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更新日:2023年01月23日

黙々と作業できる仕事7選!職人気質の人に向いている仕事とは

黙々と作業できる仕事7選!職人気質の人に向いている仕事とは

※この記事は6分で読めます。

「職人気質って何?どんな意味がある?」
「職人気質の自分にピッタリの仕事が知りたい」
など、職人気質に向いている仕事に関して疑問を持っている方もいるでしょう。

「職人気質」とは人の性格を表す言葉で、自分の技術に強い責任感と誇りを持って仕事をこなす人を指すことが一般的です。実直な仕事ぶりで周囲から高評価をされている反面、向き・不向きがハッキリしている特徴もあります。

今回は、職人気質という言葉の意味、性格の傾向、向いている職業などを解説します。この記事を読めば職人気質のことがよくわかり、性格に合った仕事を探せるようになります。

1.「職人気質(しょくにんかたぎ・しょくにんきしつ)」とは

職人気質は「しょくにんかたぎ」あるいは「しょくにんきしつ」と読み、その人の性格を表す言葉です。ここでは職人気質の言葉の意味のほか、職人気質とされる人の性格について詳しくご紹介します。

1-1.職人気質の意味

職人気質は職人特有の気質とされ、自分の技術やスキルに自信と誇りを持ち納得できるまで実直に仕事をする性質のことを指します。

基本的に誉める際に使われることが多い言葉ですが、使い方によっては良い印象を与えないこともあるので注意が必要です。

例えば「彼は職人気質な人なので、安心してお任せください」と使う場合には、その仕事ぶりを褒めると同時に、相手には説得材料となります。一方、「あの人は職人気質で気難しい」という場合は、真面目で頑固な特徴をネガティブに表現する手段として使われることもあります。

1-2.職人気質な人の性格・傾向

職人気質な人の性格や傾向を知っておきましょう。

1-2-1.完璧主義である

職人気質の人は仕事に対して真摯に取り組む人が多く、高みを目指してストイックに仕事をする完璧主義者も少なくありません。妥協することのない姿勢は、自分だけでなく他人にもおよびます。自分にも他人にも厳しいため、ときには周囲と衝突することもあるでしょう。

また、手を抜くことを良しとせず、できる限り良いものや成果にこだわる点も特徴です。

1-2-2.責任感が強い

職人気質の人はプロ意識が高く、一度任された仕事は放棄せずに最後まで全うしようとする傾向にあります。仕事の質も意識も高いことから、重要な場面や現場を任されることも少なくありません。

一方、プライドが高いことで周囲に助けを求められない場合もあります。周囲と協力して仕事を進めていく場面でつい自分だけで仕事を進めようとしてしまうことも職人気質の特徴といえます。

1-2-3.真面目で勤勉

職人気質の人は「一つのことを極めよう」という意識が強く、「どうやったらもっと上手にできるのか」を考えながら仕事をすることができます。

一つのことに集中して夢中で取り組むことができる性格であることから、自己研鑽を積むことを苦にせず、試行錯誤しながらベストなものを作り上げる努力を怠りません。その姿勢が「真面目」「真摯」と評価されることもあります。

2.職人気質な人の強み

職人気質には「一つのことにこだわる」「妥協しない」「真面目である」などの特徴があります。では、そのような職人気質の人には、仕事の面でどういった強みがあるのでしょうか?

2-1.正直で誠実に働く

嘘をついたりごまかしたりしないのが職人気質な人の特徴です。嘘をつくことができない性格であり、実直に物事に当たります。

取り組んだことに対して「ごまかす」「取り繕う」ことがないため、上司や取引先からも信頼されやすいのが強みといえます。

2-2.ストイックに作業ができる

仕事や制作物の完成度を高めるため、努力を惜しまずストイックに働くことができるのも職人気質の強みであり、最後まで質を追求します。

完成度が高く良質なものを作り上げることができるため、品質の高さを売りにしている企業では特に重宝されるでしょう。

2-3.得意分野に自信をもっている

職人気質の人は若い時から一つのことにまじめに集中して取り組んできたため、特化した分野でのスキルは他の追随を許しません。

これまでに自分が培ってきた経験や知識、熟練したスキルがあるため、自分の仕事や考え方に自信を持って働いている方も多いでしょう。

3.職人気質な人の弱み

仕事で高い評価をされることも少なくない職人気質ですが、一方でその頑固さが仕事に対してマイナスに作用することもあります。具体的に見ていきましょう。

3-1.チームよりも個人で働く方が向いている

職人気質の人は仕事に対してのこだわりが強く、自分と違うスタイルを安易に受け入れないこともあります。チームよりも個人で動くことを好む傾向にあり、持ち前の頑固な性格からチーム内で孤立する可能性もゼロではありません。

一人で黙々と仕事をするタイプが多いことから、複数人で一つの仕事を話し合いながら進める仕事よりも個人で完結する仕事のほうが向いているでしょう。

3-2.頑固なところがある

仕事に対してストイックで、自分のスキルに自信を持っていることが強みである一方、度が過ぎると「頑固」「融通が利かない」印象を与えることもあります。

培ってきた経験に自信があり、仕事に対する確固たる考え方や進め方をもっているぶん、人からのアドバイスを受け入れにくい面を持っているのも職人気質の特徴です。

3-3.完成度を意識しすぎてしまう

職人気質の人はコストや労力よりも、完璧に仕事をこなすことを優先する傾向にあります。コストパフォーマンスを追求する企業にとってはマイナスに作用することも考えられるでしょう。

質よりも量が優先される現場は苦手であるということを、本人が理解しておく必要があります。

4.職人気質な人に向いている仕事

これまで解説してきた職人気質の人の長所・短所から、向いている仕事をご紹介します。

4-1.大工

家作りに欠かせない仕事の一つである大工は、まさに「職人気質」にふさわしい職業といえます。

木材や床板、断熱材などさまざまな材料を丁寧に組み合わせ、更地から家を完成させる地道な作業の連続でありながら、図面どおりに作業をしなければならない正確性も求められます。

高い技術力を身につけるには何年もの下積みと経験が必要であり、完璧主義の職人気質の人にはぴったりな仕事といえるでしょう。

4-2.ITエンジニアやWebデザイナー

SEやプログラマーなどのいわゆる「エンジニア」のほか、「Webデザイナー」も職人気質の人に向いた職業です。

プログラミングもWebデザインも、一つのミスが挙動や出来栄えに影響してくるので、細かな目配りやミスをしない集中力が求められます。一つの分野に特化し集中して作業する業務であり、職人気質の人に向いている仕事といえます。

4-3.料理人

ものづくりというと伝統工芸の職人や大工を思い浮かべる人が多いかもしれませんが、作るという意味では料理人もものづくりを担う存在です。味や盛りつけなどでクオリティを極めていくため、職人気質の人にはうってつけの仕事です。

実際に料理人を目指すなら、多くの場合は調理師の専門学校で基本的な技術を学んだあとに店舗で働きながら料理技術を向上させることになります。料理を極めるためには先輩が教えてくれるのを待つのではなく自分で技術を磨く必要があり、前向きかつストイックに技術を吸収しようとする人に向いているでしょう。

就職先はマニュアル化されたチェーンのレストランではなく、寿司やそばなど高い技術力が求められる専門店が向いてるでしょう。

4-4.パタンナー

パタンナーとは、デザイナーが作成するデザイン画をもとに服を作るための型紙(パターン)を起こす仕事です。服飾に関する深い知識だけでなく、平面から立体のデザインを起こす高い技術力が求められます。

人体の構造、生地や素材、糸に至るまでの知識に加え、デザインを忠実に起こしながら体の動きにも沿わせるテクニックも必須です。

高い技術力に加え、最新トレンドを追って知識を常に更新し続ける必要があるため、パタンナーの仕事は高いクオリティを求める職人気質の人に合っているといえます。

4-5.研究者

実験を繰り返しながら物事の真実を追求する研究者も、職人気質の人に向いている仕事の一つです。ひたすら地道に研究対象と向き合い、データを積み重ねたり資料を調べたりして答えを導き出すため、職人気質の真面目さやストイックさを活かせます。

思うように成果が出ないようなときでも、負けずに研究に打ち込むだけの気力や負けん気も求められます。

4-6.接合・溶接工

接合・溶接工は、金属を溶かしたり接合したりして加工する仕事です。使用する母材の材質や製品の機能などから最適な溶接方法を選択することが必要で、知識の吸収に貪欲な人やものづくりが好きな人に向いています。

また、危険と隣り合わせの作業であるため、慎重かつ丁寧に作業することが苦にならない人に向いている仕事です。

4-7.塗装工

塗料を使用し、建物や家具、車、道路などの塗装をおこなう仕事です。美しく見せるだけでなく、紫外線の防護や水分の侵入防止など、目的に応じて塗料を使い分けながら作業をします。

建物や車など、種類や規模によって仕様や作業工程が異なり、膨大な知識量が求められるため、職人気質な人に向いている仕事だといえます。

5.職人気質な人が苦手とする仕事

職人気質の人は、「真面目」「ストイック」といった性質から、知識や技術を極める仕事や一芸に特化した仕事を得意としています。

一方、技術の向上が見込めない仕事はストイックさが活かせず、向いていない傾向にあります。例えば、初心者でもベテランでも同じものが作れるような、単純作業の繰り返しとなる仕事は不向きでしょう。

また、同時に複数の仕事を効率良く捌いたり、複数の人とコミュニケーションを取ったりしながら一つの仕事を完成させるといったことも苦手に感じることもあるようです。

転職活動をする際、職人気質の人はこのような仕事はなるべく候補に入れないように気をつけましょう。

6.職人気質な人が仕事を探す際のポイント

職人気質の人が就職・転職で仕事を探す場合は、「能力が活かせるか」や「やりたい仕事か」を第一に考えましょう。自分のストイックさを活かせる仕事で、なおかつ自分がやりたい仕事であれば、能力を最大限に発揮できます。

加えて、自分の性質をしっかり見極めたうえで適した職種を選ぶようにしましょう。ものづくりの知識や経験がなくても、未経験からスタートし何年も努力を重ねることでスキルが身についていきます。

ここからは、職人気質の人の仕事探しのポイントについてご紹介します。

6-1.自分は何をしたいのか自己分析をする

職人気質であると自覚している人は、まず「自分が何をやりたいのか」について自己分析を徹底的におこないましょう。

自己分析をすることで、自分は何が得意で何が苦手なのかが見えてきます。そのうえで、自分が習得したい技術が学べる職場を探してみましょう。

6-2.職業体験に参加をする

職人が目指せる職場を未経験から目指すことはハードルが高いかもしれませんが、なかには職業体験プログラムを提供している会社もあります。

まずはどのようなことをやるのか、自分が楽しんで取り組める仕事なのかを体験を通して知る方法もあります。

6-3.エージェントに相談する

自己分析を繰り返してもどのような職人の仕事が自身に合っているかわからない場合、就職や転職のエージェントに相談してみるのも一つの方法です。

「何かものづくりがしてみたい」「手に職をつけたい」といった漠然とした状態であったとしても、面談の結果や個人の志向・希望に合わせた求人を紹介してくれます。自分だけで自己分析をすると「自分はこういう人間に違いない」という思い込みによって視野が狭まる可能性もあるため、第三者にチェックしてもらうことは有効です。

プロのエージェントに相談することで、それまではわからなかった自分の一面を発見し、転職活動に活かせる場合もあります。

JOBPALでも皆さまの転職相談を受け付けています。ちょっとしたお悩みから、お仕事紹介まで幅広くご相談いただけます。ぜひご活用ください。

6-4.直接工場やお店に問い合わせる

すでに具体的にやってみたいことがある場合、それを実現できる会社に直接話をしてみるのも一つの方法です。直接働きたいお店や工場、会社へ問い合わせをして求人募集があるか聞いてみると、面接や見学にたどり着ける可能性もあります。

ただし、「菓子職人になりたい」などの漠然とした状態では、直接問い合わせてみても志望動機が弱く、採用はされにくいでしょう。「こんな和菓子が作りたい」など具体的なイメージが伝えられるまで自己分析を進めてみてください。

7.まとめ

職人気質と呼ばれる人は完璧主義者が多く、自分にも他人にも厳しく接する傾向があります。妥協を許さない仕事ぶりが上司から高評価を受けることが多い反面、周囲と協調する仕事には向かない可能性があります。

職人気質の良いところも欠点も把握したうえで、自身に合った仕事を見つけましょう。

JOBPALでは職人気質の人にぴったりの求人情報を多数掲載しています。以下の関連求人から、自分に合った仕事を探してみましょう。

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