工場の仕事図鑑
更新日:2024年12月13日

溶接工とは?主な仕事内容や平均年収、必要な資格ややりがいを解説

溶接工とは?主な仕事内容や平均年収、必要な資格ややりがいを解説

この記事で分かること

  • 溶接工は、金属材料を接合する技術を用いて、建設業や製造業などさまざまな分野で活躍する職人
  • 溶接工の平均年収は448万4千円で、一般労働者とほぼ同水準
  • 溶接工の魅力は、モノづくりに集中できる、人々の役に立っていると実感できるなど

※この記事は6分30秒で読めます。

「溶接工ってどのような仕事?」
「溶接工の年収や向き・不向きが知りたい」
など、溶接工に関して疑問を持っている方もいらっしゃるでしょう。

溶接とは、特定の方法で材料同士をつなぎ合わせる加工技術を指します。溶接工とは、その作業に従事する人材のことです。

今回は、溶接の種類や仕事内容、平均年収、必要な資格ややりがいなどを解説します。この記事を読めば、溶接工の仕事について理解が深まり、キャリアの選択肢が広がるでしょう。

1.溶接工とは?

溶接工とは、溶接技術を持って溶接業務に従事する職人全般を指します。

溶接工が求められる業界は建設業や製造業、造船業など多岐にわたり、それぞれの職場で溶接技術を用いたモノづくりに携わっています。溶接工は、建設会社や工場勤務として働くのが一般的です。

しゃがんだ状態や立って仕事をすることが多く、また繊細な作業をおこなうことから、肉体的にも精神的にも体力が求められます。

2.溶接の3つの種類

溶接とは、特定の方法で材料同士をつなぎ合わせる加工技術です。

大きく分けて、以下の3つの技法があります。

  • 融接
  • ろう接
  • 圧接

いずれも未経験から経験を積むことは可能です。ただし実際に溶接の業務につく場合は、溶接方法ごとに必要な資格があります。ここからは、それぞれの方法や特徴について解説します。

2-1.融接

融接は、材料に熱を加えて溶けた材料同士を接合し、冷やして固める溶接方法です。冷やして固めることで強固に結びつく性質を利用し、強度を求められる部材の溶接に多く用いられます。

3種類の溶接方法のうちもっとも基本的な手法とされており、アーク溶接やレーザー溶接、ガス溶接も融接に含まれます。

溶接工は未経験からでも始められますが、アーク溶接やガス溶接をおこなう際には、アーク溶接作業者とガス溶接技能者の資格が必要です。

2-2.ろう接

ろう接は、部材より融点が低い溶加材を、部材と部材の間に流し込んで接合する溶接方法です。

アルミろうや銀ろうなど、融点450度以上の溶加材を使う場合は「ろう付け」、錫(すず)や鉛(なまり)など融点450度未満の溶加材を使う場合は「はんだ付け」に分類されます。

ろう接は、気密性が必要となる「コネクタ」「バルブ」「パイプ」といった製品の他、耐熱性や耐食性が必要となる自動車やバイクなどに利用されます。

一方「はんだ付け」は、伝導性の高さを活かして精密機器の製造で利用されることが多い手法です。なお、ガスを用いたろう付けをおこなう場合は、ガス溶接技能講習を受ける必要があります。

2-3.圧接

圧接とは、摩擦や電気で熱を加えた部材にプレス機などの機械で高い圧力をかけて接合する溶接方法です。

基本的に金属製の固い材料で用いるのに適しており、機械によって圧力を加えるため、細かな数値の制御がしやすい点が特徴です。

なお、圧接には以下のような種類があり、接合する部材の種類ごとに適した方法があります。

  • 抵抗圧接:電気抵抗によるジュール熱を発生させて接合させる
  • ガス圧接:接合面をガスで加熱して接合する
  • 摩擦圧接:部材同士をすり合わせることによる圧力をかけて接合する

3.溶接工の主な仕事内容

溶接工の仕事内容は大きく3つに分けられます。

  • 図面の読み取り
  • 段取り作業
  • 溶接作業

それぞれの仕事内容を紹介します。

3-1.図面の読み取り

溶接作業の第一歩は、図面の読み取りです。自動車部品や建設機械、モニュメントや工芸品など、溶接が必要となる作業場はさまざまですが、いずれの場合も図面の読み取りから始まります。

図面には溶接作業に必要な溶接記号が記載されているため、あらかじめ記号の意味を覚えておかなければなりません。溶接記号の習熟は、円滑な溶接作業を進めるうえで不可欠です。

3-2.段取り作業

図面の読み取りが終わったら、次は段取り作業です。金属素材の切断や機械類の準備など、図面に従って溶接作業に必要な下準備をおこないます。

入念な段取りは、溶接作業を効率的に進めるうえで欠かせません。

3-3.溶接作業

段取りを十分に終えたところで、いよいよ溶接作業を開始します。代表的な溶接法であるアーク溶接には、マグ溶接、ティグ溶接、ミグ溶接などさまざまな種類があり、それぞれ特性が異なります。

具体的な溶接作業の流れは以下のとおりです。

  • 溶接棒を溶接トーチにつなぎ、溶接電流や電圧の調整をおこなう
  • 溶接棒を接合させる金属材料に接触させる
  • 溶接棒を溶融させながら、接合ラインに沿ってトーチを動かしていく
  • 溶接棒が溶け尽きたら、新しいものに取り換え、溶接を継続する

状況に応じて溶接棒の代わりにワイヤを用いるなど、適切な手法・材料の選択が求められます。

4.溶接工の平均年収

厚生労働省の職業情報サイト「jobtag」によると、溶接工の平均年収は448万4千円です。令和5年分の民間給与実態統計調査における、1年を通じて勤務した給与所得者の平均給与460万円と、ほぼ同水準です。

溶接工は、幅広い分野で活躍しており、専門的な技術を要する職種であるため、比較的高い年収水準といえます。

また、溶接工の平均労働時間は月170時間で、2023年の一般労働者の平均労働時間163.5時間と比較すると、やや長めの労働時間です。

溶接作業は、建設現場や工場などさまざまな環境下でおこなわれるため、状況に応じて労働時間が変動する傾向にあります。

5.溶接工の仕事の魅力とやりがい

溶接工の仕事には、以下のような魅力とやりがいがあります。

  • モノづくりに集中できる
  • 人々の役に立っているのを実感できる
  • 専門性やスキルを高められる
  • やりがいを感じながら働ける
  • 未経験でも溶接工を目指せる
  • 将来性がある
  • 独立できる

それぞれ詳しく見ていきましょう。

5-1.モノづくりに集中できる

溶接工の仕事は、モノづくりに集中できる仕事です。日本の製造業で働く職人の技術力は世界的に高い評価を受けています。溶接工として働くことで、世界有数の技術力を身につけて、仕事に活かせるでしょう。

モノづくりが好きで、自分が作った製品が世の中に流通することに喜びを感じる方は、溶接工の仕事に向いているといえます。

5-2.人の役に立っているのを実感できる

溶接工として働く魅力の一つは、自分の手がけた製品が人々の生活を支えているという実感を得られることです。精密機械や自動車、建築物など、人々の日常生活に欠かせないものは、溶接の技術なくしては成り立ちません。

溶接工は、製品の品質と安全性を確保する重要な役割を担っています。自分が関わった製品が社会に役立ち、人々の生活を豊かにしているという充実感は、溶接工としてのやりがいにつながります。

5-3.専門性やスキルを高められる

溶接工は、単純に部材同士をつなげれば良いのではなく、見た目の美しさや作業の速さ、強度が求められます。過不足のない設計をして必要な材料を調達し、強度と美しさを両立したうえでスピーディに生産するには、経験と専門性、スキルが必要不可欠です。

経験を積み専門性を高められれば、機械でも作業できない小さな箇所の溶接を任される職人として、誇らしい仕事ができるでしょう。

さらに高度な溶接技術を身につけられれば、より責任のある仕事を任されるようになり、給与アップも期待できます。

5-4.やりがいを感じながら働ける

溶接工は、やりがいを感じやすい仕事です。溶接工は単に金属を接合するだけでなく、職人としての技術と経験を活かして、機械では対応できない繊細な作業をおこないます。

建築現場や工場などは、スペースが限られていたり、複雑な形状な部品があったりするため、機械では溶接が困難な場合もあります。機械での作業が困難な場所では、熟練した溶接工の手作業が不可欠です。

機械をも凌駕する高度な技術を駆使して、品質と美しさを兼ね備えた溶接をおこなえる点は、溶接工としての大きなやりがいにつながります。

5-5.未経験でも溶接工を目指せる

溶接工は、未経験でも挑戦しやすい点が魅力です。溶接工は、特別な学歴や資格は必要ないため、未経験者を歓迎する求人もあります。まったく異なる業種で働いていた方でも、転職をきっかけに溶接工へのキャリアチェンジが可能です。

ただしアーク溶接やガス溶接など、有資格者のみが作業を認められている仕事もあります。無資格・未経験で入社した方は、まず資格不要の仕事で経験を積みながら、必要な資格の取得や講習の受講を通じてスキルアップを目指しましょう。

5-6.将来性がある

溶接工は、安定した需要が見込まれる将来性のある職業です。近年、機械化やAIの導入が進んでいますが、溶接工の技術は今後もなくてはならないものだと考えられています。

機械では対応できない繊細な作業や、現場の状況に応じた臨機応変な対応は、熟練した溶接工にしかできません。

また建築や製造業、インフラ整備などあらゆる分野で溶接技術が必要とされており、幅広い業界で活躍できます。景気の変動に左右されにくく、長期的に安定した需要が期待できるのも魅力の一つです。

5-7.独立することもできる

一定の経験を積み、必要な資格を取得し高い技術力を身につけられれば、将来的に独立も可能です。独立すれば、自分の技術力を存分に発揮し、顧客の要望に直接応えられます。自らの手で仕事を切り開いていくやりがいは、独立ならではのものでしょう。

ただし独立して安定した収入を得るためには、技術力だけでなく、経営者としてのスキルも必要です。将来的な独立を視野に入れて、溶接工としてのキャリアを積んでいくと、モチベーションにもつながるでしょう。

6.溶接工のきつさと大変さ

大きなやりがいを得られる溶接工の仕事ですが、大変なことや苦労することもあります。以下の5つの点について、転職前に把握しておきましょう。

  • 十分な体力が必要
  • 暑さや寒さに耐えなければならない
  • 目へのダメージが懸念される
  • 一人前になるまでに時間がかかる
  • 上限関係が厳しい現場もある

それぞれ詳しく解説します。

6-1.十分な体力が必要

溶接工は体力が求められる仕事です。作業中は中腰や立ちっぱなしの姿勢を何時間も維持することが多く、足腰に自信がない方にはつらく感じるかもしれません。

また、ビルやタワー、橋梁(きょうりょう)などの現場に出向いた際には、高所での作業も必要です。基礎体力はもちろん、高いところが苦にならないことも、溶接工として活躍するうえで大切な要素です。

6-2.暑さや寒さに耐えなければならない

溶接工の仕事の大変さの一つに、暑さがあります。金属を溶かす温度は非常に高温で、真夏にエアコンが効いていない現場や工場で作業する際には、熱中症にならないように注意が必要です。

一方、冬は寒さにも耐えなければいけません。風が強い高所での作業はもちろん、エアコンが効いていない現場では冷たい風が入ってきて、非常に寒く感じます。

営業や事務仕事とは違う現場仕事である以上、夏の暑さと冬の寒さには耐える必要があるでしょう。

6-3.目へのダメージが懸念される

アーク溶接を担当する場合、懸念されるのがアーク光による目への影響です。 アーク溶接では、目に見える光(可視光)だけでなく目に見えない紫外線や赤外線が発生します。

特に可視光と紫外線が強いと、角結膜炎や青光障害と呼ばれる網膜障害を引き起こす可能性があります。

目を傷つけないためにも、作業マニュアルにしたがってゴーグルの着用ルールをしっかりと守りましょう。

6-4.一人前になるまでに時間がかかる

溶接工は一人前になるまでに時間がかかるため、きつさや大変さを感じやすいです。熟練した溶接工になるには、長い経験と努力が必要です。ベテランの溶接工と経験の浅い溶接工では、作業の速さや品質に大きな差が生じます。

経験の少ない溶接工は、同じ時間でもベテランの半分ほどの仕事量しかこなせないことがあり、業務量の差は収入面にも直結します。

一人前になるまでの道のりは楽ではないため、溶接工としてのキャリアを歩む覚悟と、長期的な視点を持つ必要があります。

6-5.上限関係が厳しい現場もある

溶接工は、上下関係が厳しい現場が多いのも大変な理由です。

溶接の現場は職人気質の方も多く、自分の仕事に強いプライドを持っています。なかには「技術は目で見て盗め」という考え方の方もおり、あえて丁寧に教えてくれません。

丁寧に教えてもらえない環境に適応できない方にとっては、現場の雰囲気がきつく感じるかもしれません。

また厳しい上下関係の中では、自分の意見を言いにくかったり、ミスが許されない雰囲気だったりするため、精神的なプレッシャーを感じる方もいるでしょう。

7.溶接工にはどのような方が向いている?

溶接工は専門性が高い仕事ゆえ、向いているのかどうか不安に感じる方もいます。以下の項目に自分が当てはまるか確認してみましょう。

  • 細かい作業が好きな方
  • 技術の取得が好きな方
  • 正確に仕事ができる方
  • 体力に自信がある方
  • 段取り上手な方

それぞれ詳しく解説します。

7-1.細かい作業が好きな方

溶接工の仕事は、細かい作業が苦にならず、むしろ好きだという方に向いています。ときには小さな材料を慎重に溶接していく必要があり、技術力が求められます。

細かい作業を長時間続けても、イライラしたりヤケになったりせず腰を据えて取り組める方なら、溶接工として成長できるはずです。

7-2.技術の取得が好きな方

技術を一つひとつ学び習得していく過程にやりがいや喜びを感じられる方は、溶接工に向いています。一人前の溶接工として活躍するには、一朝一夕では習得できない高い技術力が求められます。また仕事の幅を広げるための資格も必要です。

そのため、新たな経験や学びを継続的に取り入れようとする好奇心や、技術を自分のものにしていこうという気概が求められます。

7-3.正確に仕事ができる方

溶接工の仕事は、どのようなシーンでも正確に作業をこなせる方に向いている仕事です。「これくらいで良いだろう」という大雑把な気持ちがあると作業のズレが生じ、欠陥品を生み出す原因となります。

注意深く丁寧に仕事を進められる方こそ、溶接工として活躍できる人材といえるでしょう。

7-4.体力に自信がある方

溶接工の仕事は、中腰や立ちっぱなしのまま長時間の作業をすることも多く、途中でふらついてしまうと非常に危険です。

また、高所や不安定な現場で作業する際には、踏ん張りをきかせるために全身の力を使うこともあります。そのため、足腰を中心にした筋力や体力があると仕事の質やスピードが上がるでしょう。

なかには休日に筋トレをしている方もおり、仕事をこなす体力を維持・強化することが求められます。

7-5.段取り上手な方

溶接工の仕事は、普段から段取りを組む習慣がある方に向いています。溶接工は限られた時間のなかで高品質な製品を仕上げる必要があるため、作業を効率的に進めるための段取りが重要です。

例えば材料の準備や機械の設定、作業手順の確認など、本格的な溶接作業に入る前に、綿密な段取りを組むことが求められます。

そのため普段から何かをおこなう際に、まず段取りを考える習慣がある方は、溶接工の仕事に向いているといえるでしょう。

8.溶接工の仕事がおすすめできない方

以下のような方は、溶接工の仕事は向いていません。

  • 快適な労働環境で働きたい
  • 体を使わない仕事をしたい

それぞれ理由を詳しく解説します。

8-1.快適な労働環境で働きたい

快適な環境で働きたい方は、溶接工の仕事はおすすめできません。

溶接作業は、高温の火花や強い光、熱気にさらされる環境下でおこなわれます。常に適温・適湿の環境で働きたいと思っている方にとっては、溶接工の労働環境は過酷に感じられるでしょう。

また溶接作業では防護服や保護具の着用が欠かせません。長時間、重装備で作業をおこなうため、快適とは言いにくい面があります。

ただし溶接工の労働環境は、安全性を最優先に考えて整えられています。高温や有害物質から身を守るための設備や装置が導入され、作業者の健康が守られているのです。

8-2.体を使わない仕事をしたい

体を使わない仕事がしたい方は、溶接工に向いていません。溶接作業は、体を動かしておこなう肉体労働です。溶接トーチを持っての手作業や、材料を運んだり組み立てたりと、体を使う場面が多くあります。

デスクワークのように、じっと座って仕事をすることは基本的にありません。そのため体を動かすのが苦手な方や、肉体労働を避けたい方には、溶接工の仕事は向かないでしょう。

しかし体力仕事は、健康面でのメリットが多いです。

適度な運動は、身体機能の維持・向上につながります。また自分の手で物を作り上げる喜びは、肉体労働だからこそ味わえます。溶接工は体を使う大変な仕事ですが、モノづくりの喜びを感じられる魅力的な職業です。

9.溶接工として働くために必要な資格

溶接工の仕事に役立つ資格は多数ありますが、そのなかでも初期段階で取得しておきたい2つの国家資格を紹介します。

  • アーク溶接作業者
  • ガス溶接技能者

上記2つを取得しておくと、実務に役立つだけではなく、他の資格勉強でも基礎知識が活かせるはずです。

9-1.アーク溶接作業者

アーク溶接作業者は、アーク(火花)を利用した溶接技術を証明する資格です。

取得には3日間で学科講習11時間、実技講習10時間受ける必要があります。18歳以上であれば受講できるため、チャレンジしやすい資格の一つです。

以下の記事では、アーク溶接作業者の仕事について詳しく解説しています。

9-2.ガス溶接技能者

ガス溶接技能者は、可燃性ガスと酸素を用いて金属を溶接、溶断、加熱する技術力を証明する資格です。

学科、実技ともに1日ずつ講習を受ける必要があり、学科は9時間、実技は5時間となっています。受講資格は設けられていないため、社会人経験がない18歳未満の方でもすぐに資格取得を目指せます。

以下の記事では、ガス溶接技能者の仕事について詳しく解説しています。

10.まとめ

アーク溶接作業者は、体力が求められることや、過酷な労働環境など、他の製造業とは違った大変さがある仕事です。そのぶん、モノづくりに携われることや、作ったものが人々の生活を支えることの喜びを感じられる仕事でもあります。

ただし快適な労働環境を求める方や、体を使わない仕事を希望する方は努力が必要です。モノづくりが好きで体力に自信がある方は、ぜひJOBPALで求人を探してみてはいかがでしょうか。

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