に支障はありません」と書いてしまうようなケースが該当します。入社後に持病での休みが多くなると、採用担当者や所属部署とトラブルに発展するかもしれません。

また、希望があるのに何も書かずに提出することも同様です。「月に一回は通院で半休を取りたい」「保育園の迎えのために火曜日は定時退社したい」といった希望があるのに、書類選考を通過したいがために何も書かないでいると、入社後にトラブルになることが考えられます。

5.まとめ

履歴書の本人希望欄は、すべての希望を書き連ねるのではなく、絶対に譲れない条件のみを記載します。軽い気持ちで給与や休暇など待遇面の希望を書くと、書類選考に影響することもあるため注意が必要です。

どうしても就業に影響してしまう場合のみ、希望を書くようにしましょう。

JOBPALでは転職相談ができる面談をおこなっています。履歴書の添削や、転職活動中に気になることや悩みが出てきたら、気軽にお問い合わせください。

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