書類選考の期間はどのくらい?長い場合の理由と対策、待機中にすべきこと
※この記事は6分で読めます。
「書類選考の期間ってどのくらいなんだろう」
「書類選考の期間が長い理由が知りたい」
など、就職や転職活動における書類選考の期間に関して疑問を持っている方もいるでしょう。
書類選考の期間はおおよそ1~2週間程度が目安ですが、企業によってまちまちであり、長期化する場合には何らかの理由があります。
今回は、書類選考の期間と長くなる理由、結果待ちの間にやっておくと良いこと、結果が来ない場合の確認方法などを解説します。この記事を読めば書類選考の期間についてよくわかり、結果が来るまでの過ごし方や、来ない際の対処法がわかります。
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1.書類選考の期間はどのくらいかかる?
書類選考の期間については募集要項に記載があるケースが多いため、あらかじめ確認しておくようにしましょう。すぐに採否の連絡が来なくても、該当期間中は焦らず気長に待つのが正解です。
なかには「この先の選考に進んでいただく方のみにご連絡させていただきます」と明記している企業もあるので、注意して確認しておきましょう。
1-1.書類選考にかかる期間は一週間前後が多い
書類選考にかかる期間は、おおむね一週間です。早い企業だと、採用担当者が確認後、即日連絡するケースもあります。一方、2週間程度の時間を要する場合もあります。
1-2.大企業と中小企業では書類選考の期間が異なることが多い
企業規模によって書類選考の期間が異なるケースも多々見受けられます。すべてのケースに該当するわけではありませんが、比較的大企業が遅く、中小企業が早いケースが多いでしょう。
大企業の選考期間が長くなるのは、企業規模に応じて採用活動の規模も大きくなり、携わる担当者や工程も多くなるためです。複数の採用担当者による複数回のチェックのあと、上長や責任者に報告され、最終判断が下されることになります。そのため、必然的に書類選考の期間が長期化しやすいのです。
一方、中朝企業の場合は採用担当者の人数が限られているため、最終判断までの工程が少なくスピーディーです。初期段階で決定権をもつ人物が携わることになるので、大企業と比べると短期間で書類選考が終了するケースが多いでしょう。
2.書類選考の期間が長くなる6つの理由
書類選考の期間が長くなる理由としては、主に以下の6つの理由が考えられます。
2-1.応募者が多い
応募者が大量に集まった場合は、書類選考の期間が長くなる可能性が高まるでしょう。人気の企業や職種の場合、企業側の想定を超えて応募者が殺到するケースもあります。その場合、採用担当者が応募書類に目を通すだけでもかなりの時間を要することになるので、書類選考が長引きます。
2-2.募集期間を定めていない
求人の募集期間を明確に定めていない場合も、書類選考の期間が長期化する可能性があります。
企業の人材採用には、欠員や事業拡大などにより必要に迫られての人材募集と、「良い人材がいたら採用しよう」というスタンスの2パターンが考えられます。後者の場合、企業側が理想とする人材から応募が来るまで求人を掲載し続けていることになるので、書類選考期間が不明瞭な可能性があります。
2-3.複数の部署で書類選考をしている
企業や募集職種によっては、人事部と配属部署が書類選考を共同で担っているケースがあります。その場合、携わる担当者が増え、連携を取りながら進めていくことになるので、そのぶん書類選考にかかる期間も長くなるでしょう。
2-4.採用活動に関わる担当者の数が多い
同じ人事部内だとしても、採用に関わる担当者の人数が増えれば、書類選考完了までの時間が伸びるリスクがあります。すべての担当者の意見が一致するとも限らないので、議論が生じるとそのぶん長期化することになるでしょう。
2-5.採用担当者が多忙
採用担当者の業務量が多く多忙の場合は、書類選考にかけられる時間も限られるため、どうしても時間がかかってしまいます。
採用担当者は、書類選考以外にも多様な業務を抱えています。外部の転職イベントやセミナーなどへの参加、自社での説明会の実施、転職サイトの取材対応、その他進行中の採用選考など、実にさまざまな業務を同時進行しているケースも少なくありません。
そのため、時期やタイミングによっては想定よりも書類選考が長引いてしまう場合があります。
2-6.採用担当者の不在が続いている
採用担当者が不在の間は書類選考が進まないので、長期化することが予想されます。一般的に年末年始やゴールデンウィーク、夏季休暇などの大型連休の時期には、前後に採用担当者の業務が立て込み多忙になるので、選考が進まないケースが多くなります。
また、採用担当者が別の案件で出張している場合なども、同様に書類選考が進まない可能性が高いでしょう。
3.書類選考の期間にやっておくと良いこと
書類選考の結果待ちの間、やっておくと良いことをご紹介します。今か今かと連絡を待つ気持ちが高まると思いますが、その期間も有意義に使えるようにしましょう。
3-1.面接の対策や応募企業の研究をする
この先訪れるであろう面接に備えて、面接全般の対策や、応募先企業・業界の研究をしておきましょう。
どんな人でも多かれ少なかれ面接の場は緊張するものです。そのため、緊張しても思い通りのパフォーマンスを発揮できるよう、十分な準備は必要です。面接で聞かれる可能性の高い質問とその回答を準備し、言葉で伝えられるよう練習を重ねておきましょう。
また、面接の終盤では「何か質問はありますか?」と逆質問されることが大半です。したがって、企業側に聞いておきたい質問内容も併せて検討が必要です。逆質問は自分自身をアピールする絶好の機会でもあるので、好印象を与えられる内容を吟味しておくと良いでしょう。
3-2.応募書類の見直しをする
すでに複数企業の書類選考を経験したものの、なかなか面接までたどり着けないという場合は、応募書類に改善の余地があるかもしれません。応募先企業に「この人を採用したい」と思ってもらえる仕上がりになっているか、今一度確認しましょう。
応募書類の内容は応募先企業に見合っている必要があるので、企業ごとに変えるのが前提です。各企業にふさわしいアピールができているかという点はもちろん、誤字脱字など初歩的なミスがないかも確認しましょう
3-3.並行して別の求人にも応募してみる
応募済み企業の結果を待つ間に、別の企業に応募するのも一つの手段です。求人情報を検索し、興味関心が持てたり希望の労働条件にマッチしていたりする企業がないかチェックしてみましょう。
複数企業を並行して応募することは決して悪いことではないので、自分の可能な範囲でチャレンジして問題ありません。
とはいえ、並行して転職活動を進めることに不安を感じる人もいるでしょう。その場合は、ぜひJOBPALの面談をご利用ください。一人ひとりの希望に応じた求人紹介をおこなっています。まずは以下のページより無料面談にご応募ください。
3-4.就職・転職活動のスケジュールを組む
当初の想定スケジュールからあまりにも外れてしまった場合は、転職・就職活動のスケジュールを再度組み直すことも必要かもしれません。
書類選考を含め、転職活動にかかる期間は企業や時期によってまちまちであり、断定できません。場合によっては2ヵ月程度を要する場合もあるので、スケジュールには余裕をもたせていくことが大切です。
在職中の場合は退職時期にも影響が及んでくるため、スケジュールはこまめに確認しておきましょう。
転職活動の期間に関しては、以下の記事も参考にしてください。
4.書類選考の連絡が来ない場合、確認しても良い?
書類選考中は、待つ時間が長く感じられたり、早く結果が知りたいと気が急いでしまったりしがちです。しかし、自分から確認はせず、そのまま待機することが基本です。では、どのタイミング、またどのような方法で応募先企業に確認すべきなのでしょうか。
4-1.確認は14営業日を目安とする
前述のとおり、書類選考に要する目安期間は一週間程度、大企業の場合は14営業日程度が目安です。上記期間が経過してから採用担当者へ問い合わせするようにしましょう。
問い合わせの際は、「どうなっているんですか?」「聞いていた話と違いますが」といった高圧的な姿勢ではなく、あくまでも謙虚な姿勢で臨みましょう。
また、晴れて書類選考を通過し面接に進んだ場合も、書類選考と同様に面接の合否を待つ期間が発生します。したがって、「面接の合否連絡はいつ頃いただけそうでしょうか」と面接時に確認しておくと、書類選考時のように不安を抱えたまま待たずに済むでしょう。
4-2.メールもしくは問い合わせフォームから連絡する場合
書類選考の結果を確認する際には、採用担当者のメールアドレスに直接送るか、応募先企業のホームページや転職サイトの問い合わせフォーム経由で連絡する形となります。
問い合わせの際にはビジネスメールの基本ルールを押さえ、失礼にあたらない文面を作成しましょう。確認事項としては、「応募書類が手元に届いているか」「選考の進捗状況」「いつ頃結果連絡をもらえそうか」の3点です。
4-2-1.問い合わせのメール文面例
■件名
書類選考の結果について(名前)
■本文
お世話になっております。
貴社の○○職の求人に応募させていただいている○○と申します。
本日は書類選考結果についてお伺いしたく、ご連絡させていただきました。
応募書類は、○月○日に郵便局から発送いたしました。
書類選考期間が一週間程度と募集要項で拝見したのですが、選考状況はいかがでしょうか。
もし可能な場合は、いつ頃選考結果をいただけそうか目安の日程をご教示いただけますと幸いです。
ご多忙のところ大変恐縮ですが、何卒よろしくお願いいたします。
5.書類選考に関するよくある質問
最後に、書類選考に関してよくある質問と回答をご紹介します。
5-1.書類選考の長さと採用・不採用は関係がある?
書類選考の長さと採否に関係はありません。前述のとおり、書類選考の期間が長引く要因は、応募先企業内の連携や採用担当者の業務量などであることが大半です。期間の長さで自己判断し、投げやりな気持ちにならないようにしましょう。
また、結果を待っている期間は面接の練習に充てたり、他社に応募したりするなどして有意義に過ごすように心がけましょう。
5-2.書類選考が通らなかった企業に再度応募してもいい?
書類選考で不採用となった場合でも、同じ企業に応募することは不可能ではありません。ただし、自分の状況に変化が生じていない短い期間に応募しても、書類選考を通過することは難しいでしょう。
再応募したいと思うほどその企業で働きたい、やりたい仕事であるという熱い思いがある場合は、「どうしたら自分を採用したいと思ってもらえるのか」を考えて、自分に不足している要素をプラスする必要があります。
例えば、実務に活かせそうな資格を取得する、他社でアルバイト経験を積むなど、何らかの実績を積み上げたうえで応募すると、採用の可能性は高まるでしょう。
また、時期を置くことで、応募先企業の事情や採用選考の基準、担当者に変化が見られる可能性があります。最低でも半年~一年間程度は時間を置くと良いでしょう。
6.まとめ
書類選考の結果を待つ時間は、とてつもなく長く感じられるものです。時間がかかると不安に感じるかもしれませんが、指定期間中は連絡をそのまま待つのが基本です。今後のために有意義な時間を過ごしながら、待機期間を乗り越えましょう。
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